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自作物語

1 :Adgjmptw:2024/03/16(土) 00:26:44.44 ID:x47jEq3g9
自分が考えた設定の物語を書きます

2 :Adgjmptw:2024/03/16(土) 00:27:09.48 ID:x47jEq3g9
誰か来ないかな

3 :Adgjmptw:2024/03/16(土) 00:31:36.63 ID:x47jEq3g9
まずジャンルから

4 :Adgjmptw:2024/03/16(土) 11:32:45.80 ID:x47jEq3g9
ロボット系
異世界系
能力系
など

5 :名無し(北陸ニキ) ◆yL06b9mJTs:2024/03/16(土) 17:33:39.62
こんちは
このトリップは試験用です

6 :名無し(北陸ニキ) ◆e1LfRiIKGM:2024/03/16(土) 17:34:08.24
普通使用用トリップに切り替えました

7 :名無し(北陸ニキ) ◆e1LfRiIKGM:2024/03/16(土) 17:38:55.83
ドラえもんみたいな日常生活の中に面白おかしい物語がある話

8 :創る名無しに見る名無し:2024/03/16(土) 20:09:21.06 ID:IGRAe5AeR
脳筋

9 :Mi☆コアラ:2024/03/16(土) 20:09:44.84 ID:IGRAe5AeR
上俺ね

10 :Adgjmptw:2024/03/16(土) 20:37:02.34 ID:kP1c4YeLw
久しぶり

11 :Adgjmptw:2024/03/16(土) 20:37:24.78 ID:kP1c4YeLw
ロボット系かな

12 :Adgjmptw:2024/03/16(土) 20:38:12.02 ID:kP1c4YeLw
アクション混じるけど大丈夫?

13 :Adgjmptw:2024/03/16(土) 20:40:30.40 ID:kP1c4YeLw
※システムに誤解されて戦ってた

14 :Adgjmptw:2024/03/16(土) 20:42:49.78 ID:kP1c4YeLw
ご飯食べてきます

15 :Mi☆コアラ:2024/03/16(土) 21:18:11.07 ID:IGRAe5AeR
白神シュウ

16 :Adgjmptw:2024/03/16(土) 22:16:05.31 ID:x47jEq3g9
戻って来ました

17 :Adgjmptw:2024/03/16(土) 22:17:13.34 ID:x47jEq3g9
ロボってことでOK?

18 :創る名無しに見る名無し:2024/03/16(土) 22:23:49.14 ID:IGRAe5AeR
戦闘

19 :Adgjmptw:2024/03/16(土) 22:29:59.99 ID:x47jEq3g9
あるで

20 :Adgjmptw:2024/03/16(土) 22:30:43.07 ID:x47jEq3g9
ロボのタイプ
ガンダムより
ゾイドより

21 :Mi☆コアラ:2024/03/16(土) 22:34:04.50 ID:IGRAe5AeR
俺が戦えればいい(脳筋)

22 :Adgjmptw:2024/03/16(土) 22:48:58.81 ID:x47jEq3g9
今回は他者の干渉は無しです

23 :創る名無しに見る名無し:2024/03/16(土) 22:52:09.05 ID:IGRAe5AeR
オーマイガー

24 :Adgjmptw:2024/03/16(土) 22:54:17.75 ID:x47jEq3g9
ロボのタイプを選んで欲しい
ガンダムより=自分で操縦
ゾイド=ロボと協力

25 :Adgjmptw:2024/03/16(土) 22:54:50.24 ID:x47jEq3g9
>>23ストーリーに関わらせるのが難しい

26 :Adgjmptw:2024/03/16(土) 23:22:50.61 ID:x47jEq3g9
今回は此処まで、続きは明日の夜9時から、それじゃ

27 :Adgjmptw:2024/03/16(土) 23:23:55.57 ID:x47jEq3g9
>>26訂正
17日 日曜日夜9時から

28 :Adgjmptw:2024/03/16(土) 23:24:35.31 ID:x47jEq3g9
ロボットのタイプを選んでおいて欲しいな、( `・ω・´)ノ ヨロシクー

29 :名無し(北陸ニキ) ◆e1LfRiIKGM:2024/03/17(日) 18:23:07.97
おい

30 :Adgjmptw:2024/03/17(日) 19:37:44.60 ID:cfs3MDx4l


31 :Adgjmptw:2024/03/17(日) 21:02:58.87 ID:cfs3MDx4l
きたよ

32 :Adgjmptw:2024/03/17(日) 21:04:26.72 ID:cfs3MDx4l
決まったかな

33 :Adgjmptw:2024/03/17(日) 21:27:32.38 ID:cfs3MDx4l
誰か来ないかな

34 :Adgjmptw:2024/03/17(日) 22:19:59.70 ID:cfs3MDx4l
誰も来ないので抜ける、今度は月曜日に

35 :Adgjmptw:2024/03/18(月) 19:52:00.54 ID:Pdce7doEs
来ました

36 :Adgjmptw:2024/03/18(月) 19:56:00.81 ID:Pdce7doEs
金曜日の夜にまた来るよ

37 :Adgjmptw:2024/03/22(金) 20:07:01.04 ID:dkb5kLzYw
来ました

38 :Adgjmptw:2024/03/22(金) 21:00:20.11 ID:dkb5kLzYw
ゾイドよりでい

39 :Adgjmptw:2024/03/22(金) 21:08:16.42 ID:dkb5kLzYw
良いですか

40 :Adgjmptw:2024/03/22(金) 21:10:11.62 ID:dkb5kLzYw
書きます

41 :Adgjmptw:2024/03/22(金) 21:11:38.89 ID:dkb5kLzYw
能力系に変更します

42 :Adgjmptw:2024/03/22(金) 21:12:23.67 ID:dkb5kLzYw
>>7採用

43 :Adgjmptw:2024/03/22(金) 21:28:52.28 ID:dkb5kLzYw
俺には変な能力がある、杉山 大和、高校一年生、入学式の日に遅刻しそう
大和「やべぇ、遅刻する!」
遅刻理由?おばあちゃんの道案内してたら家の辺りまで戻って来てた
大和「仕方がない、使うか」
この男の能力、それは…… 霧を出す能力、範囲や濃さを自在に決められる、そしてこの霧が発生している間身体能力が向上する
大和「間に合うかぁ?」
霧を狭い範囲に出しながら全力で走る、身体能力の向上範囲は人外並み、走っている姿は雲が地面すれすれを流れているようだ
大和「信号赤じゃねぇか」
大和は足に力を込めて思いっきりジャンプする
大和「いやぁ余裕余裕♪」
そうして高校前
大和「ふぅ、あぶねぇ遅刻するとこだった」
顧問の先生「おーい!門しめるぞ!」
大和「うっす!」大和は入学式と簡単な説明の後帰路についた

44 :Adgjmptw:2024/03/22(金) 21:29:53.67 ID:dkb5kLzYw
ヒロインとの関係決め忘れてた

45 :Adgjmptw:2024/03/22(金) 22:23:39.17 ID:dkb5kLzYw
帰路の途中
大和「しかし、高校生になっても発現しなかったな」
実はこういう能力を持った人はこの世にたくさんいる、だが本来能力を100%で使用する際は不思議なコスチュームが己の身を包む『変身』があるのだが、大和にはそれがないのだ
大和「俺も欲しいなぁ、カッコいいコスチューム…」
そんなことを考えながら歩いていると
???「うわ〜!た〜す〜け〜て〜!」
大和「?、なんだ」
声のする方に視線を向けると
大和(壁から尻が生えて喋ってる…)
そこには廃墟の塀に突き刺さった誰かだった、声の高さと服装的に女性のようだ
???「!そこに誰かいますね!よかったぁ、すみませんが抜いてください!」
大和「いやどうしろと!?」
さすがにリアルでこんなこと起こると困惑する
???「あ!あなた能力ありますか?」
大和「あるけど…」
???「能力は?」
大和「霧を出す能力」
???「終わった〜」
大和「失礼だな!」
大和「そう言えばあなたの能力は?それと名前」
???「私の名前は島風 奈菜ですぅ、能力は『潤滑』ですぅ、猫追いかけて潤滑で抜けようとしたら詰まりましたぁ」
大和「もっかい潤滑発動すれば…」
奈菜「勢い付けて突っ込んだので出られないんです」ドヤァ
大和「お前今ドヤったろ」
能力は10%抵当なら変身無しで使用できるのだ

46 :Adgjmptw:2024/03/22(金) 22:45:30.25 ID:dkb5kLzYw
大和「しっかし困ったなぁ」
奈菜「うぅ」
大和「そうだ!」
奈菜「?、どうするんですかぁ?」
大和「とりあえず能力を発動してくれ」
奈菜「はい、発動しましたよ…ひゃっ!」
大和は能力を発動して奈菜の足を掴むと思いっきり引っ張る
奈菜「あ!抜けそう!抜けそうです!」
大和「うおぉぉぉぉ!」
そして……
スポッ
奈菜「きゃ!」
大和「ぶべら!」
奈菜が大和の上に乗っかるように後ろに吹き飛ぶ
奈菜「いったた…は!だ、大丈夫ですか!」
大和「いっつつ、大丈夫大丈夫」
大和は奈菜の腕を引き、起き上がる
奈菜「改めて、私の名前は島風 奈菜、高校一年生、その制服を見るに同じ高校だったんですね」
彼女は青いロングヘアが特徴的だった
大和「俺の名前は杉山 大和、同じ高一だよろしくな」
大和は黒い短髪に赤い瞳が特徴的である
奈菜「こちらこそよろしくお願いします」
そう言って二人は帰路に付いたのだが……
奈菜「あれ!」
大和「なんでここに…反対方向じゃぁ」
奈菜「買い物にスーパーへ寄っただけですよ」
大和「まじかぁ」
奈菜「では、お隣さんとしてもよろしくです」
大和「ああぁ、よろしく」
二人はお互いの家に入っていった

47 :創る名無しに見る名無し:2024/03/23(土) 16:39:42.82 ID:1Ng5dTn3i
なるほどね

48 :家の中にモールス信号:2024/03/23(土) 23:13:44.45 ID:SC+onqYkA
やあ

49 :Adgjmptw:2024/03/23(土) 23:33:39.96 ID:tMbyPASuq
こんちは

50 :Adgjmptw:2024/03/23(土) 23:51:10.00 ID:tMbyPASuq
初登校日
明け方、大和の家のインターホンがなり大和はまだ眠い目を擦りながらでた
大和「はぁい、どちら様で…」
奈菜「大和くん!一緒に行きましょ!」
大和「は?」
玄関には奈菜の姿があった、一緒に登校するために来たようだ
大和「あ?登校時間にはまだはぇぞ…」
奈菜「あれ?覚えてない?初登校日はいつもの時間より1時間早いよ」
大和「マジ?」
奈菜「うん」
大和は少し考えると「わりぃ、少し待ってくれ」と言い大慌てで準備を始めた
数分後…
大和「すまねぇ!」
奈菜「大丈夫、行こう」
二人は雑談しながら歩き始めた
大和「そういやぁ、時間大丈夫か?」
奈菜「大丈夫、この腕時計で時間を確認したから」
大和「その秒針動いてなくね?」
奈菜「え?」
大和は自分のスマホで時間を確認すると既にホームルームの30分前をきっていた

51 :Adgjmptw:2024/03/24(日) 00:14:10.10 ID:S2pDHZhCR
奈菜「ごめんなさい…」
大和「意気消沈してねぇで走るぞ」
二人は全速力で住宅街を走り抜ける、しかし……
奈菜「ぜぇぜぇ、も、もう走れません…」
大和「マジか!仕方ねぇ、すまん!」
大和は奈菜の手を握ると能力を発動して、走り出す
奈菜「へ!?ちょちょ、早いです!」
大和「悪いが、我慢してくれ」
大和に手を引かれた奈菜は潤滑を発動して滑るように移動する
奈菜「恥ずかしいけど凄いスピードです!強化系ではないのに、不思議です!」
大和「まぁ、深いことは気にすんな」
全速力で走って校門前まで付いたものの…
顧問の先生「あ!いつぞやの!今回は許さないぞ」
顧問の先生が門を閉めようとした時
大和「仕方ない、『スモーク』!」
顧問の先生「うわ!」
奈菜「きゃ!」
高濃度の霧が先生を覆い視界を奪う
顧問の先生「くそぉ!…な?!」
大和「すいません先生、次から気ぃ着けます」
奈菜(へ?!今、今!お姫様抱っこされた!?いやいやそんなわけ……)

52 :Adgjmptw:2024/03/24(日) 00:37:13.20 ID:S2pDHZhCR
顧問の先生「本当に、今度は気付けろ」
大和「うっす!」
そうしてお互いのクラスを探すとなんと同じクラスだった
担任の先生「では、これからお互いによろしくお願いします」
クラス一同「よろしくお願いします!」
そうして昼休み
???「よお、これから仲良くしようぜ!」
大和「ああ、よろしくな」
???「俺の名前は庚塚賢人!お前の名前は?」
         (かねつか けんと)
大和「俺の名前は杉山 大和だ」
賢人「大和か、強そうな名前だな!」
大和「はは!」
奈菜もどうやら友達ができたようだ
奈菜「改めてよろしくね」
大和「よろしく」
次の日
担任の先生「はい!今日は身体測定それと能力測定を行います、準備ができたら体育館に集まるように」
クラス一同「はーい」
体育館
賢人「大和、自信あるか?」
大和「かなりあるぞ」
賢人「じゃあ勝負しようぜ!」
大和「望むところだ!」
奈菜「なんだか男子盛り上がってるね」
女子友達「男の子ってこういうの好きだよね」
奈菜「でも楽しそう」
女子友達「その元気で前向きなままでいて…」
奈菜「?」
身体測定終了後
賢人「負けたあぁぁぁ」
大和「しっ!」
僅差で大和が勝利

53 :Adgjmptw:2024/03/24(日) 01:20:13.30 ID:S2pDHZhCR
担任「次は能力測定です」
賢人「そういやぁ、能力測定って何だろ?」
大和「さぁ?」
担任「能力測定は『変身』を発動し、その上で身体測定を改めて行い能力による身体能力の変化と能力の詳細を調べます、頑張って下さい」
クラス一同「はい!」
みんなが思い思い変身する中で
賢人「あれ?大和変身しないのか?」
大和「俺のは変身出来ないんだよ」
賢人「100%でも?」
大和「でも」
賢人「大変だな!」
大和「軽ぃなオイ」
賢人「そういえば大和の能力って?」
大和「霧を出す能力」
賢人「物質系か、俺は『金属操作』の能力、同じ物質系だな!」
大和は賢人のコスチュームを見る、確かに甲冑をイメージする形をしている
賢人「まあ俺らは強化系や物理系には敵わんさ、相性最悪だ」
大和「?、何故」
賢人「強化系は物質壊してくるし、物理系は干渉されたら終わりだ」
大和「だったらおいらは抵抗するで」
賢人「どうやって?」
大和「拳で」
賢人「www」
そんなことを話ながら能力測定が始まった
担任「最初は破壊力、始め」
そう言いながら大きなパンチングマシーン的なものが出てきた
賢人「ま、結果変わらなくても全力でやろうぜ」
大和「だな!」
そして大和の番が回ってきた
賢人「大和、頑張れよ!」
その他男子「変身も出来ないのに」「無理無理w」
奈菜「大和くん!頑張れー!」
担任「始め!」
大和は呼吸を整え、腕から煙のように霧を出しながら殴ると
バゴッ…フュュュ……ベキャ
その他男子「へ?」「は?!」
賢人「大和お前スゲーな!」
奈菜「大和くんすっごーい!」
担任「杉山 大和、破壊力強化系以上」
こうして大和は全男子に見直され物質系の目標になった、それと同時に一部男子から憎しみの目を向けられるようになった(女子に応援されたから)

54 :Mi☆コアラ:2024/03/24(日) 20:45:35.72 ID:lVR5YtL5P
やっぱ超パワーて地味だよな…

55 :Mi☆コアラ:2024/03/24(日) 20:50:52.86 ID:lVR5YtL5P
アルティメットフィジカルパワーで

56 :家の中にモールス信号:2024/03/24(日) 21:12:58.31 ID:i94QxXsh2
やあ

57 :家の中にモールス信号:2024/03/24(日) 21:13:57.48 ID:i94QxXsh2
元「フレンジー&ランブル好き」です

58 :創る名無しに見る名無し:2024/03/24(日) 22:51:25.59 ID:lVR5YtL5P
ややや

59 :Adgjmptw:2024/03/25(月) 02:24:00.24 ID:yrfLBf8GB
数日後、すっかりクラスに馴染んだ
賢人「なあ、大和そろそろあれだな…」
大和「ああ…あれだ」
大和&賢人「「体育祭!」」
この高校には有名な体育祭がありその名物はトーナメントバトルである

60 :Adgjmptw:2024/03/25(月) 02:43:05.95 ID:yrfLBf8GB
男子は強制参加、女子は自由参加の圧倒的贔屓が垣間見える
大和「まさか強制参加とはな」
賢人「面倒だけど燃えるぜ!」
大和「俺はお前の前向き的思考を尊敬する」
奈菜「大和くん、賢人くん、何の話をしてるの?」
大和「トーナメントバトル」
奈菜「ああ、確か男子は強制参加なんだっけ」
賢人「そうだぜ!強化系、物理系の独壇場だけどな!」
大和「面倒だ」
奈菜「そういえば、賢人くんの能力は『金属操作』だけどこれって物理系じやないの?」
賢人「金属限定だし金属を自分で生成できるから、だと」
奈菜「だったら考えようによっては自分は武器ありで戦えるけど」
賢人「確かに!」
大和「てか、金属自分で出せるの初耳なんだけど」
奈菜「うん」
賢人「あれ?言ってなかったっけ」
大和「……お前、物忘れ治せよな」
賢人「?」
女子生徒「奈菜ちゃん!ちょっと来て!」
奈菜「はーい!じゃ!大和くん!頑張って!」
大和「おう!」
賢人「名指しで激励か、羨ましいな」
大和「?、そうか?」
賢人「お前らはそのクソボケを治そうな」
大和「?」
奈菜「へっくち!」
女子生徒「大丈夫?」
奈菜「うん、風邪かな?」

61 :Adgjmptw:2024/03/25(月) 03:12:07.03 ID:yrfLBf8GB
数日の間体育祭へ向けての練習や準備が進められていた
とある休憩時間
大和「?、何読んでんだ?」
奈菜「あ、これ?『一人の騎士とお姫様』っていう小説だよ」
大和「どういう話なんだ?」
奈菜「大剣を持った騎士とエルフのお姫様が偽物の神さまを倒すっていう恋愛小説なんだ」
大和「話を聞く限り恋愛要素ゼロだぞ、けど面白そうだな今度貸してくれ」
奈菜「うん!いいよ」
大和「ありがとよ」
奈菜「読みたくなったらいつでもかすよ、隣だし」
そうして準備は着々と進み体育祭当日
大和「よし!行くか!」
賢人「おう!」
奈菜「二人共!頑張れ!」
選手宣誓のため台の前に並ぶ、このトーナメント戦のために市がドームを貸してくれたのだ…うちの高校の影響力凄い
第1試合
審判「それでは庚塚賢人 対 ○○○○!始め!」
結果…勝利
大和「よくやった!」
賢人「ありがとよ!お前も頑張れよ!」
大和「ああ!」
そうしてトーナメントが続き
審判「第7試合、杉山大和 対 庚塚賢人!始め!」
大和「お互い全力だ!」
賢人「おう!」
「「変身!!」」
お互いに全力を出すため変身をする

62 :Adgjmptw:2024/03/25(月) 03:53:29.45 ID:yrfLBf8GB
奈菜「大丈夫かな…」
女子生徒「なんで?」
奈菜「大和くん、変身が出来ないから、バカにされないか心配で…」
女子生徒「あれ?大和くん、変身出来てない?」
奈菜「え!?」
奈菜は観客席から大和を見る、そこには人の形の雲を後ろに流したようなコスチュームを纏った姿の大和が
体育祭前日
大和「そういやコスチュームどうしよ」
賢人「じゃあさ、霧を身体中から出してコスっぽくすれば?」
大和「それだぁ!」
そして現在…
賢人「いくぞおぉ!」
大和「煙幕噴射!」
大和は能力で広範囲に霧を発生させる
賢人「うお?!見失った!」
客「なんだあれ!」「すげぇ、何も見えねぇ」
霧の中で賢人は周りを見渡す
賢人「くっそ!何処だ…うわ!」
大和「ちっ!当たったけど効果うっす!そしていってぇ!」
賢人「いや結構吹き飛んだぞ!」
大和は霧を使い奇襲を仕掛けたが金属製のコスで防がれる
大和「やっぱ普通の金属と違うか、クソ硬ぇ」
賢人「見えない所から奇襲とかだいぶ鬼畜ぞ」
そうしていると大和に向かって一つの素早い影が向かってくる
大和「?、な!?」ガシィ
飛んできたのは金属バットだった
賢人「当たると思ったんだけど…よ!」
大和「ちょ!うお?!」
すると金属バットは振り上がって戻っていった
賢人「俺からはお前は見えないけどよぉ、俺からは弾幕張れんだ…ぜ」
すると霧の向こうから大量の金属バットが飛んでくる
大和「クソぉ!こっちからは位置がわかんのに弾幕濃すぎて近づけねぇ…」
外からは戦いは見えないがバリア障壁に大量の金属バットが当たる音が響く
客「なんだなんだ!?」「なにがどうなってる!」「こんなワクワクする試合久々だ」
奈菜「大丈夫かな」
女子生徒「ダイジョブでしょ、あいつら頑丈だし」
奈菜「うん…」

63 :Adgjmptw:2024/03/25(月) 04:52:58.56 ID:yrfLBf8GB
一方霧の中
大和「はっ!せっ!やっ!おら!」(見切れるようになったがやっぱいくつか当たる!)
賢人「くっ!オラオラ!」(マズイな見切られてきた…)
戦いが激しくなるにつれお互いに体力を消耗し続けた
賢人「おいおい、霧が薄くなってんぞ!疲れてんのか!?」ゼェゼェ
大和「ちげぇわ、全然当たんねぇから情けじゃコノヤロー!」ゼェゼェ
互いに罵倒しあっているが戦いはさらに激化していく
バゴッ バキッ ドカッ ギャリ
大和「おい!そろそろ終わりにすっぞ」
賢人「そうだな、終わりにすっか」
大和は霧を消す、そうして戦いの跡が露になる
客「あ!霧が晴れたぞ!」「二人共ズタボロだ!」「そろそろ終わりか!?」
奈菜「!、凄い傷だらけ!」
女子生徒「かなりの激戦だったぼいね」
二人は仁王立ちでお互いに向き合う
賢人「やっぱ最後は必殺技だよなぁ!!」
大和「だなぁ!」
お互いに体力の限り力を込める、賢人は今まで放った金属バットをまとめあげ巨大な一つのバットへ
賢人「『全力ホームラン』!!」
大和は身体中に霧を巡らせ、体から少し煙を出す
大和「一気に早くなっぞぉ…『スチームブースト』!!」
そして一気に踏み込み接近する
賢人「うおぉぉ!!」
大和「はぁぁぁ!!」
ドッゴォォォォォ…
巨大な爆音の後静寂に包まれる
奈菜「ど、どうなったの?」
審判「しょ、勝者……杉山大和!」
互いに技を放った時大和のほうが早く賢人にボディブローを当てたためである
大和「やっぱお前すげぇよ!」
賢人に向かって手を伸ばす
賢人「お前もな!」
大和の手を取る、すると観客席から歓声が上がる
客「おぉぉぉ!!」「凄いぞ兄ちゃんら!」「良い戦いだった」
奈菜「よ、良かった…」
控え室
奈菜「二人共!凄い戦いだったよ!」
大和「うわ!ちょ、今臭いだろうから抱きつくな!」
賢人「イチャイチャすんなよ…」
大和「してねぇ!」
賢人「もう数試合したら最終戦だ、頑張れよ」
大和「がってんだ!」

64 :Adgjmptw:2024/03/25(月) 04:58:14.62 ID:yrfLBf8GB
そうして最終戦
女子生徒たち「あ!きたわ!」「カイト様〜!」「こっち見て〜!」
カイト「ふっ」キラ
女子生徒たちから黄色い歓声が上がる、黒石カイト、女子人気が凄まじいボンボン
大和「すげぇなこりゃ」
観客席
賢人「凄い歓声だ」
奈菜「あの人女子の間で大人気だからね」
女子生徒「ねえねえ!奈菜も手を振りなって!めったに見れないよ!」
奈菜「私は良いかな」
女子生徒「えー?!なんで?」
奈菜「確かにイケメンだけど良い噂聞かないんだよね」
女子生徒「確かにね…けどイケメン最高!」
奈菜「正直だね」
賢人「その噂はほぼ本当だな、女子の前では良い顔して男子の前だと腹黒だ」
奈菜「それに!私はさらにイケメンな人知ってるしね」
賢人「これで無自覚なんだぜ信じられん」
女子生徒「本当にね…そういえば、カイト様が奈菜狙ってるって噂知ってる?」
賢人「マジで?」
女子生徒「女子の間じゃこの話題で持ちきりよ」
賢人「ま、こいつは見向きもしないだろうがな」
女子生徒「ね〜」
奈菜「?、どうかした?」
試合場
大和「すげぇ人気だな」
カイト「ふっ、君たちとは違うのだよ」
大和「しゃくに障る話し方だな」
カイト「何とでもいいたまえ」
審判「最終戦!開始!」

65 :Adgjmptw:2024/03/25(月) 05:27:39.83 ID:yrfLBf8GB
カイト「では仕掛けさせてもらおう、『銃火器』」
カイトはスーツのコスに颯爽と変身する
大和「!、拳銃!?」
大和に向けて容赦なく発砲する
奈菜「!、なにあれ!」
賢人「あいつの能力は『武器生成』、武器だけだが好きな種類の武器を好きなだけ作り出せる」
奈菜「もはや無敵じゃない!てかあれ物質系じゃ無いでしょ!」
賢人「あれは物質系だ、自然現象を発生させたりでも物質系になる」
奈菜「だいぶガバガバ!」
その間も発砲は止まない
カイト「どうしたんです?変身しないと反撃出来ませんよ?まあ、高い集中力が要りますが」
大和「なめんな!変身!」
カイト「おやおや大した集中力ですね…でも、近づけなければ攻撃出来ませんよねぇ?」
大和「クソッタレ!」
大和はステージの周りを逃げ回る、するとカイトはサブマシンガンに切り替え発砲を続ける
カイト「さあさあ踊りなさい!」
大和「ムカつくやつ!」
カイト「私は空気中の物質からいくらでも武器を作れるのだよ!さっさと投降したらどうだい?」
大和「やーだね!」
そう話ている間にも発砲は続く
大和(しっかしどうすれば…ん?空気中の物質…微粒子…もしかしたら出来るかも!)
カイト「考え事とは余裕ですね、ですがこれでフィナーレです!」
するとカイトは大量の銃火器を作りだし一斉発射する
賢人「あれは避けられない」
奈菜「大和くん逃げてぇ」
大量の鉛が大和に向かって飛んで行くすると…
大和「不動(アンムーブ)」
大和の前で鉛がピタッと止まった
カイト「な?!なに?!」
賢人「鉛が」
奈菜「止まった…」

66 :Adgjmptw:2024/03/25(月) 05:52:57.09 ID:yrfLBf8GB
大和は小さく笑う
大和「はは、ありがとよ、参考になったぜ」
カイト「何だと…」
大和「お前は『空気中の物質から』と言った、何の物質かは知らねぇがその物質を『固めて』んだろ」
カイト「だからなんだ…」
大和「だから俺は霧…いや『特殊な煙』をその場から『動かない』様にした、そうやって壁を作ったんだ」
カイト「あり得るかそんなこと!」
そう言いながら銃を乱射する
大和「届かねぇよ、それとこんなこともできるぜ?」
そう言うと自分の手元に白色の銃が出てきた
カイト「な!?」
奈菜「同じ能力?!」
賢人「違う、真似したんだ、相手の能力を」
奈菜「え?可能なの?」
賢人「いや似た能力だったからだな」
カイト「はっ!そんなものハッタリだろ撃てるわけ…」
言い終わる前に顔の横を弾が通過する
大和「さあ、これでフェアだぜ」
カイト「クソ!」
そうして銃撃戦が始まった
カイト「こっちの弾は当たらんが相手の弾幕が凄まじい…」
大和「オラオラ!」
そうして数十分後
大和「そろそろ終わりだ『アンムーブ』」
カイト「か、体が動かん!?」

67 :Adgjmptw:2024/03/25(月) 06:48:38.26 ID:yrfLBf8GB
大和「体の周りに煙を纏わせて拘束しているからな」
カイト「クソッタレェェェ」
大和「『スチームブースト』、やっぱ終わりはこれでしょ!」
高速で懐まで潜り込むとアッパーカットを叩き込む
審判「しょ、勝者……杉山大和ぉぉぉぉ」
観客席からの拍手喝采がまきおこる
奈菜「やったやった!大和くん勝った!」
賢人「やりやがった!やっぱすげぇ!」
そんなこんなで残りの競技も終わり、体育祭は無事に幕を閉じた…ちなみにカイトはこの一件で女子からの人気が少し低下した
帰り道
奈菜「本当に凄い戦いだったよ!優勝おめでとう!」
大和「あんがとよ」
奈菜「ま、ケガのし過ぎは目に余ります」
大和「うぐ、す、すまん」
奈菜「なので約束してください」
大和「約束?」
奈菜「絶対にケガをし過ぎない、です」
大和「……わかった尽力しよう」
奈菜「やった!では改めて指切りです」
大和「はいよ」
大和&奈菜「「指切り拳万」」
次の日
賢人「しかし、最強技を手に入れたな『不動』と『武器生成』の二つ」
大和「いや、最強って訳じゃあないな」
賢人「なんでだ?」
大和「『不動』は体力と集中力を大量に消費する先手必須の諸刃の剣だし、『武器生成』も耐久性の面に不安がな」
賢人「それでも武器生成が使えるのはデカイぞ」
大和「確かにな」
奈菜「大和くん、これ約束の」
大和「ああ、あんがとよ」
賢人「なにそれ」
大和「小説」
賢人「お前小説読むのか」
大和「それだいぶ失礼」
賢人「にしてももうすぐ梅雨か、早いな」
大和「人の話を聞けよ、まあ確かにな」

68 :Mi☆コアラ:2024/03/25(月) 12:59:20.25 ID:+z2TlmQqf
アルティメットフィジカルパワー
常に自分のフルパワーを発揮できるが
最大使用時間は3分間さらに使った秒数の2条
最大の疲労感が出る

69 :Mi☆コアラ:2024/03/25(月) 20:48:37.48 ID:+z2TlmQqf
コスチューム?知らないな

70 :Adgjmptw:2024/03/26(火) 18:16:42.60 ID:tgf91evVx
奈菜「髪の毛の手入れが大変なんだよね」
賢人「髪を短く切れば?」
奈菜「ん〜、今の形が気に入ってるからいいかな」
大和「確かに似合ってるな」
奈菜「本当?やった!えへへ…わ!」ツルッ
賢人「あぶねぇ!」
大和「スチームクッション!」
奈菜「おっと!」ポフ
賢人「ナニソレェ」
大和「霧の粒子操作技術の応用、軟性を持たせた」
賢人「万能だな」
奈菜「凄いフカフカだぁ」モフモフ
賢人「武器生成というより『形質形成』だな」
大和「何処まで出来るかさっそく次の授業でやってみるか」
次の授業 能力体育
体育の先生「今回の授業は各々の能力の幅を広げる事だ、頑張ってくれ!じゃ先生はここで寝てまーす…」」
大和「職務放棄が凄い」
賢人「色々やってみようぜ」
大和「まあ、やってみるか…何から始めるか」
賢人「うーん…現実のモノは簡単だろうし架空のものとか」
大和「例えば?」
賢人「如意棒とか」
さっそくつくってみる
大和「出来たぞ、劣化番だけど」
賢人「早ない?劣化って?」
大和「伸ばした分脆くなる」
賢人「あらら、完全模倣は無理か、いや完全に『武器生成』を越えたけど」
奈菜「ねえねえ、何してるの?」
大和「奈菜、こっち来ていいのか?」
奈菜「良いんじゃない自由だし、先生寝てるし」
そこにはコス姿の奈菜がきた、アイドル衣装のような動きやすい姿である
大和「如意棒をつくってた」
賢人「出来た、劣化したけど」
奈菜「凄いね!そういえば黒石くんがあっちの方で睨んでたよ」
大和「マジかよアイツ」
賢人「すっかり妬まれてんな」
奈菜「そういえば、何で劣化したの?」
賢人「伸ばした分脆くなるんだと」
奈菜「だったらその粒子の順列を保ったままにすれば?」

71 :Mi☆コアラ:2024/03/26(火) 21:00:36.91 ID:AV7m2YfPC
能力の工夫?
知らないなー

72 :Adgjmptw:2024/03/26(火) 23:15:12.43 ID:tgf91evVx
賢人「どういうことだ?」
奈菜「その粒子ってやつを操作出来るなら形をそのままにすれば良いんじゃない?」
大和「お前、天才?」
賢人「確かにそのそのとうりだな」
大和「やってみるか、『如意棒』!」
大和の手のひらから如意棒が出てくる
奈菜「おお!」
賢人「どうだ?」
大和「……うし、成功だ」
賢人「さっそくだし、カイトの所まで伸ばして見れば?」
大和「いいね!いくぞ!伸びろ!如意棒!」
するとみるみるうちにカイトの顔の横を通過する
カイト「うお?!ちっ!」
カイトはバレるとそそくさと撤退していった
大和「あ、どっかいった」
賢人「良かったなモテモテだ」
大和「男にモテても嬉ないわい」
奈菜「にしても本当に架空の武器を作れるなんてね」
賢人「お前武器の融合も出来そうだな」
大和「さすがにムズい」
奈菜「それでも凄いよ!」
数日後、梅雨の時期に入る
大和「ついに来たな梅雨が」
賢人「ああ雨ばかりでやになるぜ、そういや奈菜のやつ最近ずっと来てないな」
大和「確かに、家から出てくる所も見たことないな」
賢人「お前家近かったのかよ」
大和「お隣だ」
賢人「近いではなく隣人だった」

73 :Adgjmptw:2024/03/27(水) 00:46:03.35 ID:K+9wwdd4H
大和「さすがに心配だな…」
賢人「見舞いくらい行けばいいじゃねぇか」
大和「いやインターホン押しても反応無くてな」
賢人「マジかよ、家に誰か居ねぇのか?」
大和「父親と一緒に暮らしてるらしい、母親は父親の不倫で離婚したんだと」
賢人「個人情報駄々漏れ」
そうして今日の授業を終え帰路につく、外には雨が降っていた
大和「にしても今日は大雨だな…少し寄ってみるか」
ピンポーン………ザァァァァ
大和「……出ねぇな、帰るか」
大和はモヤモヤしたものをかかえながら家に帰った………数時間後
ドンドンドン
大和「?、誰だこんな夜中に、は〜…い!?」
奈菜「…………」ポタポタ
玄関の引戸を開けるとびしょ濡れの奈菜の姿があった
大和「ど、どうした?」
奈菜(ガシッ)
大和「うお?!」
奈菜「お願い!中に入れて!」
鬼気迫る顔で懇願してくる奈菜、大和は辺りを見渡し
大和「…いいぞ」
奈菜「あ、ありがとう!」
家の中に招く
大和「えーっと、とりあえず風呂、風呂入れ、服は洗濯、着るものは俺の貸す」
奈菜「ありがとう…」
大和は奈菜を風呂に送り出し、部屋着とホットミルクを用意する
大和(なんかアイツ、暗かったな)
奈菜「大和くん、お風呂ありがと」
大和「おう、そこに座りな」
奈菜「うん…」
部屋着に着替えた奈菜を椅子に座らせ、ホットミルクを出す
大和「それで……何かあったのか?」
奈菜「……うぅ」ポロポロ
事情を聞こうとすると奈菜は小さく泣き出してしまった
大和「あああ!わ、悪い!言いたくないなら無理に聞かねぇから…」アワアワ
奈菜「ううん、ちゃんと話すよ…」グスッ
そして奈菜はポツポツと話してくれた、自分の親権を譲るよう母親が裁判を起こしたこと、それにキレた父親が自分を監禁したこと……そして自分が売られそうになったこと
大和「聞いているだけでムカつくぜ」
奈菜「ありがとう、怒ってくれること、それと、助けてくれたこと…大丈夫明日には出ていくから」
大和「出ていっていく宛あるのか?」
奈菜「うっ…」
大和「一時うちに居とけ、匿っといてやる」
奈菜「え…いいの?」
大和「ああ」
奈菜「ありがとう…ありがとう!」ブワァ ポロポロ
大和「ああ、泣くな泣くな、明日は休みだから日用品を買いにいくぞ」
奈菜「う、うん」ズビッ
翌朝
大和「ふわぁ、よく寝た…?味噌汁のいい香りが」
一階に降りるとよれたシャツにエプロン姿の奈菜が
奈菜「大和くん、おはよう!朝ごはんつくったからよかったら食べて」

74 :Mi☆コアラ:2024/03/27(水) 18:26:19.34 ID:r9DDlWhw9
能力のある世界だから人身売買が多いのか?
ちな俺の父の能力超
パワー母の能力筋肉膨張
姉はアクロバティック
脳筋家族だ

75 :Adgjmptw:2024/03/27(水) 21:35:26.35 ID:K+9wwdd4H
>>74この父親がクズなだけです

76 :Mi☆コアラ:2024/03/27(水) 22:51:39.19 ID:r9DDlWhw9
(母方)じいちゃん 無能力
ばあちゃん 軟体
(父方)じいちゃん ハイパービースト
ばあちゃん 浮遊

77 :Adgjmptw:2024/03/27(水) 23:12:55.09 ID:K+9wwdd4H
大和「あんがとよ、いただくわ(朝から眼福)」
奈菜「はい!」
大和「!、この味噌汁うめぇな」
奈菜「えへへ、嬉しい♪」
二人は朝ごはんを食べながら今後の予定を話した
大和「今日は日用品を買いにいくぞ、それと着るもの」
奈菜「何から何までありがとう、何かお礼するよ」
大和「いい、困った時はお互い様だ、ごちそうさん」
奈菜「ご馳走さまでした」
大和「行くぞ、今日まで俺の服貸す」
奈菜「は〜い……たまに洋服借りていい?」
大和「足りなかったら貸す」
奈菜「やった!」
大和「?」
ショッピングモールにて
大和「女は本当に必要なものが多いな」
奈菜「女の子はデリケートなのよ」
大和「そうなのか」
奈菜「そーなんです!」
そうして店を回り……帰宅中
大和「そういやお母さんとは仲良かったのか?」
奈菜「お母さんはいい人だったよ、ほとんど一緒だったと思う」
大和「それじゃあお母さんが裁判に勝てるといいな」
奈菜「うん…あ!バックとか教科書どうしよう……」
大和「親父は家に居るのか?」
奈菜「多分……いる」
大和「よっしゃ取り(盗り)に入るぞ」
奈菜「だ、ダメだよ、捕まっちゃう!」
大和「いや友達(お前)の家にお邪魔するだけだが?」
奈菜「あっ、そっか」
奈菜家の前
奈菜「どうやって入るの?」
大和「二階の窓から」
奈菜「鍵掛かってるよ」
大和「ん」(手のひらから霧)
奈菜「あ〜…」
スーカッチャァ…カラカラ
奈菜「すんなり入れた…出るときあんなに苦労したのに…」
大和「親父の顔一発殴ってきていい?」
奈菜「ダメダメ!(小声)」
大和「ちぇ、じゃあさっそく必要最低限の道具持ってトンズラしますか」
奈菜「うん」
さっさと奈菜が学校のバックに道具を入れ外に出る
奈菜「さっと出れた、後始末も完璧」
大和「取り敢えず、これでバレねぇ」
奈菜「なんだか手慣れてるね」
大和「ガキの頃、イタズラの後始末とかやってたからな」
奈菜「いたずらっ子だったんだ」

78 :Mi☆コアラ:2024/03/27(水) 23:37:27.09 ID:r9DDlWhw9
父ちゃんにもじいちゃんにも勝ったことねえ

79 :Mi☆コアラ:2024/03/27(水) 23:40:09.39 ID:r9DDlWhw9
スレの内容には関係ない番外編建てていいか?

80 :Adgjmptw:2024/03/28(木) 02:06:03.90 ID:p9WRfUoCs
大和「まあいいだろ、帰るぞ」
奈菜「うん!」
翌日奈菜と一緒に学校に行くと心配していた方々から詰め寄られたのは言うまでもない
昼休み、事情説明後
女子生徒「それは…大変だったね…」
賢人「てことは今は大和の家で居候という訳だ」
大和「そういう事だ、そういや牛乳あったか?」
奈菜「確かなかったよ」
大和「じゃあ帰りにスーパーによるか」
奈菜「そうだね、今日の料理当番は大和くんだよ」
大和「そうだな、手を振るおう」
女子生徒「仲が深まってるね〜」
賢人「新婚さんですかコノヤロー」
奈菜「な、なななな///」
大和「いじってやるな…」
女子生徒「しかし、親子問題か…」
賢人「助けてやりたいが裁判だしな…」
女子生徒「親父の方が問題起こせば…」
賢人「何する気だ」
大和「やめとけ」
奈菜「ははは!みんなありがとう!」
数日後…
ドンドンドン!!
大和「うるせぇ!何事だ?!」
奈菜「あ、あああ!お、お父さん…」
大和「!、ついに突き止めて凸してきたか」
島風父「出てこいや!わかってんだぞ!」
奈菜「大和くん、ヤバいよ!お父さん包丁持って来てる…」
大和「………これは丁度いいな、奈菜通報宜しく!」
奈菜「お父さんはどうするの?」
大和「俺が相手する」
奈菜「え」
大和は玄関の扉を開ける
島風父「あ?何のようだガキ」
大和「なんだじゃねぇ、人ん家の扉強く叩くな壊れる」
島風父「しらねぇよ、早く奈菜を出せ」
大和「なんで奈菜が要るんだ?」
島風父「そりゃあ、風○で働いて貰うためだ」
大和「は?バッカじゃねぇの」
奈菜「な、なんで煽ってるの!」
島風父「んだとてめぇ!ぶっ○ろす!」
大和に向かって包丁を持って突っ込んでくる、大和はそれを片腕で受け止める
奈菜「大和くん!」
島風父「は!これで…!」
大和「いやぁ良かったぜ、これで……殴る理由が出来た」プシュー
島風父「?なんだ」
大和「ふっ!」ドゴォ
島風父「ぐぼはぁ」
大和は島風父を殴り飛ばし雨が降る外へ
大和「気絶したか?」
島風父「くっ」
大和「起き上がりやがった!」
奈菜「気を付けて!お父さん強化系なの!耐久力の!」
大和「ほぉ、殴りがいがある」
島風父「ち!不意打ちで倒れるかよ!」
島風父は既に変身していた
大和「頑丈そうだな」

81 :Adgjmptw:2024/03/28(木) 02:10:46.13 ID:p9WRfUoCs
島風父「変身しないとは、煽ってんのか」
大和「変身出来ないんじゃい!」
ゴロゴロゴロ
大和「天気わりぃな」
島風父「何気にしてんだぁ、俺はな特殊意外で倒されたことねぇよ!」
大和「そうか、よ!」
大和は島風父を変身状態で殴る
島風父「ちっ!」ドゴォ
大和「絶えた!?タンクマンかよ」
島風父「はっ、効かねぇよ…うお!」ピシャァーン
すると近くに雷が落ちる
大和「!、弱点教えてくれてありがとさん」
島風父「?、何言ってんだ?お前の能力は煙をちょっとだけ出す能力じゃねえか」
大和「手加減したんだよ、ありがとよ能力の解釈が広がった」
バチバチ…バチバチバチバチ
島風父「?!」
奈菜「な、雷雲?」
大和「雷の原理は知ってるだろ、雲の中の原子がぶつかり合い発電、電気をつくる、それを今ここで再現する!」
島風父「あり得るかよ?!」
大和「あり得るんだよ!『前方放電』!」
島風父「あばばば!…」シュウウウ

82 :Mi☆コアラ:2024/03/28(木) 10:59:23.95 ID:Z+SRL7Bwm
ちなみに能力使えば空飛べるで

83 :Adgjmptw:2024/03/28(木) 20:56:38.43 ID:Qk6mEXzSv
数分後に警察到着

84 :Mi☆コアラ:2024/03/28(木) 21:29:37.65 ID:Z+SRL7Bwm
そもそも高校生で風〇てだめでしょ

85 :Adgjmptw:2024/03/28(木) 22:17:41.30 ID:Qk6mEXzSv
警察官「大丈夫ですか?」
奈菜「はい、大丈夫です」
大和「僕も大丈夫です」
警察官「良かったです、それで犯人は?」
大和「ここです」
電気で痺れて倒れている島風父を指差す
警察官「…これは誰が」
大和「俺っす」
警察官「何故?」
包丁が刺さった腕を見せながら
大和「正当防衛になるっすか」
警察官「ま、まあなるぞ、痺れているだけだからな」(困惑)
大和「なら良かったす」
その後島風父の身柄と大和の腕に刺さった包丁を警察に引き渡した
大和「…取り敢えず一件略着…だな」
奈菜「…………」
警察が帰った後奈菜に治療して貰っていた
奈菜「約束、守ってて言いましたよね」
大和「……すいません」
奈菜が包帯を巻き終えると
奈菜 ポカポカ
大和「な、奈菜?」
奈菜「大和くんが傷付くのが嫌なんです…なのでやめてください」
大和「うっす…」
その数日後、この事件が決め手となり奈菜の母親が裁判で勝利、奈菜は母方に引き取られたが今も近くに住んでる
賢人「しかしどうにかなってよかったな」
大和「俺は奈菜に説教食らったがな」
奈菜「それは約束破った大和くんが悪いです」
大和「悪かったて」
女子生徒「どうにかなってよかったね」
奈菜「それで大和くん大怪我したんだよ!」
女子生徒「惚れてるね〜、告ったん?」
奈菜「し、してないしてない!まだしてないって!」
女子生徒「『まだ』〜?」
奈菜「あう〜///」
賢人「そういやお前名前なんだ?」
女子生徒「私?私の名前は橋本葵です、改めてよろ!」
賢人「よろ!」
大和「軽!」
賢人「そういやお前また能力拡張されたらしいな」
大和「『属性追加』だな、様々な属性や性質の追加だと」
葵「例えば?」
大和「雷を起こしたり、発火させたり、腐敗させたりと色々だ」
賢人「最強が更にパワーアップしたな」
奈菜「出来ないこと無さそうだね」
大和「まだまだ奥が深いワケわからん能力だ」
葵「そうだ!問題解決祝いにゲーセン行こ!」
賢人「いいね!」
奈菜「いいよ」
大和「OK」
葵「それじゃあレッツゴー!」

86 :Mi☆コアラ:2024/03/28(木) 22:25:38.63 ID:Z+SRL7Bwm
無能力のじいちゃんは剣道の指導やってる

87 :Adgjmptw:2024/03/30(土) 01:10:43.23 ID:QhAOx/uGQ
ゲーセンにて
葵「なにからする?」
賢人「やりたいやつあるからそれからでいいか?」
葵「いいよ!」
奈菜「何するの?」
賢人「これだ!」
パンチングマシーンに手をおく
賢人「能力測定では負けたが素のパワーはどっちが上か勝負だ、大和!」
大和「いいぜ、やってやる!」
葵「マックス500だね」
奈菜「二人とも頑張れー」
賢人「まず俺から…オラァ!」
テルテルテルテル…テン!294
賢人「どーよ!」
奈菜「おー」
葵「中々の数値だね」
大和「次、俺だな…ハッ!」
テルテルテルテル…テン!329
賢人「ま、負けた…」ガクッ
奈菜「凄い!」
葵「おー」
大和「次何する?」
奈菜「じゃああれ!」
大和「リズムゲーム?」
賢人「二人プレイ用らしいな」
葵「そうだ、男子対女子で勝負しようよ」
賢人「いいぜ!手加減しねぇぞ」
葵「望むところよ!」
奈菜「燃えてるね」
大和「だな」
葵「はい!まずあんたらから!」
大和 対 奈菜 リズムゲーム 結果 奈菜勝利
賢人「何やってんだ大和!」
葵「大和もうまくやったよ、奈菜が異常に上手かった」
奈菜「私、リズムゲーム好きなんだ♪」
大和「参りました…」
賢人「しょげてられるか!次!」
葵 対 賢人 射的ゲーム 結果 賢人勝利
奈菜「まあ、だよね」
大和「大人げねぇ…」
賢人「勝てばいいんだよ」
葵「!、まだまだぁ!」カッチーン
大和 対 葵 クレーンゲーム 結果 大和勝利
葵「うっそー?!」
大和「俺はクレーンゲームかなりやり込んでるぞ」
奈菜「そういえば大和くんの部屋、クレーンゲーム景品のエアガンあった」
賢人「やりそう」
葵「悔しい!次ぃ」
奈菜 対 賢人 格闘ゲーム 結果 奈菜
賢人「えー!?」
奈菜「私、ゲーマーですよ」
大和「そういや一緒にゲームやったときクリアスコアえげつなかった」
葵「ちゃっかり互いに惚気かぁ」
大和「?」
賢人「いやぁ、ラストォ!」
大和&賢人 対 奈菜&葵 レースゲーム 結果 大和&賢人
葵「負けたぁ」
奈菜「レースでカーブに差し掛かった時大和の目凄かった、レーサーの目」
賢人「さすがにビビったぜ」

88 :Mi☆コアラ:2024/03/30(土) 15:10:55.11 ID:a8i5YFhu5
前やったら壊しちゃった

89 :Adgjmptw:2024/03/30(土) 23:00:07.09 ID:V9iqBJU1Y
大和「本当か?」
賢人「ああ」
葵「そろそろいい時間だね、そろそろ解散しよっか」
奈菜「そうだね」
賢人「そうだ!明日よ、一緒に登校しようぜ」
大和「俺はいいぞ」
奈菜「私も、いいけど葵ちゃんは?」
葵「駅から向かうよ」
賢人「じゃあ、また明日な」
大和「じゃ」
奈菜「またねー」
葵「また明日」
翌朝
奈菜「あ、大和くんおはよう、賢人くんも」
賢人「俺はオマケか」
大和「おお、おはよぉ、あ、葵も来たぞ」
葵「私が最後かな、おはよう」
賢人「おはようさん、そんじゃあ向かうか」
大和「急がなくていいのか?俺がここに来るとき時計の時間ギリギリだったけどよ」
賢人、葵、「え?」
奈菜「なんだか見覚えある光景…」
二人が腕時計を見合わせる
賢人「まずい…」
葵「やっば…」
大和「遅刻しそうか?」
奈菜「遅刻しそうなの?」
葵「そうだよ!ヤバいよ」
賢人「ヤベェヤベェヤベェ!」
大和「そんじゃ、急ぎますか」
そう言うと能力を発動する
奈菜「そうまね、急ごう!」
奈菜も同じく能力を発動する
賢人「まて、お前ら二人はいいが俺らどうする、遅刻確定だぞ」
葵「私の能力『偵察』だから、移動に役立たないし」
大和「仕方ない、ぶっつけ本場!『筋斗雲』!」
手をかざすと手から霧を出し、雲の形にまとめる
大和「これに乗ってく」
賢人「筋斗雲だスゲェ」
葵「確かにスゴ…けど車とか無理なん?」
大和「さすがにムズい」
奈菜「まあまあ、さっさっとの乗ろう」

90 :Adgjmptw:2024/03/30(土) 23:29:43.78 ID:V9iqBJU1Y
皆が乗るとピューと飛んで行く
賢人「おお!飛んでる!」
葵「高っ!ムリ!」
奈菜「葵ちゃん高いの苦手なんだ」
大和「そろそろ下りるぞ、口閉じてな、舌噛むぞ」
そうして下駄箱前に降りてくる
賢人「空中散歩楽しかったな」
奈菜「良い景色だったなあ、葵ちゃん大丈夫?」
葵「今度から低い高さでお願いします」
大和「もう乗らないとは言わないんだな」
奈菜「あ!ホームルーム始まる!急ご!」
大和「そうだな、走れぇ!」
賢人「ウオォォォ」
葵「なあぁぁぁ」
結果皆な遅刻せずにすんだのでした……数日後、梅雨も明け方一大イベントが始まろうとしていた
担任「今日はいよいよ、サポートウェポン……いわゆる変身後の武器制作に取りかかります、これにより戦いの幅がさらに広がるでしょう」

91 :Mi☆コアラ:2024/03/30(土) 23:35:55.03 ID:a8i5YFhu5
クラウチングマッハ

92 :Adgjmptw:2024/03/31(日) 00:09:23.38 ID:jbK4IbpRK
男子生徒「とうとうきたか」男子生徒「だな」 女子生徒「どんな型にする?」女子生徒「えー、やっぱり……」
グラス中は賑わっていた
担任「そこで今回、サポートウェポン制作科の方々と協力して制作して頂きます、担任のサウジーナさんお願いします」
担任「えー、私はこの学科を担当している、よろしく頼むよぉ」
大和、賢人除く男子生徒(ウオォォォ、ボインだ、ドカンだ、ダイナマイトだぁぁ)
大和(尻がデケェ…)
賢人(胸デッカ)
女子生徒たち(これだから男子は)
サウ先「ではさっそく武器のタイプを決めて貰うよぉ、武器のタイプは3種ある」
サウ先「近距離タイプ、遠距離タイプ、そして特殊タイプだ、遠近は言わずもがな特殊タイプとは能力の指向性や増幅などちょっと変わった使い方の武器の事を差す、ちなみに武器タイプは私の生徒たちがそれぞれ担当しているよ、では!頑張ってくれたまえ」
男子生徒「あれ?サウ先はしないんですか?」
サウ先「生徒のやりたいことに口出しするのは野暮ってもんだろぅ」
男子生徒たち(考え方カッケェ)
大和「俺たちは何タイプにするか」
賢人「俺は特殊タイプかな」
奈菜「私は遠距離タイプかな、体力や筋力が近距離不向きだし」
葵「私もかな、能力的に遠距離向けだし」
大和「ヤッベ決まって無いの俺だけ?」
賢人「だってお前自分で武器つくれるしな」
担当「ちなみにやること無い人は読書感想文を書いていて下さい、既に一人います」
賢人「誰だろ」
大和「あいつだろ、カイト」
奈菜「あー…」
葵「逃げてるところを捕まったんでしょう」
大和「てか読書感想文とかやだ!なんか決めねぇと……俺、特殊タイプに行ってみるわ」
奈菜「何で?」
大和「戦いによるエネルギー消費を抑えたくてよ」
葵「上手いこと理由考えたね」
大和「ある意味切実な悩みだったしな」
賢人「そんじゃ、各々開発頑張るか」
3人「ガッテン!」

93 :Mi☆コアラ:2024/03/31(日) 16:16:59.19 ID:Um8uNg93i
結論全部鍛えればよくね
手か素手でよくね

94 :Adgjmptw:2024/03/31(日) 21:59:12.50 ID:jbK4IbpRK
特殊技術開発室にて
大和&賢人「………」
担当者「な、何ですかぁ?」
大和(ちっせぇ)
賢人(ちっちゃ)
指定された所に着き扉を開けた二人は驚いていた、そこには小学生位の背の女の子がいたのだ
担当者「…今ちっさいて思いましたねぇ」
賢人「ごめんなさい」
大和「さーせん」
担当者「少しは否定してほしいですねぇ、これでも貴方と同い年ですよぉ」
賢人「えー!」
大和「そっすか」
担当者「噂の君は反応薄いですねぇ、申し遅れましたぁ、私の名はサウジーナ·リボンだよぉ、好きなように呼んで貰ってかまわないよぉ」
賢人「リボンちゃん!」
大和「リボンさん」
リボン「元気な君はバカにしてないかい?まあいいか、それで武器の要望はあるかい?」
賢人「俺は金属を生成する能力を活かせる武器ってあるかな」
リボン「それ自分で作ればいいじゃないかぁ」
賢人「えー…確かにそうだが…」
大和「なぁ、蛇腹剣とかつくれるか」
リボン「つくれるが何故蛇腹剣を?」
大和「力はあるが、腕を怪我してしまうし、武器をつくるにしても形が安定しないし体力を消費するからな」
リボン「なるほどねぇ」
大和「それと紐の部分をチューブにして剣の切れ目に穴を開けそこに繋げてくれ」
リボン「要望が多いねぇ、けど具体的でありがたいよぉ」
賢人「俺のは?」
リボン「もう少し意見を固めてほしいねぇ」
賢人「はあい」
数日後……
大和「どうだ」
リボン「出来てるよぉ、試してみてくれぇ」
大和「あいよ」
剣を握り試しに使ってみるとあり得ない軌道を描き曲がる蛇腹剣が
大和「良い仕事するね」
リボン「!、は、初めて使ったんだよねぇ」
大和「ああ、霧の噴出力を使って軌道制御する仕組みだよ」

95 :Mi☆コアラ:2024/03/31(日) 22:33:27.79 ID:Um8uNg93i
メリケンサックあれば十分だ
遠距離も投げればいいし

96 :Adgjmptw:2024/04/02(火) 00:10:39.88 ID:tsO6jX+kN
リボン「君の発想には驚かされるねぇ」
大和「だな、武器の開発元には感謝だぜ」
リボン「おやおや、ありがたいねぇ」
賢人「おっはー、リボンちゃん出来てる?」
リボン「その呼び方やめてほしいねぇ、まあ出来てるよぉ」
賢人「サンキュー」
大和「何つくってもらったんだ?」
賢人「この2つだな」
その手には金属バットと謎の小瓶がにぎられている
大和「金属バットはまだしもその瓶の中身なんだ?」
賢人「体力の回復薬、アドレナリン薬剤と自己回復促進剤が入ってる」
大和「最高にハイッ!!になるのか」
賢人「そんな強くないわい」
リボン「要望に応じて薬の強さを変えられるよぉ」
大和「お前薬学にも成通してるのかよ」
リボン「私につくれないものはあんまりないよぉ!」
賢人「改めて凄いな」
ガラガラ…
奈菜「大和くん!武器開発どう?」
葵「二人ともおひさ〜」
大和「よう、奈菜!そっちはどうだ?」
奈菜「ふふん!」
葵「出来てるよ」
二人は武器を取り出す、奈菜はサブマシンガン二丁、葵はスナイパーライフルを持っている
大和「おおー!」
賢人「随分物騒だな」
葵「ゴム弾仕様だっての」
奈菜「私の能力で滑りながら攻撃するならばらまくほうが良いって」
葵「私は『偵察』だから護身用、援護なら任せなさい!」
リボン「君たちは賑やかだねぇ」
葵「え!何このちっちゃい子!可愛い!」
奈菜「えっと…同い年だよね」
リボン「そうだよぉ!失礼だねぇ!」
葵「この子着せ替えのしがいがありそう」
リボン「人を着せ替え人形みたいにするのはやめてほしいねぇ!」

97 :Mi☆コアラ:2024/04/02(火) 11:09:17.44 ID:t2kX3PPIP
砲丸

98 :Adgjmptw:2024/04/02(火) 23:14:04.26 ID:+HZtTpPv5
奈菜「葵ちゃん、リボンちゃん嫌がってるからやめたげて」
葵「えー着飾らせたい!」
大和「話題を変えようか、リボンは何の能力を持ってるんだ?」
リボン「わ、私の能力は『開発』だねぇ、その名の通り自分が理想とするものを作り出す能力だよぉ」
奈菜「へー、例えばどんな事が出来るの?」
リボン「それなら見てもらったほうが早いねぇ」
そう言うと机の上にあったボールペンと空のフラスコに手をかざし、能力を発動しるとペンとフラスコが融合しガラス製のボールペンが出来上がった
リボン「まっ、ざっとこんな感じだねぇ」
賢人「これ本当にガラス製なのか?」
リボン「本当だねぇ、試しに地面にそのペンを落としてみたまえよぉ」
賢人は手に持ったペンを落としてみる、そして地面に触れた瞬間にガラスが割れた音と共にペンは粉々に砕け散った
葵「おー!」
大和「スゲェな本当にガラス製だ、てことはこの剣とか賢人の金属バット、回復薬もその能力で作ったのか!」
リボン「そうだよぉ、変身してないからこの程度だが変身すれば本当に何でもつくれるかよぉ、素材が要るがねぇ」
葵「素材って?」(落ち着いた)
リボン「ついさっきのボールペンとフラスコみたいなものだねぇ、後この能力は補助だけで殆ど実力だねぇ」
大和「こりゃあ心強いぜ」
リボン「ありがたい言葉だねぇ」
葵「あ、そろそろ次の授業の時間だよ」
賢人「マジか、そろそろ戻らないとなー」
大和「そうだな、戻るか」
奈菜「だね!」
大和「じゃっ!」
四人組は早足で技術室を出ていった
ガラガラ…ピシャ
リボン「………また一人だねぇ……」ボソッ
ガラガラ
リボン「!」
大和「今日の昼休みここに来るからな!」
リボン「な、何でだい!?」
大和「?、一緒に飯食おうぜ、ヤッベ!急ご、またな!」
ガラガラ…ピシャ!!
リボン「…プッ、本当に変わっているよぉ、君は」
昼休み…
賢人「珍しいな、俺たち誘って飯なんて、しかも教室以外で」
奈菜「面倒くさがって教室で済ませるもんね」
葵「あー、だから毎日教室だったの」
大和「良いだろ別に、付いた」
技術室の扉を開ける
大和「リボン、いるか?」
リボン「!、待っていたよぉ、好きところに座りたまえよぉ」
奈菜「やっほ、リボンちゃん」
葵「ついさっきはゴメン、けどやっぱ着飾らさせて!」
リボン「それはゴメンだねぇ」
賢人「他にも発明品を見せてくれ!」
リボン「時間があったら構わないよぉ」

99 :Adgjmptw:2024/04/03(水) 00:02:48.60 ID:FLaWYA0k5
数日後
体育担任「今日は開発した武器を使った模擬戦だ、自由にやって構わないぞ、武器は壊しても構わないが大切に扱えよ、じゃ先生はこの辺でTikTok見てますので」
賢人「あの時(体育大会)の再戦しようや」
大和「上等だ、奈菜、葵、審判頼む」
奈菜「いいよ」
葵「オッケー」
大和と賢人は変身して戦いの準備をする
葵「どっちが勝つと思う?」
奈菜「私は大和くん、能力も進化したし」
葵「私は賢人かなぁ、回復手段あるし」
リボン「それはわからないよぉ」
葵「!?」ビクッ
奈菜「リボンちゃん来てたの!?」
リボン「担任の話を聞いていないのかい?しばらくは君たちの学科と技術開発学科は合同で授業する事になったよぉ」
奈菜「そうなんだ、改めてよろしくリボンちゃん」
葵「よろしくねー、そういえば何でわからないの?」
リボン「実力が拮抗しているからだねぇ、大和くんは能力の進化があったが、賢人くんの能力の応用力、そして回復手段、どちらがかつか分からないよぉ」
奈菜「倫理的な視点だね」
大和「準備出来たぞ!」
賢人「こっちもOKだ」
葵「わかった!」
奈菜&葵「よーい…始め!」
大和「今回はこっちから、だ!」
賢人「ならば答えよう、か!」
蛇腹剣と金属バットぶつかり合う、衝撃で火花が散る
大和「オラ!」バンバンバン
霧から銃を生成し賢人に向けて発砲する
賢人「うお!あっぶねぇ、な!!」
後ろに跳びながら金属の柱を飛ばす
ガンガンガン
賢人「!!」
大和「俺も成長してんだぞ」
飛んできた鉄柱を蛇腹剣を伸ばして全て受け止めていた
賢人「そういやお前、霧の粒子を操作できるんだっな」
大和「わすれてんなよ、な!」
蛇腹剣で鉄柱を弾き飛ばし、賢人に斬りかかる
奈菜「本当に斬っちゃダメだからね!」
大和「わあってるよ」
賢人「お前もわすれてんな」
斬りかかる寸前で蛇腹剣が停止する
大和「う、ご、かねぇ!」
賢人「俺は金属操作できんだぜ!」
賢人は大和に向けてバットを振り下ろす
ガキィ!
賢人「ありぃ?!」
大和「『不動』(アンムーブ)、その場から動かねぇなら楽だ、な!」
賢人「ぐほぉあ!」
大和は蛇腹剣から手を放すと賢人に寸胴を叩き込む

100 :Adgjmptw:2024/04/03(水) 01:35:06.08 ID:FLaWYA0k5
賢人「カハッ、中々効くじゃねぇか、大和ぉ!」
大和「内破壊の技術、大会終わった後練習したんだよ!」
賢人「そうかよ、だが、その油断が命取りだ、ぜ!!」
その直後さっき弾いた鉄柱が動きだし大和の背中を直撃した
大和「ぶへぁ!」
賢人「よっしゃ!」
大和はその場に軽く膝をつく
賢人「油断大敵だぜ?」
大和「そうだなぁ、早いが新技ぁ、『属性追加』!落雷!」
すると賢人の近くに雷鳴を轟かせ雷が落ちた
賢人「うお!」
大和「まだまだいくぜぇ!発火!」
今度は火花が散り、炎が上がる
賢人「アッツ!!」
大和「その鎧暑そうだなぁ、早く脱いだらどうだぁ?」
賢人「嫌だね十分涼しいわ!」
大和「そうかよ、次がラスト!腐敗!」
辺りに銅色の霧が発生したかと思うと周囲の金属や鎧がボロボロになり始めた
賢人「な、なんだぁ?!」
大和「属性追加を獲得した時に最初から使えた能力だ、これでお前の鎧は役にたたねぇな!」
賢人「良いじゃねえか、白兵戦だ!」
大和「やってやるよ!」
賢人「うおおお!」
大和「はぁぁぁ!」
数分後…
大和「ハアハア、中々頑丈じゃねぇか」
賢人「グビグビ、ぷはぁ!お前もなぁ!回復薬無くなったぞ!」
大和「最後はやっぱ必殺技で…」
賢人「そうだなぁ、これで…」
奈菜「わー!ストップ!ストップ!」
葵「はーい、二人とも落ち着けー」
リボン「いやぁ、いい試合だったよぉ、開発の参考になったねぇ」
奈菜「それでは大和くん…」大きめ絆創膏ペタペタ
大和「はい…」
奈菜「また無茶な戦い方しましたね」包帯クルクル
大和「スイマセン…」
奈菜「なので罰を与えます」
大和「ゴクン…」
奈菜「えい!」
大和「ふあっ?!」
そう言うと奈菜が大和の首もとに抱きつく
賢人「な?!」
葵「おやおや〜」
リボン「ほ〜う」
大和「な、奈菜さん?何を…」
奈菜「罰として大和くんが一番恥ずかしがりそうな事をします!」
大和「それがこれ!?」
奈菜「はい!」
大和「これって奈菜が一番恥ずかしくねぇか?」
そして奈菜は顔を真っ赤にして手を放す
奈菜「ご、ゴメン…ナサイ///」
大和「い、イエ…」
賢人「な〜に見せつけてくれちゃってんの、あっちで技の練習しようぜ」
大和「け、賢人!?」
葵「奈菜ちゃんはこっち、詳しく事情聴取させてもらうよ〜」
リボン「なかなか面白いモノを見せてもらったよ」
奈菜「あううう///」

101 :Adgjmptw:2024/04/03(水) 01:36:06.25 ID:FLaWYA0k5
キャラクターの質問受付中

102 :Mi☆コアラ:2024/04/03(水) 19:09:00.21 ID:4tsduz4HO
変態とうちゃん
能力何

103 :Adgjmptw:2024/04/03(水) 20:56:02.05 ID:FLaWYA0k5
耐久強化

104 :Mi☆コアラ:2024/04/03(水) 21:01:59.24 ID:4tsduz4HO
能力て遺伝するの?

105 :Adgjmptw:2024/04/03(水) 21:30:12.92 ID:FLaWYA0k5
大和「奈菜のやつ自分でやっておいて何で真っ赤だったんだ?」
賢人「聞いてやるな」
大和「?」
賢人「まあまあ、武器も壊れなかったし」
大和「耐久力の強化オプション付けてくれたんだろ感謝だ」
賢人「言い換えればもの使いが悪いと思われてる」
賢人「確かに」
大和&賢人「はははは!」
二人が大笑いしてる時、不適な影がちらつく
???「……」
賢人「大和!後ろ!」
大和「!?」
カイト「大和ぉ!覚悟!」
空中から斬りかかってくる、女子がいないタイミングを狙ったようだ
大和「蛇ノ絡メトリ」
カイト「な、なんだ!?うわ!」
大和が蛇腹剣を振るうとカイトを取り囲む様に伸びると一気に縛り上げる
カイト「はーなーせー」
賢人「大和ぉ、こいつどうする?」
大和「どーすっかなぁ」
一方女子サイド
葵「な〜なちゃん、詳しく聞かせてほしいな♪」
リボン「私も気になるねぇ」
奈菜「も、もうやめてよぉ二人ともぉ…」
こちらでは奈菜への尋問会が開かれていた
葵「ねぇ、実際大和のことどう思ってんの?」
リボン「確かにどうなんだろうねぇ」
奈菜「うう、言わなきゃダメ?」
葵&リボン「ダメ♪」
奈菜「か、カッコいいと思うし、実際二回も助けてもらったから、す、好き、だよ」
リボン「なら告白してしまえよぉ」
奈菜「それで振られたら怖いから告白しないんだよ!!」

106 :Adgjmptw:2024/04/03(水) 21:31:35.89 ID:FLaWYA0k5
>>104
派生か遺伝、奈菜の場合は母の能力の強化遺伝、奈菜母の能力は

107 :Adgjmptw:2024/04/03(水) 21:32:02.60 ID:FLaWYA0k5
滑走

108 :Adgjmptw:2024/04/03(水) 21:33:48.42 ID:FLaWYA0k5
父の能力と融合して潤滑になった、切る攻撃以外無効する

109 :Mi☆コアラ:2024/04/03(水) 22:18:05.43 ID:4tsduz4HO
アルビダみたいな感じ
じこれもあながち間違えじゃないのか
父 能力超パワー 母 能力筋肉膨張
       ↓
シュウ アルティメットフィジカルパワー 姉 アクロバティック

110 :Adgjmptw:2024/04/03(水) 22:47:11.39 ID:FLaWYA0k5
葵「だけど大和のやつ好きでもなかったらあそこまでしなさそうだけど(奈菜父襲撃事件より)」
奈菜「だけど大和くんいい人だし他の人にもすると思う」
リボン「いやいやそれはないだろぉ、確かに親切だがねぇ」
奈菜「ほーらー」
リボン「自分の怪我も厭わないのは無いと思うねぇ」
葵「やっぱり告白しなよ〜」
奈菜「ムリムリ〜、私脈無しだよぉ」
そして男子側
カイト「大和貴様ぁ、俺に恥をかかせた挙げ句狙ってる女の子にハグされるなんて…ムキー!」
不意打ちして捕まったやつが切れ散らかしていた
大和「体育大会の時の噂は本当だったんだな」
賢人「にしてもキレかた凄いな、マジギレやん」
大和「うるせぇしぶっ飛ばすか」
賢人「そうすっか」
そうして大和は大砲をつくりだすとカイトを詰める
カイト「な、何をす…ぶ!」
賢人「着火オッケー!」
大和「着火確認!発射ぁ!」
ご丁寧に先生のいる方向に飛ばしてやった
賢人「そういや、大和、奈菜ちゃんのことどう思ってんだ?」
大和「奈菜のことか?いいやつ」
賢人「違うそうじゃない、こう…恋愛的な意味で」
大和「あ?!え!?お前あいつ好きなん?」
賢人「ちげぇよ、お前がどう思ってるか」
大和「それゃあ可愛いし、性格もいいし、人気だと思うぞ」
賢人「告白しようとか思うか?」
大和「告白か?ムリだ、振られるのがおちだ」
賢人「そんなこと無いと思うぞ」
大和「俺に惚れる要素無いじゃん」
賢人「マジかよお前」
大和「?」

111 :Mi☆コアラ:2024/04/03(水) 22:59:42.20 ID:4tsduz4HO
アクロバティック 身体を一時出来に軽くし身体能力が抜群にずば抜ける

112 :創る名無しに見る名無し:2024/04/03(水) 23:06:15.11 ID:4tsduz4HO
そういえば無能力ているの?

113 :Adgjmptw:2024/04/03(水) 23:16:17.71 ID:FLaWYA0k5
>>112無能力者は世界人口の4割

114 :Mi☆コアラ:2024/04/03(水) 23:18:51.60 ID:4tsduz4HO
男強制参加
無能力者きつww

115 :Adgjmptw:2024/04/03(水) 23:23:49.52 ID:FLaWYA0k5
>>114無能力者はだいたい普通科、能力持ちは変身科

116 :創る名無しに見る名無し:2024/04/03(水) 23:24:15.54 ID:4tsduz4HO
あーね

117 :Mi☆コアラ:2024/04/03(水) 23:52:11.78 ID:4tsduz4HO
高校?の名前って何

118 :Adgjmptw:2024/04/03(水) 23:55:17.11 ID:FLaWYA0k5
>>117鈴木山高校

119 :Adgjmptw:2024/04/04(木) 00:11:05.25 ID:BBQjcIa/t
尋問会数分後、授業後
葵「賢人、どうだった?こっちは手応えアリだけど」
賢人「ダメだありゃ、クソボケかましてる」
葵「あらゃ、本当?どうしよう」
リボン「二人が話してる時に背中押してズキュウゥゥゥゥンすればいいじゃぁないかねぇ」
葵&賢人「その行方を見るのが面白いの(んだよ)!」
リボン「君たちもなかなかお似合いだねぇ」
数日後、季節は夏へと変わり暑い日が続くある日事件が起こる…
賢人「熱盛!!」
奈菜「暑いね」
葵「暑い」
リボン「まさか学校中の空調がイカれるなんてねぇ、溶けてしまいそうだよぉ」
賢人「誰かアイス買ってきてくれ」
葵「残念だったね、売店のアイスは売り切れよ」
奈菜「そんなぁ」
賢人「じゃあ窓開けようぜ」
リボン「今は無風だよぉ、窓開けても暑い日射しだけだねぇ」
大和「奈菜、こっち」
奈菜「?、どうしたの」
椅子に座った大和が奈菜を呼ぶ
賢人「リボンちゃん、扇風機つくって」
リボン「素材が無いねぇ、モーターがないからねぇ」
葵「どうしよぉ、そういえば奈菜は?」
賢人「確か大和に呼ばれてあっちに…」
奈菜「あ〜♪涼しい♪」
リボン&賢人&葵「!!」
賢人が指差す先には日陰で涼んでいる、大和と奈菜の姿が
賢人「大和ぉ、とうとう暑さで狂ったか?」
葵「奈菜もどうしたの?大丈夫?」
リボン「そうだよぉ、何でそっちに…!これは、風?」
賢人「は?」
葵「今無風よ、そんなわけ…涼しい」
大和「冷たい霧出して温度調整しながら、霧の粒子を四散させて動かす、するとあら不思議、天然クーラーの出来上がりだ」
賢人「マジかよ俺も俺も」
次の授業中これをした結果、『あのクラスの空調が直った』と噂がたち人が殺到する事態になった
翌日…
葵「にしても昨日は大変だったね」
賢人「人が押し寄せてすし詰め状態だったしな」
大和「その後先生に『今後壊れたらヨロシク!』って言われた時にはさすがにキレた」
葵「なんてキレたの」
大和「『だったらはよクーラー直して下さい』」
賢人「www」
葵「そういえばもうすぐ夏休みね」
賢人「色んなイベント行きたいよな」
葵「そうねぇ、夏祭りはそうだけど海も行きたいね」
賢人「だな」
大和「そういや奈菜は?」
葵「奈菜?ああ、確か屋上に呼び出されてたわよ」
大和「誰に?」
葵「カイトよ、ま、フラれて終わりでしょうけど」
そんな話を窓辺でしていると、外から声が聞こえる
賢人「おい、窓辺からあいつらの声が聞こえるぞ」
大和「そういやここ三階だったな」
葵「どうせだから、カイトがフラれるところ聞かない?」
大和「いいね!」
賢人「グレート!」
葵「ほっんとあいつのこと嫌いなのね」
窓辺から聞こえる声

120 :Adgjmptw:2024/04/04(木) 01:17:10.73 ID:BBQjcIa/t
カイト「好きだ!俺に似合う女の子は君しかいない!」
奈菜「ご、ごめんなさい!私、す、好きな人がいるので」
窓辺葵「あいつ盛大にフラれてやんの」
窓辺賢人「ざまぁww」
窓辺大和「………」(なんかモヤモヤすんな…)
カイト「そ、そんな!その好きな人とは誰ですか!」
窓辺葵「おやおや」
窓辺賢人「面白いもの聞ける」
奈菜「そ、それは…大和くんです…」
窓辺葵「うおおお!キタァァァァ!」
大和 ガタッ(椅子からずり落ちる音)
窓辺賢人「大和ぉ?!」
カイト「よ、よりによってあいつか!クッソォ!」
奈菜「すいません、なので失礼します」
窓辺葵「ああらあら」
窓辺賢人「プライドボロッボロ」
窓辺大和「…やな予感」
カイト「な、なぜ!」ガシッ(奈菜の腕を掴む)
奈菜「は、放して下さい」
カイト「なぜあいつなんだ!」ガッシャン(屋上の柵に当たる)
奈菜「放して!」
葵「奈菜に何をしてんの!私屋上に行ってくる!」
賢人「ま、待て俺も行く!」
大和「………」
カイト「なぜ、何故!」
バキン!
奈菜「は、放し…キャアアアア!」
葵「奈菜!」
賢人「カイトてめぇ!」
カイト「お、俺は悪くねぇ!」
大和「!」
その瞬間一つの人影が下から飛び出す
奈菜「?、や、大和くん?!どうして!?」
大和「よ、悪いが話を聞かせてもらったんでな、期待に応えないのは野暮だろ」
奈菜「だ、だけど大和くんがぁ…」
大和「そんな心配すんな、大丈夫」
奈菜「大和くぅん…」
大和(クッソ!この速度じゃ霧の生成が間に合わない、もっと力があれば、俺に力が…)
「大切な人を守れる力が!」バキバキバキ
奈菜「!」
ドグォン
鈍い激突音が学校中に響く…そしてあの二人が真っ先に降りてくる
賢人「大和!」
葵「奈菜ちゃん!大和!」
奈菜「うう、は!や、大和くん!」
大和「うおぉ、ビックリした!タヒぬかとおもっ…うお!?奈菜!大丈夫か?」
賢人「大和大丈…その姿なんだ!?」
そこには謎の金属の結晶を纏った大和と大泣きの奈菜の姿が
葵「二人も!大丈…何その姿!」
大和「葵、それ二回目」
奈菜「や、大和くん、無事でよかっだぁぁぁ」ギュ
大和「な、奈菜!?だ、抱きつくな、はずい!」
奈菜「無事でよがっだああああ!」ギュー
その後先生たちがやって来て大和と奈菜は保健室へ、カイトは親御さんと校長室へ呼び出された

121 :Mi☆コアラ:2024/04/04(木) 09:33:08.23 ID:Lv4HJ3L8P
鈴木海高校 普通科 2年1組9番白神シュウ
誕生日9月30日
好きな食べも テリヤキチキンバーガー ピンモン
嫌いな食べ物 プロテイン 紅茶
能力:アルティメットフィジカルパワー
体育以外成績普通

122 :Adgjmptw:2024/04/04(木) 21:59:24.57 ID:BBQjcIa/t
保健室にて
賢人「奈菜ちゃんはほぼ無傷、大和は一応治療のため今こうして寝ている訳だが…」
大和「………」
賢人「大和…奈菜ちゃんへの返事どーすんの?」
大和「今必死に考えてんだよ!」
賢人「え!お前ってそんな必死に考え事できるのか!」
大和「お前ぶっ飛ばすぞ!」
賢人「まあまあ落ち着けって、この後あの二人も来るし、リボンちゃんも見舞いに来るってよ」
大和「ん〜、そーだけどよぉ…」
ガラガラガラ…
葵「大和!来たよ」
奈菜「大和くん!大丈夫?」
大和「大丈夫だって、怪我ねぇし」
奈菜「それならいいんだけど」
葵「にしても凄い度胸だね、窓から跳ぶなんて、しかもまた能力進化してるし」
大和「いや正確には『増えた』って言うのが正しいのか、特徴とか性質が全然違うんだよ」
葵「本当、大和の能力はわかんないね、進化の次は追加ときたか」
賢人「本当らわからない事がどんどん増えるなぁ」
大和「だな」
奈菜「………」
葵「…じゃ!そろそろ帰る、電車が遅れちゃう」
賢人「!、だな!俺もバスの時間が近いからよ、また明日な!」
大和「おう!」
二人は去り際、さりげなく奈菜に頑張れと軽く鼓舞した
奈菜「…ねぇ、大和くん」
大和「?、なんだ?」
奈菜「その…告白の場面聞いてたって本当?」
大和「だ、誰から?」
奈菜「葵ちゃんと賢人くんから」
大和(あいつらぁ〜💢)
奈菜「それでぇ…その〜…聞いてたならわかると思うけど…私は、あなたのことが…す、好き、です」
大和「スー…ハー、っだぁ!」
奈菜「!!、やっぱり嫌だった!?」
大和「いや、ちげぇよ、こういうのは男から言わなきゃいけねぇのによぉ、先越されたなぁ、まあ、その…なんだ、ヨロシクお願いします」
奈菜「!、はい、こちらこそ///」
大和「………」
奈菜「………そ、そろそろ私帰るね//、じゃ、じゃあまた明日ね!」
大和「お、おう!また明日な!」
ガラガラガラ…トッ…スタッスタッスタッ…
大和「……クッソ///」プシュー
リボン「見舞いにきたよぉ、ってどうしたんだい!?顔が真っ赤だねぇ」
大和「…出来れば奈菜には黙っといてくれ」
リボン「私は構わないがそちらがたは喋りそうだねぇ」
指差す先に目線を向けると聞き耳を立てている葵と賢人がいた
大和「て〜め〜え〜ら〜!最初っから聞いてやがったな!」
賢人「ヤッベ!バレた、とんずらさっさ」
葵「じゃ、改めてまた明日」
大和「お前ら覚えてろ!」
翌朝…
ピンポーン
大和「ふぁい、誰です…か…」
奈菜「お、おはよう、大和、くん…そのー…一緒に、学校に行かない?」
大和「スー、わかったちょっと待ってくれすぐに済ます」
その後、家の中から慌てる音が響くのは言うまでもない

123 :Mi☆コアラ:2024/04/04(木) 22:34:56.95 ID:Lv4HJ3L8P
メーデーメーデー
こちら白神陸上部、サッカー部等々の
運動部に追跡されてます
(シュウは朝練や休日登校するのが嫌なので帰宅部です
 しかし親譲りの身体能力で数々の運動部に勧誘されている)

124 :Mi☆コアラ:2024/04/04(木) 23:11:10.16 ID:Lv4HJ3L8P
姉妹校のスピンオフを書かせてもらうぞ

125 :Adgjmptw:2024/04/04(木) 23:17:24.85 ID:BBQjcIa/t
>>124別スレにしておくんなまし

126 :Mi☆コアラ:2024/04/04(木) 23:19:06.80 ID:Lv4HJ3L8P
建てたぜ

127 :Adgjmptw:2024/04/04(木) 23:20:38.65 ID:BBQjcIa/t
>>126ウロコダキ「判断が早い!」スパァン

128 :Mi☆コアラ:2024/04/04(木) 23:27:26.59 ID:Lv4HJ3L8P
鈴木山高校の姉妹校だぞ

129 :Adgjmptw:2024/04/04(木) 23:30:31.20 ID:BBQjcIa/t
>>128ここに書かれると混じる危険がある

130 :Mi☆コアラ:2024/04/04(木) 23:39:22.09 ID:Lv4HJ3L8P
安心しろ物語にはほぼ関わらんから

131 :Adgjmptw:2024/04/05(金) 00:01:24.31 ID:/23JTp8TB
学校にて
葵「おはようお二人さん、朝から仲良く登校とは付き合ってからイチャイチャが凄いね」
奈菜「ふえ!?な、何でバレてるの?!」
大和「全部盗み聞きしてたんだと」
奈菜「ふわ?!え!ぷえ?」プシューーー
大和「ほらぁ、エンストした」
賢人「まあよかったじゃねぇか付き合えて」
大和「そーだけどよぉ」
昼休み
リボン「なるほどそんな事がねぇ、ところでその二人(葵と賢人)はどうして唇赤くしてへばってるんだい?」
大和「俺の特製クッキー(タバスコ入り)を食わしただけだ」
リボン「私も欲しいねぇ」
奈菜「わ、私も!」
大和「わかったとびきりのものを用意しよう」
奈菜&リボン「やったー(ねぇ)」
賢人「大和ぉ、わ、悪かったから、み、水…」
葵「わ、私も…」
大和「ほい(賢人はお湯)」
賢人「ぶるあちゃあああ!」
葵「ふぅ…」
リボン「そうえば、もうすぐ夏休みだねぇ」
奈菜「そうだね、何しようか」
葵「海でもどう?」
リボン「大丈夫なのかねぇ」
葵「何とか痛みはひいたわ、でさ!海行かない?海!」
奈菜「いいね!」
リボン「私もいいかねぇ」
葵「いいよいいよ!早速水着買いにいこ!」
奈菜「いついくの?」
葵「今週の土曜日とかどう?」
奈菜「私はいいよ、リボンちゃんは?」
リボン「私もかまわないねぇ」
葵「じゃあ今週の土曜日ね」
大和「賢人ぉ、反省したか?」
賢人「はひ…」
大和「俺らも今週の土曜日ショピングモールに行くぞ、そん時アイス奢ってやる」
賢人「あんがとよぉ…」唇ヒリヒリ
大和「なあ、俺らも付いてっていいか?」
葵「なに?w可愛い彼女の水着姿を見たい?ww」
大和「……いや、俺らも水着新調しようと思ってな」
賢人「お前今一瞬考えたろ」
大和 ゴチン!
賢人「いってぇ!」
葵「じゃあ今週の土曜日ね、あんたらも!」
大和「うい」
賢人「了解…(まだ唇痛い)」

132 :Adgjmptw:2024/04/05(金) 00:02:14.87 ID:/23JTp8TB
土曜日、大和たちは集合時間に現地に到着した
大和「おーい!」(大きく手を振る)
奈菜「あ!来たよ!」(手を振り返す)
葵「奈菜が一番嬉しそう」
賢人「俺も忘れんどいて」
奈菜「あ、賢人くんもおはよう」
賢人「軽く流された」
葵「私は忘れてないよ」
リボン「私もいるよぉ」
賢人「おはよう」
大和「二人ともおはようさん」
奈菜「じゃ、行こっか」
大和「おう」
葵&リボン&賢人「おー」(拳を突き上げる)
全員揃ってショピングモールの中に入る
奈菜「やっぱり友達と来ると楽しい♪」
大和「そっか一緒に来たのは2回目か」
葵「な〜にナチュラルにイチャついてんの」
賢人「大和、アイスの約束忘れんなよ」
大和「わーったよ、最初アイス屋でいいか?」
リボン「私もいいかい」
大和「いいぞ」
5人はアイス屋に移動した
奈菜「わー!沢山種類があります!」
葵「どれにしようかな」
リボン「どれも美味しそうだねぇ」
大和「結局俺が全員分出すのかよ…」
奈菜「大丈夫だよ、自分の分は自分で出すから」
大和「喜んでは払わせて頂きます」
賢人「一番高いの買ったろ」
大和「少しは遠慮しろよ、それと買うなら自分が好きなの買えよ」
賢人「本当お前いいやつだな」
そうして皆アイスを買ったのだが大和だけ買わなかった
奈菜「パク ん〜♪美味しい♪?、大和くん、買わないの?」
大和「水着用の予算越えそうでな」
奈菜「……テコリン!、じゃあ私の半分あげる!」
大和「良いのか?」
奈菜「うん!」
大和「あんがとよ パク うめぇ」
奈菜「よかった パク(はっ!これ間接キスでは?!)」
葵「あ、奈菜が顔真っ赤になった、気づいたのね」パクパク
リボン「けれど、大和くんは顔色変えないねぇ」パク
賢人「いや、耳を見ろ今にも溶けそうなくらい真っ赤だ」バクバク
大和「食べ終わったら水着買いに行くか」
リボン&葵「は〜い」
賢人「はいよ…ああああ頭がぁぁぁ」キーン

133 :Adgjmptw:2024/04/05(金) 22:53:04.50 ID:/23JTp8TB
アイスを食べながら服屋に到着
葵「じゃあ、私たちは選んで来るから」
奈菜「大和くんたちも選んで来て」
大和「りょーかい」
賢人「じ、時間になったらここに集合だな」ズキズキ
リボン「それじゃあねぇ」
各々水着選び
大和「俺は普通のやつで」
賢人「これとかどうよ!」(ブーメランパンツ)
大和「お前モテない理由が凝縮されてるな」
賢人「んだと💢」
大和「普通のやつにしとけ、頼むから」
女性陣
葵「これとかどおよ!」
奈菜「大胆過ぎるよぉ、ていうか決めるの早かったね」
葵「私は最初から欲しいの決まってたしね」
奈菜「ええ…」
リボン「困ったねぇ」
奈菜「リボンちゃんどうしたの?」
リボン「合ったサイズがないんだねぇ」
葵&奈菜「ああ…」
リボン「少しは否定して欲しいねぇ!」
葵「あっちなら合ったサイズあるんじゃない」(中学生コーナーを指差す)
リボン「かなり失礼だねぇ!」
奈菜「まあまあ、見てみるだけでもさ…」
男子側にて…買い物を終え店の外に出てくる
大和「結構種類があったな、奈菜たちはまだか」
賢人「あれダメなの…」
大和「ダメだ」
雑談して待っていると悲鳴か聞こえる
女性「きゃー!ひったくりー!」
ひったくり犯「へっへっへっ、じゃあなぁ!」
大和&賢人「!!」
大和「こっちに向かって走ってくる、変な格好…変身してるのか」
賢人「あれやってみたらどうだ?あの、新能力」
大和「やってみる価値ありだな…『アーマー』」
右腕を横に上げながら黒い結晶形金属を後ろに流す様に纏いひったくり犯に向かって走る
ひったくり犯「は!バカめ!俺の能力『タックル』でぶっ飛ばして…」
大和「ラリアットって知ってるか?」
ひったくり犯「あ?ぶっ!…がっは!」
能力を発動しながら突っ込んでくるひったくり犯に向かって大和はラリアットを当て犯人を地面に押さえつけた
大和「討伐完了っと」
賢人「グレートだな」
警備員「君たち大丈夫かい?!」
大和「はい、大丈夫です、あとこれ持ち主に返しておいて下さい」
賢人「こっちも大丈夫です」
警備員「君たち学生だね、学生証あるかい?」
二人は学生証を渡す
警備員「鈴木山高校の杉山くんと庚塚くん…大和…ああ!あの事件の時の高校生か」
          (すぎやま)(かねつか)
大和「あの事件?」
警備員「?ああ、私の友達に警察官がいてね、女子高校生虐○発覚事件で身を挺して青い髪の女の子を守った赤い目の男の子って警察署で話題になってたからな」
賢人「つくづくお前凄いな」
警備員「おっと今は仕事中だった、確保へのご協力感謝します」
大和「いえいえ」
女性「ありがとうございました」
大和「大丈夫ですので」

134 :Adgjmptw:2024/04/05(金) 23:12:32.08 ID:/23JTp8TB
奈菜「なになに?!何があったの?!」
葵「何の騒ぎ?」
リボン「何かあったのかい?」
騒ぎを聞きつけて奈菜たちが店から出てきた
賢人「ひったくりを大和がぶっ飛ばした」
奈菜「なるほど、だから大和くん変身してたんだ…カッコいいボソ」
大和「?、最後なんか言ったか?」
奈菜「な、何でもない!とりあえず大きな事件じゃなくてよかったよ」
賢人「イチャラブはほっといて、そっちの買い物は終わったのか?」(耳がいい)
葵「もう少し時間が掛かりそうかな、自由に回ってて終わったら連絡するから」
リボン「申し訳ないねぇ」
賢人「わーた、大和とゲーセンでも行ってらぁ」
大和「じゃあ、ゆっくり選んでこいよ」
奈菜「うん!」
男組はゲーセンに来ていた
賢人「色々あるなぁ」
大和「そうだなぁ、!」
あるクレーンゲームの前で大和の足が止まる
賢人「どうした大和?ペアキーホルダーか…」
大和「賢人ぉ、金貸して」
賢人「は?お前自分の金は?」
大和「アイスと水着に溶けた」
賢人「ん〜……後で返せよ」
大和「あんがとよ、一発で成功させてやる…どのキーホルダーがいいかな?」
賢人「それくらい自分で考えやがれ」ポコ
大和「あてっ」
数分後…
奈菜「ごめんなさい、待った?」
葵「おっまたせ〜」
リボン「待たせてすまないねぇ」
賢人「丁度いい暇潰しがあったからな、大和の」
リボン&葵&奈菜「?」
大和「奈菜、これ」
奈菜「なに?…!」
そこには太陽と月のペアキーホルダーがあった
奈菜「へ?ありがとう!嬉しい!♪」
大和「好きな方を取ってくれ」
奈菜「じゃあ…これ!」
月の形のキーホルダーを手に取る奈菜
大和「月の方か」
奈菜「うん!太陽はあなたの瞳みたいだから」
大和「!!、嬉しいこと言うじゃねえか、月のキーホルダーもお前の髪色とあってるぞ」
奈菜「そ、そうかな///」
賢人「ここで一句 キーホルダー 選ぶ時間は 君のため」
葵&リボン「おー!」
葵「なんかぽい!」
リボン「ぽいねぇ」
賢人「お二人さん、俺ら忘れんでな」
大和&奈菜「ご、ごめん!(す、すまねぇ!)」

135 :Adgjmptw:2024/04/05(金) 23:28:04.18 ID:/23JTp8TB
賢人「そういやどこの海に行くんだ?」
葵「あ、決めてない」
賢人「おいおい…」
リボン「多分夏休みは海は混雑しそうだねぇ」
葵「そうだよねぇ、どうしよう」
大和「じゃあ家の実家来るか?田舎だし、人の少なさならトップレベルだぜ!」
リボン「え?お家の人迷惑しないかねぇ?」
大和「家の親は薬品会社の事故でもう居ねぇんだ」
奈菜「な、なんだかごめんねぇ…」
大和「いいよ、名誉あるタヒだからな」
葵「じゃあお邪魔していいかな」
大和「おう!いいぞ!」
賢人「そん時に邪魔するぜ」
大和「というか夏休みの間は居てくれてかまわねぇぞ、夏祭りもあるしな」
賢人「やりぃ!夏休み中はずっとお泊まりだ!」
葵「その間のご飯代は?どうすんの?」
大和「畑あるし、米は沢山貯蔵してあるから困らねぇ、足りない分は俺が出す、川や山があるから狩りに行ける」
リボン「凄いねぇ、狩猟免許持ってるのかい?」
大和「あるぞ」
奈菜「さすがに申し訳ないよぉ!」
葵「それじゃあ各々自分の食事代はある程度持って来るってことで」
賢人「ワクワクするぜ」
大和「夏休みまでまだまだだからな」

136 :Adgjmptw:2024/04/05(金) 23:54:58.08 ID:/23JTp8TB
賢人「うへ〜、そうだった」
リボン「ま、頑張るしかないねぇ、ところで大和くん、その土地は広いのかい?」
大和「家は昔名家?らしくてな、山と川の中流の一部、それと何もないひろ〜い土地」
リボン「とりあえず凄い名家だったのはわかったねぇ、その土地で実験してもかまわないかねぇ」
大和「周りの人の迷惑にならんならいいぞ」
リボン「やったねぇ!」
翌日
担任「え〜、今日は特別授業で車両免許取得と車両開発の2つをやってもらいます」
男子「先生〜、なんでそんな授業があるんですか?時間が掛かりそうですが」
担任「校長先生が『乗り物とかあったら便利じゃろ』とのことで急遽変更になったんです」
5人組(理由あやふやすぎるだろ!)
担任「そういうことで、これからの時間は車両開発と車両免許取得に関する事なら自由!やることないなら自習!解散!」
賢人&大和&奈菜&葵「開発といえば…」
特殊開発室にて…
四人「開発手伝って!リボン(さん、ちゃん)!」
リボン「いいよぉ、手を貸そうじゃないか」
四人「あざす!」

137 :Adgjmptw:2024/04/05(金) 23:55:48.21 ID:/23JTp8TB
キャラクターにやってみて欲しいことやキャラクターに関する質問 受付中

138 :創る名無しに見る名無し:2024/04/06(土) 00:06:15.54 ID:LDhMIgEpl
鈴木海高校みましたか?

139 :Adgjmptw:2024/04/06(土) 02:30:46.66 ID:GMUqP1Pzo
>>138いいえ

140 :Adgjmptw:2024/04/06(土) 11:25:27.77 ID:GMUqP1Pzo
>>139見ました

141 :Adgjmptw:2024/04/07(日) 01:19:33.35 ID:csorD0gyz
リボン「まずは車両のタイプだよねぇ、装甲車や戦車、トラックもあるのかい!?」
5人でカタログ的なものを見る
賢人「そういやこの車両の経費ってどこで落ちるんだ?」
奈菜「校長先生のポケットマネーだって」
賢人「ポケットマネーで全生徒分の乗り物買えるのか」
大和「そう考えると恐ろしいな」
葵「てかいつの間にこんなカタログつくったんだろうね」
大和「どうやら昨晩つくったんだってよ」
賢人「印刷所の皆様お疲れ様です」
リボン「それでどれにするんだい?」
賢人「俺戦車がいいな!」
大和「街中で乗ったりするのに不便だし、維持費すごそうだ、俺バイク」
奈菜「私可愛い軽自動車」
葵「私はキックボード」
賢人「えー、みんな庶民的だな…軽トラとかあるし…」
リボン「私は大型装甲車だねぇ、移動式実験室が欲しかったんだよねぇ」
賢人「なおさら迷うじゃんかよ!…俺軍事軽車!」
翌日…
業者「オーライ!オーライ!はいOK!…それではありがとうございました!」ブロロロ…
大和「スゲー頼んだ翌日に届いた」
奈菜「全員分あるね」
賢人「それじゃあさっそく!」
葵「改造開始!」
リボン「だねぇ!」
大和サイド
大和「う〜ん…レーシングバイクか、しかもこれ高級車…まあそこには気にしない気にしない!(現実逃避)」
リボン「やぁ、改造の方針は決まったかい」
大和「リボンか、そっちは終わったのか?」
リボン「実験室とトラックを融合するだけだから簡単だねぇ」
大和「さらっと凄いこと言ってんな、まあもう少し実用性を上げたいな」
リボン「例えばどんなのだい?」
大和「ん〜…荷物を積みやすくして、頑丈で悪路でも走破できる走破性、あと電気仕様にできないか?」
リボン「できるねぇ、ソーラーパネルも付けるかい?」
大和「ありがてぇ、これある程度の素材だな」
リボン「ふむ、サイズはどうでもいいと言ったがまさかウルトラダッシュモーターをエンジン仕様にするきかい!?」
大和「色々凄そうだろ、あと事故っても俺無傷だし」(アーマーを発動しながら)
リボン「シンプルに危ないんだねぇ!まぁ、始めるよぉ」
改造していく様子を大和は眺める
大和「俺も何か手伝うか?」
リボン「気持ちだけでもありがたいねぇ、でも大丈夫だよぉ」
大和「そっかぁ…」
数十分後…
リボン「ふぅ、完成だねぇ!」
大和「スッゲー!てかほとんどリー○ーストライクじゃねぇか!」
リボン「ふっふっふっ、ウルトラダッシュモーターのおかげで本家の数倍の馬力をしているよぉ!」
大和「とんでもねぇモンスターバイクだぜ」
リボン「ピーキー過ぎて扱えないかもねぇ」
大和「AKI○Aの金田じゃあねぇか」
リボン「そういえば約束は覚えているかねぇ!」
大和「おう、俺に出来ることならなんでもするっていうやつか、いいぞなんだ?」
リボン「君の血を採らせてほしぃねぇ!」
大和「献血か?いいぞ!」
ささっと大和は採血を終わらせる
大和「そんだけで十分か?」
リボン「十分過ぎるんだねぇ!君の能力のルーツを知りたいんだよぉ!」
大和「まあ、お前が満足してるんならよかったぞ!」

142 :Adgjmptw:2024/04/07(日) 01:54:52.63 ID:csorD0gyz
奈菜サイド
奈菜「んー、どんな風に改造しようかな」
リボン「決まってないのかい?」
奈菜「耐久力を上げたいかな、あと馬力も」
リボン「君の彼氏くんはとんでもない馬力してるけどねぇ」
奈菜「その呼び方やめてよぉ、まあ要望はこの位かな」
リボン「かなり無欲だねぇ、では始めるよぁ」
改造をしていく
リボン「そういえば奈菜君は彼の何処に引かれたんだい?」
奈菜「へ?!大和くん?!…逞しさとか勇敢さ、そしてやっぱり優しさかなぁ」
リボン「なるほどねぇ、まあ彼の優しさは魅力だよねぇ」
奈菜「リボンちゃん狙ってる?!」
リボン「人の彼氏を盗るわけないだろぉ、できたよぉ」
奈菜「凄い!見た目そのままで耐久力と馬力が上がってる!」
リボン「ふふん!それと少し隠し機能を着けたよぉ」
奈菜「?、なになに?!」
リボンがハンドルの下のレバーを引くと後ろのトランクが開き謎のエンジンが露出する
奈菜「なにこれ!?」
リボン「独自で開発したニトロターボエンジンだよぉ、ニトロを使って倍の速度と馬力を底上げする機能だよぉ!」
奈菜「ありがたいけど使いこなせるかな…」
リボン「それで、約束覚えているかねぇ!」
奈菜「なんでもするだっけ?なにかな?」
リボン「その胸が育つ理由を教えて欲しいねぇ」
奈菜「へ?な!?む、胸!?」
リボン「そうだねぇ、なにかしてるんだろぉ」
奈菜「と、特に何もしてないよぉ、あう〜…」
リボン「それはとても憎たらしいねぇ」
奈菜「何かごめんね!何か他のお願いある?」
リボン「それじゃあ実験に付き合って欲しいねぇ、大丈夫変なことはしないよぉ彼氏くんがコロしにくるからねぇ」
奈菜「別にそのくらいなら構わないよ、やろっか」
そうして奈菜はリボンが満足するまで実験に付き合った

143 :Adgjmptw:2024/04/07(日) 20:48:23.45 ID:csorD0gyz
賢人サイド
リボン「賢人くん、改造の方針は決まったか…」
賢人「どびきり火力と馬力、そして防御力を上げてくれ!」
リボン「今度はシンプルに欲の塊かねぇ…」
賢人「?、一つ前の奈菜のやつはどんな改造したんだ?」
リボン「馬力と装甲の強化だけだよぉ」
賢人「殆ど無欲!じゃあ大和は?」
リボン「積載量、装甲、燃料改善、馬力、走破性の5つだねぇ」
賢人「欲望的だけどなんかピンポイントだな!」
リボン「にしても火力ねぇ、重火器を積めば十分かねぇ?」
賢人「バルカン積んでくれ!」
リボン「戦闘機や戦艦に積んでる機銃かい!?用意できるのかねぇ?」
賢人「貰ったやつがある、戦艦に付いてたのをじいちゃんが引きちぎって使ってたやつ」
リボン「ほ、本物だねぇ、君のお爺様は軍神か何かかい?まあ始めるねぇ」
改造中
リボン「ふ〜ふ〜ふ〜ん♪」
賢人「リボンちゃんは歌とか好きなのか?」
リボン「歌かい?まあ聴いたりするよぉ、成長に関する実験だけどねぇ」
賢人「んな野菜の成長実験みてぇな…」
リボン「そう言う賢人くんはどうなんだい?」
賢人「俺は聴くぜ、ヘビメタ!」
リボン「近所迷惑してそうだねぇ」
賢人「んな爆音で聴いてねぇ!」
リボン「完成したねぇ」
完成した車両を賢人に見せる
賢人「お〜!本当に殆ど見た目変わってねぇ!弾薬箱が付いた位か、?バルカン砲は何処いった?」
リボン「ふっふっふっ、そこが見所だよぉ、そのハンドルに付いたボタンを押したまえよぉ」
賢人「これか?」カチッ…ウィーン…ガシャン!
ボタンを押すとエンジン部分が開きバルカン砲が現れる
賢人「カッケー!?」
リボン「エンジンの位置を移してバルカン砲を格納したんだよぉ」
賢人「リボンちゃんの能力の前では現実味は意味をなさないんだなぁ、けんと」
リボン「それではお決まりの…約束は覚えているかねぇ!」
賢人「なんでもするって約束だな、なにすんだ?」
リボン「んー、なにしてもらおうかねぇ…」
賢人「決めてねぇのかよ!前の二人はなにしたんだ?」
リボン「大和くんは採血、奈菜くんは実験の助手だねぇ」
賢人「なら俺も実験の手伝いか?」
リボン「そうだねぇ、耐久実験の被験者になって欲しいねぇ」
賢人「まさかの攻撃受ける側!ちなみに何のやつだ?」
リボン「これだねぇ」
奥から巨大な列車砲が出てくる
賢人「大和、わりぃ、俺タヒんだ」
実験に付き合った賢人は、見事に怪我をし、保健室でしばらく寝込んだ

144 :Adgjmptw:2024/04/07(日) 21:18:23.38 ID:csorD0gyz
葵サイド
リボン「来たよぉ〜」
葵「リボンちゃんやっほー、じゃんけんで負けた私が最後だね、昨日すごい爆発音が聞こえたけど何があったの?」
リボン「耐久実験に付き合ってもらったよぉ、列車砲のだけどねぇ」
葵「ええ!大丈夫だったの?賢人」
リボン「今包帯だらけで大和くんたちといるよぉ」
葵「後でお見舞いしよ」
リボン「改造の内容決まってるのかねぇ?」
葵「持ち運びやすさの改善とモーター付けてほしいかな」
リボン「今までの中でも一番無欲だねぇ」
葵「?、何か言った?」
リボン「なんでもないよぉ、それじゃあ始めるねぇ」
改造中…
葵「リボンちゃんはさぁ、オシャレとかしないの?」
リボン「合うサイズがないんだねぇ」
葵「小さいって難儀だね」
リボン「悪気が無いのはわかるよぉ、実験とかする上では便利なんだねぇ」
葵「今度可愛い服屋に連れてってあげるよ」
リボン「ありがたいねぇ、できたよぉ」
出来上がったキックボードを見せる
葵「さすがだね!」
リボン「サイズ的には小さい肩掛けバック位のサイズに収納できるよぉ、それに速度的には原付位は出るよぉ」
葵「凄い!それじゃあ皆と合流しよっか」

145 :Adgjmptw:2024/04/07(日) 22:06:11.77 ID:csorD0gyz
リボンと葵は教室に戻ってきた
奈菜「あ!葵ちゃん来た、リボンちゃんお疲れ様」
大和「お疲れ」
賢人「お疲れさん…」
葵「本当に包帯まみれじゃん、ダイジョブなん?」
賢人「明日には治る…」
リボン「回復力は大和くん以上だねぇ」
賢人「もう、あんな実験ごめんだぜ」
そんな話をしていると教室の扉が乱暴に開かれる
ガラガラ……ピシャン!
カイト「大和ぉ!俺がつくった車と勝負しろ!」
大和「は?」
奈菜「ひっ…」ガタガタ ギュ
葵「諦めな!奈菜は大和と付き合ってんのよ!」
賢人「そうだそうだ!」
カイト「怪我人は黙っててもらおうか」
賢人(シュン…)
リボン「どっちみち嫌われてるんだから意味ないねぇ」
カイト「ならばマイナスを忘れさせるほどプラスを増やせばいい」
大和「そのプラスバ○な頭は尊敬するがとりあえず一発殴らせろや」
賢人「大和、ステイだ、落ち着け、能力を納めてな」
大和を賢人が羽交い締めにしながらなだめる
奈菜「私はあなが嫌いです、近づかないで…」カタカタ
カイト「受ける受けないは大和次第だが?」
大和「くだらねぇ、受けるかそんな勝負」
カイト「そうか、だが俺は諦めないからな!」
早足でカイトは教室から出ていった
大和「ちっ!あいつマジでぇ…ん?」
奈菜 プルプル ギュッ
腕を掴んで離さない奈菜がずっと震えていた
大和「へ?俺はどうすりゃいいの?」
リボン「恐怖による混乱だねぇ、落ち着かせればいいねぇ」
賢人「とりあえず頭撫でたりとかか?」
葵「大和、奈菜の頭撫でてあげて」
大和「お、おう」
ゆっくり奈菜の頭を撫でる
大和「よしよし…」ナデナデ
奈菜「……」コテン
少し頭を大和の方へ傾ける
大和「へぁ?!」
葵 ニヤニヤ
リボン「おやおや」
賢人「恐怖で素直になってる」
もう一度頭を撫でる
大和 ナデナデ
奈菜「……♪…は!」
急に冷静になったのか奈菜は顔を真っ赤にし慌てて大和から離れる
奈菜「……えーと…」
リボン「凄い嬉しそうだったねぇ」
葵「動画に撮ってあるけどみる」
賢人「もう少し場所をわきまえろ、よかったな教室には俺ら意外居ないぞ」
奈菜「や、大和くん?」
大和「嬉しかったが、さすがにはずいぞ…」
奈菜「は、はわわわわぁ////」プシュー
顔を真っ赤にして奈菜は動かなくなった…しばらくして元に戻った

146 :Adgjmptw:2024/04/07(日) 22:07:36.21 ID:csorD0gyz
作者 反応等を書き残してくれると嬉しいです

147 :Mi☆コアラ:2024/04/07(日) 22:31:35.04 ID:WaoyqEVLO
リボンて何歳ですか?

148 :Mi☆コアラ:2024/04/07(日) 22:49:00.80 ID:WaoyqEVLO
あと変身科と普通科の違い

149 :Adgjmptw:2024/04/08(月) 01:44:13.84 ID:P2up3BfOw
>>147リボンは大和たちより一つ年下の15歳

150 :Adgjmptw:2024/04/08(月) 01:51:28.13 ID:P2up3BfOw
>>148普通科は能力の有無に関わらず入れる学科
能力科は能力を使って犯罪をする『能力犯罪』を取り締まる、特殊警察の訓練学科
説明不足失礼いたしました

151 :Adgjmptw:2024/04/08(月) 21:03:52.77 ID:P2up3BfOw
作者 その話のタイトルをいれるべき?

152 :Mi☆コアラ:2024/04/08(月) 21:11:23.63 ID:xkSpzmBDK
入れた方がいいじゃない

153 :Adgjmptw:2024/04/08(月) 21:59:42.37 ID:P2up3BfOw
>>152なるほど了解

154 :Adgjmptw:2024/04/09(火) 00:02:24.27 ID:rX75STYUI
タイトル 体育館でよく見るあいつ

担任「?、お前たちもう開発は終わったのか?」
大和「はい、優秀な開発担当がいたのでね」
リボン「ふっふっふっ♪」
賢人「それで先生はどうしたんすか?」
担任「実は、手が空いている生徒を探していたんだ」
奈菜「なにかあったんですか?」
担任「ちょっと手伝ってほしいんだ」
葵「分かりました〜」
5人組は担任の後に続いて体育館に到着した
大和「それで手伝いって何っすか?」
担任「あれだ」
指差した先を5人組が見る、そこには天井の鉄骨に引っ掛かったボールが
賢人「ありゃりゃりゃ…」
葵「見事に引っ掛かってるね」
担任「あれを回収したいんだ」
奈菜「え?あれを取るだけですか?」
大和「だったら簡単じねぇか?」
そう言うと霧の能力でボールに手を伸ばすが…
ペタッ
大和「?、天井との間に何か張ってあるな…」
リボン「どういうことだねぇ?」
担任「この体育館には、変身して能力を使用しても壊れないように特殊なバリアを張っていて、取ることが出来ない状況なんだ」
賢人「じゃあ電源を切ればいいじゃんか」
担任「そうすると決闘場のバリアも落ちて大変な事になる」
奈菜「じゃあどうするんですか?」
担任「バカな事だが、このバリアを破壊するほどのダメージを与えてボールを取ってほしい」
葵「本当ですか!?」
奈菜「というかあのボールはいつからあそこに?」
担任「校長先生が試しに投げたボールだそうよ」
賢人「え〜…」
大和「校長の能力って聞いた事ないっすけど。何の能力なんすか?」
担任「『貫通』あらゆる防御、攻撃を貫通する能力だそうよ。耐久力テストに投げて貰ったそうで」
葵「とういか初めて聞いた校長の能力」
担任「まあ、校長先生と話す生徒は殆ど居ませんから」
リボン「かなり無茶言ってくるけど、何か見返りあるのかねぇ?」
担任「夏休み終わりのテスト。落ちない自信があるなら夏休みの宿題を免除しよう」
賢人&奈菜&リボン「喜んで(だねぇ)!」
大和「食い付き凄いなぁ…」
葵「貫通の能力がないと壊れないバリアを壊せってなかなか無茶苦茶だね」
色々試してみた
1 鉄球
賢人「取り敢えず鉄球ぶつけるか」
能力で鉄球を出し、勢いよくぶつける
賢人「ふんっ!」
ドグォーン!
賢人「どうだ!」
葵「全然削れてないね」
偵察の能力で葵がバリアを確認する
葵「攻撃力を上げてみようか」

155 :Adgjmptw:2024/04/09(火) 00:18:59.30 ID:rX75STYUI
2 銃火器
バババババ! バキューン!
葵「ダメだね」
奈菜「ゴム製の弾じゃダメそうだね」
大和「あぶねぇから下がってろ」
霧の能力で大量の銃器や重火器をつくり出す
大和「短時間だけなら…フルバースト!」
ギャギャギャギャガガガガガバババババドゥルルルル
リボン「凄い弾幕だねぇ!」
賢人「耳いでぇ…」
葵「もう少しかな…」
大和「それじゃあ仕上げだ!『トレインキャノン』!」
霧が巨大な列車砲の砲身を形成する
大和「吹っ飛べや!ファイア!」
ドッガーーーーーン!!
賢人「うお!」
奈菜「うっ!凄い砂煙」
葵「お!どうなったんだろ!」
大和「ハアハアハア…」バタッ
奈菜「大和くん!」
倒れた大和の元へ奈菜が駆け寄る
葵「大丈夫かな」
奈菜「大丈夫そう、疲れて寝てるだけだよ」
大和「スースースー…」
賢人「他にもないか考えよう」

156 :Adgjmptw:2024/04/09(火) 00:56:09.44 ID:rX75STYUI
3 質量
賢人「俺らの中で一番の火力持ちが寝ちまったな」
奈菜に膝枕されながら寝ている大和を指差す
葵「起きたときにこの話したら大和ぶっ倒れそうw(恥ずかしさで)」
リボン「なら賢人くんが同じ事すればいいんだねぇ」
賢人「は?!俺が?!」
葵「そうそう」
リボン「ほらほらどうせ介抱するの私達だしねぇ」
賢人「なんか押しつけるみたいなの止めてくれ。そんじゃやるか!」
大量の巨大な鉄柱をつくり出す
賢人「オラオラオラァ!!」
ドドドドドドド
リボン「凄いねぇ、質より量で圧倒する寸法だねぇ」
葵「かなり削れてきてるよ!」
賢人「まだまだぁ!」
ドドドドドドド!
葵「そろそろ!」
賢人「これで!…あ」パタリ
飛んでいった鉄柱が消える
葵「ありゃ?賢人、どうしたん?」
リボン「どうやら同じく体力切れで倒れたねぇ」
葵「ええ?!」
結末
大和「ふぁ?…は!」
目を覚ました大和が勢いよく起き上がった
大和「ど、どうなった?」
奈菜「お、おはよう///」
大和「ん?お〜おは…よ…(状況理解)」
奈菜「……////」
大和「あ〜、すまねぇ////」
奈菜「だ、大丈夫///」
葵「は〜い、そこ!イチャイチャしない!」
大和「茶化すのやめろって、なんで賢人は地面で寝てんだ?」
リボン「君と同じく体力切れだねぇ」
大和「そうか、てかバリアは破れたのか?」
葵「全然だよ」
大和「思ったんだけどよ、これバリアを『腐らせ』ばいいじゃん」
葵「?」
リボン「どういう事だねぇ?」
大和「こうする」
バリアに霧を密着さる
大和「『属性追加 腐敗』」
数十分後、バリアが溶けきった
大和「後は空いた穴からボールを取り出せばっと」
ポスッと大和のての上に落ちてくる
葵「凄!」
リボン「あっという間だったねぇ」
奈菜「凄いよ凄いよ!」
大和「奈菜もあんがとよ」
奈菜「や、止めてよぉ〜…」
賢人「は!どうなった?」
葵「たった数十分で終わったわよ」
リボン「一瞬で終わったねぇ」
賢人「えー…」
このボールを担任に届けると「本当にやったんですか?!」と言われた、約束は守ってくれた

157 :Adgjmptw:2024/04/09(火) 01:14:18.60 ID:rX75STYUI
キャラクターに聞きたい事募集中です
ぜひぜひ

158 :Mi☆コアラ:2024/04/09(火) 20:44:24.38 ID:Bcc+8cjVA
悠希「大和君の能力は本当に『霧』何でしょうか?」

159 :Adgjmptw:2024/04/09(火) 22:11:16.57 ID:rX75STYUI
>>158
奈菜「どうだろう?」
賢人「霧を発生させるのは分かるが、身体能力の向上には説明つかないな」
リボン「霧の能力とは別の『何か』があるとしか考えられないねぇ」
葵「『霧』『成形』(武器生成のと)『属性追加』さらに『アーマー』、金属結晶ってなに?わけわかんない」
大和「確かに」ウンウン
賢人「いやいやおいおい」
リボン「ちなみに金属結晶だが、驚きの検査結果が出たよ」
奈菜「なになに?」
リボン「この金属結晶は『霧』と全く同じ粒子だったんだねぇ」
賢人「どういう事だ?」
リボン「彼がいつも出してる霧が凝縮され、粒子同士のつながり…つまり粒子構成が出来上がっていたんだねぇ」
葵「つまり硬くなった意外、大和の霧と変わらないんだ」
リボン「そうなるねぇ、しかも硬度はダイヤ以上ときたんだねぇ」
葵「よっぽど大切な誰かさんを守りたかったんだろうね?」
奈菜「止めてよぉ///、それにしてもますます大和くんの能力って何だろう?」
作者 一応とあるゲームの敵キャラの能力を工夫したものです

160 :Adgjmptw:2024/04/10(水) 20:51:14.05 ID:mtgm4L/nY
夏休み編突入!

161 :Mi☆コアラ:2024/04/10(水) 21:04:00.06 ID:s6CCq/yfl
悠希「?よくわかんないけどありがとこっちの質問もジャンジャンよろしく」

162 :Adgjmptw:2024/04/10(水) 21:51:56.71 ID:mtgm4L/nY
担任「はい!明日から夏休みです、自由に過ごしてかまいませんが、ルールを守り、きちんと課題を仕上げてくるように、それでは皆さん夏休み明けに、さようなら」
クラス一同「さようなら」
ガラガラ…
クラス一同「夏休みだぁー!」
最後のホームルームが終わり、夏休みムード全開な雰囲気が辺りに漂う
賢人「夏休みだー!」
大和「お前楽しみにしてたもんな」
葵「しかも夏休みの課題、私たちは免除だし」
奈菜「予定も沢山だしねー」
リボン「だけど、準備が大変だねぇ」
賢人「なんせ今年の一大イベント…大和実家で夏休み中のお泊まり会だ!」
葵「出発はいつなの?」
大和「できれば明日だ、移動に丸一日掛かるからな」
奈菜「移動手段はどうする?」
大和「田舎過ぎて駅もバス停も無いからな、高速で行く」
リボン「乗り物はどうするねぇ?私のを貸すよぉ?」
大和「俺んちに使ってない大型車があるからそれ使う」
葵「オッケ〜」
大和「集合場所は学校近くのコンビニな!」
賢人&奈菜&リボン&葵「は〜い」
翌日…
奈菜「大和くん!おはよう!」
大和「お!奈菜が一番乗りか」
奈菜「それで、その…どうかな?似合ってる?」
くるっと一回転して青色のワンピースを見せる
大和「か、可愛いと思うぞ」
奈菜「へへへ、よかった…]
葵「な〜に朝からイチャコラ見せつけてんの!」
賢人「お二人さん、お熱いね」
奈菜「あ、葵ちゃん?!賢人くんも!」
大和「賢人!葵!お前らまたぁ…」
賢人「お、落ち着けぇ!」
葵「あっははは!やっぱり二人をいじるの楽しい♪」
リボン「すまないねぇ、遅れてしまったねぇ」
奈菜「り、リボンちゃん、おはよ…え!凄い荷物!」
賢人「殆ど実験道具じゃね」
リボン「敷地の一部で好きに実験して構わないってことだからだねぇ、持てるだけ持ってきたのだねぇ」
葵「この量、積める?」
大和「余裕♪余裕♪」
全員の荷物を積み、車に乗り込む
大和「そんじゃ、出発!」
賢人&奈菜&葵&リボン「お〜!」
高速にのり、車を進める
奈菜「大和くん大丈夫?疲れてない?」
大和「心配すんなって」
賢人「大和は大丈夫さ」

163 :Adgjmptw:2024/04/10(水) 23:14:34.59 ID:mtgm4L/nY
リボン「まあまあ落ち着きたまえよぉ」
車を進めて数分後…
大和「ちっ!全然進まねぇ…」
リボン「見事に渋滞だねぇ」
賢人「この先かなりの距離渋滞が続いてるぞ」
奈菜「はい、飲み物」
大和「おう、ありがとよ」
葵「けど、どうするの?この調子じゃもっと時間が掛かるよ」
大和「面倒だが、こっちを使うか」
車を別のレーンに移す
奈菜「このレーンは何処行きなの?」
大和「ここは『飛行能力専用レーン』でな、飛行能力持ちならここから飛べるんだ」
葵「え?」
賢人「そうか!霧の能力で車を包んで飛ぶのか!」
大和は入り口でナビゲーションヘッドホンを貰い、装着する
大和「こちらは準備OKです。どうぞ」
管制塔「了解、飛行を許可する」
大和「了解、そんじゃ、いくぞ!」
霧が車を被い尽くし、ふんわり浮く
大和「TAKE OFF!」
奈菜「わぁー?」
賢人「スゲェ!マジで飛んでる!」
リボン「君の能力は訳がわからないねぇ」
葵「高い所怖い」((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル
管制塔「無事離陸を確認、どちらまでですか?」
大和「○○までお願いします、どうぞ」
管制塔「了解、ナビゲーションを開始します」
奈菜「?、画面とかないけどどうやって進路を確認するの?」
大和「能力が作用した素材を使って頭の中に進路情報を流し込むって仕組み」
賢人「頭痛くなりそうだなそれ」
リボン「技術も進化してるんだねぇ」」
葵「こ、これは能力のおかげだと思うよ」((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル
奈菜「葵ちゃん高い所苦手だったね」
翌朝…
奈菜「ん〜、大和くんおはよう…」
大和「奈菜、おはよう」
賢人「ぐ〜が〜…」
葵「う〜ん…奈菜、大和、おは」
奈菜「葵ちゃんおはよう」
リボン「す〜…す〜…、ん?おはようだねぇ…」
奈菜「おはようリボンちゃん、はい、飲み物」
リボン「ありがとうだねぇ」
大和「賢人、早く起きろ」
能力で小さな金属結晶をぶつける
賢人「あでっ!いってて、おはよう」
大和「ホラよ、飲み物」
飲み物を投げ渡す
賢人「(パシッ)サンキュ」
大和「おお、ようやく見えてきたぞ」
雲が晴れキレイな畑や小さな建物が見えてくる
大和「そろそろ着陸態勢に入ります、どうぞ」
管制塔「了解、こちらから誘導を開始します、どうぞ」
大和「了解」
車をゆっくり下ろす

164 :Mi☆コアラ:2024/04/11(木) 00:04:01.51 ID:Rlq/aNOiB
天宮「皆さん(いつメン)が変身科に入った理由は何ですか?」

165 :Adgjmptw:2024/04/11(木) 00:12:44.23 ID:kDq9P3+jJ
大和「着陸完了、どうぞ」
管制塔「はい、長旅お疲れ様でした、ナビゲーションヘッドホンを返却して下さい」
大和「了解」
出口でヘッドホンを返却し、田舎道に入る
奈菜「丁寧語の大和くん、何だか新鮮」
葵「格好よかった?」
奈菜「うん、カッコいい」
賢人「大和ぉwお前顔まっ…へぶし!」
リボン「賢人くんの顔にペットボトルがめり込んでるねぇ」
大和「よし、ついたぞ」
二階建ての一軒家の前に止まる
賢人「これが大和の実家か」
奈菜「普通の一軒家だね」
葵「美味しそうな果実がなった木が生えてる、採っていい?」
大和「いいぞ、うちの土地のだし」
リボン「そういえば、土地の範囲はどのくらいなんだねぇ?」
大和「あっちとあっちの柵が見えるか?」
超遠くにある柵を指差す
リボン「遠すぎるけどねぇ、あれかねぇ?」
大和「そっ。あそこまでうちの土地って訳だ」
賢人「へ?ひっろ!」
大和「それとうちの後ろの山、そこから流れてる川の中流が土地」
奈菜「???」
葵「大和、訳が分かり難い言葉をワッと浴びせるのやめたげて」
大和「まぁ、取り敢えず荷物を家の中に置くか、久々に来たから近所に挨拶したいし」
賢人「そうか!そんじゃ、ちゃっちゃと荷物を下ろすか」
各々荷物を持って大和実家の扉を開ける
大和「ただいま」
奈菜「お邪魔します」
賢人「お邪魔するっす」
葵「おっ邪魔しま〜す」
リボン「お邪魔します」
皆で家の中に上がる
賢人「ザ·和式な家の作りだな」
葵「空気が美味しい、畳のいい香り」
大和「その辺でゆっくりしていてくれ、ちょっとじいちゃんとばあちゃんの仏壇に挨拶してくる」
賢人「お〜」
葵「わかったよ」
数分後
大和「戻ってきたぞ、すっげぇリラックスしてんな」
賢人「あー、畳最高」
葵「眠くなる…」
奈菜「も〜、二人とも〜」
大和「頼むから寝るなよ、お隣さんとこに挨拶に行かなきゃならねぇからな」
賢人「え〜」
葵「うへ〜」
お隣のおばちゃん「あ〜、大和ちゃん久しぶり!おや?彼らはお友達かい?」
賢人「はい、友達の賢人っす」
葵「私も〜、葵で〜す」
奈菜「初めまして、大和くんのか、彼女の島風奈菜とも、申します」
お隣のおばちゃん「お、おじいさん!赤飯!赤飯の準備!大和ちゃんが嫁さん連れてきたわ!」
大和「おばちゃん落ち着いて!な!?」
奈菜「お、お嫁さんボソッ」
大和「?、何か言った?」
奈菜「な、何でもない!///」
葵 ニヤニヤ
賢人「??」

166 :Adgjmptw:2024/04/11(木) 00:25:48.13 ID:kDq9P3+jJ
>>164
賢人「特殊警察が戦う姿に憧れたからだぞ」
大和「マジか初めて聞いた」
葵「確かに」
リボン「良い目標だねぇ」
奈菜「しっかりした目標だね」

葵「父が変身して戦う姿を見て、少しでもサポートできるようにってだけ」
奈菜「何でツンデレ的な要素がまじったの」
賢人「良い目標じゃん」
大和「うんうん」
リボン「父親思いだねぇ」

奈菜「困ってる人を助けられる人になりたいからだよ」
大和「いいじゃん」
葵「なんだか涙が…」
賢人「俺も」
リボン「良いねぇ」

大和「じいちゃんみたいに強く、そしてお母さんとお父さんみたいに沢山の人を助けられるように、笑顔を守るって約束を果たすために」
奈菜「カッコいい目標だねぇ」ポロポロ
賢人「うぉぉぉ!大和ぉ!お前良いやつだなぁ!」(ガチ泣き)
葵「うわぁぁぁん」(貰い泣き)
リボン「思いを果たす、か、いいじゃないかねぇ」

167 :Mi☆コアラ:2024/04/11(木) 07:21:54.51 ID:Rlq/aNOiB
シュウ「なんかそっち熱についていけねーや」
悠希「俺もあこがれたなよくシュウはあこがれたりしなかったの?」
シュウ「警察24時のイメージがある」
悠希「あこがれてはなさそうだねシュウの能力は戦闘に使えそうだけど」
シュウ「それは内緒です」

168 :Mi☆コアラ:2024/04/11(木) 15:59:40.53 ID:Rlq/aNOiB
悠希「ちっこいの俺攻撃手段内から武器作ってくれ
   軽くて動きやす剣類がいいな」

169 :Adgjmptw:2024/04/11(木) 21:51:35.92 ID:kDq9P3+jJ
>>168サウジーナ·リボンの開発コーナー
リボン「要望に答え、制作した『レバーコッキングショットガンソードカスタム』だねぇ」
大和「長い!名前!」
リボン「この銃は片手でリロードできるレバーコッキング仕様のショットガンの銃身を切り詰めた下の部分に、刃を付け足したものだねぇ、二挺持って戦う双剣スタイル+ガンカタの要素を組み込んだねぇ」
大和「つまり片手ショットガンに刃付けて、斬り付ける攻撃と近距離射撃を可能な武器だな」
リボン「郵送に時間が掛かるが、届いたら使った感想を教えて欲しいねぇ」

170 :Mi☆コアラ:2024/04/11(木) 22:20:15.85 ID:Rlq/aNOiB
悠希「これかどうやってつけるんだ?…あ、こうか」
シュウ「へー便利だね」
悠希「くらえシュウ」
シャキン 
シュウ「振り回すな」エイ
ボキ
シュウ、悠希「あ」

171 :Mi☆コアラ:2024/04/11(木) 22:27:38.80 ID:Rlq/aNOiB
悠希「えー試そうとしたところ回し蹴りがクリーンヒットし
   跡形もなくバラバラに崩壊しました」
シュウ「すいません」
悠希「まあいいや使えこなせる自信ないし」
シュウ「喧嘩一回も勝ったことないしね」
悠希「おいってことで試せず壊しちゃいましたすいません」
シュウ「すいませんでした」

172 :Adgjmptw:2024/04/11(木) 22:30:33.45 ID:kDq9P3+jJ
夏休み編続き
5人組が田舎道を歩いて買い物に向かう最中
賢人「そういやさっきから警察を見掛けねぇな」
葵「というか交番すら見掛けないけど」
大和「言い忘れてたがこの村には警察は居ねぇぞ」
賢人「は?!治安とかどうなってんだ?」
大和「この村の自衛力が強くてね、殆ど自衛してるんだ」
奈菜「皆強いんだ」
大和「ガキの頃こっちに住んでたとき手合わせしてもらったな、手加減無しだからメッチャ痛かった」
奈菜「強くなった理由が知れたね」
リボン「どうしてそんなに強いのかねぇ?」
大和「殆どの住民が大戦時代の生き残りだから、能力と実力共に衰えてないんだってよ」
賢人「俺も手合わせお願しようかな」
大和「かなり強者だらけだから頑張れ、付いた」
5人組が小さな商店街に到着した、少し廃れているがとても活気がある
肉屋のおじちゃん「おお!大和か!久しぶりだなぁ!お、それが噂の彼女さんか?お前もなかなかやるなぁ」
奈菜「何でその話を知ってるんですか?!」
大和「うちの情報の回りはSNS以上だ」
肉屋「めでたいなぁ、ほい!トンカツ、オマケだ」
行く先々で
八百屋「お?大和ちゃん!久しぶりだな、その彼女さんも、ほらよ!大根オマケだコンチクショォ」
魚屋「あ、大和ちゃん久しぶりだねぇ!あ!彼女さん、これあげる」
奈菜「何ですかこれ?」
魚屋「牡蠣とスッポンエキス!頑張れ!」
奈菜「ふえっ!?///な、ま、まだそこまでの関係では…ゴニョゴニョ///」
魚屋「ハッハッハッ!まあ頑張りなっせな!」
大和「?」
大和実家にて…
賢人「ぷっは〜腹一杯だぁ、?大和、あれなんだ?」
葵「スッゴいサイズのチェーンソー!人どころか車も真っ二つに出来そう」
奈菜「大和くん、これ誰のものなの?」
大和「それか?俺のじいちゃんが使ってたやつ、大戦後も保管してたんだと、燃料入れたらまだ動くぞ」
リボン「大和くんのおじいさんのものねぇ」
大和「大戦時代に大尉をやってたらしくてよ、『大伐者』なんて呼ばれてたらしいぞ」
                     (たいばつしゃ)

173 :Adgjmptw:2024/04/11(木) 22:32:06.16 ID:kDq9P3+jJ
>>171
リボン「まぁ、武器は人に、合う合わないがあるから仕方ないねぇ」

174 :Adgjmptw:2024/04/11(木) 23:25:57.81 ID:kDq9P3+jJ
賢人「大伐者か…異名かぁ…カッコいいな」
大和「夏休み明けして数日後にネーム決めがあるぞ」
賢人「じゃあ早めに考えよぉぜ!」
大和「鉄塊とか?」
賢人「鉄の塊とか嫌だわ!」
奈菜「異名ねぇ…」
葵「ムーンダンサーとかどう?」
奈菜「可愛いね、葵ちゃんは…スカイアイとか」
葵「…悪くないかも!」
リボン「盛り上がってるねぇ」
大和「そろそろ寝るか、明日海へ行くから早めに寝るぞ」
四人「は〜い」
大和「男は一階、女子は二階だ」
賢人「りょ〜かい」
リボン「わかったねぇ」
葵「奈菜は大和と一緒に寝る?」ニヤニヤ
奈菜「ふぁ!?そ、そそそ、それはまだ早いと言いますか!」
大和「ハイハイいじめない、おやすみ」
葵「おやすみ〜」
奈菜「…おやすみなさい」
大和「奈菜」
奈菜「?」
大和「また、明日な…」
奈菜「!、うん!また明日!」
女子二人は二階に上がって行った
賢人「俺ら忘れてイチャコラすんなや」
大和「わ、悪かったって、明日昼飯奢るからよ」
賢人「ま、こんくらい見逃しといてやるよ」
大和「サンキューさん」
布団に入っている女子組
葵「奈菜、ついさっき私たちがいたこと忘れてたよね」ニヤニヤ
リボン「忘れていたねぇ」ニヤニヤ
奈菜「掘り返さないでよぉ、あうぅぅ///」
葵「それよりいよいよ明日決行だよ!」
リボン「『大和悩殺計画』だったかねぇ、アホらしいねぇ」
奈菜「明日は絶対、大和くんをメロメロにするんだから!」
布団に入る男子組
大和「ぶるぁっくしょい!」
賢人「大和、どうした?」
大和「何でもねぇ、埃か?」

175 :Mi☆コアラ:2024/04/11(木) 23:49:29.13 ID:Rlq/aNOiB
天宮「なんてはしたない話を///」ニヤニヤ
シュウ「?」
天宮「そうかシュウくん恋愛無頓着だもんね」
シュウ「悩殺計画って…コワ」
天宮「もう何勘違いしてるのよこれは甘い恋愛の話よ」
悠希(そういう本人も気付いてないんだよなー)

176 :Adgjmptw:2024/04/13(土) 00:37:02.07 ID:ScDDdeYqc
翌朝、5人組で早速海へやってきた
葵「夏だ!」
賢人「日差しだ!」
葵&賢人「海だ〜!!」
大和「お前らうるせぇ」
奈菜「元気でいいじゃない」
リボン「まあまあ、いいじゃあないかねぇ」
葵「それじゃあ互いに水着に着替えた後、更衣室の前で集合ね」
大和「了解」
賢人「は〜い」
リボン「私たちはこっちだねぇ」
奈菜「それじゃあまた後でね!」
大和「はいよ」
数分後…
女性1「ねぇ、あのイケメン二人誰?!俳優?!」
女性2「声かけてきなって〜」
女性1「ムリだよイケメンすぎ〜」
ボディビルダー「お!いい筋肉だ!赤目のほうはガッシリしてそれでいてしなやかな完璧な筋肉、その隣の黒髪の男はまさしく装甲の様なザ·筋肉な感じだ。ん〜グレート!」
大和「あいつら遅いな」
賢人「何だ?イケメンは耳悪いのか?」
大和「?、聴力検査は異常無しだぞ?」
賢人「いや、そうじゃなくてな」
女性1「あのぉ…」
大和「ん?どうしました?」
女性2「お二人だけでしたら一緒に…」
賢人「すいませぇん、俺ら連れがいましてぇ」
女性2「え〜、そんな人たち置いて私たちと…」
大和たちが逆ナンされていると…
男性1「え!美女いる!美女!」
男性2「お!いいね!あの髪青いスタイル良い子誘ってみるか〜?」
葵「ゴメ〜ン、待った?」
奈菜「ちょっと着替えに時間掛かって…む」
男性2「ちっ!連れいんのかよ…」
大和「あ、俺の彼女来たんですいません」
賢人「俺も連れ来たんで、んじゃ!」
女性1「残念、彼女持ちだったね」
女性2「けど彼女さんも美形だったぁ、お似合いってやつだね。間に入る隙ないもん」
奈菜「遅れて来た私たちが悪いんだけど…私そんな魅力ない?」
大和「は?んなわけねぇだろ、魅力の塊ですけど?」
葵「こいつ今とんでもない事言ったよ!?」
奈菜「じゃ、じゃあさ、この水着、どうかな?」
奈菜は恥ずかしがりながら大和に白ビキニを見せる
大和「……………」
リボン「固まったねぇ」
賢人「大和のやつ奈菜を見たままピクリとも動かないぞ」
葵「動くまで、待つ?」
大和は少し目をそらしながら
大和「その……に、似合ってる」
葵「あ、動いた」
賢人「かなり動揺してる!」
リボン「効果はばつぐんだねぇ」
そして奈菜は少し頬を赤くしながら上目遣いで
奈菜「よ、よかったな、頑張ったかいがあった、かな?」
大和「カハッ!」
賢人「俺のボディブロー食らった時位ダメージ受けてる」
葵「軽く吐血してるしw」
リボン「後一押しだねぇ」

177 :Adgjmptw:2024/04/13(土) 01:07:55.76 ID:ScDDdeYqc
そして奈菜は駄目押しと言わんばかりに胸を押し付けながら
奈菜「ねぇ、私だけを見て?」
大和 カクッ プシューーーー…
大和は顔を真っ赤にして気絶してしまった
賢人「あ!大和がオーバーフローして気絶した!」
葵「やっぱりウブだったかぁ」
リボン「取り敢えず大和くんは寝かせておくねぇ」
奈菜「…っは〜!私も真っ赤になるとこだったよ」
賢人「大和のやつどうする?俺は泳いでくるけどよ」
葵「私も!」
リボン「私は浮き輪を膨らませて行くねぇ」
奈菜「自分でやっててなんだけど心配だから、私は大和くんを見てるよ」
葵「互いに愛が深いねぇww」
賢人「イチャイチャしてても俺らは気にしないからな!」グッ
奈菜「な?!///は、早く行ってきなよぉ!!///」
賢人&葵「は〜いwww」
リボン「ふ〜!ふ〜!ふ〜〜!」
奈菜「リボンちゃん手伝うよ」
リボン「す、すまないねぇ…」ハーハー…
数分後…
大和「ん、ん〜…は!」
奈菜「あ、起きた?」
寝起きそうそう大和は奈菜の顔を見上げる
大和「ん?あれ?今って膝まく…」ピーーー
奈菜「わ〜!気絶しないで!」
大和はゆっくり起き上がる
大和「そういえば何であんな事をしたんだ?」
奈菜「大和くん、全然慌てないし、私魅力無いのかなって…」
大和「言っとくが奈菜はあんなことしないでも十分過ぎる位魅力的だ」
奈菜は頬を少し赤くする、これは演技ではない
奈菜「あ、ありがとう///」
大和「あと…」
奈菜「?」
大和が奈菜の耳元に顔を近づける
奈菜「な、何?」
すると大和は小さな声で…
大和「お前は今のままで十分可愛いぞ」コソッ
奈菜「は、はひ!?///」
賢人「大和ぉ!起きたか!?一緒に泳ごうぜ!」
海で泳いでいる賢人が砂浜の大和へ声をかける
大和「ああ!すぐ行く!」
大和は脱いだパーカーを奈菜にそっと被せる
奈菜「?」
大和「日焼けするからよ、それ着とけ」
奈菜「うん、ありがと」
大和は海へ飛び込み賢人の所へ泳いでいった
奈菜「本当にカッコいいな」
そう言い、海で遊ぶ大和たちを見ていた

178 :Mi☆コアラ:2024/04/13(土) 15:29:53.40 ID:gPJsZ3zbS
悠希「リア充〇ねてめーらがこの世の風紀を乱してるんだよ」(非モテ)
シュウ「一番風紀乱してるやつが何言ってる」
悠希「あーあーどっかに水着姿で膝枕してくれる人いないかな」
シュウ「直感で探してみれば」
悠希「勿論試したよ」
シュウ「あ、試したんだ」
悠希「でもうまく発動しないんだよねー」
シュウ「一生非モテか…」
悠希「ぶっ飛ばすぞ」

179 :Adgjmptw:2024/04/14(日) 00:53:19.17 ID:qMSxm+KuY
数分間海を泳いでいた四人が戻ってきた
大和「ふぅ、色々思考がスッキリした」
賢人「数分前まで寝てたやつがよく言うな!」
葵「本当にいいものを見せてもらったぁ、傑作傑作ww」(動画撮ってた)
賢人「だなぁ!」
大和「お前ら早く忘れろ!」
リボン「まあまあ、こうしてる時間も勿体ない、色々しようじゃないかねぇ!」
大和「…今はそうするか」
奈菜「そうだね!」
賢人がクーラーボックスからスイカを持ってきた
葵「それ、どうしたの?」
賢人「うちの実家から届いたんだ、沢山あるから一つ持ってきたんだよ」
大和「これでやることっつったら…」
賢人「そうだよなぁ、大和…」
大和&賢人「スイカ割りだ!!」
葵「確かに面白そう!」
奈菜「なるほどね」
リボン「割れるかねぇ…」
賢人「早速やっていくぞ!」
大和「どっちが先にするか?」
葵「レディファーストであたしたちで!」
大和「いいぞ」
賢人「俺も」
葵「それじゃあスタート!」
リボンVSスイカ
リボン「それでは始めるねぇ」
賢人「よ〜い…始め!」
大和「?、全然動かないぞ」
奈菜「何かブツブツ言ってるよ?」
リボン「あそこにスイカがあるはずならばこの角度この力加減で殴ればキレイに……ブツブツ」
葵「独自で計算してる!」
奈菜「スイカに真っ直ぐ向かっていった!」
リボン「終わりだねぇ!」ブンッ
スイカの前で棒を振り下ろすが…バイ〜ン!という音を立てて振り下ろされた棒は上にはねあ上がった
大和「当たったけど割れなかったな」
奈菜「リボンちゃん大丈夫?!
リボン「力の計算をミスったねぇ」
賢人「というか力足らずな気がするぞ…」
葵「しっ!」
スカイWin

180 :Adgjmptw:2024/04/14(日) 02:18:29.12 ID:qMSxm+KuY
敗因 力足らず
奈菜VSスイカ
奈菜「じゃあ、始めるね!」
大和「頑張れよ」
賢人「よ〜い…始め!」
奈菜「ええっと…こっちかな…」
葵「違うよ、右!右ー!」
奈菜「こっち?」
賢人「違う違う!左だ!左!」
奈菜「あっち?」
大和「遊ぶの止めたれ、そのまま真っ直ぐ…そう」
奈菜「ここ?」
大和「そうそこ」
奈菜「ふん!」
力一杯込めて振ったと思うと、ポコ…そんな情けない音が響く
賢人「お〜い!力足りてないぞ!もう一回!」
奈菜「勿体ないです…」
葵「あらら…」
奈菜「可哀想だし勿体ないから叩けません!」
大和「優しさ出ると思った」
スカイWin
敗因 優しさ
葵VSスカイ
葵「葵、いっきまーす!」
奈菜「よ〜い…始め!」
葵「ふふっ、これで真っ二つにしてやるわ」
すると葵が短い棒を取り出すとブゥンと音を立てて光の棒が出てくる
賢人「ラ○トセーバー!?」
大和「いや、ビー○サーベルだな」
奈菜「何の話してるの?」
リボン「ちなみにつくったのは私だねぇ」
葵「やあぁぁぁ!」
高く飛び上がり、勢いを付けて叩き斬ろうとする…
葵「はあ!」ビぃぃぃン
切った場所は…見事にずれた
奈菜「あー…」
リボン「ずれてるねぇ」
葵「へ?マジ!?」(目隠しを外しながら」
賢人「サーベル当たった砂浜が溶けてるぞ」
大和「なんちゅー温度してんだ」
リボン「火力調整が必要だねぇ」
奈菜「注目する部分が違う気がする!」
スイカWin
敗因 勢い任せ
賢人「これから俺たちの…」
大和「出番だぜ!」

181 :Adgjmptw:2024/04/14(日) 02:32:10.99 ID:qMSxm+KuY
賢人VSスイカ
賢人「準備OKだ」
大和「よ〜い…始め!」
賢人「こっちか」
葵「違うって、左!」
大和「行き過ぎだ!もう少し…」
賢人「ここかぁ!チェストォ!」ブォン!
ドゴォン! 地面が揺れる様な音を響かせた
大和「当たったか?!」
葵「どうなったの…」
賢人「…いってぇえええ!」じ〜ん
どうやら思いっきり叩いたのは地面だったようだ
リボン「叩いた時の衝撃で砂が避けてるねぇ」
賢人 バタッ (ヤムチャ風)
スイカWin
敗因 人の話を聞かない
大和VSスイカ
大和「うっし、やっか」
奈菜「よ〜い…始め!」
大和「どの辺だ?」
リボン「左だねぇ」
大和 トコトコ
奈菜「行き過ぎだよ!少し右!」
大和「この辺か?」
賢人「そうそう」
葵「やっちゃえやっちゃえ!」
大和「ハッ!!」ブンッ
振り下ろされた棒は見事にスイカを捉え、直撃したが…
大和「あだっ!?」
棒が折れ、大和の頭を直撃した、スイカにはヒビも入っていなかった
奈菜「大和くん!?」
賢人「大丈夫か?」
リボン「…………」コンコン(スイカを叩く音)
葵「キレイにバッキリ折れてるね」
大和「いっつつ…」
奈菜「大丈夫?怪我ない?他に痛い所は…」
大和「大丈夫だ、怪我ねぇし、痛い所もねぇ」
リボン「なあ、このスイカ…コンクリスカイかねぇ?」
賢人「ああ、そうだぞ、うちの実家はコンクリスイカ農家」
葵「何それ?」
奈菜「聞いたことないよ?」
リボン「このスイカはコンクリート並みの強度の皮を持っているのが特徴なんだねぇ」
大和「つまり最初から割れることはなかったってことだ」
リボン「そういう事だね」
賢人「一応能力で壊れるぞ」

182 :Adgjmptw:2024/04/14(日) 13:55:00.74 ID:qMSxm+KuY
大和「そんじゃあ俺が習ってた格闘術を…」
賢人「お前格闘術習ってたのかよ」
奈菜「初めて知った!」
大和「アーマー獲得前は賢人との対戦の時殴る瞬間とか、着地考えてなかったけと奈菜を空中で受け止めた時の体制制御で」
葵「汎用性高過ぎない?」
リボン「それで本当に割れるのか試したまえよぉ」
大和「りょ〜かい」
腰を落としスイカの上で拳を構える
大和「『硬式!寸胴!』」

183 :Mi☆コアラ:2024/04/14(日) 17:25:07.93 ID:Bn1pVneJ/
悠希「あれ買ってる人見たことねーよ」
天宮「でもおいしいらしいよ」
シュウ「じいちゃんそこら辺の棒で割ってたけど…」
悠希、天宮「やば」

184 :Adgjmptw:2024/04/14(日) 21:25:31.86 ID:qMSxm+KuY
拳が打ち込まれるとスイカにヒビが入りぱっくり割れてしまった
賢人「スゲェ、割れた」
葵「能力の発動痕跡なし、本当に能力なしで割ったのね」
リボン「手が痛くなりそうだねぇ」
大和「硬式は耐久力をあげる型だから痛くねぇぞ」
奈菜「他にはどんな型があるの?」
大和「硬式、軟式、流式そして使えないけど破式とかあるぞ」
賢人「破式を教えてくれ!なんて言う拳法なんだ?」
大和「『登竜拳』俺の一族が編み出した独自の拳法だ、実家に書物があったはず…明日やってみるか」
賢人「やりぃ」
奈菜「私も教えて」
大和「踏ん張る技が多いし、回避の型の流式は奈菜が覚えても仕方ないし……いや、カウンター技もあったか…いいぞ」
奈菜「やった!」
葵「皆〜、スイカ食べよ!」
リボン「待ちきれないねぇ」ジュルリ
三人「はーい」
皆でスイカを食べて、しばらく遊び
賢人「俺らかき氷買ってくるけど、お前ら何かいるか?」
葵「私も、かき氷食べたい」
リボン「私もほしぃねぇ」
奈菜「じゃあ私も」
大和「量がかなり多いから俺も行ってくる」
三人「いってらっしゃい」
全員分のかき氷を買って元の場所に戻っていると…
賢人「あら、何かいる」
大和「ん?」
男A「なあなあ、俺らと遊ぼうや」
葵「結構です!」
男B「良いじゃねぇか」
奈菜「ごめんなさい、お友達と来てるので」
男C「そんなのほって置いてさぁ」
葵「結構ですから!」
男D「良いだろぉ」
男が奈菜の腕を強く掴む
奈菜「やっ!放して!」
すると男たちの肩に手が置かれる
大和「すみません…」
賢人「俺らの連れに…」
大和&賢人「「何か…ご用意ですか?」」
二人は静かに圧をかけ、男たちを威嚇する
男B「んだと!この…」
大和「軟式…吹っ飛んでろ」
掌底を叩き込むと男たちは軽く吹っ飛ぶ
男A「な、なんだよお前」
大和「こいつの彼氏ですが」(奈菜を親指で指す)
男D「じゃあそこのガキは?」
四人「「「「同級生」」」」
リボン「失礼だねぇ」

185 :Adgjmptw:2024/04/14(日) 22:25:45.85 ID:qMSxm+KuY
男C「ちっ!せっかく女釣れたと思ったのに」
男D「まあ待て、お前ら俺らと勝負しようや、女を掛けて」
賢人「は?」
大和「お前ら人の事バカにしてんのか」
男D「お前らが勝ったら俺らは退散する、俺らが勝ったら女はもらってく、嫌なら逃げても良いんだぜ…腰抜け」
大和「あん?」
賢人「今、なんつった!」
男A「お、乗ったぞ」
男C「まずはこれだ!」
ビールフラッグ勝負
男B「砂浜に寝そべって、この先の旗を取ったやつの勝利だ」
男A「負けたほうが抜けていくルールだぜ」
賢人「上等!」
大和「やってやんよ!」
大和VS男C
寝そべって合図を待つ
男C(俺の能力『瞬間最高速』で瞬○して…)
大和「能力の使用はありか?」
男D「いいぞ」
奈菜「大和くん、頑張れ!」
大和「はいよ」
男A「始め!」
男Cは早速能力を発動して大和を追い抜こうとするが…
大和「煙幕」
男C「うわ!」(視界を遮ったか、だがコースは直線、俺が負ける要素は…)
大和「はい終了」パシッ
男「は?」
大和は能力で霧を出し、身体能力の強化と霧の噴出力で加速して旗を取ったのだ
男A「何やってんだよ」
男C「俺は能力使ったって」
大和「負けたからお前退場な」
男C「はい…」
男A「次!」
気配切り
男B「次は俺だ」
大和「賢人ぉ、やったれ」
賢人「合点」
男D「始めぇ!」
葵「賢人、負けないでよ!」
賢人「ナメんな」
男B(『透視』の能力を持ってる俺に負ける要素は…)
透視能力で賢人を見た俺Bは大量の鉄板が賢人を守る光景を目撃する
男B(打てる気がしないなぁ)
すると周囲の鉄板が男Bを抑え込む
男B「な、なんだ?!」
賢人「!、そこぉ!」キュピーン
見事に賢人のスポンジ剣が男Bの頭を捉えた
賢人「楽勝」
男B「勝てるかぁ!」
大和「自分で決めた約束位守れよ」
男B「うす…」(意気消沈)

186 :Mi☆コアラ:2024/04/14(日) 22:33:34.38 ID:Bn1pVneJ/
櫻木「男の勝負にビーチフラッグってww」
天宮「そういえば私も海に行ったときナンパみたいのされたよ
   その後その人見なかったけど」
櫻木「大石君もしかして‥」(小声)
悠希「はい、圭介がぼっこぼこにしてました」(小声)
櫻木「恋の力って怖いね」

187 :Adgjmptw:2024/04/14(日) 22:56:38.81 ID:qMSxm+KuY
男D「これで最後だ!」
ビーチバレー
男A「2対2で勝負だ、こっからは変身していこうや」
男D「お前ら二人まとめて片付けてやるよ」
賢人「俺らのコンビネーションを見せてやるか」
大和「そうだなぁ」
奈菜「試合始め」
葵「頑張って!」
男A「俺らからだ、オラ!」
大和「!、速い!」
ギリギリでボールを受け止める
賢人「アタック!」ドムッ
男D「遅い遅い」
賢人「な!?」
男A「俺の『一時加速』と…」
男D「俺の『視界スロー』のコンビは…」
男たち「「バレー最強だ!」」
大和「面倒だが、新技試す良い機会だな」
賢人「あんま人の事掛けてる勝負でするのは失礼だがな」
奈菜「私はOKだよ」
葵「私も〜」
大和「許可降りたな」
賢人「やってみるか、奈菜ちゃんも大和への信頼厚くない?、まいっか」
大和「『実態現影』!」
賢人「『移動鉄壁』!」
するとコス姿の大和が増え、賢人から大型の分厚い鉄壁が現れる
男A「一人増えたり鉄板出てきた位で負けるか」
男D「え、勝率ある?君たち」
空中のボールが地面に向かって加速する
賢人「ほい」
そのボールを鉄板で軽々打ち上げる
男A「打ち上げるのはいいが届くか?W」
分身 グッ
大和「オラよっ!」
分身で合体ジャンプをしてボールと同じ高さ辺りまでどび、アタックする
男D「スローで見ても追いつくのがやっとだ!」
男A「クッソ!どうすれば…!」テコリン!
すると男Aは奈菜に向けてボールをアタックする
賢人「なっ!?」
奈菜「え…」
男A「止められるかなぁ?」
賢人「間に合わない!」
すると何かが間に入ってきた
??? バコォン ボフン
奈菜「へ?」
それは大和が出した分身だった
大和「賢人!そのボール思いっきり高く打ち上げろ!」
賢人「がってん!」
ボールを高く打ち上げ、大和はアーマーを纏いながら走る
賢人「大和!これ使え!」
二枚の鉄板を足場にし大和は高く飛ぶ
大和「俺らに勝負吹っ掛けるのはかまわねぇが…俺の女狙ったんはゆるさん、『軟式 平手打ち』」
登竜拳+能力の強化で、エネルギーを得たボールは相手コートに風を切りながら突っ込んで行き、着弾と同時に破裂した
男A「はっ…はっ…」
男D「ひ、ひいぃぃぃ…」

188 :Adgjmptw:2024/04/14(日) 23:24:29.61 ID:qMSxm+KuY
シュタッ
大和「おい」
男たち「は、はいぃぃぃ!」
大和「次、ちょっかいかけたら、○す」
男たち「す、すいませんでしたぁぁぁ」
そうして男たちはダッシュでその場から去って行った
賢人「取り敢えず撃退成功」
葵「いつの間に新技開発してたの?」
賢人「お前たちが買い物に行ってる間とかにな」
大和「まあ怪我がなくてよかっ…おわ?!」
奈菜 ギュッ
大和「あの何故抱きついて…」
奈菜「怖かった…」ポロポロ
大和「…お前に怪我なくて良かったよ」ヨシヨシ
賢人「あ〜甘い!甘い匂いがプンップンするぜぇ!」
葵「止めたげなさい」
大和「落ち着いたか?」
奈菜「うん…」
大和「かき氷落として来ちまったし、改めて買いに行くか」
奈菜「わかった…」
賢人「賛成」
葵「私も賛成」
リボン「私を忘れてもらっては困るねぇ!」
四人「ごめんごめんw」
リボン「むー!とびっきり高いものを注文してやるねぇ!」
賢人「まあ、今回は忘れてた俺らが悪いし、女子組のは俺らが出すからリボンちゃんのは割り勘でいいな?」
三人「オッケー」
そうして皆でかき氷を食べた後、大和の実家に帰った…その夜
奈菜「大和くん寝ないの?」
他の三人は疲れて先に寝てしまって、奈菜は水を飲むため下に降りていた
大和「少し眠れなくてな、軽く運動したら寝るよ」
奈菜「そっか……あ!そうだ、大和くん、こっちきて」
大和「なんだ?」
外にいた大和は、奈菜のいる縁側にむかう
大和「どうし…」
奈菜 チュッ
すると奈菜は大和の顔を両手で寄せて頬にキスをした
大和「な、な?」
奈菜「ふふ、昼間のお礼、守ってくれてありがとう…おやすみ!」
そして奈菜は早足で二階に上がって行った
大和「……余計寝れなくなっちまった///」

189 :Adgjmptw:2024/04/15(月) 22:27:09.37 ID:ez8yjSUSj
大和「ふー…拳法を少しやってみるか」
そうして破式の構えをとりいくつか技を繰り出す
大和「ハッ!…ふぅ、ん?」
技を一通りし、一休みしている時にだだっ広い庭の真ん中に影を見つける
大和「じいちゃんのチェーンソー…何であんな所に?」
チェーンソーの辺りまで歩いて行く、夜の月明かりに大きいチェーンソーが照らされ妙な威圧感がある
大和「持ち出したっけか?まあさっさと回収して…」
???「チガウ…カマエガチガウ…」
大和「な、なんだ?!何処から声が…]
慌てながら周囲を見渡すとチェーンソーの後ろに古いラジカセが置かれていた
大和「ここから声が流れてたのかよ…誤作動か?」
ラジカセ「チガウ…カタガチガウ…」
大和「いつかお祓いに行くとして、さっきから違うってなんだよ」
ラジカセ「チガウ…ザザ カマエガチガウ…」
大和「構え?破式のことか?」
ラジカセ「チガウザザザ カンガエカタガチガウ…」
大和「考え方…拳法か?」
ラジカセ「…ザザ」
大和「合ってるぽいな、にしても拳法の考え方が違う?…ん〜?」
ラジカセ「モッテコイ…ザザ」
大和「拳法の書物か?いいけど…」
家に戻って拳法が記された書物を持ってきた
大和「ほい」
ラジカセ「ハシキ…ザページ…ザザヨメ…」
大和「破式、内破壊の式、相手の鎧意味成さず、また壮大な被害を相手に与えん…」
ラジカセ「ウチガワヲ…ソウゾウセヨ…ザザ」
大和「内側の想像?まあ、試しだ。やってみるか」
近くにあった枯れ木に手を当てる
大和「………」
ラジカセ「カンジロ…ザザミツドヲ…」
大和「感じる…内側……!、『破式』!」
すると枯れ木は割れる音を立てながら、内側から弾けた
大和「スゲェ!出来た!」
ラジカセ「ザザ…タリヌ…キホンガタリヌ…ザザ」
大和「基本?」

190 :Adgjmptw:2024/04/15(月) 23:15:21.14 ID:ez8yjSUSj
拳法の書物を手に取り、ペラペラとページをめくる
大和「あった!この拳法、終わる事なき拳、型にはまらず、型在らず、終わりなきの力を、その身に与えん、永久未完の拳法なり…]
ラジカセ「ソレガ…コノケンポウノ…コトワリ…ザザ」
大和「理か、型在らず…決まった型が存在しない、自由の拳法!それが『登竜拳』!」
ラジカセ「ソレデハ…ザザ…ソウゴウシケンヲ…ザザハジメル…」
大和「総合試験?」
するとチェーンソーにエンジンがかかり、急に浮かび上がる
大和「な、何事?!」
ラジカセ「サンプンカン…ソノヤイバヲ…ザザイナシテミセヨ…」
大和「はぁ!?」
そんなことは関係ないと、大きなチェーンソーが振り下ろされる
大和「うおぁ!?」
避けた先で今度は横振りで迫ってくる
大和「クッソ!『硬式』!」
急遽拳法で防御するが、凄い勢いで吹き飛ばされる
大和「くはっ!けほっ!」
無慈悲と言わんばかりに、チェーンソーが振り下ろされる
大和「ちっ!『流式』!」
チェーンソーを受け流し、横に転がりながら飛び起きる
大和「ラジカセ止んだけど防戦一方か、疲れるぜ」
考える間もなく、追撃がやってくる
大和「『軟式』!吹き飛べ!」
チェーンソーの側面を『軟式』で弾き、距離を取る
大和「はあ…はあ、そろそろ3分だろ」
時間ギリギリまで、追撃は止まない
大和「地面にやって大丈夫か知らないが!『破式』!」
地面に向かって『破式』を放ち、地面を割り目眩ましをする
大和「どうだ?!」
煙の中から一直線にチェーンソーが向かってくる
大和「クッソォ!」
腕で防御体制を取る、チェーンソーが振り下ろされそうになった時…
ラジカセ「サンプンカン…チョウド…ザザ…オミゴト…」
大和「ふぅ…最後はタヒぬかと思った…」
ラジカセ「コノ…ザザブキヲ…サズケル…」
目の前に大きなチェーンソーが降りてくる
大和「これ、くれんのか?」
ラジカセ「セイシキナ…ザザザナヲ…オシエル…」
大和「正式な、名前?」
ラジカセ「ザザ…『大戦大和式 大回転鋸』…ザッザ」
大和「大戦…大和式…」
ラジカセ?「ザザザ…よく、頑張ったな、大和…ザザ…ブツ」
大和「じい、ちゃん?」
その言葉に答えるものはなく、ただ静かな時間が流れた
大和「ありがとう、じいちゃん…俺、頑張る!」
拳を大きく突き上げて、叫ぶ、天に届くといいなと、思いを胸に…そうして大和は布団に戻った、翌朝綺麗に寝坊したのは言うまでもない

191 :Adgjmptw:2024/04/16(火) 21:04:15.84 ID:R7gJ3fTdw
賢人「大和、お前が寝坊とは珍しいな〜」
葵「いつも一番早かったのにね」
大和「昨晩色々あってな…ふあ〜…」
葵 !!
賢人 !!
奈菜 ?
三人の間に猛烈な思い違いが炸裂する
賢人「やったのか!とうとう!」
大和「何の事だよ?」
葵「しらばっくれるなよぉ旦那ぁ、で!感想は?!感想!」
大和「だから何の話だ!」
奈菜「そろそろ朝ごはんできるよー!」
リボン「いい匂いだねぇ…」
大和「あ、匂いに釣られてリボンが起きてきた」
葵「リボンちゃんは相変わらず一番遅いねー」
賢人「まあうまそうな匂いを嗅いだら目が覚めるよなぁ」
奈菜「お皿運ぶの手伝って〜」
四人「はーい」
朝食を食べ終え、5人組はゆったりしていた
大和「あ〜」
賢人「うごきたくねぇ〜」
奈菜「そんなとこ(クーラーの前)で寝そべってたら風邪引くよ」
大和「こっちにくればわかるさ〜」
奈菜「そんなこと言って、早くどきな…ちょ、大和くん掴まないで、何で引き寄せ…あ…」
リボン「皿洗い大変だねぇ」
葵「なかなかの量があるからね…三人揃って寝そべって何してるの?」
大和、奈菜、賢人「うごきたくな〜い」
リボン「私も混ぜたまえ!」
葵「も〜、皆揃って…私も!」
結果的に皆揃って一日中ゴロゴロしてました
翌朝…
大和「今日は比較的に涼しいので、『流式』と最近覚えた『破式』を教えるぞ」
奈菜「やった〜」
賢人「いよいよか」
大和「破式は一つの技、流式はカウンター技をいくつか教える、破式はかなり危険だからな(身を持って実証済)」
賢人「マジかよ、ケチ!」
奈菜「カウンター技いくつかあるんだね」
大和「まずは『破式 甲壊』って言う技だ、相手の防御手段を破壊する技だな」
賢人「おお、スゲェ!戦いやすくなる!」
数分間、賢人に付きっきりで教えこむ
大和「違う違う!内側、破壊対象の中を感じるんだよ!」
賢人「分かるかよ才能マン!」
葵「かなり手間取ってるね」
お茶を片手に奈菜に話掛けてくる
奈菜「本当に仲がいいね、あの二人」

192 :Adgjmptw:2024/04/16(火) 21:54:19.27 ID:R7gJ3fTdw
葵「おやおや、イチャイチャ出来なくて寂しいのかな?w」
奈菜「そ、そんなんじゃないよ!?…ただ、まぁ、寂しいかな」
すると葵は立ち上がり大和に声を掛ける
葵「大和ぉ!奈菜のこと寂しがらせてんじゃないわよ!」
奈菜「あ、葵ちゃん!?」
聞こえた大和は縁側に向かって答える
大和「わかった!」
奈菜「大和くん?!///」
大和「よし、賢人。後十分で全部叩き込むから覚悟しろや」
賢人「ウッソだろ?!難しい要素を十分に詰め込むとか…アアアアア」
十分後、大和は本当に全ての要素を詰め込み教えきり、今は奈菜に流式を教えている
大和「大丈夫か?ゆっくりで良いからな」
奈菜「ありがとう大和くん」
一方、賢人は縁側で葵から治療を受けていた
賢人「チックショウ、イチャイチャのダシにしやがって」
葵「まあ良いじゃん、技使えるようになったんでしょ?」ペタペタ
賢人「そうだけど…イテッ」
葵「ほらほら、我慢我慢」
賢人「本当、あいつは人柄が良いというか、良すぎるというか…どんな人が育てたんだろうな」
葵「親御さんは、幼い頃に亡くなったって言ってたし…おじいさん辺りじゃない?」
賢人「晩飯終わった後に聞いてみるか。そういやリボンちゃんは?」
葵「家の中で新薬の配合を試してたわ」
賢人「なんだか、リボンちゃんらしいな」
夕方、大和は奈菜に流式のカウンター技をある程度教え、晩御飯の時間になった
奈菜「大和くん、ありがとう。これで戦いの幅が広がるよ」
大和「良いってことよ」
賢人「そういえばよ、お前のじいちゃんってどんな人だったんだ?」
リボン「その話、興味あるねぇ」
大和「俺のじいちゃんか?ん〜…仁義に熱い人、だったかな」
賢人「仁義に熱い?」
リボン「恩にはしっかり恩で返す人だったってことだねぇ」
大和「まさしくそう言う人だったな、『恩を仇でかえすな!きっちり恩で返しきれ!』とね」
奈菜「じゃあ、お父さんとお母さんは?」
大和「お父さんは本当の強さを知ってた人、お母さんは優しさを知ってた人ってイメージかな」
葵「どういうこと?」
大和「お父さんは『強くあることも大事だが、真の強さは心で決まる、心が強くあってこそ、真の最強さ!』って言ってたな
お母さんは『優しくする事は良いことです、しかし時には見守ることも大切ですよ。ただし!困ってる人を見つけたら迷わず助けること、自分がケガしない方法でね。』
って今の生き方の方針になった人たちだったな」
奈菜「本当にいい人たちの元で育ったんだね」
賢人「そう言うことか、うぉぉぉぉ!泣けるぜ!」
葵「だけど『自分がケガしない方法でね。』の部分破ってない?」
大和「ははは!そうだな、お母さんが生きてたらどやされちまうな」
曇る雰囲気もなく、賑やかに晩御飯を終えた

193 :Adgjmptw:2024/04/16(火) 21:55:04.05 ID:R7gJ3fTdw
コメントぷりーず

194 :Adgjmptw:2024/04/17(水) 23:04:51.96 ID:4+ApwZAGg
数日後…
奈菜「ふ〜ふふ〜ふふ〜ん♪」
葵「奈菜、上機嫌だね」
奈菜「だってやっと大和くんの好物知れたんだもん♪」
葵「大和の好物ってなんなの?」
奈菜「カレーなんだってさ、特に甘口が好みらしいよ」
葵「意外と子供舌なんだ…」
八百屋「奈菜ちゃん!なんかご機嫌だね!」
奈菜「大和くんにカレー作ってあげようと思いまして」
八百屋「そうかい!大和ちゃんはカレー大好きだからねぇ、彼女さんの作ったものなら尚更喜びさそうだね、福神漬けオマケ!」
魚屋「うちも、オマケだ!」
肉屋「うちも、やるよー
奈菜「ありがとうございます!」
葵「もうすっかり馴染んだね」
???「………」
八百屋「!!、そこにいるのは誰だい?」
???「な!!」
肉屋「俺らを欺こうなんざ、百年早いわ!」
魚屋「この商店街はうちのテリトリーだ、逃げられると思うなや!」
黒いローブに身を包んだ男が現れる
???「ちっ!そこの女どもを頂く!」
肉屋「させるか!『切れ味強化』!」
肉切り包丁を投げつける
???「当たらん」
すると空中からタコ型の巨大ロボが出現し、肉切り包丁を防御する
肉屋「な、なんじゃありゃ?!」
???「杉山 大和に伝えろ、女たちを預かったと!」
謎の男はタコ型の巨大ロボと飛び去った

195 :Adgjmptw:2024/04/18(木) 19:45:04.61 ID:271BpSCMY
肉屋「クソッ!俺のせいで…」
八百屋「あんたのせいじゃない、早く大和ちゃんに伝えに行くよ!」
大和実家にて…
大和「奈菜たちおせぇな…」
賢人「心配性だなぁ…」
奈菜たちの帰りを待っていると八百屋のおばちゃんが駆け込んできた
八百屋のおばちゃん「大変だよ!大和ちゃん!奈菜ちゃんが…」
大和「!!、奈菜たちに何かあったんですか!?」
肉屋のおじちゃん「奈菜ちゃんたちを返して欲しがったらここに来いってよ」
そうして大和たちに目印が付いた地図を渡す
大和「………」
八百屋のおばちゃん「私たちは付いていけないよ、顔がバレてるし奈菜ちゃんたちに危害が加わる可能性がある」
賢人「どうする?」
大和「賢人、準備しろ、リボン!今からすぐに武器作れるか?」
リボン「事情は聞こえていたねぇ!今すぐ作れるねぇ!」
大和「そんじゃあこれ作って貰いたい…」

196 :Adgjmptw:2024/04/20(土) 16:47:42.98 ID:lZxM25n39
リボン「わかったねぇ、早急に用意するねぇ!」
大和「ありったけの武器を持って突入する!」
賢人「おう!」
大和「リボンは留守番な」
リボン「わかったねぇ…」
一方奈菜たちは…
奈菜(ん…何処?ここ?確か謎の男の人に…)
辺りを見渡してみる
奈菜(倉庫みたいなところ…葵ちゃんは隣で気絶してる、能力で縄脱けを…)
能力を発動しようとするが発動しなくなっていた
奈菜(の、能力が…!口元は塞がれて助けも呼べない、どうしよう…)
謎の男「能力が使えなくてとまどっていますね、少し薬で体を痺れさせています」
奈菜(何者?!)
謎の男「名前を知りたそうな顔していますね、私はXともうします。杉山 大和に用がありまして」
奈菜(用?…)
X「まあ、彼が来てから話しますよ」
突然、部屋中に警報音が鳴る
X「どうやら来たよですね、まんまと罠に掛かりおって…」
数分間、ずっと警報音がなり続け、フッと音が鳴りやんだ
X「そろそろ捕まったころで…」
すると目の前のシャッターが叩かれる音が響く、シャッターの向こうから大きなエンジン音が室内へ響き渡る
X「な、なんだ?!」
何かがシャッターをギャリギャリ削るような音と共に回転刃がクロス状に切り込まれる
X「ま、まさか!」
そしてクロス状の切り目の真ん中を蹴破りながら大回転鋸を握りしめた杉山 大和と完全武装の金塚 賢人が入ってくる
X「杉山 大和!」
奈菜(大和くん!)モゴモゴ
大和「おいテメェ…さっさと奈菜たちを離せ」
X「わかりました、私の目的はあなたに来て貰う事ですからね…」

197 :Adgjmptw:2024/04/20(土) 17:37:44.25 ID:lZxM25n39
賢人「どういう事だ?」
男は奈菜たちを解放し、奈菜は葵を抱えながら大和たちの後ろへ…
大和「そんで、俺に話ってなんだ?」
半ばキレながら男に質問する
X「それは…我々が奪われたものを返して貰うためですよ…」
大和「我々?返す?…なんの事だよ」
X「正確には、あなたの親にですが…」
大和「何言ってんだ?俺の両親は十年前に二人ともタヒんだんだぞ!」
X「その話しですよ、私は某製薬企業である薬品を秘密裏に開発していました…」
奈菜「薬品?」
X「能力の追加実験……能力の増強実験…その実験の成果、『戦闘能力追加薬』と『三大理論薬』、『能力増強維持薬』3つを奪われたんですよ!」
怒鳴りつけるように大和にいい放つ
賢人「その実験…大戦時代ですら違法になった人外実験だろ」
X「そしてつい!我々はその2つの実験を完成させ、『戦闘能力追加薬』と『能力増強維持薬』を完成させた…更にそこから『三大理論薬』おもつくりあげた!!」
大和「だけど、その薬品会社は火災事件で焼け落ちたはずだぞ…三大理論薬も製作不可能なはず」
X「ええ、ですが起こったことが真実です、あなたの両親が2つの薬品と三大理論薬の一つを奪うと実験室に火を放ち、会社を焼いたのです、無関係の社員のほとんどを逃してね、立派なものですよ」
大和「はぁ…」
X「しかし!実験の資料を!成果を!夢を奪われた!あの夫婦のせいで!!」
奈菜「夢?」
X「この狂った世界を修正するためです!私の実験を認めない世界に復讐する!」
男は頭に血が昇っていたが、大和は頭に血が昇っていても冷静だった
賢人「つまり、お前の悪巧みを大和の両親は止めたんだろ」
X「違う!粛清だ!…話を戻しましょう、その後、3つの薬品を助けるために誰かに使用した…]
賢人「誰か?」
X「それこそ、杉山 大和!お前だ」
大和「はぁ?!俺?!」
X「そうさ!『能力追加薬 金属結晶』と『能力増強維持薬』、それと『三大理論薬品』の薬を大和に飲ませた、これで能力が発現した」

198 :Mi☆コアラ:2024/04/20(土) 20:26:51.80 ID:XD6DOQP/n
悠希「つまり能力を増やす薬を飲んだってことか道理で強いわけだ」
シュウ「チート?みたいなものか」
悠希「お前の能力も十分チートだけどな、てか黒魔も同じ能力だったよな
   やっぱり黒魔家も一枚かんでるのか?」

199 :Adgjmptw:2024/04/21(日) 00:38:03.78 ID:PohZYSfkM
賢人「ってことは大和は無能力者だったのか?」
X「いや、『身体能力向上』の能力だ、というかこの能力『だけ』だったが正しいかな」
大和「俺が飲んだその『三大理論薬』はどの効能だ」
X「お前が飲んだのは三大理論の一つ『自己進化』の能力!」
奈菜「自己進化…」
賢人「どうりで異様な成長速度だったのか」
大和「そうか、だがこの力は俺の両親からもらった力だ!返す気はない」
X「交渉決裂だ、こい!『アイスオクトパス』!」
叫び声に反応する要に天井からタコ型のロボが現れる
賢人「ナァニコレ」
大和「おばさんの話にあったタコロボか、たこ焼きにしてやるよ!」
チェーンソーで蛸足を切り落としながら本体まで近づく
大和「オラァ!」
斬ろうとするが刃の入りが悪い
大和「硬っ!タコなのに硬った!」
X「刃が通る分凄い武装だな…軟性と硬性を持つ金属だよ、しかも…」
再び切りかかろうとすると蛸足で殴られ吹き飛ぶ
賢人「大和!」
奈菜「大和くん!」
大和「けほっ!なんだ?!切り落としたはず…」
X「その触手は復活するよ」
大和「面倒だな!」
再び触手を切り落としながら本体に近づく
大和「吹っ飛べや!『破式…』、!」
技の発動を止め、後ろに飛び退ける
賢人「大和、何で止めたんだ!?破式で破壊できるだろ?」
大和「あのロボの中に…人がいる!」
X「よかったなぁ、危うく中の能力者ごと粉砕するところだったな」
大和「クズやろうが!」
アーマーの能力を発動し攻撃を受ける

200 :Adgjmptw:2024/04/21(日) 01:14:32.73 ID:PohZYSfkM
X「この能力者は俺の三大理論薬の2つ目、『自己再生』の能力!どんな攻撃で負傷しようと修復する」
大和「クソッタレが!」
この間も攻撃を受け続ける、後ろの奈菜たちに危害が加わる可能性があるからだ
X「この金属は能力を伝播、増幅する」
大和「!!、つまりお前…」
X「そうだよ!自己再生は中にいる人物の能力で後『2つ』ある!」
大和「マジかよ…」
X「能力の多数所持実験…複数の能力を使用できるよ、まあ代わりに能力が劣化して感情に乏しくなってしまったかね」
賢人「だけど大和も複数持ってるぞ?」
X「それは自己進化の副産物、能力が劣化しないよう適応したのだ」
大和「隙がねぇ…」
反撃のタイミングを伺うが多数の触手が隙を潰す
奈菜「隙が、あればいいのね…」
賢人「だな」
二人が立ち上がり、大和の前に立つ
大和「お前ら、何を?」
奈菜「行くよ!」
賢人「ガッテン!」
合図と共に賢人は本体へ突っ込む、そこへ無数の触手が攻撃する
奈菜「潤滑+『流式 水ノ岩避ケ』!」
その攻撃を全て奈菜が受け流す
賢人「『破式 甲壊』!」
そして本体の表面装甲のみを破壊し、表面装甲をこじ開けててるままでキープする
賢人「大和!」
大和「あんがとよ!」
近づき能力者を引きずり出そうとすると目の前から消える
賢人&大和「「!?」」
X「追加能力『音速』の劣化、『亜音速』…追えるかな?更に更に…」
賢人「ブルアックショイ!…何か寒いな」
X「氷結の能力だ、頑張れよ

201 :Adgjmptw:2024/04/21(日) 17:08:08.72 ID:PohZYSfkM
賢人「高速移動に行動制限デバフとか無理ゲーでは?」
大和「それでもやんだよ!」
X「私の意のままに行動するから、頑張って下さいね」
奈菜「くっ!」
賢人「厄介だな!」
大和「お前ら!下がれ!俺がやる」
薬を1錠飲むと霧が立ち込め始めた
X「いくら見えなくしたって無駄ですよ、広範囲攻撃!」
タコ型ロボは広範囲を一気に氷結させる
賢人「うお!寒っ!」
奈菜「夏なのに寒い!
すると辺りの霧が一点に集まる
大和「ふ〜…」
X「!!、何故氷結の効果を受けていない!」
大和「凍ったアーマーを『剥がした』んだよ」
アーマーをよく見ると隙間から霧が煙のように出ていた
大和「霧で人工筋肉を再現した、パワーも装甲も前の倍だ」
X「金属結晶を防御に使うか、考えたな。だがそれだけだ!」
再びタコ型ロボが触手で攻撃するが怯むことなく攻撃を受けながら本体に近づく
X「何故だ!?氷結や質量の触手の攻撃が効かない?!」
大和「人工筋肉と身体強化で受け止めているからな」
さらに大回転鋸を振り回し、触手を切り落としながら進み続ける
大和「ふん!」
本体の装甲をきり、中の能力者を引きずりだす
大和「げっ!?」
賢人「お、女の子?!」
奈菜「けど気絶してるよ?」
X「そいつが能力のコアだよ。能力の過剰使用で気絶したらしいね」

202 :Adgjmptw:2024/04/21(日) 17:48:07.47 ID:PohZYSfkM
大和「お前、ぶっ飛ばす!」
タコ型ロボは停止し、丸腰のXに大回転鋸で切りかかる
奈菜「いや切ったらダメだからね!?」
大和「じゃあ気絶させるか」
容赦なく男の顔を殴って気絶させた
賢人「顔面凹まなくてよかったな」
奈菜「この男の人は警察に突きだすとして、この女の子どうする?」
大和「小学6年位だな」
賢人「大丈夫?誘拐扱いにならない?」
大和「安心しろ、この町に警察はない」
奈菜「じゃあこの男の人はどうするの?」
大和「うちの商店街で晒し首だ」
賢人「生きたまま晒し首とか恐ろし」
大和「俺はこいつ(X)吊るしてくるから先に帰ってな」
賢人は葵を奈菜は女の子を背負って家に戻る
葵「ん…?」
賢人「お、起きたか」
おんぶしてる葵に顔を軽く向ける
葵「私…気絶して…」
賢人「状況把握能力は満点だな」
葵「あれ?大和は…」
賢人「犯人吊し上げしに行った」
葵「気絶位しか情報ないけど何があったの?!」
奈菜「簡単に言うけど、大和くんをキレさせた、かな」
葵「本当何があったの…」
三人と+1は家に到着した
奈菜「あ!リボンちゃんリビングの畳の上で寝ちゃってる」
葵「二階に上がるの面倒くさいから…一階でいい?」
賢人「いいぞ…布団出すわ…」
そうして三人は寝てしまった。数分後……
大和「ふぁ〜…ねっむ!大型の武器を背負いながら男一人運ぶの大変だったな」
玄関を越えて居間に入り、武器を立て掛ける
大和(お、布団敷いてあるな。気が利くじゃん、おやすみさん…)

203 :Adgjmptw:2024/04/22(月) 21:35:01.43 ID:ck3KuHQeC
翌朝…
葵「あらあら♪」
賢人「こりゃまた堂々と…」
リボン「二人は仲がいいねぇ」
大和「ぐ〜が〜」
奈菜「スースー」
大和が大の字で寝ていて、その横で丸まるように奈菜が寝ていた
賢人「そういや大和は何を作ってもらったんだ?」
リボン「ドーパミン増加薬…痛みや疲れを数分間無視できるねぇ、けどその代わり薬の効果が切れたらその間の疲れが一気にくるねぇ」
賢人「新技使ってたけどそんなに体力喰うやつだったのか」
葵「私が知らない話が繰り広げられてる」
賢人「あ、昨晩の女の子は?」
リボン「まだ寝ているねぇ」
賢人「そりゃよかった」
葵「ついでに…」パシャ
賢人「何で写真撮ってんだ?」
葵「交渉材料♪」
リボン「狡猾だねぇ」
すぐ近くにた立て掛けてあった大回転鋸に目をやる
リボン「…これ解体したいねぇ」
賢人「大和にボコされたいならな」
リボン「なら止めるねぇ」
数時間後…
大和「ふぁ〜、いま何時だ…」
奈菜「13時だよ」
大和「そんなに寝てたのか…お、三人ともおはよう」
賢人「お前寝すぎだ」
葵「ま、私はいろいろ良いもの見れたからね」
大和「良いものってなんだ」
リボン「気にしなくて良いねぇ」
大和「ならいっか」
遅めの朝食をとり、しばらくゆっくりしてると…
女の子「ん、ここは…」
賢人「お!起きたぞ!」
葵「おはよ、痛い所とかない?」
女の子「ひっ…」
女の子はササッと大和の後ろへ隠れてしまった
葵「ありゃりゃ」
賢人「こ、怖がらなくていいぞ〜」
女の子「怖い…」
二人 ガーン
奈菜「まあまあ…」
葵「む〜…じゃあさ、そっちの二人は怖くないの?」
奈菜と大和を指差しながら言う
大和「おいコラ」
女の子「この二人からは…いい気配が…する…」
奈菜「じゃあ、お名前教えて?」
女の子「……香保里(かおり)……」

204 :Adgjmptw:2024/04/22(月) 22:06:32.21 ID:ck3KuHQeC
葵「香保里ちゃん、私たちはどういう気配?!」
香保里「お姉ちゃんは…狙ってる気配…」
葵「なんで?!」
大和「まずその服をおろせ、着せようとすな」
葵「ちぇ…」
賢人「じゃあ俺は?」
香保里「そっちのお兄ちゃんは…明るい気配…」
賢人「なのに怖いのか?!」
香保里「明るさと…優しさは…別物…」
賢人 (´・c_・`)
リボン「気配を感じられるのかねぇ」
香保里「そっちの小さ…言葉使いが独特なお姉ちゃんは…好奇心の気配…」
リボン「その気遣いがしみるから止めてほしいねぇ…」
大和「で、こいつを誰かが引き取らなきゃなりまっせん!」
賢人「ここじゃダメなのか?」
大和「老人に苦労させられん」
賢人「優しさかい」
大和「で、どうする?」
四人 キュピーン! キュピーン! キュピーン! テコリン!
葵「私!私が預かる!」
賢人「俺は?!俺!」
リボン「私の研究所で助手にならないかねぇ」
奈菜「じゃあ香保里ちゃんに決めて貰おうか、誰がいい?」
香保里「…………」キュッ
大和の服の裾を静かに掴む
奈菜「じゃあ大和くんだね」
葵「ずるいずるい!」
賢人「ぶーぶー!」
大和「文句言うな。葵はこいつの服選び手伝え、流行りとかわからん。賢人は荷物持ちな」
二人「「やったぁ!」」
リボン(乗せられ安いねぇ)
大和「んじゃぁ、よろしくな」
頭をポンポンと撫でる
香保里「へへへ…」
少し照れくさそうに笑う
葵&奈菜「「可愛いい!」」
賢人「ハモりすごいな」
結局香保里は大和が引き取ることになった

205 :Mi☆コアラ:2024/04/22(月) 22:15:51.00 ID:uCUxAABYK
シュウ「俺も風邪薬使うとしばらく能力使っても動けるようになるよ
    解除した瞬間身体ぶっ壊れるけど」
悠希「なにそのコナンのパイカル飲んで工藤新一に戻るみたいな」
シュウ「あとあれするときにも飲まないと使えないんだよな」
悠希「あれって」
シュウ「内緒」

206 :Adgjmptw:2024/04/24(水) 21:52:37.56 ID:9xh28idlG
数分後…香保里の服を買いに商店街まで来ていた
葵「これ可愛いい〜」
奈菜「これも似合いそう」
店員「こちらもおすすめですよ」
二人「「こっちも可愛いい〜」」
香保里「…………」
店内で盛り上がっている外では
賢人「止めろよ彼氏兼保護者」
大和「だったらお前が行け運搬係」
警察「やだね、リボンちゃん止めに…」
リボン「私はアイス買いに付いてきただけだねぇ」
大和「だってよ、賢人、GO!」
賢人「止められるならとっくに行ってる」
大和「かれこれ45分以上たってるぞ」
リボン「アイス溶けるねぇ」
賢人「ファッション好きと可愛いいもの好きが合わさると止まらん」
大和「確かに、まあ特に葵ならセンスもあるし変なの買わない信頼はあるけど」
賢人「大和は服選びどんくらい掛かるか?」
大和「3分」
賢人「ウッソだろお前!?」
大和「着やすい、洗いやすい、違和感ない、安い、頑丈の観点で服選んでるからな」
賢人「のわりにセンスよくね?」
大和「言ったろ『違和感ない』って」
賢人「それって『外に出ても』も含まれてんのかい、リボンちゃんは?」
リボン「結構時間掛かるねぇ」
賢人「意外だな」
リボン「強度にこだわっているねぇ…」
賢人「すぐにほつれるやつとかあるからな」
リボン「強酸に耐えられる服…」
賢人「それ選ぶ時間より探す時間!てか何処に売ってんだ」
リボン「オーダーメイドだねぇ」
賢人「オリジナルかい!そんで作って貰えるんかい」
大和「スゲェ金取られそう」
リボン「『やったります!』って言っていたねぇ」
賢人「その店向上精神すごいな!?てか届いたの?」
リボン「4日後に届いたねぇ」
賢人「技術もちゃんとある!」

207 :Adgjmptw:2024/04/24(水) 22:22:51.71 ID:9xh28idlG
さらに数分後…
葵「ふ〜、満足満足」ツヤツヤ
奈菜「ごめんね、時間掛かっちゃった」
香保里「…疲れた……」
大和「俺の背中乗るか?」
香保里「!…うん…」
ひょいっと香保里をおんぶする
香保里「…重く…ない?…」
大和「気遣いサンキュ、全然!」
奈菜「………」ムスー
葵「あれぇ?奈菜、妬いてるぅ?ww」
奈菜「へ?い、いや、ち、違くて、いや違わなくてアワワワワ…」
賢人「いじめるの止めたれ」
リボン「プリン♪プリン♪」
↑アイス溶けたお詫びにプリン買って貰った人
夜のお家にて…
大和「なあ」
賢人「どうした?」
テレビを見ていた賢人に話し掛ける
大和「溶けたアイス、勿体無いな」
賢人「だな」
女子たち+少女はプリンを食べていた
大和「オリジナル形アイス…つくらね?」
賢人「いいね」
↑豆知識 コイツら素の頭は良いが二人合わさるとバカになる
大和「俺らが食べたいアイスも買ったんだっけか」
賢人「カリカリ君…アツキバー…メロンバー…バビコ…雪見饅頭…雹(ひょう)…お!ポッキリアイス(ボックス)もあんじゃん!」
大和「早速、色々作って見るか」

208 :Adgjmptw:2024/04/26(金) 23:23:47.72 ID:WWMFDVO/n
二人でアイス作りのプランを色々考えている
大和「うっし、まずはカリカリ君から」
賢人「どうすんだ?」
大和「アイスキャンディーでかき氷だ」
賢人「うまそ」
溶けたカリカリ君をかき氷氷の型に流し込み冷蔵庫にしまう
賢人「アツキバーは雪見饅頭を入れておしるこ風にしよ」
大和「雪見饅頭の中身溶けてね?」
賢人「それもまた一興なのだ」
大和「簡単だから最後だな」
溶けたアツキバーを冷蔵庫で冷やす
賢人「メロンバーは?」
大和「炭酸入れてジュースにすっか」
賢人「スゲ〜甘そう」
大和「バビコどうしよ」
賢人「バビコはチョコミルクみたいだから氷入れよか」
大和「雹(ひょう)は少し冷やしてシャーベットにする」
賢人「ポッキリアイスはかき氷氷にすっか」
各々下準備をしリビングに入る
奈菜「あ、大和くんに賢人くん。台所でなにしてたの?」
大和「アイスつくってた」
葵「えー、羨ましい」
リボン「私たちの分も作ってほしいねぇ」
賢人「ほい」
作っていたチョコミルクジュースを渡す
リボン「気が利くねぇ」
香保里「…美味しい…」
大和と賢人は互いに軽く腕を当てる
奈菜「本当に美味しい」
大和「俺たちは自由に食ってるぞ」
大和は雹のシャーベット、賢人はおしるこ風アイスを持って胡座をかいて座る
香保里「………」
すると香保里が大和の組んだ足の上に座った
奈菜「!!」
葵「微笑まし〜な〜(棒)」
リボン「仲が良いねぇ」
賢人「俺の所がいいと思う」
大和「そこが落ち着くのか?」
香保里「…うん…」

209 :Adgjmptw:2024/04/26(金) 23:53:29.88 ID:WWMFDVO/n
大和「そんじゃあそのままでいいぞ」
大和はそのままアイスを食べながらテレビを見ている
葵「奈菜、大和とられちゃうよw」
奈菜「ムムムム…」
リボン「どうするねぇ?」
奈菜は黙って大和の横に行き肩に頭を置く
大和「!!」
香保里「…?…」
奈菜「………」ムスー
大和(あ、妬いてる)
静かに奈菜の頭を撫でる
香保里「…………フム…」
香保里が不意に立ち上がり奈菜の袖を引っ張る
奈菜「ん?、どうしたの?」
香保里「…こっち……」
そして大和の組んだ足の上まで引っ張ってくる
大和「!?」
奈菜「…座って良いってこと?」
香保里 コクッ
奈菜「じゃ、じゃあ遠慮なく」
大和の上に足を伸ばして座る。二人の顔が少し赤くなる
香保里「………」ストン
香保里は奈菜の膝の上に座る
奈菜「?!、香保里ちゃん?!」
瞬間、香保里が能力で少し冷たくなった
奈菜「あ、涼しい」
大和「涼」
香保里 フンス!
葵「羨ましいな〜」
賢人「イチャイチャしながら涼みやがって…」

210 :Adgjmptw:2024/04/27(土) 20:51:29.50 ID:mx25KipVu
葵「涼しいの?」
奈菜「かなり涼しいよ」
賢人「大和の感覚的にはどうなんだ?」
大和「保冷剤抱いてる感じ」
葵「良いな〜」
大和「てか賢人、かき氷氷どうなった?」
賢人「見てくる」
立ち上がり、台所からかき氷機とかき氷氷を持ってくる
賢人「げ、カリカリ君だけ固まってねぇ」
大和「え〜」
リボン「残念だねぇ」
香保里「…貸して…」
賢人「ん?、ほい」
香保里がケースを握ると変身して、溶けたアイスを一気に凍らせる
賢人「お!凍った」
奈菜「変身した姿スケーターさんみたいで可愛い!」
葵「カワイイ!!」
大和「似合ってんな」
香保里「………」テレ
女子二人「「カワイイ〜!」」
リボン「早くかき氷食べたいねぇ」
大和「はいよ。賢人、かき氷作ってくれ」
賢人「なんで?!」
大和「俺が動けると思うか?」
膝の上の二人に目を向ける
賢人「あ〜…しゃーなし、作るぜ!」
すぐさま全員分のかき氷を作りあげる
大和「サンキュ」
賢人「良いってことよ」
その後各々のかき氷を食べる
賢人「大和はカリカリ君かき氷で、葵ちゃんはポッキリブドウ味、リボンちゃんはブルーハワイだな」
大和「んで、奈菜はイチゴ、香保里はメロン味」
リボン「かなり個性が出るねぇ」
奈菜「自由だし、良いんじゃない?」
みんなでかき氷を食べた後眠りに付いた

211 :Adgjmptw:2024/04/27(土) 21:11:53.81 ID:mx25KipVu
数日後…
賢人「今日は!」
葵「待ちに待った!」
二人「「夏祭りだ〜!!」」
今日はみんなで夏祭りに来ていた
大和「落ち着けや」
奈菜「いいじゃん。楽しも?」
大和「だな」
香保里…花火…初めて…」
この町の花火は他方にも有名であり、かなりの人が集まっていた
奈菜「ね、ねぇ。この浴衣似合ってる?八百屋のおばあさんから着付けてもらったの」
青い川の流れての模様が入った浴衣を着ている奈菜が聞いてくる
大和「…似合ってるぞ//…」
奈菜「う、うん///…えへへ♪」
葵「う〜れ〜し〜そ〜う〜だ〜ね〜w」
奈菜「ふぇ?!」
葵「ほらほら〜、彼氏のことも褒めてやりなってw」
奈菜「や、大和くんも…似合ってるよ…」
大和「…ありがとよ//(うおおお!褒めて貰えた!?うっしゃあああああ)」
賢人「よかったなw」
葵「祭りはこれから本番!行くよ!」
賢人「まずこれやろうぜ!」
葵「射的!」
大和「面白そうだ」
奈菜「色んな景品があるね」
香保里「………」キラキラキラ
大和「ん?」
目線の先には大きなタコのクッションぬいぐるみがあった
大和「あれが欲しいのか?」
香保里「!……うん…」
大和「やってみるか」
賢人「俺も!」
葵「私も!」
おじちゃん「らっしゃい!5発300円、能力あり+200円だぞ!」
大和「能力あり?」
おっちゃん「能力使って射的していいんだ。あのクソデカぬいぐるみはそれようさ」
賢人「マジか。俺能力あり」
葵「同じので」
大和「おっちゃん商売上手だな、俺も」
おっちゃん「彼女さんのためにがんばれよw」

212 :Adgjmptw:2024/04/27(土) 21:46:45.35 ID:mx25KipVu
各々狙いを定めて撃ち落としていく
賢人「金属操作」
金属の粉を付着させ、弾道と威力を操作して当てていく
葵「偵察」
能力で弱点を見抜き的確に当てていく
大和「霧」
霧を操作し、弾の威力を上げて景品を落としてゆく
おっちゃん「おうおう、商売上がったりだな!」
大和「最後にあいつだ!」
大きなタコのぬいぐるみに狙いを定める
大和「賢人、葵手をかせ」
賢人「ガッテン」
葵「了解」
葵は能力で弱点を見抜き、賢人と大和の二人で弱点に向けて景品が壊れない程度に威力を上げ撃ち抜く
おっちゃん「マジ商売上がったりだ。持ってけドロボー!」
大和「ほら、ぬいぐるみ」
香保里「…ありがとう…」
二人((萌え!!))
賢人「ん?」
続いて次の店にやって来た
大和「お!型抜きじゃねぇか!まだ残ってたのか」
賢人「型抜き?」
奈菜「なにそれ?」
大和「ラムネで出来た型を抜いて景品やお金を貰うってやつ」
賢人「面白そうだ」
奈菜「私もやってみよ」
葵「私はいいや。香保里ちゃん見てるね」
香保里「がんばれ…」
奈菜「頑張る!」
大和「熱量抑えな」
型を選んでいく
賢人「色々な型があるな」
大和「難しい程良い景品が貰えるんだ」
奈菜「どれにしようかな」
おばちゃん「いらっしゃい。今最新のゲーム機があるよ」
大和「やります!」
賢人「一瞬で釣られたな。俺これ、提灯」
奈菜「私、ハート」
おばちゃん「じゃあはいこれ」
大和「選べないのか…ナァニコレ?」
おばちゃん「『登り神龍』だよ」
大和「掛け軸とかの絵じゃねえか!」
賢人「スッゲェ目が細けぇ」
大和「おばちゃん、取らせる気ねぇな」ピキーン
おばちゃん「何のことかな、若造」ピキーン
各々型抜きをしていく
奈菜「出来た!」
賢人「もう少し…しゃあ!」
一方大和は…
大和「もう少し…もう少し…あ!」
後数ミリの所で割れてしまった

213 :Adgjmptw:2024/04/27(土) 22:17:25.11 ID:mx25KipVu
おばちゃん「残念だったね」
大和「おばちゃん、他の型ねぇか?」
おばちゃん「それなら、ほれ『ps4機器』の型…」
大和(お!楽そうだ!)
おばちゃん「…の立方体だよ」
ガタッと型を倒すとかなり厚みのある型であった
大和「んだよ立方体って!?」
おばちゃん「できたらやるよ?」
大和「おばちゃん…能力意外なら何やっても良いんだよな?」
おばちゃん「能力意外ならどんな道具を使ってもいいよ」
大和「そんじゃ遠慮なく」
立方体の型の上に拳を置く
おばちゃん「ん?まさか…」
大和「『破式 形壊拳』!」バキン!
次の瞬間型の形に周りの部分が吹き飛ぶ
おばちゃん「ほう。私の負けさ…持っていきな」
大和「サンキュー」
葵「みんなお疲れ〜」
賢人「俺千円貰えた」
奈菜「私せんべい」
大和「勝った」
葵「一人燃え尽きてるけどいっか!」
次の店へ
奈菜「あ!金魚すくい」
大和「やってくか?」
葵「私やる」
賢人「俺も」
金魚すくいをやってみる
葵「あ〜!また破けた!」
賢人「俺もだ」
おじちゃん「ダメだな、コツがあるんだコツが…隣のお嬢ちゃん凄いな!?」
奈菜は黙って次々金魚をどんどん掬い上げる
おじちゃん「そろそろ金魚いなくなるな」
葵「奈菜!掬いすぎ掬いすぎ!!」
奈菜「あ、ごめんね。つい夢中になっちゃって」

214 :Adgjmptw:2024/04/29(月) 14:16:48.99 ID:uf/fYBUsj
おじちゃん「彼氏さんもやるかい?」
大和「いや、結構…」
香保里「…やらないの?…」
大和「実は俺、金魚すくいが苦手でな…」ヒソヒソ
耳打ちで香保里に伝える
香保里「……嘘の気配…なし…」
賢人「何話してんだ?」
大和「秘密だ」
香保里「…秘密…」
賢人「ふ〜ん…怪しい」
奈菜「あれ?三人でなにしてるの?」
大和「特に」
香保里「…何も…」
賢人「別に」
葵「そっかぁ」
賢人「奈菜ちゃん、金魚の数減らしたんだ」
奈菜「沢山いても困るしね」
葵「にしても、さすがに歩き疲れた〜」
奈菜「慣れない履き物だからね」
賢人「俺ら飲み物買ってくるよ」
大和「香保里を見といてくれ」
二人「「は〜い」」
大和「香保里、良い子にしとけよ」
香保里「…は〜い…」

215 :Adgjmptw:2024/04/29(月) 14:55:54.09 ID:uf/fYBUsj
数分後
奈菜「二人共遅いね」
葵「人が多いから混雑してるんじゃない?」
香保里「…二人の…気配…混乱…」
葵「ほらね」
奈菜「ん〜…」
三人で大和と賢人を待っていると…
男A「お!あの娘は…」
葵「げ!」
男B「おお!海にいた女の子だな」
奈菜「…何か、ご用ですか?」
男A「今日は女の子だけかな?」
男B「俺らと一緒に遊ぼうぜ」
海にいた男たちが再びナンパしにきたのだ
葵「お断りします。子供みえてないの?」
男B「そっちの女の子は青い髪の娘の妹かな」
香保里「…やな…気配…」
葵「てかあんたら減ってるけど?」
男A「そんな憎悪まみれじゃなくていいじゃん」
男B「お前らの彼氏たちに心バッキバキに折られて帰ったんだよ!」
葵「何度やっても同じ。お断りよ」
男A「まあいいじゃねぇか」
腕を伸ばしてくる
奈菜 ビクッ
香保里「……!」バッ!
すると怯える奈菜の前に香保里が男たちの前に立ちふさがる
男A「ん?」
香保里「…ダメ…怖がってる……」
男B「おうおう、守ってえらいねW」
男A「君も一緒にあそぶか?」
香保里にも手を伸ばそうとする。すると…

216 :Mi☆コアラ:2024/04/29(月) 23:19:35.94 ID:3+svCkYZH
悠希「変態ってやっぱり変態だよな」
シュウ「お前ナンパする度胸もないだろ」
悠希「おいちょっと歯食いしばれそれか渚さんに写真送るぞ」
シュウ「それだけはやめてくれ」
悠希「あぁ彼女と行きたいな」
シュウ「てか来年受験だから無理だろ」
悠希「そうだった…最悪だ」現在学年順位68位

217 :Adgjmptw:2024/04/29(月) 23:27:03.28 ID:uf/fYBUsj
???「「すみませ〜ん」」
トントンと男たちの肩を叩く
男A「あ?今忙し…of」
男B「んだよ…あ」
賢人「久しぶりぃ…で」
大和「連れに何か…」
二人「「ご用かな?」」
顔は笑っているが明らかに怒った声色で男たちに声をかける
男二人「「す、すいませんでしたあぁぁぁぁ!」」
男二人は大和と賢人の顔を見るなり、そそくさと去っていった
奈菜「ありがとう、助かったぁ」
大和「なんかされてないか?」
奈菜「大丈夫だよ」
香保里「…明確な…怒りと…少しの…嫉妬…」
葵「ほほぉ」
賢人「どうした?」
葵「なぁんでも♪」
奈菜「そういえば、香保里ちゃんが守ってくれたんだよ」
大和「そうか、よくやった香保里」
頭をワシャワシャと撫でる
香保里「…えへへ…」
大和「あ、ちょうどいいな。ほれ、わたあめ」
片手に持っていたわたあめを香保里に手渡す
香保里「…食べて…いいの?…」
大和「お前のために買って来たんだ、食べてくれないと困る」
香保里「……いたたきます…」
一口わたあめを噛る
香保里「…美味しい…」
大和「そりゃ良かった」

218 :Adgjmptw:2024/04/29(月) 23:33:27.31 ID:uf/fYBUsj
>>216 5人組の学年順位

杉山 大和 300人中トップ10の中を行来

金塚 賢人 300人中191位

島風 奈菜 300人中50位以内

橋本 葵  300人中210位

219 :Adgjmptw:2024/04/30(火) 00:29:30.66 ID:FwZQPaxRZ
葵「そろそろ花火が上がる時間だよ」
賢人「香保里ちゃん楽しみにしてたもんな」
香保里「(!、大和おにいから覚悟の気配)…私…葵お姉ちゃんと…見る」
葵「え〜、嬉しい!」
賢人「!(キュピーン)、じゃあ俺も葵と見てよ」
葵「マジで?!」
大和「わかった、花火終わった後商店街入口に集合な」
三人「「「は〜い」」」
大和「奈菜、こっち来てくれ」
奈菜「え?う、うん。じゃあ集合場所でね」
葵「はいは〜い」
香保里「…大和おにい…頑張れ…」
賢人「香保里ちゃん、空気読めるね」
香保里「…そちら…こそ…」
葵「早く〜、場所無くなるよ〜」
賢人「はいよ!香保里ちゃん、行こっか」
香保里「…うん!…」
一方大和と奈菜は商店街にある廃墟ビルを登っていた
奈菜「何処に行ってるの?」
大和「秘密の場所」
階段を登りきり、屋上に通ずる扉を開けると…
奈菜「凄いキレイ!」
そこには商店街と祭りの明かりに照らせれてイルミネーションのように輝いている景色が
大和「うちが買った土地にたった小さなビル、この村で一番高い建物だね。潰れてるけど」
奈菜「だけど何故ここに?」
大和「一番眺めがいいから…かな」
奈菜「ありがとう。本当にキレイ」
そんな話をしていると花火が上がる
奈菜「わ〜!」
大和「お〜!」
次々と花火がっていく
奈菜「凄い」
大和「だな」

220 :Adgjmptw:2024/04/30(火) 00:52:14.41 ID:FwZQPaxRZ
奈菜「あのさ…言いそびれたけど、ありがとう」
大和「ん?」
奈菜「落ちてる時に助けてもらったり、拐った時にも助けてもらって…本当に助かったの」
大和「助けたかったから助けた。それだけだ」
奈菜「本当に、ほんっとうに…ありがとう」
大和「おう…あのよ」
奈菜「な、なに?」
大和「これ」
すると大和が小さな袋を手渡す
奈菜「何これ?」
大和「開けてみな」
奈菜「うん」
紐をほどいて袋を開けると、青い花火柄の髪止めが入っていた
奈菜「これ、どうしたの?」
大和「飲み物買いに行った時に屋台で売ってたから…どれが似合うかなってよ」
奈菜「だから遅かったんだね」クスッ
大和「本当すまん…」
奈菜「ねぇ、今、付けてみていい?」
大和「おお…」
奈菜は後ろを向き髪止めを着け、また戻る
奈菜「どう?似合う?」
大和「ああ、思ったとおりだ」
奈菜「えへへ♪」
大和「…………」
奈菜「…………」
お互いの顔がゆっくり近づく、唇が触れそうなほどに…
大和「………」
奈菜「………(そっと目を閉じる)」
ピロリン♪…突然奈菜のスマホが鳴る
大和 ビクッ!
奈菜「ふぁ!?ご、ゴメン…私のスマホ」
大和「いや、大丈夫だ」
RAINを確認すると葵から『花火超キレイ!そっちは?』ときていた
奈菜「『こっちもキレイだよ』っと」
大和「RAIN返信できたか?」
奈菜「うん…(危なかった!)」
大和「……奈菜、こっち向いて」
奈菜「何…んっ!?」
次の瞬間、大和は奈菜の顎を少し上げるとそっとキスをする
大和「すまん…その…我慢…出来なくてよ」
奈菜「…………」
大和(やべぇ、嫌われた!?)
奈菜「ズルい…」
大和「へ?」
奈菜「私だって…我慢…したのに…」
大和「うお?」
すると奈菜は大和の頬を両手で掴み、思いっきりキスをする
ゴチッ
大和「痛っ!」
奈菜「痛〜、これで…お互い様…だね///」
大和「…おう(うおあああああ)」

221 :Mi☆コアラ:2024/04/30(火) 20:16:43.59 ID:ZB4JaRZQn
悠希「刃紋乱れ互の目 造り漆 業物 霜柄その切れ味t
銀河「何勝手に俺の家宝持ってきてるんよ」
シュウ「お前にはおもちゃがあるじゃん」
悠希「玩具言うなれっきとした…刀?」
シュウ「いや知らねーよ」
銀河「あと刀返せ」
悠希「あ、はい」

222 :Adgjmptw:2024/05/01(水) 22:20:58.52 ID:joBLv8Sj2
花火が終わり大和と奈菜は気まずくて固まっていた。一方賢人たちは…
葵「花火、終わっちゃったね」
香保里「…花火…キレイだった…」
葵「確かにキレイだったね」
賢人「お、月が出てるぞ」
空に向かって指をさす
葵「本当だ!キレイ」
賢人「月がキレイだな」
葵「え〜wねえねえ、その言葉の意味知ってる?w」
賢人「知ってるつったら?」
葵「へ?!」
香保里「…確かに…キレイ…」
賢人「だな」
葵(え?知ってるの?それとも知ったか?ううう…わからない!)
香保里(?、葵お姉ちゃんから『困惑』の気配…なんで?)
その後互いに合流し、家に帰った。リボンは『面倒だから』と付いてこず寝ていた。数日後、学校にて…
カイト「おやおや?!君たち暗い顔してるね?そんなに楽しくない夏休みだったのかな?w(嫌味MAX)」
5人組「「「「「色々濃い夏休みだった(ねぇ)」」」」」
これからも何かと騒がしい高校生活が続きそうだ

223 :Adgjmptw:2024/05/01(水) 22:22:30.72 ID:joBLv8Sj2
作者 続けるか否かコメント下さい

224 :Mi☆コアラ:2024/05/01(水) 22:30:35.76 ID:SEJILEm2S
続けないに選択したらどうなるん?

225 :Adgjmptw:2024/05/02(木) 00:25:54.07 ID:A2qD4EcQA
>>224 別の物語をスレ立てする

226 :Adgjmptw:2024/05/02(木) 21:51:08.11 ID:A2qD4EcQA
返答求む

227 :Mi☆コアラ:2024/05/02(木) 22:35:57.44 ID:ZLH67T7PI
ルーレットで決めよう…
ルーレットで続きが決まったので続きで

228 :Adgjmptw:2024/05/02(木) 23:22:18.27 ID:A2qD4EcQA
使い方わからない

229 :Adgjmptw:2024/05/02(木) 23:23:17.74 ID:A2qD4EcQA
>>227了解 明日に投稿します

230 :創る名無しに見る名無し:2024/05/03(金) 10:25:21.36 ID:7nbGRoWVu
https://i.imgur.com/yhfKoQs.jpeg

231 :創る名無しに見る名無し:2024/05/03(金) 11:40:14.34 ID:7nbGRoWVu
淫夢要素無いとかまずいですよ!?
最新のトレンドは淫夢だってはっきりわかんだね
一つくらい…淫夢要素入れてもバレへんか

232 :創る名無しに見る名無し:2024/05/03(金) 11:43:53.30 ID:7nbGRoWVu
文章も長すぎるッピ!
短縮しないと読めなかったけどいいかな?

233 :創る名無しに見る名無し:2024/05/03(金) 11:46:47.05 ID:7nbGRoWVu
マジレスするとどうでもいい描写が多すぎて冗長になってるしオタクの妄想感が滲み出てて見てて辛い
伸び代はあるから頑張れ

234 :創る名無しに見る名無し:2024/05/03(金) 11:57:26.79 ID:7nbGRoWVu
長い割に中身が無くて見てて苦しい
内容が頭に全く入ってこない
登場人物のセリフも使いまわしかと思うほど単調

小説ってセリフ以外で情景を説明させるから面白いんだよ
これはセリフが多すぎて没入感が無い

一回名作読んでみてくれ
伸び代は感じるから

235 :adgjmptw:2024/05/03(金) 20:34:32.26 ID:sKQ0gCz1x
感謝します

236 :Adgjmptw:2024/05/03(金) 20:35:51.69 ID:sKQ0gCz1x
国語力なくてすいません

237 :Adgjmptw:2024/05/03(金) 20:36:22.75 ID:sKQ0gCz1x
続き!

238 :Adgjmptw:2024/05/03(金) 21:01:16.89 ID:sKQ0gCz1x
月日が流れ、木の葉が落ち始める頃学校ではとある話題で持ち切りだった
学級委員長「え〜…では文化祭での出し物を決めていきます」
文化祭…警察学校のようなうちでも開催される催しで学校内は大いに盛り上がっていた
男子組「メイドカフェ!!」
女子組「クレープ屋!!」
そして俺たちのクラスで2つまで絞られたのだが男女比が同じなので未だに決まっていない
大和「早く決まんねぇかな」
賢人「お前はどっちが良いんだ?」
大和「どっちでも」
奈菜「私たちはクレープ屋が良いね」
葵「ね〜」
一方リボンを除く4人組は大和だけどっち付かずな状態だった
賢人「リボンちゃんは何処に?」
奈菜「開発品の展覧会するんだって」
賢人「ほへ〜」
委員長「え〜と…多数決にします!」
互いに手を上げていく…大和だけ手を上げず一斉に視線が集まる

239 :Adgjmptw:2024/05/03(金) 21:26:51.73 ID:sKQ0gCz1x
大和「あ〜…逃げるべきか?」
賢人「逃げられるなら」
大和はすぐさま立ち上がり逃げようとするが一瞬で囲まれ、互いの良いとこ合戦が始まった
大和「俺は聖徳太子じゃねぇ」
葵「大変そうだね」
菜奈「あわわわわ…」
賢人「あらら」
しばらく意見攻めが続き大和が口を開いた…
大和「そもそも互いに何がダメなんだ?」
また一斉に話始めようとしたので「一人代表しろや」と言ったら男女一人づつ出てきた
男子代表「男の夢だろ!」
大和「んな熱弁されても」
女子代表「やってもいいけど女子への疲労が凄いじゃん」
大和「理由がすっげぇまとも、やってもいいんかい」
周りから見つめられる中、しばらく考えて大和は一つの意見を出した
大和「2つ混ぜて従者喫茶とかどうだ?」
クラスメイト「従者喫茶?」
大和「女子だけじゃなく男子も接客するんだ、キッチンは料理できる奴と手が空いてる奴で」
その意見に男子も女子も賛成となり、ものの数分で話し合いが終わった。その後委員長に「本当に助かったよ!」と言われた

240 :Adgjmptw:2024/05/03(金) 21:43:01.13 ID:sKQ0gCz1x
次の日、その日は授業が無く出し物の準備をする日となっていた
女子「は〜い、採寸するから手を上げて」
菜奈「うん!」
今は男女とも衣装の為の寸法を裁縫部に測って貰っていた
女子「わ!菜奈ちゃん大っきい!」
菜奈「やめてよ〜…は!少しウエスト増えてる…」
葵「彼氏とイチャイチャするから」
女子「幸せ太りか…羨ましいな〜」
菜奈「葵ちゃん!」
男子たちも隣の空き教室で測っている最中であった
男子1「聞こえるか?」
男子2「もう少し…」
大和「盗聴すな」
盗聴していた男子2人の頭を引っぱたき教室の中へ引きずり込む
男子1「なんだよ大和ぉ…」
男子2「お前は彼女のバストサイズ気になんないのか?枯れてんのか?!」
大和「失礼な」

241 :Adgjmptw:2024/05/03(金) 22:47:03.19 ID:sKQ0gCz1x
賢人「けれど本心は?」
大和「メッチャ気になる…っておい!」
ふざけた賢人の頭を能力で創り出したピコハンで引っ叩く
賢人「痛っ!」ピコッ
男子「大和、採寸するよ」
大和「はいよ」
服を脱ぎ、裁縫部の男子に採寸をしてもらう
男子「細いけど、かりり筋肉質だね」
大和「そりゃどうも」
続いて賢人も同じく採寸をしてもらう
男子「がっしりしてるから、少し大きめにしよう」
賢人「了解」
するとそこに採寸が終わった男子が話掛けてきた
男子「なあ、どうやったらそんな筋肉付くんだ?特に大和」
2人は暫く黙って考えた後、同時に口を開いた
大和「無理しない程度の筋トレ」
賢人「限界まで自分を追い込む!」
2人「「あ?!」」
その後「どっちの鍛えかたが正しいか」で口論になった
男子「これでも体育祭のトップ2人か」
この後カイトが「見ろこの肉体美を!」と話掛けたら「「黙れクソ野郎!」」と一蹴された

242 :Adgjmptw:2024/05/03(金) 22:47:29.12 ID:sKQ0gCz1x
続きは明日

243 :Mi☆コアラ:2024/05/03(金) 23:13:56.47 ID:zhREPTl6b
シュウ「遺伝と筋肉バカのじいちゃんがいるとこうなるよ」
悠希「お前の場合特殊なんよ筋トレとかしてる量やばそう」
シュウ「一応腕立て伏せ100、背筋100、腹筋100と2キロ走ってるけど」
悠希「結構普通」

244 :創る名無しに見る名無し:2024/05/04(土) 22:20:54.00 ID:Bdz31/08Z
数日後、文化祭が順調に進んでいた
香保里「わあ!」
大和「すげぇだろ?」
香保里「うん」
今日、大和は先生に許可を貰い特別に香保里を連れて来ていた
菜奈「あ!香保里ちゃん、大和くんもこんなところにいたんだ」
香保里と大和が教室で話していると廊下で荷物を運んでいる菜奈が話掛けてきた
大和「菜奈それ重いだろ、俺が持ってくから香保里頼むわ」
菜奈「は〜い」
大和は香保里を菜奈に預けて荷物を別の教室に届けに行った
菜奈「さてと、香保里ちゃん何したい?」
香保里「…お洋服…見てみたい…」
菜奈「メイド服のこと?わかったよ、付いて来て」
菜奈は香保里を連れてメイド服を制作している教室に連れて来ていた
裁縫部女子「!、ねえねえ!菜奈が幼女連れて来た!」
女子「え、娘?」
菜奈「ち、違うよ!?この娘は大和くんの…」
この一言で穏やかだった教室内が誤解が盛大に盛り上がった

245 :創る名無しに見る名無し:2024/05/04(土) 23:02:53.08 ID:Bdz31/08Z
女子「え?大和くんと菜奈の娘?!」
菜奈「違うよ!?」
女子2「本当?!今すぐ赤飯炊かなきゃ」
菜奈「落ち着いて!?誤解たから!」
そこからとある質問により更に誤解を招く事になる
女子3「ねえ、今何処に住んでるの?」
香保里「大和にいにの…家…」
女子組「にいに!!!」ピシャーン!
菜奈「あの…ちょと…」
女子「ちょっとこっちきて」
女子2「香保里ちゃんの採寸終わったよ!」
女子「任せたよ裁縫部!」
裁縫部女子「任せて」
そうして盛り上がっていると教室の扉が開かれた
葵「あ!香保里ちゃんに菜奈…何してるの?」
菜奈「あ…」
女子「ヨシ、葵ちゃんもやっちゃえ!」
葵「え?何でみんなジリジリ寄ってくんの?え、ちょ…ああああ…」
数分後、荷物を運び終えた大和が賢人とともに裁縫部(女子用)教室の前に来ていた
大和「悪ぃな、手伝ってもらってよ」
賢人「良いってことよ、てか香保里ちゃん来てたのか」
大和「ああ、あわせてやろうと思ってな。もしもし、入っていいか?」
女子(教室内)「準備オッケー、入っていいよ」
大和(ん?準備?何のだろ…)
賢人(香保里ちゃんに会うの久々だな)
少々疑問に思いながら扉を開けるとメイド服をきた香保里がいた
香保里「えっと…おかえり…なさいませ…ご主人…様?」
大和「いや、似合ってるけと…何させてんの?」
賢人「可愛いね」(頭ナデナデ)
香保里「えへへ…」

246 :創る名無しに見る名無し:2024/05/04(土) 23:33:05.10 ID:Bdz31/08Z
この状況と賢人の柔軟性にやや混乱していると…
菜奈「恥ずかしいよ〜…」
女子「まあまあ、彼氏が待ってるよ…それ!」
菜奈「キャッ!…もお!あ…」
大和が声のする方向に目を向けるとミニスカメイド姿の菜奈が立っていた
菜奈「えっと…おかえりなさいませ、ご主人様///」
顔を赤くする菜奈から聞いた大和はフッと力が抜けたように後ろに倒れ込んだ
賢人「大和!?どうした!」
香保里「にいに…大丈夫?」
大和「我が生涯に…一編の悔い無し!…」
賢人「大和(の魂)!、戻ってこーい!」
数十秒後に復活した大和は「スカートをもう少し長くしてくれ」と裁縫部にお願いした
賢人「いやぁ、お前が倒れた時の燃え尽き方、面白かった!」
大和「忘れろ!」
菜奈「……///」
香保里「菜奈お姉ちゃん…可愛いい…」
菜奈「癒やしだよぉ〜…」
そんな話をしていると今度は同じ姿の葵が現れた
葵「その〜…似合ってる?」
賢人「とっても似合ってるぞ!おお!」
大和「賢人、倒置法になってんぞ」

247 :Mi☆コアラ:2024/05/04(土) 23:46:54.89 ID:ENPYvHtsW
櫻木「そういえば私たちのメイド姿どうだった?」
天宮「確かに気になる」
悠希、シュウ「記憶にございません」
渚「めっちゃ可愛かったよホントお人形さんみたいだった」
櫻木「あ、ありがとうございます」
紅葉「この写真が日々の癒し」天宮メイド服
蓬「いやなこと全部忘れる」
天宮「やめてー」

248 :創る名無しに見る名無し:2024/05/06(月) 23:34:40.84 ID:1Sd9Gf4Wc
賢人が混乱している間に、葵と菜奈と香保里の3人は着替えを済ませていた
大和「落ち着いたか?」
賢人「いや〜、ばーちゃんが川の向こうで手を振ってたわ」
大和「死にかけてるじゃねぇか!」
???「ねぇねぇ、そこのお二人さん!」
賢人「?」
大和「なんだ?」
賢人を落ち着かせているとタンコブ2つ付けた裁縫部の女子が話掛けてきた
裁縫部女子「あの2人のミニスカメイド姿の写真。欲しくない?」コソッ…
2人「「欲しいです!!」」
大和と賢人は食い気味に答えた
裁縫部女子「じゃあさ、お願い聞いてくれない?」
大和「お願い?」
賢人「なんだなんだ?」
そのお願いとは裁縫部の作った衣装を着て、ミスコン(男限定)に出て欲しいとのことだった
大和「そんなんで良いのか」
賢人「楽勝楽勝♪」
裁縫部女子「勝っても負けても宣伝になるからね」
裁縫部女子2「そういえば今年は『カプコン』があるらしいよ」
すると菜奈達が興味津々に尋ねてきた

249 :創る名無しに見る名無し:2024/05/07(火) 00:05:54.03 ID:EYIUd45LE
菜奈「さっきから何の話をしてるの?」
軽く不貞腐れながら大和に問い掛ける
大和「ナ、ナンデモナイヨ〜…」
菜奈「本当?」
大和「ホントダヨ〜…」
必死に色々と弁解しているが大和の目は泳ぎに泳ぎまくっていた
賢人「あいつ自分の為の嘘苦手だからな」
香保里「大和にいに…わかり…やすい…」
賢人「本当にな」
葵「そう言う賢人は何の話だったの?」
賢人「はて?何のことやら?」
香保里(…嘘の気配…賢人兄は…嘘付き上手…)
気配を読んでいる香保里の元へ菜奈が近づいてきた
菜奈「香保里ちゃん、大和くん嘘付いてる?」
香保里「え?」
どうやら香保里に気配を読んでもらい真偽を確かめたいようだ
香保里(わからないの?あれで?まあ本当の事をおし…)
本当の事を話そうとしたとき大和が香保里に向けてお菓子をチラつかせた
香保里「大和にいに…嘘…付いてない…」ジュルリ
菜奈「何でよだれ啜ってるのかはさておき、嘘を付いてないのかぁ…?」
互いの事を本当に信頼しているんだと思い、少し羨ましいと思った

250 :創る名無しに見る名無し:2024/05/07(火) 00:38:40.20 ID:EYIUd45LE
文化祭当日、学校内は陽気な雰囲気に包まれていた。それは大和たちのクラスも例外ではない
委員長「売上一位取れる様に頑張りましょう!」
クラス一同「おー!!」
4人組の役割は、全員接客となった。香保里には呼び込みをして貰っている
ここで4人の接客の仕方を見てみよう、大和の場合
大和「御帰り為さいませ、御主人様。席までご案内します」
女子「ありがとうございます…え〜とオススメは何ですか?」
大和「う〜ん、そうですね…困りました」
女子「えっ?!何か?」
大和「御主人様へのオススメが多すぎてしまい、選びきれません」(全力イケメン申し訳笑顔)
女子「あ?この『愛たっぷりパフェ』で!」
大和「かしこまりました、しばしお待ちくださいませ」
女子「はい?」
結構しっかりしたマナーと礼儀、スパダリ力を全力で発揮する接客
賢人の場合
賢人「おかえりなさいませ!御主人様!」
女子「ありがとう、えっと…オススメはあるの?」
賢人「はい!その『ラブラブオムライス』がオススメです!」(素の全力スマイル)
女子「じゃあ、これください」
賢人「かしこまりました!御主人様!しばしお待ちください!」
持ち前の元気と明るさで、お客を楽しくさせる接客

251 :創る名無しに見る名無し:2024/05/07(火) 21:46:26.43 ID:EYIUd45LE
菜奈の場合
菜奈「お帰りなさいませ、御主人様!」
男「ありがとう、オススメはあるかな?(スッゲェ可愛い娘だな)」
菜奈「えっと…ラブラブドリンクでしゅ…あ、かんじゃた」
男「じゃあそれで(可愛さのベクトルが小動物のそれ!)」
その片側、壁の影では…
大和 プシューッ バキバキバギ
賢人「大和、落ち着け。ダブルで能力を発動すな」
天然モノの小動物的可愛さでミスパス
葵の場合
物陰から様子を覗った後、ソっとキッチンへ入っていった
まず接客しない
こんな調子で繁盛している大和たちのクラスの所に迷惑なやつが入って来た
カイト「よお、来てやったぞ」
菜奈 ビクッ! サッ…
ズカズカと入って来ると広い席に堂々と座りこんだ
賢人「あ、お帰りはあちらです」
カイト「酷いなぁ、そういえば菜奈ちゃんは居ないのか?」
大和「菜奈なら先にお帰りになられましたよ。表でろや!」
菜奈をキッチンの方に隠すとカイトに喧嘩を売りに来た

252 :Adgjmptw:2024/05/07(火) 22:31:32.22 ID:EYIUd45LE
賢人「まぁ落ち着け、一応客だし。はぁ…で、注文は?」
カイト「ここまで態度悪い従者初めて見た。ドキドキオムライスで」
賢人「かしこまりました」
賢人は大和を引きずりながらキッチンへと入って行った
菜奈「はっ…はっ…!カヒュッ!」
葵「落ち着いて、大丈夫」
あの事件(菜奈落下事件)は不慮の事件とされており現場を目撃した大和たちのクラスだけしか知らないのだ、その事件がきっかけでトラウマが出来ていたのだ
葵「私、あいつに一発入れたい」
賢人「俺も」
大和「ぜってぇ◯ろす!」
賢人「◯すのは駄目だ、一発殴るだけにしとけ。菜奈が泣く」
大和「わかった、殴るだけにしとく」

253 :Adgjmptw:2024/05/07(火) 22:32:30.92 ID:EYIUd45LE
作者 上の名無しは私です

254 :Adgjmptw:2024/05/13(月) 19:58:59.99 ID:H7MGJ6hAS
賢人「だけどよ、今は仕事中だぞ」
葵「ん〜…」
怒られない仕返しを考えていると大和が大和がハッとした
大和「なあ、お前ら…『ミスは仕方ない』よな?」
2人「「…確かに!」」
こうして大和たちによるカイトへの簡素な報復作戦が始まった
葵「おまたせしました」
カイト「遅かったな」
しばらくすると葵が嫌そうな顔で料理を持ってきた
カイト「長い時間待ったんだ、マズかったら金払わないからな(パクッ)」
そんな文句を垂れながら料理を口に入れた
カイト「(モグモグ)…!?!!辛っ!ゴホッゴッホ!んじゃこりゃ辛っ!?」
葵「あ!すいませ〜ん!どうやらケチャップと別の調味料を間違えてしまったようで〜(棒)」
このオムライスに使われたのは『大和特製!激辛味覚麻痺ソース』、告白を覗かれた報復でアイスに盛った物と同じ物である。色が変わらない細工済
カイト「コレ、絶対わざ…ゴホッゴホッ!まだ辛い…」

255 :Adgjmptw:2024/05/13(月) 21:55:41.34 ID:xY/COOZNX
葵「申し訳ございません。お詫びとして一品無料とさせていただきます」
カイト「クソッ!保証はしっかりしてんな…じゃあ『アップルパイ』を」
葵「かしこまりました」
キッチンから注文を聞いた大和はあるものを準備していた
委員長「大和くん、それなに?ロケットランチャー?」
大和「否、その名も『スイーツランチャー』!」
それはリボンが開発したお菓子をロケランの要領で飛ばす武器だった
委員長「何故そんなものを…」
大和「『これでパイ投げで負けないねぇ!』つってた。試験運用に丁度良かったからな」
委員長「本当に何故…」
そんな話をしている内に、パイを銃身の先に装着し終えると変声機を手に取った
大和(女声)「すいません!焼いていたパイがそっちに飛んで行きました!気を付けて!」
葵はあらかじめ避けていたがカイトは座っていたため飛んできたパイが顔に直撃した
カイト「ぶっ!?」
葵「ぷっww」
カイト「あったまきた!金なんか払うか!」
葵「お代は結構!」
カイトは顔をパイまみれにして怒りながら出ていった

256 :Adgjmptw:2024/05/13(月) 21:57:26.86 ID:xY/COOZNX
更新遅れてスイマセン

257 :Mi☆コアラ:2024/05/13(月) 23:11:53.34 ID:S3E7qC8Nc
悠希「そっちの文化祭荒れてんな」
シュウ「そんなことしてる暇なかったしな」
璃子「お兄ちゃんの服普通にきもかった」
悠希「よしお前に顔面ケーキしてやる」
璃子「じゃあ私は顔面に石ぶつけてやる」
悠希「コワ」

258 :Adgjmptw:2024/05/17(金) 18:11:47.47 ID:/cKPTVkU3
葵「脅威排除!」
大和「菜奈、いなくなったぞ」
菜奈「い、いない…?」
大和「おう、いないぞ」
菜奈「よ、よかったぁ…」
大和たちはカイトを撃退した後、菜奈は落ち着いたものの、少しヘナッとしていた
賢人「にしても、面白いバズーカだな。ちゃんと爆発したし」
大和「リボンいわく試作品らしいから、貰っていいんだと」
賢人「良いもん貰ったな」
その後は特に問題無く進み、一日目が終了した
二日目
男子生徒「にしても、初日のアレ(スイーツバズーカ)。凄かったな」
女子生徒「悪い影響あるかと思ったけど、逆に宣伝になったし」
裁縫部女子「フッフッフ、今日は更に凄い事があるよ」
2人「「うわっ!?」」
昨日の話をしているクラスメイトの後ろから裁縫部の人たちが呼んでいた
賢人「ん?、何かあったけ?」
大和「俺たちミスコン出んだろが」
賢人「(記憶思い出し中)…ああ」
大和と賢人は「ちょっと用事がある」とミスコンの準備をするため教室を出た

259 :Adgjmptw:2024/05/17(金) 18:30:53.16 ID:/cKPTVkU3
菜奈「大和くん、何かあったかな?」
葵「ミスコンに誘われてたからそれじゃない?」
菜奈「そっか…見てみたいなぁ」
葵は教室の時計を確認し、ある提案をした
葵「ねぇ、今日午後から出し物無いしさ、コッソリ見に行かない?」
菜奈「え?う〜ん…勝手に行って怒らないかな?」
葵「彼氏のカッコいい姿、見たくない?」
菜奈「見たい!(即答)」
こうして菜奈たちも予定が出来たのであった。数時間後…ミスコン会場にて
裁縫部男子「よし、いっちょ上がり!」
裁縫部女子「おお!思った通りね」
大和はモノトーンカラーの爽やかコーデ、賢人シックなコーデとなっていた
賢人「動き辛い…」
大和「我慢しろ、にしてもカッコいいな」
裁縫部女子「今年のコンセプトは『デートコーデ』、女子たちメロメロにしちゃいな!」

260 :Adgjmptw:2024/05/18(土) 14:05:46.69 ID:+yTGegyW2
賢人「約束、忘れんなよ!」
裁縫部女子「はいは〜い」
裁縫部男子「出場までゆっくりしてて良いよ」
大和「はいよ〜」
2人は案内された控室で待っていると…
カイト「おやおや、お前らもでるのか?」
賢人「げっ」
大和「あ??」
どうやら同じ控室だったらしいカイトに声を掛けられた
カイト「ま、今回は僕の美貌で女子たちを虜にしてやるから君たちの出番はないよ、ハハハハハハ…」
賢人「ウッゼェ…」
大和「うるせぇ…」
そんなこんなしていると大和、賢人、カイトの出番がやってきた

261 :Adgjmptw:2024/05/18(土) 17:41:54.05 ID:+yTGegyW2
司会者「さあ続いては話題の新一年生!学年1イケメンと言われる1年!黒石カイト!」
呼ばれたカイトがステージに上がる、その後を続くように一年生の女子から黄色い声が響く
女子「カイト様〜!」
女子2「こっち見て〜!」
カイトは女子達が声を掛けた方へウインクする
女子「「キャ〜!!」」
その近くでは、菜奈たちも見にきていた
菜奈 カタカタカタ…
葵「怖いなら見なくていいよ」
菜奈「うん…」
サッと葵の後ろへ隠れた
司会者「今回!1年生の参加が少なく次で最後!今話題の新入生とその友人です!杉山大和と庚塚賢人!」
2人が、ステージに上がると、会場は一気に湧き上がった
男子上級生「あいつ!体育大会の!」
男子上級生2「ああ、期待の新星と言われてるやつ!」
ボディビル部「隣りの奴、良い筋肉をしている。勧誘しよう」
女子上級生「あの2人、カイトってコ程じゃないけどなかなかイケメン!」
女子上級生2「そうそう、何て言うの?さりげないイケメンって感じ!」
様々な歓声が上がる中、司会者がある提案をした

262 :Adgjmptw:2024/05/18(土) 18:23:08.16 ID:+yTGegyW2
司会者「では!ここで何かアピールお願いします!」
大和「ん?前の奴らにはアピールとか無かったぞ?」
司会者「盛り上げですよ、盛り上げ!」
なんと突然ステージ上でのアピールをお願いされてしまった
賢人「どうするよ?」
大和「…決めた、ド派手に決めるか!」
すると、手を掲げ空に向けて霧を出し始めた
カイト「なんだ?」
賢人「!、了解!」
そして後を続くように賢人は金属の粉を霧に混ぜる
葵「何するんだろ?」
菜奈「さあ?」
大和「準備オッケー!発破!」
そう叫んで指を鳴らした次の瞬間、大きな爆発音と共に大きな花火が上がった…青色の鮮やかな花火が
司会者「お〜!花火ですか、しかも青の!」
大和「季節外れでしたか?」
司会者「いえいえ、明るい昼間でもしっかり見えました!青色には何か思い入れが?」

263 :Adgjmptw:2024/05/18(土) 18:42:38.10 ID:+yTGegyW2
その質問に対し少し気恥ずかしそうにしながら
大和「僕の彼女の好きな色なんでね、使わせて貰いました」
その答えに対し会場は「ヒューヒュー!」「お熱いね〜」などの祝福ムードだった
司会者「その彼女さんって今、呼べたりします?」
大和「…呼んでみます?」
会場の皆からのも声がけがありRAINで連絡してみる…
葵「菜奈、呼ばれてるよ」
菜奈「はわわ…」
行こうかどうか迷っているとRAINが鳴る
大和『今会場に来れる?ステージに上がってほしいって。無理なら無理でいいよ』
葵「ほらほら〜」
菜奈「う〜…」(大和くんには申し訳ないけど…)
返事を打っている最中隣の女子達の会話が聞こえてきた
女子1「大和くん、カッコいいね!」
女子2「けれど彼女持ちだよ」
女子1「告白したら?盗れるるかも」
女子2「え〜…狙っちゃおっかな〜」
菜奈 !!!
そんな会話を聞いて菜奈は打っていた内容を消して書き直した

264 :Adgjmptw:2024/05/18(土) 23:47:03.12 ID:+yTGegyW2
大和「『良いよ』か、『どこにいるの?』っと」
…人混みの中、菜奈は少し笑顔でRAINを打っていた
葵「なんて返したの?」
菜奈「ふふっ、ちょっとイジワルしちゃった♪」
…すると菜奈から意外な答えが返ってきた
大和「『今会場で見てたよ』って、おいおい」
軽く頭を抱えてクスリと笑う
大和「この中から探してみてってか」
顔を上げ人がひしめき合う中を見渡してみる
賢人「RAINなんて?」
大和「この人混みの中から探してみてだと」
同じように人混みを見渡してみる
賢人「無理ゲーだろ」
数分後、突然大和が呟いた
大和「………いた」
賢人「は?見つけたのか?!」
能力を発動し、人混みの上を跳躍して菜奈の前に降りてきた
能力を発動し

265 :Adgjmptw:2024/05/19(日) 00:15:02.30 ID:0yLxvXZLY
大和「菜奈さん?一緒に来てくれますか?」
菜奈「はい、喜んで♪」
大和は菜奈をお姫様抱っこで抱えて、再びステージ上に戻ってきた
大和「ほい、連れてきました」
菜奈「えっと…島風菜奈です、こんにちは」
菜奈が軽く手を振ると先ほどまで大いに盛り上がっていた会場はさらに熱狂の熱に包まれた
司会者「凄い熱量ですね、そういえば大和さんたちはカプコン(カップルコンテスト)に参加するんですか?」
賢人「俺彼女いないから大和だな」
大和「まだ決めてないな…どうする?」
隣で少し戸惑っている菜奈に軽く問いかける
菜奈「私は、どっちでも…」
大和「じゃあ俺たちはいいかな」
司会者「なるほど、残念…おっと!時間的にここまで!出場した皆さんと菜奈さんに拍手〜!」
会場が大音量の拍手に包まれ幕を閉じた、その後の投票により僅差でカイトが勝ったが「負けた気分だ…」と不機嫌気味だった

266 :Adgjmptw:2024/05/19(日) 00:17:23.10 ID:0yLxvXZLY
ミスコン順位
1位 黒石カイト
2位 杉山大和
3位 島風菜奈(??)
4位 庚塚賢人(解せぬ)

267 :Mi☆コアラ:2024/05/19(日) 23:44:02.68 ID:pzNzgtIwX
鈴木海メンバーが出るとしたら順位
ミスターコン
一位 霧山啓介
二位 黒魔凱亜
三位 白神雅人
四位 上宿純平
五位 白神シュウ

ミスコン
一位 櫻木香奈江
二位 白神美香
三位 天宮蓬
四位 黒魔美由琉
五位 天宮若菜

北島「この順位おかしい僕がラング外なわけあるか!」
悠希「こいつはいいとして主要キャラの俺が入ってないのは間違ってる」
テト「ランク…外…」
絵梨「香奈江とはまた別なんだ…」
渚「ふざけるなーくそコアラ」
コアラ「なんだよこっち側に話しかけてくるな」
銀河「あーあーせっかく体張ったのになー」
渡邉「これって顔の採点じゃないの?」
璃子「い、いいもん好きピがいるからいいもん」
紅葉「昔から二人は可愛かったからなランクインしてるのは間違いない」

268 :Mi☆コアラ:2024/05/19(日) 23:58:54.94 ID:pzNzgtIwX
三浦「あちゃーギリランク外」
ケイ「みんなかっこいいし可愛いよ」
母「ケイちゃんは優しくてかわいいね♡」
氷像「流石我が孫だガハハハハ」
健二「なぜ渚がランクインしていないんだ」
亜紀「安心してナギちゃんは可愛いから」
春「そうよ自信もって」
優月「そうだよママは可愛いよ」
渚「そうだよねうんこんなランク気にしちゃダメだよね」

269 :重巡洋艦 摩耶:2024/05/20(月) 01:40:46.23 ID:1NxqqNCUP
重巡洋艦 摩耶
参戦!!

270 :重巡洋艦 摩耶:2024/05/20(月) 01:52:52.95 ID:1NxqqNCUP
このスレまだ動いてたのか

271 :Adgjmptw:2024/05/20(月) 23:00:17.94 ID:UbzPVEg87
スレ更新金曜日になりそうです

272 :Adgjmptw:2024/05/20(月) 23:00:40.61 ID:UbzPVEg87
申し訳ありまっせん!

273 :Adgjmptw:2024/05/24(金) 22:30:52.74 ID:mNjV9T5Ow
更新再開します

274 :Adgjmptw:2024/05/24(金) 22:46:46.46 ID:mNjV9T5Ow
大和たちは翌日の準備のため学校に泊まることになった
賢人「お泊りみたいで楽しいな」
大和「お泊りだっちゅうねん」
夜中になり今日の収益の管理を終え雑談に花を咲かせていると…
男子「なあ、女子が泊まってるとこ行かね?」
賢人「え?!面白そう!」
大和「hoa?」
突然の提案に賢人は乗り気で、大和は腑抜けた声で驚いた
賢人「早速行こうぜ!」
大和「いや、先生巡回してるだろ」
男子と賢人「「…大和く〜ん(リボン並み感)」」
大和に期待の眼差しを向けながら言った
大和「待て、俺の能力はあくまで『霧』だぞ、無理だ」
賢人「学校全体に張れば」
大和「違和感満載だし一瞬でバレるわ!」

275 :Adgjmptw:2024/05/24(金) 23:51:10.61 ID:mNjV9T5Ow
そんなこんなでグダグダ侵入行動が開始された…
一方女子教室にて…
葵「今日のお昼はお熱かったね〜w」
菜奈「あ、葵、やめてよ〜」
香保里「菜奈お姉ちゃん…キラキラしてた…」
菜奈「香保里ちゃんほんっと癒し…」
話の話題は、ミスコンの出来事で持ち切りであった
女子「いやまさか、全校生徒の前で彼女宣言とは…」
菜奈「いや…あれは…その場の勢いというか…」
話題に対して深掘りしていると裁縫部の女子が話し掛けてきた
裁縫女子「いい宣伝になったよ、本当、感謝感謝」
葵「まあ、他の女子に牽制になったし良いんじゃない?」
菜奈「はぅ〜…///」
話にオチがつこうとしている時、扉がノックされた
女子「先生かな?は〜い」
扉を開けると賢人と友達の男子が立っていた
賢人「よお、遊びにきたぜ〜」
葵「賢人、よく来れたね」
女子「先生が巡回してなかった?」
男子「バレるかと思ったわ」
男子が来て少し騒がしくなった所で菜奈は別の部分に気付いた
菜奈「そういえば、大和くんは来てないんだ」
賢人「途中まで一緒だったんだが、先コウから隠れた時にはぐれてな」

276 :Adgjmptw:2024/05/25(土) 00:15:57.95 ID:+UQfRnC4N
その話を聞いて菜奈は少しガックリした様子で
菜奈「そっか…」
葵「もしかして、寂しいの〜?お熱いことでw」
菜奈「もー!」
すると香保里が近づいてきて菜奈の頭を撫でる
菜奈「香保里ちゃん、ありがとね」
また、菜奈も香保里の頭を軽く撫で返した…しばらく賢人と葵、香保里、他の生徒は一緒に遊んでいた
菜奈(大和くん、何処行ったんだろ…)
そんなことを考えていると、窓が小さくノックされる
菜奈「誰だろ…」
カーテンを開けると、そこには霧に乗った杉山大和がいた
菜奈「大和く…」
名前を呼ぼうとすると大和は口に指を当て、窓を開けて菜奈を霧の上に乗せた
大和「少し遅くなったかな?」
菜奈「全然♪」
一緒に外の月を眺めながら雑談に花を咲かせた
大和「今日は月がキレイだな」
菜奈「そうだね〜」(これってそっち?!それとも純粋に月がキレイってこと?!)
そんなこんなしていると先生の見廻りが来た
賢人「ヤッベ!じゃ、またな」
葵「はいはい、また明日〜」
校舎の外にいた大和も部屋に戻るため、菜奈を教室に降ろした
菜奈「それじゃあ、また明日…」
大和「おう、あ、そうだ…」
菜奈「ん?」
大和は菜奈の耳元へ口を近づけ
大和「ついさっきの言葉は…好きに解釈して良いぞ」コソッ
菜奈「へ?!」
そして去り際、菜奈にキスをして、大和は自分の教室へ戻った

277 :Adgjmptw:2024/05/25(土) 18:02:16.04 ID:+UQfRnC4N
葵「賢人たち帰っちゃった」
香保里「もう少し…遊びたかった…」
女子「いい子は早く寝ようね〜…菜奈、どうしたの?」
その時、菜奈は顔を真っ赤にして壁にもたれ掛かってヘタっとしていた
葵「(絶対何かあったね)早く寝よ〜」
翌朝、菜奈は葵から怒涛の質問攻めを受ける事になった
教室にて…
賢人「おかえりなさいませ〜!…」
葵「それ4番テーブル!手が空いてる人手伝って!」
昨日のミスコンでの出来事で、大量のお客が押し寄せていた
大和「嬉しい悲鳴ってね」
菜奈「忙し過ぎて目が回るぅ〜…」
一、二時間後には、食材が切れてしまい出し物を終える事となった
委員長「え〜と、予定よりも断然早く終わり、片付も終わったので、早めの自由時間です!」
その言葉を聞くと皆一斉に各々行きたい場所へと散らばった

278 :Adgjmptw:2024/05/25(土) 19:11:43.32 ID:+UQfRnC4N
賢人「俺ら何処行く?」
葵「菜奈は、一緒に周りたいって」
大和「どうすっかな〜」
色々と考えていると、菜奈が閃くように言った
菜奈「あ!リボンちゃんの開発品の展覧会、見に行こう!」
3人「「「そうしよう!」」」
こうして大和たちは展覧会の会場である、体育館へと向かった
リボン「いやぁ、久しぶりだねぇ」(登場的にも)
会場の入口では連絡しておいたリボンが、たっていた
大和「おう、おひさ〜」
賢人「久しぶり!」
再開の挨拶を軽く済ませて、リボンに案内してもらうことにした
菜奈「リボンちゃんは、どの部門に出品してるの?」
気になってリボンに聞いてみると
リボン「私は『武器部門』だねぇ」

279 :Adgjmptw:2024/05/26(日) 13:23:33.93 ID:ZvpU40/2Z
大和「武器部門?」
リボン「特殊警察の武器、武装を担当する部門だねぇ」
そして武器部門の展示室へ到着した
賢人「おー!沢山武器が飾ってあるな」
葵「剣とかハンマー…機銃も置いてある!」
リボン「人によって適正が違うからねぇ」
色々な場所を見て回る…
賢人「車両部門か…イイネェ」
大和「カッコええやん」
菜奈「これ可愛い」
リボン「一般車に見せかけた装甲車だねぇ、地雷でも傷一つつかないよぉ」
葵「すっご!」
一通り見て回っていると校内放送がなり響いた
放送『展覧会会場にて不審者が発見されました、速やかに避難してください繰り返します…』
大和「ここじゃねぇかよ!」
するとある方向から怒鳴り声とものが倒れる音が聞こえだす
葵「あっちは…武器部門!」
大和「お前ら戻ってろ、賢人行くぞ」
賢人「アイアイサ〜」

280 :Adgjmptw:2024/05/26(日) 14:09:28.68 ID:ZvpU40/2Z
菜奈「私たちは避難誘導を」
葵「オッケー」
避難誘導は菜奈たちに任せ、大和たちは不審者のいる武器展示室へ
不審者「おらー!離れろ!ぶっ殺すぞ!」
大和「こんなアニメみたいなことあんのかよ」
不審者は展示品のガトリング砲を持ってお客へ向けて構えていた
賢人「おいおい、こりゃ厄介だぞ」
不審者「オラオラ!死にたくなかったら手をあげろ!」
お客はみんな膝をつき手を上げる…一人を除いて
大和「おい、犯罪者」
不審者「あ?この学校の生徒か?教師呼んでこい!」
賢人「やなこった」
緊張感がひしめくこの場で相手を次々煽っていく賢人と大和
大和「てかお前その弾当てられんの?全部外しそ〜w」
不審者「あ??舐めんな!『百発百中』餌食に慣れや!」
怒り狂った不審者は大和に向けてガトリングを乱射する
不審者「はは…ハハハハハ!やってやった!やってやったぞ!」
すると煙の中からアーマーを纏った大和が余裕を見せながら歩いて出てくる
大和「当たっても効かねぇなら意味ねぇなー!」
次の瞬間、一瞬で不審者との距離を詰める
大和「パイでも食ってねんねしな」
近寄った後ゼロ距離でスイーツバズーカを発射する

281 :Adgjmptw:2024/05/26(日) 15:53:55.26 ID:ZvpU40/2Z
不審者「ぶ!…っめえなに…す………グーグー」
すると不審者は突然倒れるように寝てしまった
賢人「倒すっつだけど、何したん?」
大和「麻酔入りパイを口の中に撃ち込んだ」
賢人「いつの間に…」
大和「用意周到ってやつ」
数分後、通報しておいた警察が来た。その警察官から「またお前か」と言われた。その後、リボンは発表会に出場し、バライティ賞を受賞した
夕方…大和と菜奈は一緒に帰っていた(葵、賢人、香保里は
大和「終わったな」
菜奈「終わったね」
大和「楽しかったか?」
菜奈「ハプニングだらけだけど」
互いにクスクスと笑い合った、夕日に照らされ背中が少し温かい
菜奈「あ、あのね…」
大和「ん?」
菜奈「こ、これからも、よろしくお願い、します…」
大和「ハハハ!喜んで」
なんとも騒がしい文化祭はこうして幕を閉じたのであった

282 :Adgjmptw:2024/05/27(月) 21:20:39.78 ID:7QBskMdWR
サイド情報屋 橋本葵の脅し手帳
情報 大和&菜奈の秘蔵写真
葵「実はあの二人のイチャイチャを記録した写真がたくさんあるんだよね」
賢人「具体的にどんくらいだ?」
すると葵はバッグから小さな小説本のようなものを取り出した
賢人「なにそれ?小説?」
葵「写真集てきなの」
賢人「ウッソだろおい」
ペラペラとページをめくってゆく
賢人「あ!海での写真だ…ん?何で俺の写真も?」
葵「それは…えっと///…脅し写真(-д☆)キラッ」
賢人「よし、それを今すぐよこせ」
結果、鑑賞会から争奪戦になってしまった

283 :Adgjmptw:2024/05/29(水) 20:24:20.23 ID:NhK4lgv+F
読書の秋、食欲の秋、運動の秋…皆さんはどんな秋を思い浮かべますか?今回は自分達の秋を紹介します
大和「お、賢人なにしてんだ?」
休日、外をゆっくり散歩していると公園でなにかしている賢人を見かけた
賢人「何って…筋トレ」
大和「ああ、運動の秋か」
賢人「いや、筋トレの秋」
大和(筋トレの秋!)
賢人にとっては筋トレの秋のようだ。公園を離れ商店街に行くと見知った顔を見つけた
大和「今度は葵か」
そこにはカフェの前で唸っている葵が立っていた
葵「今度はってこの前に誰かと合ったの?」
大和「賢人と合った」
葵「なるほどね」
不意に手元に目をやると、財布を握っていた
大和「金で困ってるのか?」
葵「うう…実は…」
どうやら秋限定スイーツの食べ歩きの途中でお金が底を付いたようだ
葵「あと、ここのスイーツでコンプリートなんだよ〜」
大和「そっか…大変だな!」
すると葵が物をねだる子供のような目で見てきた
大和「…金は貸さねぇぞ」
葵「………」ジ〜
大和「……後で返せよ」
葵「うんうん!」
その後嬉しそうにカフェに入っていった、後で調べると1kg近い量があったらしい…スイーツの秋ってより暴食の秋
大和「あ?〜、まさか忘れ物してたとは…」
今、学校に忘れ物をしていたため学校に来ていた、部活があっていたので鍵は空いてた
大和「ん?」
妙な匂いのする方を向くと開発室が開いていた
大和(まさか…)
ドアに近付き開けると、リボンが何やら実験していた
大和「やっぱりか…」
リボン「!、やあ、大和くんか、なんの用かねぇ?」
大和「いや、なんか匂いがしたんでな」
テーブルに目をやると、薬品を混ぜている様だった
大和「新しい薬か?」
リボン「これは食欲促進剤、この匂いを嗅ぐとお腹が空いてくる薬だねぇ」
確かに、少し小腹が空いてきた気がする
大和「効果薄くないか?」
リボン「君が特殊なだけだねぇ!」
去り際、「君で真っ先に実践させてあげるよぉ」と言われたのでお断りした…実験の秋、被検体は勘弁だ
大和「♪〜(鼻歌)」
帰り際、ついさっきの薬のせいで小腹が空いたのでコンビニに寄っていた
大和「おやおや、あそこにいるのは…」

284 :Adgjmptw:2024/05/29(水) 20:48:14.85 ID:NhK4lgv+F
飲み物コーナーに行くとカバンを肩に掛け指を顎に当て考え込んでいる菜奈の姿があった
大和「菜奈、何悩んでんだ?」
菜奈「ひゃ!大和くん?」
声を掛けると不意を突かれたように驚いていた、かわいい
大和「よっ、ん?そのカバン、すげぇ重そうだが。何入ってんだ?」
菜奈「本だよ」
カバンの口をずらして中を見せて貰うと、大量の本がギッシリ詰まっていた
大和「重いだろ、持ってく」
菜奈「そんな、わるいよ」
大和「俺がやりたくてやってるだけ」
菜奈「じゃあ、お願い」
その後、菜奈を家に送った後、自分の家に帰った。読書の秋…限度は守ろう
大和「あ?〜、やっぱし家が一番落ち着く」
俺は何の秋かって?俺は…
大和「ん〜、この角度やっぱいいな、いやこっちも…」
撮影の秋!写真撮るのすきだから、結構色んな写真持ってるよ

285 :Adgjmptw:2024/05/30(木) 21:04:47.53 ID:n1HTvdWsM
追従…その頃、香保里はお家でお昼寝してました…睡眠の秋。みんなも自分なりの秋を探してみよう

286 :Adgjmptw:2024/05/30(木) 21:39:14.36 ID:n1HTvdWsM
翌日、昼休みにいつもの4人で開発室に入ろうとすると薬品を持っていたリボンとぶつかってしまった
大和「うお!?」
菜奈「うわぁ!」
賢人「ん?」
葵「ぎゃあああ!」
リボン「うおぁ!」
ボンッ
ぶつかった時の衝撃で薬品が大和たちに掛かってしまった
大和「いっつつ…リボン、スマン」
賢人「ゲッホゲッホ…」
菜奈「みんな…大丈夫?」
葵「大丈夫…へ?」
リボン「ありゃりゃ、やってしまったねぇ…」
煙が晴れると大和たちの体には動物の身体の一部が生えていた
大和「な?!…つ、翼!?」
菜奈「私には、丸い耳?」
賢人「俺も耳…となんか鼻がムズムズする」
葵「もうなんだかわかるわ…何で猫耳としっぽ!?」
リボン「実はねぇ…」
話によると、能力者でなくても動物の能力の一部を使用出来る薬品を作っていたらしい
大和「そりゃあ出来たら、とんでもねぇ発明だな」
リボン「教材として開発依頼が来てねぇ…異型との差別の壁を無くす為としも作っていたのだよぉ」
どうやら、文化祭での発表が注目を集め、その経緯で依頼が来たらしい
賢人「出来たらノーベル平和賞だな」
リボン「しかし、薬効の期間を縮める事が出来なくて依頼を断ったんだよぉ…」
葵「へぇ、どんくらいなの?」
リボン「実は…丸1週間だねぇ」
4人『1週間〜?!」
実はこの頃、クラスで職業体験…いわばインターンがある予定だったのだ

287 :Mi☆コアラ:2024/05/30(木) 22:24:01.54 ID:M/K0xdlgR
充時「私は花見の秋」
紺「え?あ、コスモスとか萩ってこと?」
充時「違うよ桜の花見」
紺「は?」
充時「能力で桜の木を半年前に戻すの」
紺「いや春見ろよ」
充時「だって花粉やばいじゃん夏は暑いし冬は寒いし秋が一番ちょうどいい」
紺「マジかよ…」

288 :Adgjmptw:2024/06/02(日) 20:14:24.83 ID:JHMbWM8Vz
大和「先生に話せばインターンはどうにかなりそうだ」
賢人「そういえば俺らのモデルの生き物ってなんだ?」
葵「あんたは少し慌てたほうがいい」
リボンは少量のプリントの束を持ってきた
リボン「翼…翼…あったねぇ、タイプ鷲だねぇ、力強さと機動性が高いよぉ」
大和「俺、自分で飛べるんだけど…まあいっか」
リボン「賢人くんは…柴犬たよぉ。嗅覚、聴覚に優れているねぇ」
賢人「柴犬て…えぇ…」
少し落胆していた
リボン「葵くんはいわずもがな猫だねぇ。バランス力と」
葵「何で猫なのよぉ!」
菜奈「私は?」
リボン「菜奈くんは…ハムスターだねぇ」
菜奈「何で???」
この後、先生に事情を話すと「連絡しておきますね」と言ってくれた。

289 :Adgjmptw:2024/06/02(日) 20:53:44.89 ID:JHMbWM8Vz
翌日の昼休みいつもどうり、開発室に来ていた
大和「しっかし以外と大変だな」
菜奈「私はそうでもなかったかな」
大和は菜奈を膝の上に乗せながら雑談していた
大和「翼乾かすのスゲェ時間掛かったんだよ」
菜奈「長い髪乾かす時みたい」
大和「本当に大変だ…」
賢人「早速イチャついてるね」
遅れてやって来た賢人が入りながら話掛けてきた
大和「そうか?」
翼を使って菜奈を隠す様に覆う
菜奈「???」
賢人「無自覚かい…」
リボン「君たち、来ていたのかねぇ」
教室の後ろから購買の袋を持ったリボンが出てきた
大和「ああ、リボンは購買に行ってたのか」
リボン「今日は焼きそばパンが買えたから気分が良いねぇ♪」
葵「遅れた〜!先生の話が長くってさ」
全員開発室に集まったので、昼飯を食べ始めた

290 :Adgjmptw:2024/06/02(日) 21:15:01.34 ID:JHMbWM8Vz
葵「そういえば大和、香保里ちゃん、元気?」
大和「ああ、元気にやってるよ。たまに遊びに来てやってくれ。暇してる」
葵「は〜い」
賢人「そういや何だかんだ言ってもうすぐ冬休みだな」
菜奈「インターン本格始動だもんね」
大和たちの学校は冬休みの宿題とかが無い代わりにインターンが冬休み期間中に設定されている
賢人「俺らは特殊警察の警察署のでインターンだけどお前らは?」
葵「私は指令室でのサポートで菜奈は普通の警察署」
菜奈「私も特殊警察に所属したかった…」
賢人「まあ、戦闘向き能力では無いよな」
すると、菜奈はショボンとしてしまった
葵「ちょっと、菜奈を泣かさないでよ!」
賢人「泣かしてないけどゴメン!」
大和「安全維持の最前線だ、自信持てよ」
菜奈の頭をポンポンしながら励ます
菜奈「…うん」
葵「元気だして…ね?」
少し空気が悪い状態で昼飯が終了した。その後、大和は賢人に事故を装ってタイキックを当てていた

291 :Adgjmptw:2024/06/03(月) 22:36:03.49 ID:Aw0HETcfH
冬休み…雪がさんさんと降っている中、大和、賢人の二人は変身して街を巡回していた
賢人「?〜、寒っ…」
大和「そうか?そんなに寒くないぞ」
賢人「薄っすら霧のフィールド展開しやがって」
冬休み期間中、カツアゲや犯罪が増えるとの事で特殊警察も少人数が巡回に参加していた
警察官「あ!君たちは…」
大和「お久しぶりです」
賢人「こんちゃ〜す」
真っ白な街中を巡回しているといつも大和たちの事件を担当している警察官とバッタリ出会った
警察官「君たちが特殊警察か…数日間よろしくな」
大和「よろしくっす」
賢人「っす!!」
丁度お昼時だったので昼食をとるために警察官さん行き付けラーメン屋にはいった
警察官「大将!いつもの」
大和「え〜と…俺豚骨」
賢人「俺塩」
数分後、ラーメンが出来上がり大和たちが事件の話をしながら食事に手をつける
警察官「最近、とある強盗事件が多発しているんだ」

292 :Adgjmptw:2024/06/03(月) 23:02:27.89 ID:Aw0HETcfH
大和「強盗事件?」ズズー
賢人 ズゾゾゾー
その内容は、事件を発生させすぐさま逃げられるというものだった
大和「…強盗だよな?」ズー
警察官「ああ…あり得ないと思いたい。しかも早すぎて証拠すら残らない始末…厄介だ」
賢人(胡椒パサパサ)
大和「俺たちで良ければ手伝いますよ」
少し考え込んでけど警察官は答えた
警察官「…では、お願いしよう。実際、君は3つも事件を解決してるしね」
ラーメンを食べ終え、店を出た後警察官と別れた
大和「賢人、話聞いてたか?」
賢人「?、おう」
大和「軽く聞き込み的なことしてみるか」
賢人「?…あ〜なるほどね大体理解した」(理解してない)
大和「…お前のそのブレない感じ羨ましいわ」
賢人「?」
翌日から、少し聞き込み的なものをしてみたが有力な情報は得られなかった
大和「やっぱ無理か〜」
賢人「警察が証拠見つけられないからな」
公園のベンチに座り込んで休憩して、情報を整理してみる
大和「犯人の目撃情報なし。同一した情報は『舞い上がる雪』」

293 :Adgjmptw:2024/06/03(月) 23:29:37.77 ID:Aw0HETcfH
賢人「噂じや高速移動か透明化じゃないかというのもあるぞ」
大和「実際、そういう能力を見たことあるからわからんなぁ」
2人『は〜…』
ベンチにへばりつくようにぐて〜としていると…
菜奈「あれ?二人共何してるの?」
婦警「あら〜、菜奈ちゃんが話してたお友達?」
声のする方を向くと、警察の制服を着た菜奈と婦警さんがいた
大和「菜奈か、よっ」
賢人「菜奈ちゃん、やっほー!」
菜奈「大和くん、何だか悩んでるような感じだけどどうしたの?」
大和「まあ、ある意味悩み?かな」
婦警「へ〜、話してごらん?」
大和は、強盗事件について調べていること、何の成果も得られなかったことを話した
婦警「へぇ、あの人がねぇ」
菜奈「って言うか、よく許可取れたね」
大和「実績?が認められた」
菜奈「?」
婦警「実際、警察でもお手上げなの。現行犯逮捕しか無いって言われてるし」
賢人「マジモンのお手上げじゃん…」
その後、少し雑談した後、「お互い頑張ろう」と言ってその日は別れた

294 :Adgjmptw:2024/06/06(木) 21:16:12.61 ID:COKJ+Ahww
さらに数日、聞き込みをしたが結局情報は得られず。せっかく休みなので息抜きをしようという事になった
賢人「さっむい!」
大和「休暇らしいし、ゆっくりしようぜ。にしても凄い雪だな」
冬も半ば、雪が降り続きすっかり雪景色となっていた
賢人「そういやお前、今日香保里ちゃんがどうこうって…」
大和「ああ、菜奈達に雪遊びしようって誘われたんだと」
賢人「へ〜」
ラーメン屋へ向かう途中、公園の前を通り掛かると、雪玉が大和の頭に直撃した
大和「冷っ!」
賢人「プッハハハ!」
すると公園の中から女の子が謝りに来た
菜奈「ごめんなさい、子供がそとに…って大和くん?!」
大和「よぉ…」
賢人「俺もおるで」
どうやら、香保里達が集まっていたのがこの公園だったようだ

295 :Adgjmptw:2024/06/06(木) 21:26:50.88 ID:COKJ+Ahww
公園に入ると、香保里達が雪合戦をしていた
香保里「大和にいに!」
大和「いい玉投げるじゃん。リボンも外に出てるの珍しいな」
リボン「開発したおもちゃの試験だヨォ」
葵「頭に雪…大和、流れ玉が当たったね?」
大和「そうだよ、…俺らも参加していいか?」
賢人「いいな、面白そうだ!」
香保里「良いよ!」
葵「それじゃあチーム組み直そうか」
こうして
大和、菜奈、香保里チームVS葵、リボン、賢人チーム
の対戦が始まった

296 :Mi☆コアラ:2024/06/06(木) 23:49:32.78 ID:gaWQ283UV
陽向「アレーこっちだと思ったんだけど…」
実咲「ここさっきの場所じゃありませんか?」
充時「いやなんでショッピングモールで迷子になるのだよw」(苦笑)
陽向「じゃあこっち」ギィ
実咲「こっちて作業員さんのへy
陽向「シー」
充時「どうした?」
陽向「あれ…」

男「いやーこんなにうまくいくと逆に怖いですよね」
男2「それにしてものんきだもんだよなまさか爆弾が仕掛けられてるなんて誰も思うまい」
三人(爆弾⁉)
ボス「声がでかいもしこれでバレたらどうするんだ」
男2「すいません」
男「ついにこの時が来ましたねこのテロが成功すれば…」
トン
実咲「あ、」
トトトン
ボス「誰だ」
男「やばいあの会話聞かれた」
ボス「さっさと捕まえてこい」

297 :Mi☆コアラ:2024/06/06(木) 23:50:01.16 ID:gaWQ283UV
すいません

298 :Adgjmptw:2024/06/09(日) 09:01:27.06 ID:HuehwPhaB
大和「じゃあ軽いルールを決めようか」
1能力の使用はあり
2身体の一部に『一発』でも当たったらリタイヤ
3能力で遠距離攻撃や遠距離武器の製作は禁止
大和「ざっとこんな感じかな」
香保里「よーい…すたーと!」
真っ先に大和たちは牽制と言わんばかりに攻撃する
大和「オラオラ!」
菜奈「えいっ!」
香保里「やー!」
葵たちも負けじと反撃する
賢人「オラ!」
葵「そいっ!」
リボン「……」カチャカチャ
ここで、葵の能力が発揮される
葵「賢人!攻撃、標的は君!」
すぐさま、賢人は鉄の盾を操り雪を防御する
賢人「っぷねぇ〜…」
大和「な?!予測?」
葵「今まで出番無かったけど、結構強力だよ!」
すると、今まで雪の壁に隠れていたリボンが姿を現したと思うと、大量の雪玉が一斉に飛んできた
大和「うお!?」
香保里「わー!」(笑顔)
菜奈「何アレ?!」
雪の壁に指で穴を開け、向こう側を覗くと、リボンはガトリングの様なものを持っていた
大和「リボン!能力で遠距離武器作るの反則!」
リボン「残念だけど、試合開始前から持っていたんだよねぇ」

299 :Adgjmptw:2024/06/09(日) 09:01:52.55 ID:HuehwPhaB
>>297 どったの?

300 :Adgjmptw:2024/06/09(日) 13:55:47.49 ID:HuehwPhaB
大和「とんちか畜生!」
絶え間ない弾幕が大和たちを襲う
大和「んじゃこりゃ!」
菜奈「あわわ…」
香保里「すごぉい…」
その時、大和はあることを閃いた
大和「香保里、大っきな氷の壁作れるか?」
香保里「うん!…できる!」
そして、香保里は変身すると地面に手を付けた
香保里「…えい!」
次の瞬間、瞬く間に巨大な氷の障壁が現れた
大和「この威力…初めて会った時本気じゃなくてよかった」
リボン「困ったねぇ、相手が見えないよぉ…」
葵「私、見えるから援護する」
隠れながらでも正確にこちらの位置を狙ってくる葵たちに大和たちは困り果てていた
大和「ちっ!弾幕が濃すぎる」
菜奈「あ!…雪玉無くなっちゃった」
香保里「私、まだある」
大和(消耗戦はこちらが不利、どうする…は!)
大和は何か閃いたかと思うと、障壁の外へ走り出した
菜奈「大和くん?!」
大和「ここは任せた!」
走りながら雪玉1個を作り葵たちの陣の真横に来た
葵「な!?」
賢人「血迷ったか、喰らえ!」
賢人が雪玉を投げつけると、大和に当たる前に砕け散った
賢人「は?!」
大和の手には木の棒が握られていた
葵「まさか叩き落と…ぶっ!」
賢人「葵!」
驚いて呆気にとられている葵に、菜奈が投げた雪玉が直撃した
菜「やった!」
葵「うう…リタイア」

301 :Adgjmptw:2024/06/09(日) 18:11:49.57 ID:HuehwPhaB
賢人「大和…サシでヤろうや」
大和「やってやんよ」
すると、その場で一対一の戦いが始まった
菜奈「ありゃりゃ…」
香保里「!…菜奈お姉ちゃん、くるよ!」
横か等再び雪玉の弾幕が飛んできていた
菜奈「わわっ!」
リボン「ちっ!外れたねぇ…」
菜奈「リボンちゃん、舌打ちしなかった?!」
男二人を差し置いて、激戦が再び始まった
葵「頑張れ〜」
真っ先にリタイアした葵は、ベンチに座っておしるこを飲んでいた
リボン「さっさと出てきたまえよぉ!」ガガガガガ!
菜奈「出ていったら撃ち抜かれるじゃん!」
香保里「…上…下…左…右…下…」
菜奈「香保里ちゃん?」
香保里「見えた!」
すると、障壁を飛び越え、リボンに向かって真っ直ぐ走り出した
菜奈「香保里ちゃん!?」

302 :Adgjmptw:2024/06/09(日) 18:26:05.04 ID:HuehwPhaB
リボン「諦めが良いことはいいことだねぇ!」
容赦なく香保里に銃口を向け発砲する
香保里「……ん!」
香保里は、瞬時に飛んできた雪玉をリズムよく避けたり氷の壁で防御しながらリボンへ接近してゆく
リボン「なにぃ!?」
香保里「ふっ!」
ほぼゼロ距離まで近づいた香保里はリボンの顔へ容赦なく雪玉をぶつけた
リボン「っはやられたねぇ…」
菜奈「香保里ちゃんどうやったの?!」
香保里「?、大和にぃにのマネ!」
そうして、戦いの決着が付くと同時に男たちの戦いも決着がついたようだ
菜奈「結果は…」
香保里「二人とも顔真っ白にして倒れてる(笑)」
葵「同時討ちってことは…」
リボン「香保里くんたちの勝利だねぇ」
菜奈と香保里は跳ねるように喜んだ、負けた葵たちはおしるこを奢る事となった

303 :Adgjmptw:2024/06/12(水) 21:13:46.07 ID:0m6QDY/c3
翌日、平穏な町の雰囲気を切り裂く悲鳴が鳴り響く
賢人「なんだ!?」
女性「大変です!…強盗です!強盗が出ました!」
大和「賢人!、急ぐぞ!」
大急ぎで向かう途中、舞い上がる雪を見かけた
大和「ありゃ!」
賢人「あいつだ!」
大和は鷲の翼を展開すると、賢人を両手で抱えて飛び上がる
大和「匂いで追えるか?賢人!」
賢人「ああ!覚えた!」
飛んで空から舞い上がり続ける雪を追っている最中、本部に通信を入れる
大和「こちら特殊警察、噂の強盗犯を見つけた!」
葵『こちら本部…って大和?!噂の強盗を追っている?!追跡を続けて!」
大和「了解!」
片手間で小型端末を操作し、連絡を終える

304 :Adgjmptw:2024/06/12(水) 22:26:44.34 ID:0m6QDY/c3
高いビル群の合間を縫う様に飛び回る
大和「速えぇ!」
賢人「高速移動かもな」
飛んでいると、大和は背中に、賢人は鼻に違和感を感じた
大和「背中がモゾモゾする」
賢人「俺鼻」
賢人にリボンへ電話を掛けてもらった
リボン『ん〜?もしもし、賢人くんかい?』
賢人「ああ、鼻に違和感があってな」
リボン『あ〜それは薬の効力が弱まってるだけだねぇ、気にしなくていいよ、じゃ』ブツッ
2人はそっと顔を見合わせる
大和「やばくね?」
賢人「やべぇ…」
そんな話をしている間にどんどん高度が下がっていく
賢人「地面に激突する〜!」
手足をジタバタさせなから慌てる賢人に対して大和は冷静だった
大和「…間に合った」

305 :Adgjmptw:2024/06/15(土) 22:37:20.69 ID:JKODsEX/b
最近更新できなくてすんません

306 :Adgjmptw:2024/06/15(土) 23:16:51.74 ID:JKODsEX/b
低いモーター音と共に雪を巻き上げながら大和のリーパーストライクが追いついてきた
大和「賢人、お前は後ろに座れ!」
賢人をバイクの後ろに乗せ、大和は運転席に乗る
大和「待てゴラァー!」
賢人「そだそだー!」
ハンドルを全開に、犯人の追跡を続ける
大和「武器が後ろのマウントケースに入ってるからそれで攻撃しろ!」
賢人「ガッテン!」
後ろにあるケースを開ける
賢人「これだ!」
賢人はアサルトライフルを取り出し、犯人に向かって発砲する
大和「周りに一般市民がいる、しっかり狙えよ!」
賢人「舞い上がる雪で狙いがつけられねぇ!」
大和「……雪を避ければいいんたな?」
大和は片手を横に突き出す
大和「大回転式鋸、展開!」
すると、もう片方の大きめのケースから大回転式鋸が出てきた
大和「そぉら!」
さらに大和は大回転式鋸を握ると、バイクごと大回転させ風圧で雪を押しのけた
大和「賢人!」
賢人「わーってる!」
その一瞬を見逃さず犯人に発砲し、見事命中させ転倒させる事に成功させた

307 :Adgjmptw:2024/06/15(土) 23:31:11.88 ID:JKODsEX/b
大和はバイクを近くに停車させ、犯人に近づく
犯人「痛ってぇなクソ!」
賢人「ゴム弾だから痛いだけだって」
遅れてやって来た警察の人達が犯人を包囲する
警官「大和くん、よくやった…かんにんしろ!」
犯人「ちっ!…」
大和「なぁる程…謎解けた」
犯人の足や腕に空いた穴を見ながら言う
大和「お前、『ブースター』の能力だろ」
犯人「!!」
大和「オーバーヒートを避ける為、雪で常時冷却しながら使用してやがった…違うか?」
犯人「クソッ!どけ!」
賢人「やなこった」
そこへ、遅れて菜奈達も駆けつけた
菜奈「大和くん!大丈夫?!」
大和「アレ以来怪我したことあったか?」
少し笑いながら返答する。しかし、犯人はその隙を見逃さなかった

308 :Adgjmptw:2024/06/15(土) 23:57:35.22 ID:JKODsEX/b
犯人「こっちに来い!」
菜奈「きゃああ!」
大和「菜奈!」
犯人は、大和の気が緩んだ隙をついて能力で菜奈に接近、人質に取られてしまった
犯人「下手に動くとこの女ぶっ殺す!」
警察「くっ!迂闊に攻撃出来ない…」
大和(隙…一瞬でも隙を作り出すことが出来れば!)
すると突然、賢人が何かハッっとした
賢人「あ!」
犯人「(ビクッ)な、何だ?!何だよ!」
賢人「牛乳買うの忘れてた」
あまりにどうでもいい内容に全員唖然としてしまった
警察(何故今?)
大和「今言うことか?それ…」
賢人「忘れそうだもん、メモしとかなきゃ」
犯人「それがどうしたってんだよ!いいからどけ!!」
賢人に犯人が気を取られてる瞬間を逃さず、菜奈は反撃に出る
菜奈「ふんっ!」スポッ
犯人「なっ!?」
『潤滑』の能力で拘束から抜け出し、すぐさま足払いで犯人を転倒させる
菜奈「ふっ!」
犯人「おわっ?!」
大和「ナイスだ、菜奈!」
軽くよろけながら立ち上がる犯人に大和は全力で走り込む
犯人「はっ!俺のブースターの前でそれh…う、動けん!?」
犯人は、大和の技『不変』により動きを封じられていた

309 :Adgjmptw:2024/06/16(日) 00:16:34.27 ID:9M69J8syZ
犯人「に、にげr…」
すでに大和は目の前まで接近していた
大和「俺の女を危険に晒したこと…後悔させてやる…よっ!」
アーマーを纏った腕で犯人にボディブローを打ち込む
犯人「かはっ!…」
大和「しばらく寝てろ」
犯人は白目を剥いて気絶してしまった
婦警「菜奈ちゃん、大丈夫?」
菜奈「はい、大丈夫です」
警官「ホントによくやったよ、大和くん。ん?」
大和「まだまだ強くならないと、訓練メニュー組み直しとそれから…ブツブツブツブツ」
警官「ぷっははは、真面目だな!」
警察署に戻ると、賞状を授与された。明日は年越しの為、大和たちは大和宅で年越しをする事になった

310 :Adgjmptw:2024/06/16(日) 21:57:31.21 ID:9M69J8syZ
翌日の夕暮れ、賢人たちは大和の家を訪ねてきた
大和「よお、お前ら…その手元にある袋はなんだ?」
賢人「いや、どうせだから鍋パでもと思ってよ」
葵「やろやろ〜!」
菜奈「私も食材持って来たし」
大和「わーった、どうぞ」
3人「「「お邪魔しまーす!」」」
賢人たちが家上がると香保里が駆け寄ってくる
香保里「皆!来たんだ!」
賢人「この間ぶり〜」
葵「あー!何度見ても可愛い!」
菜奈「香保里ちゃんやっほー」
大和「じゃあ、俺は鍋準備してくらぁ」
キッチンで鍋とガスコンロを準備しているとインターホンが鳴った
大和「は〜い、どちら様ですか?」
リボン「やあ、私抜きなんて野暮じゃないかねぇ?」
どうやら、葵から連絡が行ったらしい。リボンも参加してのの鍋パーティーが始まった
菜奈「リボンちゃん来たんだ」
リボン「連絡くれればもっとマシなもの用意できたんだよぉ」
賢人「そんじゃあ、電気消すか」
大和「?、なんで電気を消す必要があるんだ?」
葵「言ってなかったっけ、闇鍋だよ闇鍋」
大和は少し固まった後、話を続けた
大和「…一つ聞くが、鍋に入れて大丈夫なものだよな?」
3人「「「……うん」」」
大和「お前ら今の間はなんだよ!」
賢人「まあまあ、入れていこうぜ!」
早速電気を消し、各々食材?を投入していく
菜奈「香保里ちゃん、危ないから動かないでね」
香保里「うん!」

311 :Adgjmptw:2024/06/16(日) 22:14:42.67 ID:9M69J8syZ
葵「♪〜」ボトボトボト
賢人「そんじゃあ俺も」
大和(マジ大丈夫かな…いやホント)
食材?入れ終えた後、電気を付けてゆっくり煮込んでゆく
香保里「まだかな〜♪」
大和「お前ら、香保里に変なもの食わしたらコロす」(菜奈除く)
葵「理不尽の極み!」
賢人「そうだそうだ〜」
数分後、完成したらしいので蓋を開けてみる
大和「色は…変じゃないな」
賢人「俺らのこと何だと?!」
大和「俺は野菜のみ入れたけど、チーズだれ?」
菜奈「私!」
大和「チーズに合う食材が入ってると良いな」
みんなで一斉に鍋を突付いていく
大和「…タコ入れたの誰だよ」
葵「あ、私」
大和「チーズフォンデュじゃねぇか」
香保里「麺だ〜!」
賢人「それ俺」

312 :Adgjmptw:2024/06/16(日) 22:47:09.24 ID:9M69J8syZ
葵「ちくわ美味しそう〜…辛っ!」
賢人「それも俺の、ワサビ練り込みちくわ」
葵「なんてものを…鼻がツーンとするぅ」
さらに食べ進めてゆく
大和「お、餅だ」
菜奈「それ、私の〜!」
大和「そんじゃあ、食うか?」モゴモゴ
少し笑いながら口に咥えた餅を菜奈に向ける
菜奈「アッ、ダイジョウブデス…」
菜奈が顔を真っ赤にして動かなくなってしまった
大和「固まった」
賢人「お前ほんと、無自覚か?」
大和「?、一体なんのk……ハッ」
同じように大和も固まって動かなくなった
リボン「おやおや〜(笑)」
香保里「にぃに顔真っ赤w」
葵「ナチュラル惚気w」
賢人「鍋美味」

313 :Adgjmptw:2024/06/16(日) 23:21:39.93 ID:9M69J8syZ
更に鍋を食べ進めて具材が減ってくると違和感を感じはじめた
賢人「なんか鍋の味濃くね?」
大和「そうだな…うん?」
具材を取ろうと箸を入れると、謎のどデカい塊が当たる。持ち上げようとするも鉛のような重みで持ち上がらない
大和「…デカいもの入れたのだれだ」
葵「違う」
賢人「同じく」
菜奈「違うよ」
大和「それじゃあ…」
全員顔を見合わせ、リボンの方に目を向ける
リボン「ある意味、合っているねぇ」
大和は箸が折れる勢いで力を込めてそのデカい塊を引っ張り出す
大和「この白い塊なんだ?」
リボン「国産豚肉(骨付き)」
大和「なんちゅうもん入れてんだお前〜!」
リボン「切って持っていこうとしたら時間がなかったんだよぉ!」
肉の塊を取り出すと鍋の中身の汁は脂が浮かんでいた
賢人「こりゃ鍋は無理だな」
香保里「え〜…まだお腹空いた」
大和「!!(キュピーン)賢人、麺余ってるか?」
賢人「?、人数分くらいなら」
大和「ちょっと待ってて」
颯爽とキッチンに立ち、手際良く料理を進めてゆく
大和「いっちょ上がり、高級豚骨ラーメン!」
菜奈&香保里「「わ〜キラキラ☆」」
賢人「鍋の汁を豚骨スープに使ったか、考えたな」
大和「ささっ、食べようぜ」

314 :Adgjmptw:2024/06/17(月) 00:00:55.85 ID:ysW49F1Za
全員でラーメンを堪能し、ゲームなどをして隙を潰していると大和と菜奈以外は寝てしまった
菜奈「みんな寝ちゃたね」
大和「はしゃぎ過ぎなんだよ」
窓際に腰掛け、お互いに月を見上げる
菜奈「綺麗だね」
大和「月が綺麗だな」
白い雪に反射する優しい月明かりに照らされて、心透かされるように本音が漏れる
菜奈「……スキダヨ」ボソッ
大和「俺も」
互いに指を絡め合う
大和「……」
菜奈「……///」
顔を向き合い徐々に近付いてゆく、すると…
香保里「にぃに…ムニャムニャ」
後ろから香保里に声を掛けられ、2人は慌てて顔を離す
菜奈「か、香保里ちゃん?」
大和「どうした?」
香保里「トイレ…」
大和「わかった…ちょっと待っていて」
香保里「ん…」
香保里が後ろを向いた瞬間、大和は菜奈の唇にそっとキスをして立ち上がる
大和「今行く」
香保里 ボッ////
葵「やった?」コソコソ
賢人「後ろからで見えない」コソコソ
年越し寸前になり、全員を起こしてコタツに入る
葵「菜奈、顔が少し赤いよ?ww」
香保里「ふぇ?!な、なんでもな、いよ?」
大和「リボン、起きろ〜」
リボン「ん〜」
数分後、カウントダウンを始める
香保里「5!」
リボン「4…」
葵「3!」
賢人「2!」
大和&菜奈「「1!」」
全員「「「「「「ハッピーニューイヤー!」」」」」」
その掛け声と共にクラッカーを鳴らす
賢人「ついに年越しか〜」
葵「だね〜」
リボン「眠っ…おやすみ」スヤァ
香保里「私も…」スヤァ
みんなワイワイ盛り上がっている中(一部を除く)
菜奈「新年も、よろしくね?」コソッ
大和「喜んで♪」
新年も騒がしくも愉快な新しい一年が始まりそうだ

315 :Adgjmptw:2024/06/17(月) 00:01:39.32 ID:ysW49F1Za
 END

316 :Adgjmptw:2024/06/18(火) 23:06:16.72 ID:V2Iscn0NQ
感想などよろしくお願いします

317 :Adgjmptw:2024/06/18(火) 23:12:07.37 ID:V2Iscn0NQ
続けるべき?否?

318 :Adgjmptw:2024/06/20(木) 17:53:44.36 ID:vGu247aHM
どうせだから続けます

319 :Adgjmptw:2024/06/28(金) 23:16:39.31 ID:mLHgSVQqY
春休み、正月、花見…様々なイベントがある中大和たちはインターンに追われていた
賢人「ちっくしょー!休みたい!」
大和「しゃーなしやろがい」
この時期に犯罪が増加しているため、巡回強化に菜奈たち除く大和たちが駆り出されていた
大和「それに、今日が終わったら休みなんだから」
賢人「そうだけど…くっそ〜」
一方、菜奈と葵はショピングに来ていた
葵「ひっばん♪ひっばん♪」
菜奈「え〜っと、食材は…」
大和たちが非番になった日にサプライズ花見をすることにしたので買い出しに来ていた
菜奈「にしても、葵ちゃんからの提案って珍しいね?」
葵「賢人が大和と『花見してぇな』『なぁ』って言う会話を聞いて閃いたんだ〜♪」
菜奈「楽しみ〜♪」
翌朝、家で寝ている男2人のスマホがほぼ同時に鳴る
大和「ん?なんだ…」
賢人「ふぁ〜…?」
2人「「えっ、マジ?」

320 :Adgjmptw:2024/06/29(土) 22:24:08.83 ID:+nCfXaeyO
大和は少し急ぎながら、賢人は寝ぼけながら家を出た
大和「やっべ!急ご」
賢人「ねむねむ…」
大和が集合場所の公園前で信号を待っていると賢人が眠そうに歩いてきた
大和「あ、賢人おはよ…眠そうだな」
賢人「ふあ?あい…」
大和「お前も呼ばれたのか」
賢人「ああ…」ムニャ
寝ぼけて意思疎通できなそうなので大和が賢人の頭を引っ叩いた
賢人「ったあああぁ!?」
大和「目がさめたか?」(怒)
賢人「はい…」
公園に着いた大和と賢人は、公園の中を散策していると菜奈と葵に声を掛けてもらえた
菜奈「二人共!こっちこっち!」
葵「遅かったわね」
大和「RAIN見てから急いで来たぞ」

321 :Adgjmptw:2024/06/29(土) 23:10:56.11 ID:+nCfXaeyO
葵「賢人は?」
賢人「………うん!」
葵「急いでなかったね」
早速花見が出来そうな木の下にシートを敷く
大和「は〜、綺麗に咲いてんな」
菜奈「まだ、散ってなくてよかった」
葵「それじゃあおせちにしよっか」
賢人「飯飯〜♪」
葵は風呂敷を広げると重箱が出てきた
大和「こりゃスゴい」
葵「2人でうんと手をかけたの」
菜奈「張り切ったんだのよ」
賢人「早速頂こうぜ」
4人は揃っておせちを食べ始める
賢人「これうめぇ!」
葵「ふふん!でしょ〜?」
菜奈「…美味し?」
大和「?、うまいぞ」
菜奈「♪〜?」

322 :Adgjmptw:2024/06/29(土) 23:21:55.53 ID:+nCfXaeyO
おせちを食べ終えゆったりしてみる
大和「日差しがあったけ〜」
賢人「ヤバ、寝そう」
菜奈「も〜!2人共!」
葵「あ!これやらない?」
そう言いながらあるものを取り出した
賢人「ん?なんだそれ?」
大和「羽子板か」
葵「そ、これで男子対男子、女子対女子で勝負しよ!特別ルールで!」
賢人「特別ルール?なんだ?」
葵「それは…」
そのルールは負けた方は男子なら女子に女子なら男子に落書きされるという内容だった
大和「なるほど、面白そうだ」
葵「お互い本気でてまきるしね」
菜奈「それじゃあやっていこ〜」

323 :Adgjmptw:2024/07/02(火) 22:57:39.77 ID:0OBH/qMEx
第一試合 杉山大和(すぎやまやまと)VS庚塚賢人(かねつかけんと)
葵「能力の使用禁止だからね」
大和「へいへい」
賢人「りょ〜かい」
菜奈「よ〜い、はじめ!」
先行賢人から高めの羽が飛んでゆく、大和は冷静に対処する
賢人「やっぱ普通の打ち方じや意味ないか」
大和「はっ!(笑)」
普通に打ち返すと賢人は鋭く打ち込んできた羽をギリギリで打ち返す
大和「うおっと!」
賢人「ちっ!」
ヒョロヒョロと打ち上がった羽を賢人は容赦なく打ち返す
大和「おっとと…」
賢人「ずっとオレのターン!」
何回かラリーを続けている内に大和が羽を打ちそこねてしまった
大和「あっ…」
葵「大和負け〜」

324 :Adgjmptw:2024/07/04(木) 22:31:09.65 ID:SUSyRkq2a
賢人「やり〜♪」
大和「ちくしょー!」
早速と言わんばかりに、罰ゲームが始まった
大和「女子つっても菜奈か葵しかいねぇじゃん」
葵「じゃあ〜…」
スッ…と葵が菜奈に筆ペンを渡す
葵「菜奈、やっちゃえ!」
菜奈「えー!?」
しばらくおずおずした後、葵か何か耳打ちして、菜奈が大和に近づく
菜奈「それじゃあ、いくよ!」
大和(スゲー気合入ってんな〜…)
菜奈落書き中………
菜奈「ふ〜…できた」
賢人「ぷっ!……ブッフォ!www」
葵「か、かわいいwww」
大和「?」

325 :Adgjmptw:2024/07/07(日) 01:43:44.34 ID:Hpzamlp2w
本人は気づいていないが、ほっぺにハートが描かれていた
賢人「似合って…プッw」
大和「お前いつまで笑ってんだ」
葵「まさ本当に…ププッ、やるなんププッw」
菜奈「も〜///」
二回戦 島風菜奈VS橋本葵
葵「いっくよ〜!」
菜奈「お〜!」
女子2人が対戦している間、賢人が大和に気になることを質問した…
賢人「なあ、大和て菜奈ちゃんのどこを好きになったんだ?」
大和「急にどした?」
賢人「いや…なんとなく」
しばらく考え込んだ後、大和が話始めた
大和「ん〜…庇護欲?」
賢人「なんで疑問形なんたまよ」
大和「いや、なんっつ〜か守りたくなる様な感じ…的な?」
賢人「お前の行動が全肯定してんな」
そんな話をしていると、どうやら決着が着いたようだ
葵「負けた〜!」
菜奈「ふふんっ!」
敗者は葵に決まった様だ
大和「落書きね〜…」
賢人「何描くんだ?」.
大和「………そだ!」
なにか、思いついたかと思うと賢人に筆ペンを渡した
大和「めんどいからお前描いて」
賢人「俺?!」
葵「へ?」

326 :Adgjmptw:2024/07/07(日) 22:10:35.29 ID:Hpzamlp2w
大和「めんどいからお前描いて」
賢人「はいよ、ほら、目瞑って」
葵「ん…」
しばらく考え賢人は筆ペンを動かす
賢人「うし、できた」
大和「おー、なるほど」
菜奈「かわいい!」
その時の葵の顔には猫のヒゲが描かれていたのだ、葵は手鏡で確認して顔を真っ赤にした
葵「う〜///」
大和「俺にも手鏡貸して」
葵「絶対ヤダ…」
賢人「可愛いし良いじゃん」
思わず葵はドキッとする
葵「はい!今日はお終い!片付けしよ!」
賢人「へーい」

327 :Adgjmptw:2024/07/07(日) 22:46:29.86 ID:Hpzamlp2w
葵「菜奈、後でウェットティッシュ貸して…」
菜奈「わかった」
大和「俺にも…」
葵「アンタはそのまま帰る!」
大和「当たり強ない?」
みんなで後片付けをした後、各々の場所で解散した。…大和は香保里に指摘されうつむいていた

新学期、2年生に成り立ての初日そうそう、大和一同は校長室に呼ばれていた
大和「それで、話と言うのは?」
校長「まあ、気楽にしなさい」
思わず敬語になってしまうほどの威圧を受けながら話が始まった
校長「君たちに頼みがあってね、実は…」
話を聞くと、新しい委員会を立ち上げたいとのことをだった
賢人「執行委員会?」
校長「うむ、校内の悩み事などに対処して欲しい」
葵「そういうのは先生方の仕事では?…」

328 :Adgjmptw:2024/07/07(日) 23:11:26.35 ID:Hpzamlp2w
校長「人手がたりんのだ…それと、ぶっちゃけ面倒くさい」
一同(生徒の前で生徒の悩み面倒くさいって言った!)
思いも寄らない発言に皆驚いていると菜奈が質問した
菜奈「それで、どうして私たちが?」
校長「君たちの功績は聞いている、特に杉山くん、期待しているよ」
大和「はい」(久しぶりに苗字で呼ばれた)
校長「皆、異論は無いね」
一同「はい!」
校長「ちょっとまってなさい…」
奥から、5つの腕章を取り出して、【執行委員会】の文字を書くとポンッと判子を押した
校長「これで、校長のお墨付きだ」
大和「ど、どうも…」
全員に腕章を配り終えると、大和があることに気づく
大和「あの、一つ余りますけど…」
校長「ああ、サウジーナくんを入れる予定なのだ」
大和(サウジーナ…あ、リボンか)

329 :Adgjmptw:2024/07/07(日) 23:31:11.51 ID:Hpzamlp2w
翌日、早速委員会室に行ってみた
大和「意外と普通のこじんまりした委員会室だな」
賢人「お、来た」
先に来ていた賢人に軽く挨拶を返す
大和「あれ女子2人は?それにリボンも」
賢人「2人は依頼箱を置きに、リボンちゃんは隣の実験室」
右隣の扉を開けると実験室でリボンが実験をしていた、そっと扉を閉める
大和「…反対の扉には何があるんだ?」
賢人「練習場」
左隣の扉を開けると、かなりの広さのある練習場が広がっていた
大和「…一般の委員会室の倍の広さじゃねぇか!」
賢人「急遽増築したんだとさ」
大和「なんでそんな裏話に詳しいんだよ…」
賢人「校長と仲良くなった」
大和「………」

330 :Adgjmptw:2024/07/12(金) 23:00:20.07 ID:IQ3DrcNJN
すると、扉が開き葵と菜奈が入って来た
葵「箱、置いてきたよ」
菜奈「大和くん!」
大和「よっ!」
葵「今日はやることないよ〜」
賢人「じゃ、帰るか」
久々にみんなで一緒に帰っている最中…
賢人「あれ、クレープ屋か?」
帰り道の途中にある商店街の一角に出店のクレープ屋が開店していた
葵「美味しそう〜!」
菜奈「ね〜!」
賢人 キラキラ(目線)
葵 キラキラ(目線)
大和「…割り勘な」
2人「「やり〜!」」
全員分のクレープを注文し、しばらくしてクレープを受け取った
菜奈「美味し〜」
大和「あ、クリーム付いてる」
菜奈「ん?どこ?」
ソッと菜奈の頬に指を這わせクリームを拭き取ると、パクっと舐めた
大和「ん、うまい」
菜奈「ありがとう…///」

331 :Adgjmptw:2024/07/12(金) 23:13:05.56 ID:IQ3DrcNJN
葵(イチャイチャしてるな〜)
そっと賢人を挟んで2人のイチャつきを眺めていると
賢人「……」 スッ…
すると突然賢人が葵にクレープを差し出した
葵「?、どうしたの?」
賢人「え?いらねぇの?」
どうやら、葵が賢人のクレープ欲しかったと思っていたようだ
賢人「…いるか?」
葵「じゃあ、遠慮なく」
クレープを握っている賢人の腕を掴むとグイッと引き寄せ、ガブリと大半を食べきってしまった
賢人「あ!」
葵「ゴチ〜♪」
賢人「限度を考えろ限度を!」
葵「くれるって言ったも〜ん」
賢人「こっの!…」
すると仕返しと言わんばかりに賢人が葵のクレープを平らげてしまった
葵「あ〜!」
賢人「ウッマ」
葵「私のクレープ!か〜え〜せ〜!」
腹いせに賢人の胸をポカポカと殴り続けた

332 :Adgjmptw:2024/07/12(金) 23:19:26.18 ID:IQ3DrcNJN
賢人「ドゥメンドゥメン!」
テヘペロと頭に手を当て謝る賢人をまだ殴り続ける
葵(は!そういえば…あれって間接キ…///)
突然、葵が何かに気づいたかと思うと、顔を赤くしてソッと離れた

333 :Adgjmptw:2024/07/13(土) 18:53:13.16 ID:GRz20q+7t
賢人「どした?」
葵「なんでもない!バーカバーカ!」
顔を真っ赤にしたまま葵はそそくさと帰っていった
賢人「帰っちった」
大和「だな…」
菜奈「私たちも帰ろっか」
大和「だな」
賢人「んじゃな〜(葵ちゃんなんで顔を赤くしてたんだ?)」
翌日、葵に理由を聞いたが答えてくれなかった…そのまま何事もなく数日が過ぎ、再び体育祭の開催時期が近づいてきた
賢人「今年も強制参加かよ」
大和「昨年と変わらねぇよ」
葵「今年も私たちは見学だよ〜」
菜奈「大和くん、頑張れ!」
大和「やったるぞ〜!」
賢人「昨年と違ってやる気満々だな」
文化祭当日、トーナメントバトル開始が開始されると大和、賢人は快進撃を続けてきた
準決勝、バトルステージにて…
審判『準決勝!昨年、怒涛の展開を見せた杉山大和!VS庚塚賢人!』
紹介を終えると扉が開き大和と賢人がステージに上がる
大和「一年前か、なっついな〜」
賢人「だな、再戦といくか」
2人「「変身!」」
賢人は変身したが、大和は変身後の姿が変わっていた
賢人「なんだ?!その姿!」
身体全体は戦車の装甲の様なものに覆われ、角張っているがスラッとしていた
大和「そうだな…名付けるなら『サヘラントロプス』とでも言おうか」
賢人「へ〜、よくわかんねぇけどカッコいいな!」
審判」『レディ…ファイッ!』
先制攻撃を決めたのは賢人、金属を操り、剣を飛ばし攻撃を仕掛けるが…
賢人「は?!」
飛んでいった剣は、地面から突然生えた尖った金属によって防がれた
大和「ま、今までの技、能力の結集だな 」
賢人「やりがいがある…な!」
地面に落ちた剣を再び浮かせ、回転させながら飛ばす
大和「反撃といくか!」
身体から出ている煙(霧)を使って銃器を作り剣を落としつつ賢人にも攻撃する

334 :Adgjmptw:2024/07/14(日) 17:53:46.45 ID:IVlmCKpuT
賢人「なめんな!」
すぐさま鉄板を操り防御するがまだまだ大和の攻撃は続く
賢人「……今!」
大和「な!?」
突然、鉄板を背負うと姿勢を低くしたまま突進してきた
大和(しまった!上からの攻撃は意味がない!)
賢人「もぉらったぁぁ!」
そう声を上げ、大和にタックルを当て後方へ退かせると霧が床の方へ落る
大和「ぐふぉあ!」
賢人「やりぃ♪」
グッと拳を握り込む賢人、大和はまだ諦めない
大和「まだまだぁ…『逆落雷』!」
床に溜まった霧から雷が発生し、賢人へ向かって一直線に飛んでゆく
大和「金属の塊みてぇなお前だ、当たるぜ」
賢人「ちっ…トゥッ!」
避雷針代わりのものをいくつか作りながら後方へ跳んだが、やはり雷をくらった
賢人「あだっ!少し痺れるな…」

335 :Adgjmptw:2024/07/14(日) 18:18:55.67 ID:IVlmCKpuT
大和「だろ」
二人は向かい合って立ち上がる
大和「また、同じか…」ハァ…ハァ…
賢人「だな…」ハァ…ハァ…
互いに力を溜めて最後の一撃を繰り出す
賢人「「鉄塊豪傑』!」
大和「『結晶突貫』!」
巨大な鉄柱と結晶の棘が激突し、辺りは粉塵が立ち込める
審判『結果は!?…』
粉塵が収まると、そこに立っていたのは
審判『勝者、杉山 大和!』
観客達「うおおおおー!」
大和「賢人、起きろ」
倒れた賢人が答える
賢人「あんなのアリかよ…」
お互いの大技が衝突した瞬間、大和は賢人と同じように姿勢を低くし衝突の衝撃を掻い潜り賢人へ一撃をお見舞いしたのだ

336 :Adgjmptw:2024/07/14(日) 23:46:57.16 ID:IVlmCKpuT
賢人「負けたけど…悔なし!頑張れよ決勝!」
大和「応!」
決勝戦、バトルステージにはあの2人が立っていた
審判『いよいよ決勝!なんと!決戦に残ったのはまさかのこの2人!杉山 大和VS黒石 カイト!』
カイト「久しいね」
大和「相変わらず癪に障るな」
今だにカイトの女子人気は凄く、黄色い歓声が上がる
カイト「文化祭の『借り』を返させてもらおう」
大和「結構だ、俺も直に殴りたかったんでね!」
審判『何やらバチバチした雰囲気ですが…始めしょう!』
2人は変身し、踏み込む姿勢をとる
審判『レディ…ファイッ!!』
カイト「あの頃の僕とは違うぞ!」
すると何やら長い棒を生成し、先端が大和に向かって飛んでゆく
大和「それは俺も同じだっつの!」
瞬時に地面を力強く踏み、結晶で防御すると飛んできた先端が触れ、爆発を起こした
菜奈「何アレ?!」
葵「凄い爆発!」
賢人「ありゃあいくらなんでも…」
観客席で菜奈たちは驚いていた
大和「なるほど、『高火力の爆発物』」
カイト「正解、流石だね」

337 :Adgjmptw:2024/07/15(月) 00:01:56.68 ID:uR17zix+l
最初に飛んできたのは、ロケットランチャーだったのだ
カイト「更に更に…」
大和「あ?」
すると、カイトの周りに円状に並んだ大量の筒と先ほどのロケランが現れる
大和「スゲ」
カイト「『大火力兵器の同時複数生成』、さあ…ガトリングとロケランの火力、特と味わってくれ!」
その言葉と同時に、大量の弾丸とバズーカ弾頭が一斉に飛んでくる
大和「流石に避けねぇとマジィな」
後方に飛びのけると、大和は円状のステージを周りを金属結晶で防御しながら逃げ回る
カイト「どうした!反撃しないのか!」
大和「弾幕濃すぎんだよ!」
時々、属性攻撃や金属結晶を飛ばしたりしているが、あまりの弾幕に撃ち落とされ攻撃が届かない
大和「クソッ!また持久戦か!(しかも前回より弾幕が濃くて集中する暇がない!)」
カイト「ハハハ!さあ…さあ!踊れ踊れ!」
しばらくすると、ずっと動き続けている大和は流石に疲れ始めていた

338 :Adgjmptw:2024/07/15(月) 00:18:00.86 ID:uR17zix+l
大和(仕方ない…ぶっつけ本番、やってみるか)
ステージの周りを走りながら霧を出し、バリア障壁によりステージ中を満たす形になった
カイト「なんだ?またこけおどしか!?」
これには、観客達もザワついていた
菜奈「全く見えない〜!」
賢人「目視はダメか…葵ちゃん、何か見えるか?…葵ちゃん?」
葵「ウソ…どういうこと?」
菜奈「どうしたの葵ちゃん?」
葵「実は…」
すると、ステージの霧が晴れ、ステージに光が入ってきた
カイト「観念したか、じゃあse…は?」
審判『へ?』
菜奈「え?!」
賢人「Why?!」
その時、カイトどころか観客達全員が唖然とした
審判『な、なんと!杉山大和、ステージ上から消えました!」
カイト「まさか…地中か!?」
上空へ飛び上がり、ガトリングを地面に向け一斉に乱射する
カイト「ちっ、一向に出てこない!」
ストッと降りてきた、カイトは辺りを集中的に見渡していると…
大和「やったね、成功だ」
どこからか、大和の声が聞こえてきた
カイト「何処だ!出てこい!」
大和「出て来いも何も…俺、隠れてねぇし」
その言葉に、会場は更にザワついた

339 :Adgjmptw:2024/07/15(月) 00:28:30.42 ID:uR17zix+l
菜奈「え?何処何処?!」
賢人「全くわからん」
葵「ウチの能力にも映らないなんて…何処いんの?」
観客達も見えない大和を探し、視線をキョロキョロさせる
カイト「嘘つけ!さっさと出て来い!」
大和「だから、隠れてねぇって」
するとカイトは、突然自分の背後に向けて発砲した
審判『黒石 カイト、急にどうしたのでしょう」
カイト「な、なんだ…肩を触られたはず…」
大和「な?隠れてねぇだろ」
カイト「ファッ!?」
今度は自身の右側に向けて発砲
カイト「今度は頬…おちょくってないで攻撃してこい!」
大和「じゃあ遠慮なく」
突然、打撃音と共にカイトは左側へ盛大に吹っ飛んだ
カイト「ぐはっ!」

340 :Adgjmptw:2024/07/15(月) 01:00:21.91 ID:uR17zix+l
菜奈「吹っ飛んだ!」
賢人「なるほど…STERUSS…隠密か」
葵「STEAM、ARMOR、そしてSTERUSS…軍人が欲しがりそ〜」
カイトは殴られた事に困惑しながらも、ゆったり起き上がる
大和「お〜、意外とタフ」
カイト「クソッ!くたばれー!」
バズーカを大量に作り出し、周囲に発射する
大和「スゲーだろ、『サヘラントロプス』」
カイト「くっ!」
しかし、大和は一切ダメージを受けた感じではない
カイト「何処だ、一体何処に…」
大和「そんじゃ、そろそろ終わりにしますかな」
そして、何回か風切り音がした後ドゴォという音と共にカイトは地面に倒れ込んだ
審判『しょ、勝者、杉山大和!…あの、出てきてください…』
大和「あ、は〜い」
すると、霧の中から出てくるようにフワリと現れた
大和「よっ」
菜奈「大和くん!良かった〜…」

341 :Adgjmptw:2024/07/19(金) 22:53:20.78 ID:rZoUMWzT3
カイト「イッテテ…き、貴様!何をした!」
地面に倒れていたカイトが頭を押さえながら起き上がる
大和「ああ、かかと落とし」
カイト「そっちじゃない!どうやって隠れた!」
大和「え〜…説明面倒い…」
カイト「じゃあもう一度隠れてみろ!」
大和「わかった、一回だけな…『STERUSS』」
すると、大和は霧に包まれるように再び姿を消した
大和「満足か?」
カイト「め、目の前にいるのか?」
大和「いるぞ」
カイト「………オラッ!」
真っ直ぐ前に進んだと思うと、突然大和に向かって殴りかかる
大和「遅っ」
しかし、カイトは転んだ
カイト「嘘をついたな!」
大和「殴ってきたんだ、そら避けるさ」
カイト「く、クソォ…」
こうして、体育祭は幕を閉じたのでした

342 :Adgjmptw:2024/07/19(金) 23:07:28.15 ID:rZoUMWzT3
しばらくして、学校ではとあるイベントが盛り上がっていた
菜奈「もうすぐ、バレンタインか〜」
葵「大和にあげるんでしょ」
菜奈「そうだよ〜♪」
バレンタイン…女子が気になる男子や友達にチョコをあげるイベントである
菜奈「どんなチョコにしようかな〜♪」
葵「ウッキウキじゃん、ウケる」
菜奈「楽しみなんだけど。友達の分も入れると、量がね」
葵「ウチ、手伝うよ」
菜奈「ありがと〜…なんか話し方変わった?」
葵「イメチェンイメチェン〜」
後日、菜奈の家でチョコづくりをする約束をした
約束の日…
菜奈「葵ちゃん、こっちこっち!」
葵「おっは〜」
菜奈「おはよ、行こっか」
葵「お〜!」
早速菜奈の家に行き、チョコを作り始める
菜奈「え〜と、砂糖の分量は…大和くん、どんなチョコが好きなんだろ」
葵「聞いてないの?!」
菜奈「サプライズしたくて」
葵(あいつは菜奈からならどんなチョコでも喜びそ)
手探りな状態で、チョコを作っていく

343 :Adgjmptw:2024/07/19(金) 23:27:16.01 ID:rZoUMWzT3
菜奈「あ!チョコ焦げちゃう!容れ物容れ物!」
葵「成形ミスった!」
何やかんや在りながら、何とか本命と全員分の友チョコを作り上げた
菜奈「何とかなった〜」
葵「疲れた〜」
菜奈(明日は当日、絶対渡すぞ〜)
葵(これは借り、あくまであいつへの借りだし!)
バレンタイン当日、学校中にチョコの香りが充満していた
菜奈「はい、友チョコ」
男子「ありがとう」
葵「はい、チョコだよ〜」
男子「有り難き幸せ」
そしていよいよ、本命!
菜奈「や、大和くん!」
大きな声で、その名前を呼ぶ
大和「うお!?ど、どした?」
菜奈「…はい!」
後ろから、本命チョコが入った袋を差し出した
大和「こりゃあ…」
菜奈「驚かせたくて…どお?」
大和「………」
菜奈 ドキドキ
大和「スッゲー嬉しいや!ありがとよ!」
私に明るい笑顔で、元気に返事をくれた
菜奈「良かった!」
大和「ただな…」
菜奈「ど、どうしたの?」(何かダメだったかな)
大和「俺は良いんだが、クラスの中で大声は…」
菜奈「はっ!」
我に返り辺りを見渡すと、周りから凄く注目されていた
菜奈「わわわ///」
大和は菜奈に指摘すると、顔を真っ赤にして大和の後ろに隠れた、菜奈いわく「味の感想聞かせてね」とのこと…ホワイトデー何にしよう

344 :Adgjmptw:2024/07/21(日) 19:12:34.35 ID:gEy+RGWs2
一方、葵はというと…
葵(渡せず下校時間になっちゃた〜!)
夕暮れ時、いつもの4人で下校中、葵は後悔していた
葵(渡そうと思ったら、アイツ外で遊んでて渡せなかったし〜)
賢人「大和がもらったチョコの量スゴかったな」
菜奈「え?そうなの」(マジトーン)
大和 ギクッ
賢人「ソイツ、『菜奈が来る前に食べ切るから手伝え』って…」
大和「あ〜!知らね〜!!てかお前も沢山もらってたろ!」
葵「え、そうなん?」
大和「ん?ああ、机の上が埋まるくらには…」
葵(やっぱし、渡さなくて正解かな…)
自分のバックをギュッと握りしめる、中のチョコを潰さぬように
そしていつもの駅前、菜奈の提案でカフェで少し休んでいた
大和「俺、飲み物頼んでくる」
菜奈「私、手伝うよ」
そう言うと、2人は飲み物を注文しに行ってしまった
葵(賢人と二人っきり、気まず…)
賢人「そういやさ〜、チョコくれねぇの?」
葵「え?」
驚いた、何故か女子2人しか知らない秘密を知っていたのだから

345 :Adgjmptw:2024/07/21(日) 19:48:44.80 ID:gEy+RGWs2
葵「な、なんで知って…」
賢人「菜奈ちゃんから…」
葵(菜奈ちゃ〜ん!)
もしかしてこの状況も?と考えたが、渡すタイミングをくれた事に感謝しようと思った
葵「じゃあ…はい」
賢人「どもども」
少し形が崩れたチョコを賢人に手渡す
葵「お返しは10倍ね」
賢人「へ〜い…開けていい?」
葵「家帰ってから」
賢人 ショボーン
しばらくすると、飲み物を持った2人が戻ってきた
葵「菜奈ちゃん、賢人に話したの?!」(小声)
菜奈「え、話してないよ?」
葵「え?」
慌てて、賢人に秘密についてのことを聞いてみる
賢人「秘密?なんの?俺は菜奈ちゃんから『私たちで友チョコ配ってるからあげる』って」
葵「え〜っと……やっぱそれ返して!恥ずい〜!」
賢人「え、ヤダ」
取り合いの結果、賢人がお家て美味しく頂きましたとさ
オマケ
学校の昼休みにて…
大和「賢人、お前貰った大量のチョコどうした?」
賢人「他のやつらにあげた」
大和「マジか、無慈悲だな…」
賢人「?、俺外で遊んでてくる!」
大和「いってら〜」

346 :Adgjmptw:2024/07/23(火) 00:09:11.94 ID:Gb9xKAnyS
数日経ってホワイトデー、いつものの男子2人は非常に困っていた
大和&賢人((菜奈(葵ちゃん)の好み知らね〜!))
執行委員会室、2人揃って、お返しについて悩んでいたのだ。
大和「貰ったチョコなんだった?」
賢人「ガトーショコラ」
大和「おっしゃれ〜」
表に出さないが、頭の中で悶々と悩み続けていた
大和&賢人「「はぁ〜…」」
リボン「2人揃ってため息とは、珍しいねぇ」
隣の実験室から、リボンが出てきた。飲み物を買いに行こうとしたらしい
大和「リボンか…」
賢人「リボンちゃんに女の子の好みを聞いてもな〜…」
賢人「ナチュラルに失礼じゃないかねぇ!?」
2人はリボンに悩み事を打ち明けた
リボン「なるほど、お返しねぇ」
大和「何か案はないか〜?」
賢人「頭パンクする…」
リボン「ん〜…興味ないねぇ」
興味を示さないリボンを何とか止めて、何か奢るという条件でアドバイスをもらう事にした
リボン「だったら、お返しに『意味』を込めてはどうかねぇ?」
賢人「意味?」
リボン「マシュマロやクッキーなどだねぇ」

347 :Adgjmptw:2024/07/23(火) 00:32:41.06 ID:Gb9xKAnyS
大和「へ〜」
賢人「ちなみに マシュマロは?」
リボン「『あなたの事が嫌いです』って意味だねぇ」
賢人「おい」
結果2人は、『意味が込められたお返し』をしようということで、大和の家で菓子づくりをすることになった
賢人「オッス」
大和「お〜」
土曜の朝、待ち合わせをし、買い物を済ませ、大和家のキッチンに立った
香保里「頑張れ〜!」
今回初の菓子づくりということで、審査役として香保里も同席して貰った
大和「やるぞー!!」
賢人「うぉぉぉ!!」
勢いよくスタートしたが、菓子づくりをしたことがないのでまず調べるところから始める事にした
大和「何が良いんだ?」
賢人「ん〜…」
女性向けのお菓子雑誌を男2人で眺めながら唸っていた
香保里「これクッションみた〜い」
そう言いながら、一つのお菓子の写真を指さした
大和「マカロンか」
賢人「女の子っぽくて良いな」
香保里「隣のビー玉みたいなのな〜に?」
大和「それは飴玉」
作るお菓子が決まり、早速作り始める
大和「え〜と作り方は…」
賢人「目分量ってこんくらいか?」
大和「火加減、火加減…ブツブツ」
賢人「潰れろ気泡!」

348 :Adgjmptw:2024/07/23(火) 01:00:15.55 ID:Gb9xKAnyS
大和「チョコ溶かして、冷やしながら水飴を…」
賢人「後は、クリームをマカロンコック?でサンドして…できた!」
丸一日使って何とか作り上げることができた
大和「ふ〜…そだ、ついでにもう一品作るか」
賢人「何を…」
大和「それはな…」
週の初め、学校に登校した2人は菜奈と葵にお返しを渡す
大和「菜奈」
賢人「葵ちゃん」
菜奈「なに?」
葵「どしたん?」
大和「ジャン!お返し」
賢人「倍かは分らん」
お返しのお菓子が入った袋を菜奈、葵に渡す
菜奈「わ〜!キラキラしてる!」
葵「お洒落じゃん」
大和「飴玉砕いて散りばめてみた、ほい余った飴」
菜奈「ありがと〜!」

349 :Adgjmptw:2024/07/23(火) 01:10:42.27 ID:Gb9xKAnyS
賢人「俺はバームクーヘン」
葵「お、気が利くね♪」
その後、2人は家でお菓子の意味を調べて悶々とするのであった
オマケ
お返し、成功後…
大和「リボンいるか?」
リボン「ん?どうしたんだねぇ?」
執行委員会の実験室に大和が訪ねていた
大和「ホイこれ」
リボン「これはなんだねぇ?」
少し膨れた紙袋をリボンに渡す
大和「マカロンの余りと型崩れした飴、後お礼のクッキー」
リボン「糖分補給に使わせて貰うねぇ」
残りは香保里のおやつになりましたとさ

350 :Adgjmptw:2024/07/25(木) 23:53:32.66 ID:C6HEuvnmx
不安定な天気が続く今日このごろ、学校ではある噂が立っていた
女子「ねぇ、あの噂知ってる?」
男子「あれだろ、自分が2人いるってやつ」
女子「そうそれ」
ドッペルゲンガー…全く同じ存在が2つ実在すること
葵「本当にいるん?」
賢人「噂じゃ校内で見かけたってよ」
菜奈「へ〜」
大和「面白そうだな」
いつもの何気ない会話。しかし、事件が起こる
大和?「いや〜、急に雨が降って参っ…は?」
菜奈「え?」
賢人「お?」
葵「わ〜!」
大和?「は?」
クラス一同「え〜!!!?」
たった今…目の前で噂が実話に変化したのである
大和?「お前誰だよ」
大和?「お前こそ誰だよ」
菜奈「アワワワ!」
葵「朝会わなかったん?」
菜奈「雨降るかもだから早めに来たんだよ〜!」

351 :Adgjmptw:2024/07/26(金) 00:12:25.69 ID:7CZK97F7i
明確な証拠もなく戸惑っていると先生が入ってきた
先生「はい、皆さん席に…どうしたんですか?」
女子「先生!杉山くんが…」
先生「杉山くんどうしたと…2人いますね」
2人居る大和に目を向ける
大和?「先生、おはようございます」
大和?「おはようございます」
先生「はいおはよう、それで…どっちが本物?」
大和?「俺です」
大和?「俺です」
大和?×2「「は?」」
一触即発の雰囲気が漂う
先生「とりあえず、問題は後で…」
ホームルームが終わると、みんなは大和2人の周りに集まった
女子「え〜?どっちが本物なの?」
大和?「俺だよ」
大和?「だから俺だって」
男子「もしかして噂のドッペルゲンガーか?!」
女子「だったら対消滅するか、コロしにくるでしょ。つまり片方偽物よ」
その言葉に、クラスは一層ざわついた
男子「てことは一人いない筈…」
女子「でも、今日全クラス居るらしいよ」
クラスの中でさらに噂が立ち続ける
菜奈「えっと…遅れて来たのはどっちたっけ?」
大和「?、ん」
片方の大和が手を挙げた

352 :Adgjmptw:2024/07/26(金) 00:32:34.21 ID:7CZK97F7i
菜奈「じゃあ、ちょっと屈んで」
大和?「良いけどよ、ほれ」
大和?「何してんだ?」
片方の大和が屈むと、パチッという音と共に頭に何かつけた
大和?「髪留め?」
菜奈「私は大和くんに貰ったのがあるし見分け易いし」
青色の髪留めを片方に付けて分かりやすくしたらしい
賢人「じゃあ髪留め付いてるのがAでついてないのがBだな」
大和B「勝手に呼称すな」
大和A「分かり易いならいいけどよ…」
時間が経って昼休み、リボンも含めて見分けを開始した
リボン「ん〜、身長体重口調に至るまで一緒だねぇ」
男子「DNAは?」
リボン「ほぼ同じだねぇ」
わからないか聞いても「オリジナルを測ってないからわからないねぇ」とのこと
賢人「ほぼって事は何処か違うのか?」
リボン「どんなに同じ人間でも些細な差異は出るんだヨォ」
葵「そっかぁ、じゃあ2人に私たちしか分からない質問して、差異を探すのは?」
一同「それだ!」
ということで急遽、質問していく事にした

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