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自作物語

1 :Adgjmptw:2024/03/16(土) 00:26:44.44 ID:x47jEq3g9
自分が考えた設定の物語を書きます

2 :Adgjmptw:2024/03/16(土) 00:27:09.48 ID:x47jEq3g9
誰か来ないかな

3 :Adgjmptw:2024/03/16(土) 00:31:36.63 ID:x47jEq3g9
まずジャンルから

4 :Adgjmptw:2024/03/16(土) 11:32:45.80 ID:x47jEq3g9
ロボット系
異世界系
能力系
など

5 :名無し(北陸ニキ) ◆yL06b9mJTs:2024/03/16(土) 17:33:39.62
こんちは
このトリップは試験用です

6 :名無し(北陸ニキ) ◆e1LfRiIKGM:2024/03/16(土) 17:34:08.24
普通使用用トリップに切り替えました

7 :名無し(北陸ニキ) ◆e1LfRiIKGM:2024/03/16(土) 17:38:55.83
ドラえもんみたいな日常生活の中に面白おかしい物語がある話

8 :創る名無しに見る名無し:2024/03/16(土) 20:09:21.06 ID:IGRAe5AeR
脳筋

9 :Mi☆コアラ:2024/03/16(土) 20:09:44.84 ID:IGRAe5AeR
上俺ね

10 :Adgjmptw:2024/03/16(土) 20:37:02.34 ID:kP1c4YeLw
久しぶり

11 :Adgjmptw:2024/03/16(土) 20:37:24.78 ID:kP1c4YeLw
ロボット系かな

12 :Adgjmptw:2024/03/16(土) 20:38:12.02 ID:kP1c4YeLw
アクション混じるけど大丈夫?

13 :Adgjmptw:2024/03/16(土) 20:40:30.40 ID:kP1c4YeLw
※システムに誤解されて戦ってた

14 :Adgjmptw:2024/03/16(土) 20:42:49.78 ID:kP1c4YeLw
ご飯食べてきます

15 :Mi☆コアラ:2024/03/16(土) 21:18:11.07 ID:IGRAe5AeR
白神シュウ

16 :Adgjmptw:2024/03/16(土) 22:16:05.31 ID:x47jEq3g9
戻って来ました

17 :Adgjmptw:2024/03/16(土) 22:17:13.34 ID:x47jEq3g9
ロボってことでOK?

18 :創る名無しに見る名無し:2024/03/16(土) 22:23:49.14 ID:IGRAe5AeR
戦闘

19 :Adgjmptw:2024/03/16(土) 22:29:59.99 ID:x47jEq3g9
あるで

20 :Adgjmptw:2024/03/16(土) 22:30:43.07 ID:x47jEq3g9
ロボのタイプ
ガンダムより
ゾイドより

21 :Mi☆コアラ:2024/03/16(土) 22:34:04.50 ID:IGRAe5AeR
俺が戦えればいい(脳筋)

22 :Adgjmptw:2024/03/16(土) 22:48:58.81 ID:x47jEq3g9
今回は他者の干渉は無しです

23 :創る名無しに見る名無し:2024/03/16(土) 22:52:09.05 ID:IGRAe5AeR
オーマイガー

24 :Adgjmptw:2024/03/16(土) 22:54:17.75 ID:x47jEq3g9
ロボのタイプを選んで欲しい
ガンダムより=自分で操縦
ゾイド=ロボと協力

25 :Adgjmptw:2024/03/16(土) 22:54:50.24 ID:x47jEq3g9
>>23ストーリーに関わらせるのが難しい

26 :Adgjmptw:2024/03/16(土) 23:22:50.61 ID:x47jEq3g9
今回は此処まで、続きは明日の夜9時から、それじゃ

27 :Adgjmptw:2024/03/16(土) 23:23:55.57 ID:x47jEq3g9
>>26訂正
17日 日曜日夜9時から

28 :Adgjmptw:2024/03/16(土) 23:24:35.31 ID:x47jEq3g9
ロボットのタイプを選んでおいて欲しいな、( `・ω・´)ノ ヨロシクー

29 :名無し(北陸ニキ) ◆e1LfRiIKGM:2024/03/17(日) 18:23:07.97
おい

30 :Adgjmptw:2024/03/17(日) 19:37:44.60 ID:cfs3MDx4l


31 :Adgjmptw:2024/03/17(日) 21:02:58.87 ID:cfs3MDx4l
きたよ

32 :Adgjmptw:2024/03/17(日) 21:04:26.72 ID:cfs3MDx4l
決まったかな

33 :Adgjmptw:2024/03/17(日) 21:27:32.38 ID:cfs3MDx4l
誰か来ないかな

34 :Adgjmptw:2024/03/17(日) 22:19:59.70 ID:cfs3MDx4l
誰も来ないので抜ける、今度は月曜日に

35 :Adgjmptw:2024/03/18(月) 19:52:00.54 ID:Pdce7doEs
来ました

36 :Adgjmptw:2024/03/18(月) 19:56:00.81 ID:Pdce7doEs
金曜日の夜にまた来るよ

37 :Adgjmptw:2024/03/22(金) 20:07:01.04 ID:dkb5kLzYw
来ました

38 :Adgjmptw:2024/03/22(金) 21:00:20.11 ID:dkb5kLzYw
ゾイドよりでい

39 :Adgjmptw:2024/03/22(金) 21:08:16.42 ID:dkb5kLzYw
良いですか

40 :Adgjmptw:2024/03/22(金) 21:10:11.62 ID:dkb5kLzYw
書きます

41 :Adgjmptw:2024/03/22(金) 21:11:38.89 ID:dkb5kLzYw
能力系に変更します

42 :Adgjmptw:2024/03/22(金) 21:12:23.67 ID:dkb5kLzYw
>>7採用

43 :Adgjmptw:2024/03/22(金) 21:28:52.28 ID:dkb5kLzYw
俺には変な能力がある、杉山 大和、高校一年生、入学式の日に遅刻しそう
大和「やべぇ、遅刻する!」
遅刻理由?おばあちゃんの道案内してたら家の辺りまで戻って来てた
大和「仕方がない、使うか」
この男の能力、それは…… 霧を出す能力、範囲や濃さを自在に決められる、そしてこの霧が発生している間身体能力が向上する
大和「間に合うかぁ?」
霧を狭い範囲に出しながら全力で走る、身体能力の向上範囲は人外並み、走っている姿は雲が地面すれすれを流れているようだ
大和「信号赤じゃねぇか」
大和は足に力を込めて思いっきりジャンプする
大和「いやぁ余裕余裕♪」
そうして高校前
大和「ふぅ、あぶねぇ遅刻するとこだった」
顧問の先生「おーい!門しめるぞ!」
大和「うっす!」大和は入学式と簡単な説明の後帰路についた

44 :Adgjmptw:2024/03/22(金) 21:29:53.67 ID:dkb5kLzYw
ヒロインとの関係決め忘れてた

45 :Adgjmptw:2024/03/22(金) 22:23:39.17 ID:dkb5kLzYw
帰路の途中
大和「しかし、高校生になっても発現しなかったな」
実はこういう能力を持った人はこの世にたくさんいる、だが本来能力を100%で使用する際は不思議なコスチュームが己の身を包む『変身』があるのだが、大和にはそれがないのだ
大和「俺も欲しいなぁ、カッコいいコスチューム…」
そんなことを考えながら歩いていると
???「うわ〜!た〜す〜け〜て〜!」
大和「?、なんだ」
声のする方に視線を向けると
大和(壁から尻が生えて喋ってる…)
そこには廃墟の塀に突き刺さった誰かだった、声の高さと服装的に女性のようだ
???「!そこに誰かいますね!よかったぁ、すみませんが抜いてください!」
大和「いやどうしろと!?」
さすがにリアルでこんなこと起こると困惑する
???「あ!あなた能力ありますか?」
大和「あるけど…」
???「能力は?」
大和「霧を出す能力」
???「終わった〜」
大和「失礼だな!」
大和「そう言えばあなたの能力は?それと名前」
???「私の名前は島風 奈菜ですぅ、能力は『潤滑』ですぅ、猫追いかけて潤滑で抜けようとしたら詰まりましたぁ」
大和「もっかい潤滑発動すれば…」
奈菜「勢い付けて突っ込んだので出られないんです」ドヤァ
大和「お前今ドヤったろ」
能力は10%抵当なら変身無しで使用できるのだ

46 :Adgjmptw:2024/03/22(金) 22:45:30.25 ID:dkb5kLzYw
大和「しっかし困ったなぁ」
奈菜「うぅ」
大和「そうだ!」
奈菜「?、どうするんですかぁ?」
大和「とりあえず能力を発動してくれ」
奈菜「はい、発動しましたよ…ひゃっ!」
大和は能力を発動して奈菜の足を掴むと思いっきり引っ張る
奈菜「あ!抜けそう!抜けそうです!」
大和「うおぉぉぉぉ!」
そして……
スポッ
奈菜「きゃ!」
大和「ぶべら!」
奈菜が大和の上に乗っかるように後ろに吹き飛ぶ
奈菜「いったた…は!だ、大丈夫ですか!」
大和「いっつつ、大丈夫大丈夫」
大和は奈菜の腕を引き、起き上がる
奈菜「改めて、私の名前は島風 奈菜、高校一年生、その制服を見るに同じ高校だったんですね」
彼女は青いロングヘアが特徴的だった
大和「俺の名前は杉山 大和、同じ高一だよろしくな」
大和は黒い短髪に赤い瞳が特徴的である
奈菜「こちらこそよろしくお願いします」
そう言って二人は帰路に付いたのだが……
奈菜「あれ!」
大和「なんでここに…反対方向じゃぁ」
奈菜「買い物にスーパーへ寄っただけですよ」
大和「まじかぁ」
奈菜「では、お隣さんとしてもよろしくです」
大和「ああぁ、よろしく」
二人はお互いの家に入っていった

47 :創る名無しに見る名無し:2024/03/23(土) 16:39:42.82 ID:1Ng5dTn3i
なるほどね

48 :家の中にモールス信号:2024/03/23(土) 23:13:44.45 ID:SC+onqYkA
やあ

49 :Adgjmptw:2024/03/23(土) 23:33:39.96 ID:tMbyPASuq
こんちは

50 :Adgjmptw:2024/03/23(土) 23:51:10.00 ID:tMbyPASuq
初登校日
明け方、大和の家のインターホンがなり大和はまだ眠い目を擦りながらでた
大和「はぁい、どちら様で…」
奈菜「大和くん!一緒に行きましょ!」
大和「は?」
玄関には奈菜の姿があった、一緒に登校するために来たようだ
大和「あ?登校時間にはまだはぇぞ…」
奈菜「あれ?覚えてない?初登校日はいつもの時間より1時間早いよ」
大和「マジ?」
奈菜「うん」
大和は少し考えると「わりぃ、少し待ってくれ」と言い大慌てで準備を始めた
数分後…
大和「すまねぇ!」
奈菜「大丈夫、行こう」
二人は雑談しながら歩き始めた
大和「そういやぁ、時間大丈夫か?」
奈菜「大丈夫、この腕時計で時間を確認したから」
大和「その秒針動いてなくね?」
奈菜「え?」
大和は自分のスマホで時間を確認すると既にホームルームの30分前をきっていた

51 :Adgjmptw:2024/03/24(日) 00:14:10.10 ID:S2pDHZhCR
奈菜「ごめんなさい…」
大和「意気消沈してねぇで走るぞ」
二人は全速力で住宅街を走り抜ける、しかし……
奈菜「ぜぇぜぇ、も、もう走れません…」
大和「マジか!仕方ねぇ、すまん!」
大和は奈菜の手を握ると能力を発動して、走り出す
奈菜「へ!?ちょちょ、早いです!」
大和「悪いが、我慢してくれ」
大和に手を引かれた奈菜は潤滑を発動して滑るように移動する
奈菜「恥ずかしいけど凄いスピードです!強化系ではないのに、不思議です!」
大和「まぁ、深いことは気にすんな」
全速力で走って校門前まで付いたものの…
顧問の先生「あ!いつぞやの!今回は許さないぞ」
顧問の先生が門を閉めようとした時
大和「仕方ない、『スモーク』!」
顧問の先生「うわ!」
奈菜「きゃ!」
高濃度の霧が先生を覆い視界を奪う
顧問の先生「くそぉ!…な?!」
大和「すいません先生、次から気ぃ着けます」
奈菜(へ?!今、今!お姫様抱っこされた!?いやいやそんなわけ……)

52 :Adgjmptw:2024/03/24(日) 00:37:13.20 ID:S2pDHZhCR
顧問の先生「本当に、今度は気付けろ」
大和「うっす!」
そうしてお互いのクラスを探すとなんと同じクラスだった
担任の先生「では、これからお互いによろしくお願いします」
クラス一同「よろしくお願いします!」
そうして昼休み
???「よお、これから仲良くしようぜ!」
大和「ああ、よろしくな」
???「俺の名前は庚塚賢人!お前の名前は?」
         (かねつか けんと)
大和「俺の名前は杉山 大和だ」
賢人「大和か、強そうな名前だな!」
大和「はは!」
奈菜もどうやら友達ができたようだ
奈菜「改めてよろしくね」
大和「よろしく」
次の日
担任の先生「はい!今日は身体測定それと能力測定を行います、準備ができたら体育館に集まるように」
クラス一同「はーい」
体育館
賢人「大和、自信あるか?」
大和「かなりあるぞ」
賢人「じゃあ勝負しようぜ!」
大和「望むところだ!」
奈菜「なんだか男子盛り上がってるね」
女子友達「男の子ってこういうの好きだよね」
奈菜「でも楽しそう」
女子友達「その元気で前向きなままでいて…」
奈菜「?」
身体測定終了後
賢人「負けたあぁぁぁ」
大和「しっ!」
僅差で大和が勝利

53 :Adgjmptw:2024/03/24(日) 01:20:13.30 ID:S2pDHZhCR
担任「次は能力測定です」
賢人「そういやぁ、能力測定って何だろ?」
大和「さぁ?」
担任「能力測定は『変身』を発動し、その上で身体測定を改めて行い能力による身体能力の変化と能力の詳細を調べます、頑張って下さい」
クラス一同「はい!」
みんなが思い思い変身する中で
賢人「あれ?大和変身しないのか?」
大和「俺のは変身出来ないんだよ」
賢人「100%でも?」
大和「でも」
賢人「大変だな!」
大和「軽ぃなオイ」
賢人「そういえば大和の能力って?」
大和「霧を出す能力」
賢人「物質系か、俺は『金属操作』の能力、同じ物質系だな!」
大和は賢人のコスチュームを見る、確かに甲冑をイメージする形をしている
賢人「まあ俺らは強化系や物理系には敵わんさ、相性最悪だ」
大和「?、何故」
賢人「強化系は物質壊してくるし、物理系は干渉されたら終わりだ」
大和「だったらおいらは抵抗するで」
賢人「どうやって?」
大和「拳で」
賢人「www」
そんなことを話ながら能力測定が始まった
担任「最初は破壊力、始め」
そう言いながら大きなパンチングマシーン的なものが出てきた
賢人「ま、結果変わらなくても全力でやろうぜ」
大和「だな!」
そして大和の番が回ってきた
賢人「大和、頑張れよ!」
その他男子「変身も出来ないのに」「無理無理w」
奈菜「大和くん!頑張れー!」
担任「始め!」
大和は呼吸を整え、腕から煙のように霧を出しながら殴ると
バゴッ…フュュュ……ベキャ
その他男子「へ?」「は?!」
賢人「大和お前スゲーな!」
奈菜「大和くんすっごーい!」
担任「杉山 大和、破壊力強化系以上」
こうして大和は全男子に見直され物質系の目標になった、それと同時に一部男子から憎しみの目を向けられるようになった(女子に応援されたから)

54 :Mi☆コアラ:2024/03/24(日) 20:45:35.72 ID:lVR5YtL5P
やっぱ超パワーて地味だよな…

55 :Mi☆コアラ:2024/03/24(日) 20:50:52.86 ID:lVR5YtL5P
アルティメットフィジカルパワーで

56 :家の中にモールス信号:2024/03/24(日) 21:12:58.31 ID:i94QxXsh2
やあ

57 :家の中にモールス信号:2024/03/24(日) 21:13:57.48 ID:i94QxXsh2
元「フレンジー&ランブル好き」です

58 :創る名無しに見る名無し:2024/03/24(日) 22:51:25.59 ID:lVR5YtL5P
ややや

59 :Adgjmptw:2024/03/25(月) 02:24:00.24 ID:yrfLBf8GB
数日後、すっかりクラスに馴染んだ
賢人「なあ、大和そろそろあれだな…」
大和「ああ…あれだ」
大和&賢人「「体育祭!」」
この高校には有名な体育祭がありその名物はトーナメントバトルである

60 :Adgjmptw:2024/03/25(月) 02:43:05.95 ID:yrfLBf8GB
男子は強制参加、女子は自由参加の圧倒的贔屓が垣間見える
大和「まさか強制参加とはな」
賢人「面倒だけど燃えるぜ!」
大和「俺はお前の前向き的思考を尊敬する」
奈菜「大和くん、賢人くん、何の話をしてるの?」
大和「トーナメントバトル」
奈菜「ああ、確か男子は強制参加なんだっけ」
賢人「そうだぜ!強化系、物理系の独壇場だけどな!」
大和「面倒だ」
奈菜「そういえば、賢人くんの能力は『金属操作』だけどこれって物理系じやないの?」
賢人「金属限定だし金属を自分で生成できるから、だと」
奈菜「だったら考えようによっては自分は武器ありで戦えるけど」
賢人「確かに!」
大和「てか、金属自分で出せるの初耳なんだけど」
奈菜「うん」
賢人「あれ?言ってなかったっけ」
大和「……お前、物忘れ治せよな」
賢人「?」
女子生徒「奈菜ちゃん!ちょっと来て!」
奈菜「はーい!じゃ!大和くん!頑張って!」
大和「おう!」
賢人「名指しで激励か、羨ましいな」
大和「?、そうか?」
賢人「お前らはそのクソボケを治そうな」
大和「?」
奈菜「へっくち!」
女子生徒「大丈夫?」
奈菜「うん、風邪かな?」

61 :Adgjmptw:2024/03/25(月) 03:12:07.03 ID:yrfLBf8GB
数日の間体育祭へ向けての練習や準備が進められていた
とある休憩時間
大和「?、何読んでんだ?」
奈菜「あ、これ?『一人の騎士とお姫様』っていう小説だよ」
大和「どういう話なんだ?」
奈菜「大剣を持った騎士とエルフのお姫様が偽物の神さまを倒すっていう恋愛小説なんだ」
大和「話を聞く限り恋愛要素ゼロだぞ、けど面白そうだな今度貸してくれ」
奈菜「うん!いいよ」
大和「ありがとよ」
奈菜「読みたくなったらいつでもかすよ、隣だし」
そうして準備は着々と進み体育祭当日
大和「よし!行くか!」
賢人「おう!」
奈菜「二人共!頑張れ!」
選手宣誓のため台の前に並ぶ、このトーナメント戦のために市がドームを貸してくれたのだ…うちの高校の影響力凄い
第1試合
審判「それでは庚塚賢人 対 ○○○○!始め!」
結果…勝利
大和「よくやった!」
賢人「ありがとよ!お前も頑張れよ!」
大和「ああ!」
そうしてトーナメントが続き
審判「第7試合、杉山大和 対 庚塚賢人!始め!」
大和「お互い全力だ!」
賢人「おう!」
「「変身!!」」
お互いに全力を出すため変身をする

62 :Adgjmptw:2024/03/25(月) 03:53:29.45 ID:yrfLBf8GB
奈菜「大丈夫かな…」
女子生徒「なんで?」
奈菜「大和くん、変身が出来ないから、バカにされないか心配で…」
女子生徒「あれ?大和くん、変身出来てない?」
奈菜「え!?」
奈菜は観客席から大和を見る、そこには人の形の雲を後ろに流したようなコスチュームを纏った姿の大和が
体育祭前日
大和「そういやコスチュームどうしよ」
賢人「じゃあさ、霧を身体中から出してコスっぽくすれば?」
大和「それだぁ!」
そして現在…
賢人「いくぞおぉ!」
大和「煙幕噴射!」
大和は能力で広範囲に霧を発生させる
賢人「うお?!見失った!」
客「なんだあれ!」「すげぇ、何も見えねぇ」
霧の中で賢人は周りを見渡す
賢人「くっそ!何処だ…うわ!」
大和「ちっ!当たったけど効果うっす!そしていってぇ!」
賢人「いや結構吹き飛んだぞ!」
大和は霧を使い奇襲を仕掛けたが金属製のコスで防がれる
大和「やっぱ普通の金属と違うか、クソ硬ぇ」
賢人「見えない所から奇襲とかだいぶ鬼畜ぞ」
そうしていると大和に向かって一つの素早い影が向かってくる
大和「?、な!?」ガシィ
飛んできたのは金属バットだった
賢人「当たると思ったんだけど…よ!」
大和「ちょ!うお?!」
すると金属バットは振り上がって戻っていった
賢人「俺からはお前は見えないけどよぉ、俺からは弾幕張れんだ…ぜ」
すると霧の向こうから大量の金属バットが飛んでくる
大和「クソぉ!こっちからは位置がわかんのに弾幕濃すぎて近づけねぇ…」
外からは戦いは見えないがバリア障壁に大量の金属バットが当たる音が響く
客「なんだなんだ!?」「なにがどうなってる!」「こんなワクワクする試合久々だ」
奈菜「大丈夫かな」
女子生徒「ダイジョブでしょ、あいつら頑丈だし」
奈菜「うん…」

63 :Adgjmptw:2024/03/25(月) 04:52:58.56 ID:yrfLBf8GB
一方霧の中
大和「はっ!せっ!やっ!おら!」(見切れるようになったがやっぱいくつか当たる!)
賢人「くっ!オラオラ!」(マズイな見切られてきた…)
戦いが激しくなるにつれお互いに体力を消耗し続けた
賢人「おいおい、霧が薄くなってんぞ!疲れてんのか!?」ゼェゼェ
大和「ちげぇわ、全然当たんねぇから情けじゃコノヤロー!」ゼェゼェ
互いに罵倒しあっているが戦いはさらに激化していく
バゴッ バキッ ドカッ ギャリ
大和「おい!そろそろ終わりにすっぞ」
賢人「そうだな、終わりにすっか」
大和は霧を消す、そうして戦いの跡が露になる
客「あ!霧が晴れたぞ!」「二人共ズタボロだ!」「そろそろ終わりか!?」
奈菜「!、凄い傷だらけ!」
女子生徒「かなりの激戦だったぼいね」
二人は仁王立ちでお互いに向き合う
賢人「やっぱ最後は必殺技だよなぁ!!」
大和「だなぁ!」
お互いに体力の限り力を込める、賢人は今まで放った金属バットをまとめあげ巨大な一つのバットへ
賢人「『全力ホームラン』!!」
大和は身体中に霧を巡らせ、体から少し煙を出す
大和「一気に早くなっぞぉ…『スチームブースト』!!」
そして一気に踏み込み接近する
賢人「うおぉぉ!!」
大和「はぁぁぁ!!」
ドッゴォォォォォ…
巨大な爆音の後静寂に包まれる
奈菜「ど、どうなったの?」
審判「しょ、勝者……杉山大和!」
互いに技を放った時大和のほうが早く賢人にボディブローを当てたためである
大和「やっぱお前すげぇよ!」
賢人に向かって手を伸ばす
賢人「お前もな!」
大和の手を取る、すると観客席から歓声が上がる
客「おぉぉぉ!!」「凄いぞ兄ちゃんら!」「良い戦いだった」
奈菜「よ、良かった…」
控え室
奈菜「二人共!凄い戦いだったよ!」
大和「うわ!ちょ、今臭いだろうから抱きつくな!」
賢人「イチャイチャすんなよ…」
大和「してねぇ!」
賢人「もう数試合したら最終戦だ、頑張れよ」
大和「がってんだ!」

64 :Adgjmptw:2024/03/25(月) 04:58:14.62 ID:yrfLBf8GB
そうして最終戦
女子生徒たち「あ!きたわ!」「カイト様〜!」「こっち見て〜!」
カイト「ふっ」キラ
女子生徒たちから黄色い歓声が上がる、黒石カイト、女子人気が凄まじいボンボン
大和「すげぇなこりゃ」
観客席
賢人「凄い歓声だ」
奈菜「あの人女子の間で大人気だからね」
女子生徒「ねえねえ!奈菜も手を振りなって!めったに見れないよ!」
奈菜「私は良いかな」
女子生徒「えー?!なんで?」
奈菜「確かにイケメンだけど良い噂聞かないんだよね」
女子生徒「確かにね…けどイケメン最高!」
奈菜「正直だね」
賢人「その噂はほぼ本当だな、女子の前では良い顔して男子の前だと腹黒だ」
奈菜「それに!私はさらにイケメンな人知ってるしね」
賢人「これで無自覚なんだぜ信じられん」
女子生徒「本当にね…そういえば、カイト様が奈菜狙ってるって噂知ってる?」
賢人「マジで?」
女子生徒「女子の間じゃこの話題で持ちきりよ」
賢人「ま、こいつは見向きもしないだろうがな」
女子生徒「ね〜」
奈菜「?、どうかした?」
試合場
大和「すげぇ人気だな」
カイト「ふっ、君たちとは違うのだよ」
大和「しゃくに障る話し方だな」
カイト「何とでもいいたまえ」
審判「最終戦!開始!」

65 :Adgjmptw:2024/03/25(月) 05:27:39.83 ID:yrfLBf8GB
カイト「では仕掛けさせてもらおう、『銃火器』」
カイトはスーツのコスに颯爽と変身する
大和「!、拳銃!?」
大和に向けて容赦なく発砲する
奈菜「!、なにあれ!」
賢人「あいつの能力は『武器生成』、武器だけだが好きな種類の武器を好きなだけ作り出せる」
奈菜「もはや無敵じゃない!てかあれ物質系じゃ無いでしょ!」
賢人「あれは物質系だ、自然現象を発生させたりでも物質系になる」
奈菜「だいぶガバガバ!」
その間も発砲は止まない
カイト「どうしたんです?変身しないと反撃出来ませんよ?まあ、高い集中力が要りますが」
大和「なめんな!変身!」
カイト「おやおや大した集中力ですね…でも、近づけなければ攻撃出来ませんよねぇ?」
大和「クソッタレ!」
大和はステージの周りを逃げ回る、するとカイトはサブマシンガンに切り替え発砲を続ける
カイト「さあさあ踊りなさい!」
大和「ムカつくやつ!」
カイト「私は空気中の物質からいくらでも武器を作れるのだよ!さっさと投降したらどうだい?」
大和「やーだね!」
そう話ている間にも発砲は続く
大和(しっかしどうすれば…ん?空気中の物質…微粒子…もしかしたら出来るかも!)
カイト「考え事とは余裕ですね、ですがこれでフィナーレです!」
するとカイトは大量の銃火器を作りだし一斉発射する
賢人「あれは避けられない」
奈菜「大和くん逃げてぇ」
大量の鉛が大和に向かって飛んで行くすると…
大和「不動(アンムーブ)」
大和の前で鉛がピタッと止まった
カイト「な?!なに?!」
賢人「鉛が」
奈菜「止まった…」

66 :Adgjmptw:2024/03/25(月) 05:52:57.09 ID:yrfLBf8GB
大和は小さく笑う
大和「はは、ありがとよ、参考になったぜ」
カイト「何だと…」
大和「お前は『空気中の物質から』と言った、何の物質かは知らねぇがその物質を『固めて』んだろ」
カイト「だからなんだ…」
大和「だから俺は霧…いや『特殊な煙』をその場から『動かない』様にした、そうやって壁を作ったんだ」
カイト「あり得るかそんなこと!」
そう言いながら銃を乱射する
大和「届かねぇよ、それとこんなこともできるぜ?」
そう言うと自分の手元に白色の銃が出てきた
カイト「な!?」
奈菜「同じ能力?!」
賢人「違う、真似したんだ、相手の能力を」
奈菜「え?可能なの?」
賢人「いや似た能力だったからだな」
カイト「はっ!そんなものハッタリだろ撃てるわけ…」
言い終わる前に顔の横を弾が通過する
大和「さあ、これでフェアだぜ」
カイト「クソ!」
そうして銃撃戦が始まった
カイト「こっちの弾は当たらんが相手の弾幕が凄まじい…」
大和「オラオラ!」
そうして数十分後
大和「そろそろ終わりだ『アンムーブ』」
カイト「か、体が動かん!?」

67 :Adgjmptw:2024/03/25(月) 06:48:38.26 ID:yrfLBf8GB
大和「体の周りに煙を纏わせて拘束しているからな」
カイト「クソッタレェェェ」
大和「『スチームブースト』、やっぱ終わりはこれでしょ!」
高速で懐まで潜り込むとアッパーカットを叩き込む
審判「しょ、勝者……杉山大和ぉぉぉぉ」
観客席からの拍手喝采がまきおこる
奈菜「やったやった!大和くん勝った!」
賢人「やりやがった!やっぱすげぇ!」
そんなこんなで残りの競技も終わり、体育祭は無事に幕を閉じた…ちなみにカイトはこの一件で女子からの人気が少し低下した
帰り道
奈菜「本当に凄い戦いだったよ!優勝おめでとう!」
大和「あんがとよ」
奈菜「ま、ケガのし過ぎは目に余ります」
大和「うぐ、す、すまん」
奈菜「なので約束してください」
大和「約束?」
奈菜「絶対にケガをし過ぎない、です」
大和「……わかった尽力しよう」
奈菜「やった!では改めて指切りです」
大和「はいよ」
大和&奈菜「「指切り拳万」」
次の日
賢人「しかし、最強技を手に入れたな『不動』と『武器生成』の二つ」
大和「いや、最強って訳じゃあないな」
賢人「なんでだ?」
大和「『不動』は体力と集中力を大量に消費する先手必須の諸刃の剣だし、『武器生成』も耐久性の面に不安がな」
賢人「それでも武器生成が使えるのはデカイぞ」
大和「確かにな」
奈菜「大和くん、これ約束の」
大和「ああ、あんがとよ」
賢人「なにそれ」
大和「小説」
賢人「お前小説読むのか」
大和「それだいぶ失礼」
賢人「にしてももうすぐ梅雨か、早いな」
大和「人の話を聞けよ、まあ確かにな」

68 :Mi☆コアラ:2024/03/25(月) 12:59:20.25 ID:+z2TlmQqf
アルティメットフィジカルパワー
常に自分のフルパワーを発揮できるが
最大使用時間は3分間さらに使った秒数の2条
最大の疲労感が出る

69 :Mi☆コアラ:2024/03/25(月) 20:48:37.48 ID:+z2TlmQqf
コスチューム?知らないな

70 :Adgjmptw:2024/03/26(火) 18:16:42.60 ID:tgf91evVx
奈菜「髪の毛の手入れが大変なんだよね」
賢人「髪を短く切れば?」
奈菜「ん〜、今の形が気に入ってるからいいかな」
大和「確かに似合ってるな」
奈菜「本当?やった!えへへ…わ!」ツルッ
賢人「あぶねぇ!」
大和「スチームクッション!」
奈菜「おっと!」ポフ
賢人「ナニソレェ」
大和「霧の粒子操作技術の応用、軟性を持たせた」
賢人「万能だな」
奈菜「凄いフカフカだぁ」モフモフ
賢人「武器生成というより『形質形成』だな」
大和「何処まで出来るかさっそく次の授業でやってみるか」
次の授業 能力体育
体育の先生「今回の授業は各々の能力の幅を広げる事だ、頑張ってくれ!じゃ先生はここで寝てまーす…」」
大和「職務放棄が凄い」
賢人「色々やってみようぜ」
大和「まあ、やってみるか…何から始めるか」
賢人「うーん…現実のモノは簡単だろうし架空のものとか」
大和「例えば?」
賢人「如意棒とか」
さっそくつくってみる
大和「出来たぞ、劣化番だけど」
賢人「早ない?劣化って?」
大和「伸ばした分脆くなる」
賢人「あらら、完全模倣は無理か、いや完全に『武器生成』を越えたけど」
奈菜「ねえねえ、何してるの?」
大和「奈菜、こっち来ていいのか?」
奈菜「良いんじゃない自由だし、先生寝てるし」
そこにはコス姿の奈菜がきた、アイドル衣装のような動きやすい姿である
大和「如意棒をつくってた」
賢人「出来た、劣化したけど」
奈菜「凄いね!そういえば黒石くんがあっちの方で睨んでたよ」
大和「マジかよアイツ」
賢人「すっかり妬まれてんな」
奈菜「そういえば、何で劣化したの?」
賢人「伸ばした分脆くなるんだと」
奈菜「だったらその粒子の順列を保ったままにすれば?」

71 :Mi☆コアラ:2024/03/26(火) 21:00:36.91 ID:AV7m2YfPC
能力の工夫?
知らないなー

72 :Adgjmptw:2024/03/26(火) 23:15:12.43 ID:tgf91evVx
賢人「どういうことだ?」
奈菜「その粒子ってやつを操作出来るなら形をそのままにすれば良いんじゃない?」
大和「お前、天才?」
賢人「確かにそのそのとうりだな」
大和「やってみるか、『如意棒』!」
大和の手のひらから如意棒が出てくる
奈菜「おお!」
賢人「どうだ?」
大和「……うし、成功だ」
賢人「さっそくだし、カイトの所まで伸ばして見れば?」
大和「いいね!いくぞ!伸びろ!如意棒!」
するとみるみるうちにカイトの顔の横を通過する
カイト「うお?!ちっ!」
カイトはバレるとそそくさと撤退していった
大和「あ、どっかいった」
賢人「良かったなモテモテだ」
大和「男にモテても嬉ないわい」
奈菜「にしても本当に架空の武器を作れるなんてね」
賢人「お前武器の融合も出来そうだな」
大和「さすがにムズい」
奈菜「それでも凄いよ!」
数日後、梅雨の時期に入る
大和「ついに来たな梅雨が」
賢人「ああ雨ばかりでやになるぜ、そういや奈菜のやつ最近ずっと来てないな」
大和「確かに、家から出てくる所も見たことないな」
賢人「お前家近かったのかよ」
大和「お隣だ」
賢人「近いではなく隣人だった」

73 :Adgjmptw:2024/03/27(水) 00:46:03.35 ID:K+9wwdd4H
大和「さすがに心配だな…」
賢人「見舞いくらい行けばいいじゃねぇか」
大和「いやインターホン押しても反応無くてな」
賢人「マジかよ、家に誰か居ねぇのか?」
大和「父親と一緒に暮らしてるらしい、母親は父親の不倫で離婚したんだと」
賢人「個人情報駄々漏れ」
そうして今日の授業を終え帰路につく、外には雨が降っていた
大和「にしても今日は大雨だな…少し寄ってみるか」
ピンポーン………ザァァァァ
大和「……出ねぇな、帰るか」
大和はモヤモヤしたものをかかえながら家に帰った………数時間後
ドンドンドン
大和「?、誰だこんな夜中に、は〜…い!?」
奈菜「…………」ポタポタ
玄関の引戸を開けるとびしょ濡れの奈菜の姿があった
大和「ど、どうした?」
奈菜(ガシッ)
大和「うお?!」
奈菜「お願い!中に入れて!」
鬼気迫る顔で懇願してくる奈菜、大和は辺りを見渡し
大和「…いいぞ」
奈菜「あ、ありがとう!」
家の中に招く
大和「えーっと、とりあえず風呂、風呂入れ、服は洗濯、着るものは俺の貸す」
奈菜「ありがとう…」
大和は奈菜を風呂に送り出し、部屋着とホットミルクを用意する
大和(なんかアイツ、暗かったな)
奈菜「大和くん、お風呂ありがと」
大和「おう、そこに座りな」
奈菜「うん…」
部屋着に着替えた奈菜を椅子に座らせ、ホットミルクを出す
大和「それで……何かあったのか?」
奈菜「……うぅ」ポロポロ
事情を聞こうとすると奈菜は小さく泣き出してしまった
大和「あああ!わ、悪い!言いたくないなら無理に聞かねぇから…」アワアワ
奈菜「ううん、ちゃんと話すよ…」グスッ
そして奈菜はポツポツと話してくれた、自分の親権を譲るよう母親が裁判を起こしたこと、それにキレた父親が自分を監禁したこと……そして自分が売られそうになったこと
大和「聞いているだけでムカつくぜ」
奈菜「ありがとう、怒ってくれること、それと、助けてくれたこと…大丈夫明日には出ていくから」
大和「出ていっていく宛あるのか?」
奈菜「うっ…」
大和「一時うちに居とけ、匿っといてやる」
奈菜「え…いいの?」
大和「ああ」
奈菜「ありがとう…ありがとう!」ブワァ ポロポロ
大和「ああ、泣くな泣くな、明日は休みだから日用品を買いにいくぞ」
奈菜「う、うん」ズビッ
翌朝
大和「ふわぁ、よく寝た…?味噌汁のいい香りが」
一階に降りるとよれたシャツにエプロン姿の奈菜が
奈菜「大和くん、おはよう!朝ごはんつくったからよかったら食べて」

74 :Mi☆コアラ:2024/03/27(水) 18:26:19.34 ID:r9DDlWhw9
能力のある世界だから人身売買が多いのか?
ちな俺の父の能力超
パワー母の能力筋肉膨張
姉はアクロバティック
脳筋家族だ

75 :Adgjmptw:2024/03/27(水) 21:35:26.35 ID:K+9wwdd4H
>>74この父親がクズなだけです

76 :Mi☆コアラ:2024/03/27(水) 22:51:39.19 ID:r9DDlWhw9
(母方)じいちゃん 無能力
ばあちゃん 軟体
(父方)じいちゃん ハイパービースト
ばあちゃん 浮遊

77 :Adgjmptw:2024/03/27(水) 23:12:55.09 ID:K+9wwdd4H
大和「あんがとよ、いただくわ(朝から眼福)」
奈菜「はい!」
大和「!、この味噌汁うめぇな」
奈菜「えへへ、嬉しい♪」
二人は朝ごはんを食べながら今後の予定を話した
大和「今日は日用品を買いにいくぞ、それと着るもの」
奈菜「何から何までありがとう、何かお礼するよ」
大和「いい、困った時はお互い様だ、ごちそうさん」
奈菜「ご馳走さまでした」
大和「行くぞ、今日まで俺の服貸す」
奈菜「は〜い……たまに洋服借りていい?」
大和「足りなかったら貸す」
奈菜「やった!」
大和「?」
ショッピングモールにて
大和「女は本当に必要なものが多いな」
奈菜「女の子はデリケートなのよ」
大和「そうなのか」
奈菜「そーなんです!」
そうして店を回り……帰宅中
大和「そういやお母さんとは仲良かったのか?」
奈菜「お母さんはいい人だったよ、ほとんど一緒だったと思う」
大和「それじゃあお母さんが裁判に勝てるといいな」
奈菜「うん…あ!バックとか教科書どうしよう……」
大和「親父は家に居るのか?」
奈菜「多分……いる」
大和「よっしゃ取り(盗り)に入るぞ」
奈菜「だ、ダメだよ、捕まっちゃう!」
大和「いや友達(お前)の家にお邪魔するだけだが?」
奈菜「あっ、そっか」
奈菜家の前
奈菜「どうやって入るの?」
大和「二階の窓から」
奈菜「鍵掛かってるよ」
大和「ん」(手のひらから霧)
奈菜「あ〜…」
スーカッチャァ…カラカラ
奈菜「すんなり入れた…出るときあんなに苦労したのに…」
大和「親父の顔一発殴ってきていい?」
奈菜「ダメダメ!(小声)」
大和「ちぇ、じゃあさっそく必要最低限の道具持ってトンズラしますか」
奈菜「うん」
さっさと奈菜が学校のバックに道具を入れ外に出る
奈菜「さっと出れた、後始末も完璧」
大和「取り敢えず、これでバレねぇ」
奈菜「なんだか手慣れてるね」
大和「ガキの頃、イタズラの後始末とかやってたからな」
奈菜「いたずらっ子だったんだ」

78 :Mi☆コアラ:2024/03/27(水) 23:37:27.09 ID:r9DDlWhw9
父ちゃんにもじいちゃんにも勝ったことねえ

79 :Mi☆コアラ:2024/03/27(水) 23:40:09.39 ID:r9DDlWhw9
スレの内容には関係ない番外編建てていいか?

80 :Adgjmptw:2024/03/28(木) 02:06:03.90 ID:p9WRfUoCs
大和「まあいいだろ、帰るぞ」
奈菜「うん!」
翌日奈菜と一緒に学校に行くと心配していた方々から詰め寄られたのは言うまでもない
昼休み、事情説明後
女子生徒「それは…大変だったね…」
賢人「てことは今は大和の家で居候という訳だ」
大和「そういう事だ、そういや牛乳あったか?」
奈菜「確かなかったよ」
大和「じゃあ帰りにスーパーによるか」
奈菜「そうだね、今日の料理当番は大和くんだよ」
大和「そうだな、手を振るおう」
女子生徒「仲が深まってるね〜」
賢人「新婚さんですかコノヤロー」
奈菜「な、なななな///」
大和「いじってやるな…」
女子生徒「しかし、親子問題か…」
賢人「助けてやりたいが裁判だしな…」
女子生徒「親父の方が問題起こせば…」
賢人「何する気だ」
大和「やめとけ」
奈菜「ははは!みんなありがとう!」
数日後…
ドンドンドン!!
大和「うるせぇ!何事だ?!」
奈菜「あ、あああ!お、お父さん…」
大和「!、ついに突き止めて凸してきたか」
島風父「出てこいや!わかってんだぞ!」
奈菜「大和くん、ヤバいよ!お父さん包丁持って来てる…」
大和「………これは丁度いいな、奈菜通報宜しく!」
奈菜「お父さんはどうするの?」
大和「俺が相手する」
奈菜「え」
大和は玄関の扉を開ける
島風父「あ?何のようだガキ」
大和「なんだじゃねぇ、人ん家の扉強く叩くな壊れる」
島風父「しらねぇよ、早く奈菜を出せ」
大和「なんで奈菜が要るんだ?」
島風父「そりゃあ、風○で働いて貰うためだ」
大和「は?バッカじゃねぇの」
奈菜「な、なんで煽ってるの!」
島風父「んだとてめぇ!ぶっ○ろす!」
大和に向かって包丁を持って突っ込んでくる、大和はそれを片腕で受け止める
奈菜「大和くん!」
島風父「は!これで…!」
大和「いやぁ良かったぜ、これで……殴る理由が出来た」プシュー
島風父「?なんだ」
大和「ふっ!」ドゴォ
島風父「ぐぼはぁ」
大和は島風父を殴り飛ばし雨が降る外へ
大和「気絶したか?」
島風父「くっ」
大和「起き上がりやがった!」
奈菜「気を付けて!お父さん強化系なの!耐久力の!」
大和「ほぉ、殴りがいがある」
島風父「ち!不意打ちで倒れるかよ!」
島風父は既に変身していた
大和「頑丈そうだな」

81 :Adgjmptw:2024/03/28(木) 02:10:46.13 ID:p9WRfUoCs
島風父「変身しないとは、煽ってんのか」
大和「変身出来ないんじゃい!」
ゴロゴロゴロ
大和「天気わりぃな」
島風父「何気にしてんだぁ、俺はな特殊意外で倒されたことねぇよ!」
大和「そうか、よ!」
大和は島風父を変身状態で殴る
島風父「ちっ!」ドゴォ
大和「絶えた!?タンクマンかよ」
島風父「はっ、効かねぇよ…うお!」ピシャァーン
すると近くに雷が落ちる
大和「!、弱点教えてくれてありがとさん」
島風父「?、何言ってんだ?お前の能力は煙をちょっとだけ出す能力じゃねえか」
大和「手加減したんだよ、ありがとよ能力の解釈が広がった」
バチバチ…バチバチバチバチ
島風父「?!」
奈菜「な、雷雲?」
大和「雷の原理は知ってるだろ、雲の中の原子がぶつかり合い発電、電気をつくる、それを今ここで再現する!」
島風父「あり得るかよ?!」
大和「あり得るんだよ!『前方放電』!」
島風父「あばばば!…」シュウウウ

82 :Mi☆コアラ:2024/03/28(木) 10:59:23.95 ID:Z+SRL7Bwm
ちなみに能力使えば空飛べるで

83 :Adgjmptw:2024/03/28(木) 20:56:38.43 ID:Qk6mEXzSv
数分後に警察到着

84 :Mi☆コアラ:2024/03/28(木) 21:29:37.65 ID:Z+SRL7Bwm
そもそも高校生で風〇てだめでしょ

85 :Adgjmptw:2024/03/28(木) 22:17:41.30 ID:Qk6mEXzSv
警察官「大丈夫ですか?」
奈菜「はい、大丈夫です」
大和「僕も大丈夫です」
警察官「良かったです、それで犯人は?」
大和「ここです」
電気で痺れて倒れている島風父を指差す
警察官「…これは誰が」
大和「俺っす」
警察官「何故?」
包丁が刺さった腕を見せながら
大和「正当防衛になるっすか」
警察官「ま、まあなるぞ、痺れているだけだからな」(困惑)
大和「なら良かったす」
その後島風父の身柄と大和の腕に刺さった包丁を警察に引き渡した
大和「…取り敢えず一件略着…だな」
奈菜「…………」
警察が帰った後奈菜に治療して貰っていた
奈菜「約束、守ってて言いましたよね」
大和「……すいません」
奈菜が包帯を巻き終えると
奈菜 ポカポカ
大和「な、奈菜?」
奈菜「大和くんが傷付くのが嫌なんです…なのでやめてください」
大和「うっす…」
その数日後、この事件が決め手となり奈菜の母親が裁判で勝利、奈菜は母方に引き取られたが今も近くに住んでる
賢人「しかしどうにかなってよかったな」
大和「俺は奈菜に説教食らったがな」
奈菜「それは約束破った大和くんが悪いです」
大和「悪かったて」
女子生徒「どうにかなってよかったね」
奈菜「それで大和くん大怪我したんだよ!」
女子生徒「惚れてるね〜、告ったん?」
奈菜「し、してないしてない!まだしてないって!」
女子生徒「『まだ』〜?」
奈菜「あう〜///」
賢人「そういやお前名前なんだ?」
女子生徒「私?私の名前は橋本葵です、改めてよろ!」
賢人「よろ!」
大和「軽!」
賢人「そういやお前また能力拡張されたらしいな」
大和「『属性追加』だな、様々な属性や性質の追加だと」
葵「例えば?」
大和「雷を起こしたり、発火させたり、腐敗させたりと色々だ」
賢人「最強が更にパワーアップしたな」
奈菜「出来ないこと無さそうだね」
大和「まだまだ奥が深いワケわからん能力だ」
葵「そうだ!問題解決祝いにゲーセン行こ!」
賢人「いいね!」
奈菜「いいよ」
大和「OK」
葵「それじゃあレッツゴー!」

86 :Mi☆コアラ:2024/03/28(木) 22:25:38.63 ID:Z+SRL7Bwm
無能力のじいちゃんは剣道の指導やってる

87 :Adgjmptw:2024/03/30(土) 01:10:43.23 ID:QhAOx/uGQ
ゲーセンにて
葵「なにからする?」
賢人「やりたいやつあるからそれからでいいか?」
葵「いいよ!」
奈菜「何するの?」
賢人「これだ!」
パンチングマシーンに手をおく
賢人「能力測定では負けたが素のパワーはどっちが上か勝負だ、大和!」
大和「いいぜ、やってやる!」
葵「マックス500だね」
奈菜「二人とも頑張れー」
賢人「まず俺から…オラァ!」
テルテルテルテル…テン!294
賢人「どーよ!」
奈菜「おー」
葵「中々の数値だね」
大和「次、俺だな…ハッ!」
テルテルテルテル…テン!329
賢人「ま、負けた…」ガクッ
奈菜「凄い!」
葵「おー」
大和「次何する?」
奈菜「じゃああれ!」
大和「リズムゲーム?」
賢人「二人プレイ用らしいな」
葵「そうだ、男子対女子で勝負しようよ」
賢人「いいぜ!手加減しねぇぞ」
葵「望むところよ!」
奈菜「燃えてるね」
大和「だな」
葵「はい!まずあんたらから!」
大和 対 奈菜 リズムゲーム 結果 奈菜勝利
賢人「何やってんだ大和!」
葵「大和もうまくやったよ、奈菜が異常に上手かった」
奈菜「私、リズムゲーム好きなんだ♪」
大和「参りました…」
賢人「しょげてられるか!次!」
葵 対 賢人 射的ゲーム 結果 賢人勝利
奈菜「まあ、だよね」
大和「大人げねぇ…」
賢人「勝てばいいんだよ」
葵「!、まだまだぁ!」カッチーン
大和 対 葵 クレーンゲーム 結果 大和勝利
葵「うっそー?!」
大和「俺はクレーンゲームかなりやり込んでるぞ」
奈菜「そういえば大和くんの部屋、クレーンゲーム景品のエアガンあった」
賢人「やりそう」
葵「悔しい!次ぃ」
奈菜 対 賢人 格闘ゲーム 結果 奈菜
賢人「えー!?」
奈菜「私、ゲーマーですよ」
大和「そういや一緒にゲームやったときクリアスコアえげつなかった」
葵「ちゃっかり互いに惚気かぁ」
大和「?」
賢人「いやぁ、ラストォ!」
大和&賢人 対 奈菜&葵 レースゲーム 結果 大和&賢人
葵「負けたぁ」
奈菜「レースでカーブに差し掛かった時大和の目凄かった、レーサーの目」
賢人「さすがにビビったぜ」

88 :Mi☆コアラ:2024/03/30(土) 15:10:55.11 ID:a8i5YFhu5
前やったら壊しちゃった

89 :Adgjmptw:2024/03/30(土) 23:00:07.09 ID:V9iqBJU1Y
大和「本当か?」
賢人「ああ」
葵「そろそろいい時間だね、そろそろ解散しよっか」
奈菜「そうだね」
賢人「そうだ!明日よ、一緒に登校しようぜ」
大和「俺はいいぞ」
奈菜「私も、いいけど葵ちゃんは?」
葵「駅から向かうよ」
賢人「じゃあ、また明日な」
大和「じゃ」
奈菜「またねー」
葵「また明日」
翌朝
奈菜「あ、大和くんおはよう、賢人くんも」
賢人「俺はオマケか」
大和「おお、おはよぉ、あ、葵も来たぞ」
葵「私が最後かな、おはよう」
賢人「おはようさん、そんじゃあ向かうか」
大和「急がなくていいのか?俺がここに来るとき時計の時間ギリギリだったけどよ」
賢人、葵、「え?」
奈菜「なんだか見覚えある光景…」
二人が腕時計を見合わせる
賢人「まずい…」
葵「やっば…」
大和「遅刻しそうか?」
奈菜「遅刻しそうなの?」
葵「そうだよ!ヤバいよ」
賢人「ヤベェヤベェヤベェ!」
大和「そんじゃ、急ぎますか」
そう言うと能力を発動する
奈菜「そうまね、急ごう!」
奈菜も同じく能力を発動する
賢人「まて、お前ら二人はいいが俺らどうする、遅刻確定だぞ」
葵「私の能力『偵察』だから、移動に役立たないし」
大和「仕方ない、ぶっつけ本場!『筋斗雲』!」
手をかざすと手から霧を出し、雲の形にまとめる
大和「これに乗ってく」
賢人「筋斗雲だスゲェ」
葵「確かにスゴ…けど車とか無理なん?」
大和「さすがにムズい」
奈菜「まあまあ、さっさっとの乗ろう」

90 :Adgjmptw:2024/03/30(土) 23:29:43.78 ID:V9iqBJU1Y
皆が乗るとピューと飛んで行く
賢人「おお!飛んでる!」
葵「高っ!ムリ!」
奈菜「葵ちゃん高いの苦手なんだ」
大和「そろそろ下りるぞ、口閉じてな、舌噛むぞ」
そうして下駄箱前に降りてくる
賢人「空中散歩楽しかったな」
奈菜「良い景色だったなあ、葵ちゃん大丈夫?」
葵「今度から低い高さでお願いします」
大和「もう乗らないとは言わないんだな」
奈菜「あ!ホームルーム始まる!急ご!」
大和「そうだな、走れぇ!」
賢人「ウオォォォ」
葵「なあぁぁぁ」
結果皆な遅刻せずにすんだのでした……数日後、梅雨も明け方一大イベントが始まろうとしていた
担任「今日はいよいよ、サポートウェポン……いわゆる変身後の武器制作に取りかかります、これにより戦いの幅がさらに広がるでしょう」

91 :Mi☆コアラ:2024/03/30(土) 23:35:55.03 ID:a8i5YFhu5
クラウチングマッハ

92 :Adgjmptw:2024/03/31(日) 00:09:23.38 ID:jbK4IbpRK
男子生徒「とうとうきたか」男子生徒「だな」 女子生徒「どんな型にする?」女子生徒「えー、やっぱり……」
グラス中は賑わっていた
担任「そこで今回、サポートウェポン制作科の方々と協力して制作して頂きます、担任のサウジーナさんお願いします」
担任「えー、私はこの学科を担当している、よろしく頼むよぉ」
大和、賢人除く男子生徒(ウオォォォ、ボインだ、ドカンだ、ダイナマイトだぁぁ)
大和(尻がデケェ…)
賢人(胸デッカ)
女子生徒たち(これだから男子は)
サウ先「ではさっそく武器のタイプを決めて貰うよぉ、武器のタイプは3種ある」
サウ先「近距離タイプ、遠距離タイプ、そして特殊タイプだ、遠近は言わずもがな特殊タイプとは能力の指向性や増幅などちょっと変わった使い方の武器の事を差す、ちなみに武器タイプは私の生徒たちがそれぞれ担当しているよ、では!頑張ってくれたまえ」
男子生徒「あれ?サウ先はしないんですか?」
サウ先「生徒のやりたいことに口出しするのは野暮ってもんだろぅ」
男子生徒たち(考え方カッケェ)
大和「俺たちは何タイプにするか」
賢人「俺は特殊タイプかな」
奈菜「私は遠距離タイプかな、体力や筋力が近距離不向きだし」
葵「私もかな、能力的に遠距離向けだし」
大和「ヤッベ決まって無いの俺だけ?」
賢人「だってお前自分で武器つくれるしな」
担当「ちなみにやること無い人は読書感想文を書いていて下さい、既に一人います」
賢人「誰だろ」
大和「あいつだろ、カイト」
奈菜「あー…」
葵「逃げてるところを捕まったんでしょう」
大和「てか読書感想文とかやだ!なんか決めねぇと……俺、特殊タイプに行ってみるわ」
奈菜「何で?」
大和「戦いによるエネルギー消費を抑えたくてよ」
葵「上手いこと理由考えたね」
大和「ある意味切実な悩みだったしな」
賢人「そんじゃ、各々開発頑張るか」
3人「ガッテン!」

93 :Mi☆コアラ:2024/03/31(日) 16:16:59.19 ID:Um8uNg93i
結論全部鍛えればよくね
手か素手でよくね

94 :Adgjmptw:2024/03/31(日) 21:59:12.50 ID:jbK4IbpRK
特殊技術開発室にて
大和&賢人「………」
担当者「な、何ですかぁ?」
大和(ちっせぇ)
賢人(ちっちゃ)
指定された所に着き扉を開けた二人は驚いていた、そこには小学生位の背の女の子がいたのだ
担当者「…今ちっさいて思いましたねぇ」
賢人「ごめんなさい」
大和「さーせん」
担当者「少しは否定してほしいですねぇ、これでも貴方と同い年ですよぉ」
賢人「えー!」
大和「そっすか」
担当者「噂の君は反応薄いですねぇ、申し遅れましたぁ、私の名はサウジーナ·リボンだよぉ、好きなように呼んで貰ってかまわないよぉ」
賢人「リボンちゃん!」
大和「リボンさん」
リボン「元気な君はバカにしてないかい?まあいいか、それで武器の要望はあるかい?」
賢人「俺は金属を生成する能力を活かせる武器ってあるかな」
リボン「それ自分で作ればいいじゃないかぁ」
賢人「えー…確かにそうだが…」
大和「なぁ、蛇腹剣とかつくれるか」
リボン「つくれるが何故蛇腹剣を?」
大和「力はあるが、腕を怪我してしまうし、武器をつくるにしても形が安定しないし体力を消費するからな」
リボン「なるほどねぇ」
大和「それと紐の部分をチューブにして剣の切れ目に穴を開けそこに繋げてくれ」
リボン「要望が多いねぇ、けど具体的でありがたいよぉ」
賢人「俺のは?」
リボン「もう少し意見を固めてほしいねぇ」
賢人「はあい」
数日後……
大和「どうだ」
リボン「出来てるよぉ、試してみてくれぇ」
大和「あいよ」
剣を握り試しに使ってみるとあり得ない軌道を描き曲がる蛇腹剣が
大和「良い仕事するね」
リボン「!、は、初めて使ったんだよねぇ」
大和「ああ、霧の噴出力を使って軌道制御する仕組みだよ」

95 :Mi☆コアラ:2024/03/31(日) 22:33:27.79 ID:Um8uNg93i
メリケンサックあれば十分だ
遠距離も投げればいいし

96 :Adgjmptw:2024/04/02(火) 00:10:39.88 ID:tsO6jX+kN
リボン「君の発想には驚かされるねぇ」
大和「だな、武器の開発元には感謝だぜ」
リボン「おやおや、ありがたいねぇ」
賢人「おっはー、リボンちゃん出来てる?」
リボン「その呼び方やめてほしいねぇ、まあ出来てるよぉ」
賢人「サンキュー」
大和「何つくってもらったんだ?」
賢人「この2つだな」
その手には金属バットと謎の小瓶がにぎられている
大和「金属バットはまだしもその瓶の中身なんだ?」
賢人「体力の回復薬、アドレナリン薬剤と自己回復促進剤が入ってる」
大和「最高にハイッ!!になるのか」
賢人「そんな強くないわい」
リボン「要望に応じて薬の強さを変えられるよぉ」
大和「お前薬学にも成通してるのかよ」
リボン「私につくれないものはあんまりないよぉ!」
賢人「改めて凄いな」
ガラガラ…
奈菜「大和くん!武器開発どう?」
葵「二人ともおひさ〜」
大和「よう、奈菜!そっちはどうだ?」
奈菜「ふふん!」
葵「出来てるよ」
二人は武器を取り出す、奈菜はサブマシンガン二丁、葵はスナイパーライフルを持っている
大和「おおー!」
賢人「随分物騒だな」
葵「ゴム弾仕様だっての」
奈菜「私の能力で滑りながら攻撃するならばらまくほうが良いって」
葵「私は『偵察』だから護身用、援護なら任せなさい!」
リボン「君たちは賑やかだねぇ」
葵「え!何このちっちゃい子!可愛い!」
奈菜「えっと…同い年だよね」
リボン「そうだよぉ!失礼だねぇ!」
葵「この子着せ替えのしがいがありそう」
リボン「人を着せ替え人形みたいにするのはやめてほしいねぇ!」

97 :Mi☆コアラ:2024/04/02(火) 11:09:17.44 ID:t2kX3PPIP
砲丸

98 :Adgjmptw:2024/04/02(火) 23:14:04.26 ID:+HZtTpPv5
奈菜「葵ちゃん、リボンちゃん嫌がってるからやめたげて」
葵「えー着飾らせたい!」
大和「話題を変えようか、リボンは何の能力を持ってるんだ?」
リボン「わ、私の能力は『開発』だねぇ、その名の通り自分が理想とするものを作り出す能力だよぉ」
奈菜「へー、例えばどんな事が出来るの?」
リボン「それなら見てもらったほうが早いねぇ」
そう言うと机の上にあったボールペンと空のフラスコに手をかざし、能力を発動しるとペンとフラスコが融合しガラス製のボールペンが出来上がった
リボン「まっ、ざっとこんな感じだねぇ」
賢人「これ本当にガラス製なのか?」
リボン「本当だねぇ、試しに地面にそのペンを落としてみたまえよぉ」
賢人は手に持ったペンを落としてみる、そして地面に触れた瞬間にガラスが割れた音と共にペンは粉々に砕け散った
葵「おー!」
大和「スゲェな本当にガラス製だ、てことはこの剣とか賢人の金属バット、回復薬もその能力で作ったのか!」
リボン「そうだよぉ、変身してないからこの程度だが変身すれば本当に何でもつくれるかよぉ、素材が要るがねぇ」
葵「素材って?」(落ち着いた)
リボン「ついさっきのボールペンとフラスコみたいなものだねぇ、後この能力は補助だけで殆ど実力だねぇ」
大和「こりゃあ心強いぜ」
リボン「ありがたい言葉だねぇ」
葵「あ、そろそろ次の授業の時間だよ」
賢人「マジか、そろそろ戻らないとなー」
大和「そうだな、戻るか」
奈菜「だね!」
大和「じゃっ!」
四人組は早足で技術室を出ていった
ガラガラ…ピシャ
リボン「………また一人だねぇ……」ボソッ
ガラガラ
リボン「!」
大和「今日の昼休みここに来るからな!」
リボン「な、何でだい!?」
大和「?、一緒に飯食おうぜ、ヤッベ!急ご、またな!」
ガラガラ…ピシャ!!
リボン「…プッ、本当に変わっているよぉ、君は」
昼休み…
賢人「珍しいな、俺たち誘って飯なんて、しかも教室以外で」
奈菜「面倒くさがって教室で済ませるもんね」
葵「あー、だから毎日教室だったの」
大和「良いだろ別に、付いた」
技術室の扉を開ける
大和「リボン、いるか?」
リボン「!、待っていたよぉ、好きところに座りたまえよぉ」
奈菜「やっほ、リボンちゃん」
葵「ついさっきはゴメン、けどやっぱ着飾らさせて!」
リボン「それはゴメンだねぇ」
賢人「他にも発明品を見せてくれ!」
リボン「時間があったら構わないよぉ」

99 :Adgjmptw:2024/04/03(水) 00:02:48.60 ID:FLaWYA0k5
数日後
体育担任「今日は開発した武器を使った模擬戦だ、自由にやって構わないぞ、武器は壊しても構わないが大切に扱えよ、じゃ先生はこの辺でTikTok見てますので」
賢人「あの時(体育大会)の再戦しようや」
大和「上等だ、奈菜、葵、審判頼む」
奈菜「いいよ」
葵「オッケー」
大和と賢人は変身して戦いの準備をする
葵「どっちが勝つと思う?」
奈菜「私は大和くん、能力も進化したし」
葵「私は賢人かなぁ、回復手段あるし」
リボン「それはわからないよぉ」
葵「!?」ビクッ
奈菜「リボンちゃん来てたの!?」
リボン「担任の話を聞いていないのかい?しばらくは君たちの学科と技術開発学科は合同で授業する事になったよぉ」
奈菜「そうなんだ、改めてよろしくリボンちゃん」
葵「よろしくねー、そういえば何でわからないの?」
リボン「実力が拮抗しているからだねぇ、大和くんは能力の進化があったが、賢人くんの能力の応用力、そして回復手段、どちらがかつか分からないよぉ」
奈菜「倫理的な視点だね」
大和「準備出来たぞ!」
賢人「こっちもOKだ」
葵「わかった!」
奈菜&葵「よーい…始め!」
大和「今回はこっちから、だ!」
賢人「ならば答えよう、か!」
蛇腹剣と金属バットぶつかり合う、衝撃で火花が散る
大和「オラ!」バンバンバン
霧から銃を生成し賢人に向けて発砲する
賢人「うお!あっぶねぇ、な!!」
後ろに跳びながら金属の柱を飛ばす
ガンガンガン
賢人「!!」
大和「俺も成長してんだぞ」
飛んできた鉄柱を蛇腹剣を伸ばして全て受け止めていた
賢人「そういやお前、霧の粒子を操作できるんだっな」
大和「わすれてんなよ、な!」
蛇腹剣で鉄柱を弾き飛ばし、賢人に斬りかかる
奈菜「本当に斬っちゃダメだからね!」
大和「わあってるよ」
賢人「お前もわすれてんな」
斬りかかる寸前で蛇腹剣が停止する
大和「う、ご、かねぇ!」
賢人「俺は金属操作できんだぜ!」
賢人は大和に向けてバットを振り下ろす
ガキィ!
賢人「ありぃ?!」
大和「『不動』(アンムーブ)、その場から動かねぇなら楽だ、な!」
賢人「ぐほぉあ!」
大和は蛇腹剣から手を放すと賢人に寸胴を叩き込む

100 :Adgjmptw:2024/04/03(水) 01:35:06.08 ID:FLaWYA0k5
賢人「カハッ、中々効くじゃねぇか、大和ぉ!」
大和「内破壊の技術、大会終わった後練習したんだよ!」
賢人「そうかよ、だが、その油断が命取りだ、ぜ!!」
その直後さっき弾いた鉄柱が動きだし大和の背中を直撃した
大和「ぶへぁ!」
賢人「よっしゃ!」
大和はその場に軽く膝をつく
賢人「油断大敵だぜ?」
大和「そうだなぁ、早いが新技ぁ、『属性追加』!落雷!」
すると賢人の近くに雷鳴を轟かせ雷が落ちた
賢人「うお!」
大和「まだまだいくぜぇ!発火!」
今度は火花が散り、炎が上がる
賢人「アッツ!!」
大和「その鎧暑そうだなぁ、早く脱いだらどうだぁ?」
賢人「嫌だね十分涼しいわ!」
大和「そうかよ、次がラスト!腐敗!」
辺りに銅色の霧が発生したかと思うと周囲の金属や鎧がボロボロになり始めた
賢人「な、なんだぁ?!」
大和「属性追加を獲得した時に最初から使えた能力だ、これでお前の鎧は役にたたねぇな!」
賢人「良いじゃねえか、白兵戦だ!」
大和「やってやるよ!」
賢人「うおおお!」
大和「はぁぁぁ!」
数分後…
大和「ハアハア、中々頑丈じゃねぇか」
賢人「グビグビ、ぷはぁ!お前もなぁ!回復薬無くなったぞ!」
大和「最後はやっぱ必殺技で…」
賢人「そうだなぁ、これで…」
奈菜「わー!ストップ!ストップ!」
葵「はーい、二人とも落ち着けー」
リボン「いやぁ、いい試合だったよぉ、開発の参考になったねぇ」
奈菜「それでは大和くん…」大きめ絆創膏ペタペタ
大和「はい…」
奈菜「また無茶な戦い方しましたね」包帯クルクル
大和「スイマセン…」
奈菜「なので罰を与えます」
大和「ゴクン…」
奈菜「えい!」
大和「ふあっ?!」
そう言うと奈菜が大和の首もとに抱きつく
賢人「な?!」
葵「おやおや〜」
リボン「ほ〜う」
大和「な、奈菜さん?何を…」
奈菜「罰として大和くんが一番恥ずかしがりそうな事をします!」
大和「それがこれ!?」
奈菜「はい!」
大和「これって奈菜が一番恥ずかしくねぇか?」
そして奈菜は顔を真っ赤にして手を放す
奈菜「ご、ゴメン…ナサイ///」
大和「い、イエ…」
賢人「な〜に見せつけてくれちゃってんの、あっちで技の練習しようぜ」
大和「け、賢人!?」
葵「奈菜ちゃんはこっち、詳しく事情聴取させてもらうよ〜」
リボン「なかなか面白いモノを見せてもらったよ」
奈菜「あううう///」

101 :Adgjmptw:2024/04/03(水) 01:36:06.25 ID:FLaWYA0k5
キャラクターの質問受付中

102 :Mi☆コアラ:2024/04/03(水) 19:09:00.21 ID:4tsduz4HO
変態とうちゃん
能力何

103 :Adgjmptw:2024/04/03(水) 20:56:02.05 ID:FLaWYA0k5
耐久強化

104 :Mi☆コアラ:2024/04/03(水) 21:01:59.24 ID:4tsduz4HO
能力て遺伝するの?

105 :Adgjmptw:2024/04/03(水) 21:30:12.92 ID:FLaWYA0k5
大和「奈菜のやつ自分でやっておいて何で真っ赤だったんだ?」
賢人「聞いてやるな」
大和「?」
賢人「まあまあ、武器も壊れなかったし」
大和「耐久力の強化オプション付けてくれたんだろ感謝だ」
賢人「言い換えればもの使いが悪いと思われてる」
賢人「確かに」
大和&賢人「はははは!」
二人が大笑いしてる時、不適な影がちらつく
???「……」
賢人「大和!後ろ!」
大和「!?」
カイト「大和ぉ!覚悟!」
空中から斬りかかってくる、女子がいないタイミングを狙ったようだ
大和「蛇ノ絡メトリ」
カイト「な、なんだ!?うわ!」
大和が蛇腹剣を振るうとカイトを取り囲む様に伸びると一気に縛り上げる
カイト「はーなーせー」
賢人「大和ぉ、こいつどうする?」
大和「どーすっかなぁ」
一方女子サイド
葵「な〜なちゃん、詳しく聞かせてほしいな♪」
リボン「私も気になるねぇ」
奈菜「も、もうやめてよぉ二人ともぉ…」
こちらでは奈菜への尋問会が開かれていた
葵「ねぇ、実際大和のことどう思ってんの?」
リボン「確かにどうなんだろうねぇ」
奈菜「うう、言わなきゃダメ?」
葵&リボン「ダメ♪」
奈菜「か、カッコいいと思うし、実際二回も助けてもらったから、す、好き、だよ」
リボン「なら告白してしまえよぉ」
奈菜「それで振られたら怖いから告白しないんだよ!!」

106 :Adgjmptw:2024/04/03(水) 21:31:35.89 ID:FLaWYA0k5
>>104
派生か遺伝、奈菜の場合は母の能力の強化遺伝、奈菜母の能力は

107 :Adgjmptw:2024/04/03(水) 21:32:02.60 ID:FLaWYA0k5
滑走

108 :Adgjmptw:2024/04/03(水) 21:33:48.42 ID:FLaWYA0k5
父の能力と融合して潤滑になった、切る攻撃以外無効する

109 :Mi☆コアラ:2024/04/03(水) 22:18:05.43 ID:4tsduz4HO
アルビダみたいな感じ
じこれもあながち間違えじゃないのか
父 能力超パワー 母 能力筋肉膨張
       ↓
シュウ アルティメットフィジカルパワー 姉 アクロバティック

110 :Adgjmptw:2024/04/03(水) 22:47:11.39 ID:FLaWYA0k5
葵「だけど大和のやつ好きでもなかったらあそこまでしなさそうだけど(奈菜父襲撃事件より)」
奈菜「だけど大和くんいい人だし他の人にもすると思う」
リボン「いやいやそれはないだろぉ、確かに親切だがねぇ」
奈菜「ほーらー」
リボン「自分の怪我も厭わないのは無いと思うねぇ」
葵「やっぱり告白しなよ〜」
奈菜「ムリムリ〜、私脈無しだよぉ」
そして男子側
カイト「大和貴様ぁ、俺に恥をかかせた挙げ句狙ってる女の子にハグされるなんて…ムキー!」
不意打ちして捕まったやつが切れ散らかしていた
大和「体育大会の時の噂は本当だったんだな」
賢人「にしてもキレかた凄いな、マジギレやん」
大和「うるせぇしぶっ飛ばすか」
賢人「そうすっか」
そうして大和は大砲をつくりだすとカイトを詰める
カイト「な、何をす…ぶ!」
賢人「着火オッケー!」
大和「着火確認!発射ぁ!」
ご丁寧に先生のいる方向に飛ばしてやった
賢人「そういや、大和、奈菜ちゃんのことどう思ってんだ?」
大和「奈菜のことか?いいやつ」
賢人「違うそうじゃない、こう…恋愛的な意味で」
大和「あ?!え!?お前あいつ好きなん?」
賢人「ちげぇよ、お前がどう思ってるか」
大和「それゃあ可愛いし、性格もいいし、人気だと思うぞ」
賢人「告白しようとか思うか?」
大和「告白か?ムリだ、振られるのがおちだ」
賢人「そんなこと無いと思うぞ」
大和「俺に惚れる要素無いじゃん」
賢人「マジかよお前」
大和「?」

111 :Mi☆コアラ:2024/04/03(水) 22:59:42.20 ID:4tsduz4HO
アクロバティック 身体を一時出来に軽くし身体能力が抜群にずば抜ける

112 :創る名無しに見る名無し:2024/04/03(水) 23:06:15.11 ID:4tsduz4HO
そういえば無能力ているの?

113 :Adgjmptw:2024/04/03(水) 23:16:17.71 ID:FLaWYA0k5
>>112無能力者は世界人口の4割

114 :Mi☆コアラ:2024/04/03(水) 23:18:51.60 ID:4tsduz4HO
男強制参加
無能力者きつww

115 :Adgjmptw:2024/04/03(水) 23:23:49.52 ID:FLaWYA0k5
>>114無能力者はだいたい普通科、能力持ちは変身科

116 :創る名無しに見る名無し:2024/04/03(水) 23:24:15.54 ID:4tsduz4HO
あーね

117 :Mi☆コアラ:2024/04/03(水) 23:52:11.78 ID:4tsduz4HO
高校?の名前って何

118 :Adgjmptw:2024/04/03(水) 23:55:17.11 ID:FLaWYA0k5
>>117鈴木山高校

119 :Adgjmptw:2024/04/04(木) 00:11:05.25 ID:BBQjcIa/t
尋問会数分後、授業後
葵「賢人、どうだった?こっちは手応えアリだけど」
賢人「ダメだありゃ、クソボケかましてる」
葵「あらゃ、本当?どうしよう」
リボン「二人が話してる時に背中押してズキュウゥゥゥゥンすればいいじゃぁないかねぇ」
葵&賢人「その行方を見るのが面白いの(んだよ)!」
リボン「君たちもなかなかお似合いだねぇ」
数日後、季節は夏へと変わり暑い日が続くある日事件が起こる…
賢人「熱盛!!」
奈菜「暑いね」
葵「暑い」
リボン「まさか学校中の空調がイカれるなんてねぇ、溶けてしまいそうだよぉ」
賢人「誰かアイス買ってきてくれ」
葵「残念だったね、売店のアイスは売り切れよ」
奈菜「そんなぁ」
賢人「じゃあ窓開けようぜ」
リボン「今は無風だよぉ、窓開けても暑い日射しだけだねぇ」
大和「奈菜、こっち」
奈菜「?、どうしたの」
椅子に座った大和が奈菜を呼ぶ
賢人「リボンちゃん、扇風機つくって」
リボン「素材が無いねぇ、モーターがないからねぇ」
葵「どうしよぉ、そういえば奈菜は?」
賢人「確か大和に呼ばれてあっちに…」
奈菜「あ〜♪涼しい♪」
リボン&賢人&葵「!!」
賢人が指差す先には日陰で涼んでいる、大和と奈菜の姿が
賢人「大和ぉ、とうとう暑さで狂ったか?」
葵「奈菜もどうしたの?大丈夫?」
リボン「そうだよぉ、何でそっちに…!これは、風?」
賢人「は?」
葵「今無風よ、そんなわけ…涼しい」
大和「冷たい霧出して温度調整しながら、霧の粒子を四散させて動かす、するとあら不思議、天然クーラーの出来上がりだ」
賢人「マジかよ俺も俺も」
次の授業中これをした結果、『あのクラスの空調が直った』と噂がたち人が殺到する事態になった
翌日…
葵「にしても昨日は大変だったね」
賢人「人が押し寄せてすし詰め状態だったしな」
大和「その後先生に『今後壊れたらヨロシク!』って言われた時にはさすがにキレた」
葵「なんてキレたの」
大和「『だったらはよクーラー直して下さい』」
賢人「www」
葵「そういえばもうすぐ夏休みね」
賢人「色んなイベント行きたいよな」
葵「そうねぇ、夏祭りはそうだけど海も行きたいね」
賢人「だな」
大和「そういや奈菜は?」
葵「奈菜?ああ、確か屋上に呼び出されてたわよ」
大和「誰に?」
葵「カイトよ、ま、フラれて終わりでしょうけど」
そんな話を窓辺でしていると、外から声が聞こえる
賢人「おい、窓辺からあいつらの声が聞こえるぞ」
大和「そういやここ三階だったな」
葵「どうせだから、カイトがフラれるところ聞かない?」
大和「いいね!」
賢人「グレート!」
葵「ほっんとあいつのこと嫌いなのね」
窓辺から聞こえる声

120 :Adgjmptw:2024/04/04(木) 01:17:10.73 ID:BBQjcIa/t
カイト「好きだ!俺に似合う女の子は君しかいない!」
奈菜「ご、ごめんなさい!私、す、好きな人がいるので」
窓辺葵「あいつ盛大にフラれてやんの」
窓辺賢人「ざまぁww」
窓辺大和「………」(なんかモヤモヤすんな…)
カイト「そ、そんな!その好きな人とは誰ですか!」
窓辺葵「おやおや」
窓辺賢人「面白いもの聞ける」
奈菜「そ、それは…大和くんです…」
窓辺葵「うおおお!キタァァァァ!」
大和 ガタッ(椅子からずり落ちる音)
窓辺賢人「大和ぉ?!」
カイト「よ、よりによってあいつか!クッソォ!」
奈菜「すいません、なので失礼します」
窓辺葵「ああらあら」
窓辺賢人「プライドボロッボロ」
窓辺大和「…やな予感」
カイト「な、なぜ!」ガシッ(奈菜の腕を掴む)
奈菜「は、放して下さい」
カイト「なぜあいつなんだ!」ガッシャン(屋上の柵に当たる)
奈菜「放して!」
葵「奈菜に何をしてんの!私屋上に行ってくる!」
賢人「ま、待て俺も行く!」
大和「………」
カイト「なぜ、何故!」
バキン!
奈菜「は、放し…キャアアアア!」
葵「奈菜!」
賢人「カイトてめぇ!」
カイト「お、俺は悪くねぇ!」
大和「!」
その瞬間一つの人影が下から飛び出す
奈菜「?、や、大和くん?!どうして!?」
大和「よ、悪いが話を聞かせてもらったんでな、期待に応えないのは野暮だろ」
奈菜「だ、だけど大和くんがぁ…」
大和「そんな心配すんな、大丈夫」
奈菜「大和くぅん…」
大和(クッソ!この速度じゃ霧の生成が間に合わない、もっと力があれば、俺に力が…)
「大切な人を守れる力が!」バキバキバキ
奈菜「!」
ドグォン
鈍い激突音が学校中に響く…そしてあの二人が真っ先に降りてくる
賢人「大和!」
葵「奈菜ちゃん!大和!」
奈菜「うう、は!や、大和くん!」
大和「うおぉ、ビックリした!タヒぬかとおもっ…うお!?奈菜!大丈夫か?」
賢人「大和大丈…その姿なんだ!?」
そこには謎の金属の結晶を纏った大和と大泣きの奈菜の姿が
葵「二人も!大丈…何その姿!」
大和「葵、それ二回目」
奈菜「や、大和くん、無事でよかっだぁぁぁ」ギュ
大和「な、奈菜!?だ、抱きつくな、はずい!」
奈菜「無事でよがっだああああ!」ギュー
その後先生たちがやって来て大和と奈菜は保健室へ、カイトは親御さんと校長室へ呼び出された

121 :Mi☆コアラ:2024/04/04(木) 09:33:08.23 ID:Lv4HJ3L8P
鈴木海高校 普通科 2年1組9番白神シュウ
誕生日9月30日
好きな食べも テリヤキチキンバーガー ピンモン
嫌いな食べ物 プロテイン 紅茶
能力:アルティメットフィジカルパワー
体育以外成績普通

122 :Adgjmptw:2024/04/04(木) 21:59:24.57 ID:BBQjcIa/t
保健室にて
賢人「奈菜ちゃんはほぼ無傷、大和は一応治療のため今こうして寝ている訳だが…」
大和「………」
賢人「大和…奈菜ちゃんへの返事どーすんの?」
大和「今必死に考えてんだよ!」
賢人「え!お前ってそんな必死に考え事できるのか!」
大和「お前ぶっ飛ばすぞ!」
賢人「まあまあ落ち着けって、この後あの二人も来るし、リボンちゃんも見舞いに来るってよ」
大和「ん〜、そーだけどよぉ…」
ガラガラガラ…
葵「大和!来たよ」
奈菜「大和くん!大丈夫?」
大和「大丈夫だって、怪我ねぇし」
奈菜「それならいいんだけど」
葵「にしても凄い度胸だね、窓から跳ぶなんて、しかもまた能力進化してるし」
大和「いや正確には『増えた』って言うのが正しいのか、特徴とか性質が全然違うんだよ」
葵「本当、大和の能力はわかんないね、進化の次は追加ときたか」
賢人「本当らわからない事がどんどん増えるなぁ」
大和「だな」
奈菜「………」
葵「…じゃ!そろそろ帰る、電車が遅れちゃう」
賢人「!、だな!俺もバスの時間が近いからよ、また明日な!」
大和「おう!」
二人は去り際、さりげなく奈菜に頑張れと軽く鼓舞した
奈菜「…ねぇ、大和くん」
大和「?、なんだ?」
奈菜「その…告白の場面聞いてたって本当?」
大和「だ、誰から?」
奈菜「葵ちゃんと賢人くんから」
大和(あいつらぁ〜💢)
奈菜「それでぇ…その〜…聞いてたならわかると思うけど…私は、あなたのことが…す、好き、です」
大和「スー…ハー、っだぁ!」
奈菜「!!、やっぱり嫌だった!?」
大和「いや、ちげぇよ、こういうのは男から言わなきゃいけねぇのによぉ、先越されたなぁ、まあ、その…なんだ、ヨロシクお願いします」
奈菜「!、はい、こちらこそ///」
大和「………」
奈菜「………そ、そろそろ私帰るね//、じゃ、じゃあまた明日ね!」
大和「お、おう!また明日な!」
ガラガラガラ…トッ…スタッスタッスタッ…
大和「……クッソ///」プシュー
リボン「見舞いにきたよぉ、ってどうしたんだい!?顔が真っ赤だねぇ」
大和「…出来れば奈菜には黙っといてくれ」
リボン「私は構わないがそちらがたは喋りそうだねぇ」
指差す先に目線を向けると聞き耳を立てている葵と賢人がいた
大和「て〜め〜え〜ら〜!最初っから聞いてやがったな!」
賢人「ヤッベ!バレた、とんずらさっさ」
葵「じゃ、改めてまた明日」
大和「お前ら覚えてろ!」
翌朝…
ピンポーン
大和「ふぁい、誰です…か…」
奈菜「お、おはよう、大和、くん…そのー…一緒に、学校に行かない?」
大和「スー、わかったちょっと待ってくれすぐに済ます」
その後、家の中から慌てる音が響くのは言うまでもない

123 :Mi☆コアラ:2024/04/04(木) 22:34:56.95 ID:Lv4HJ3L8P
メーデーメーデー
こちら白神陸上部、サッカー部等々の
運動部に追跡されてます
(シュウは朝練や休日登校するのが嫌なので帰宅部です
 しかし親譲りの身体能力で数々の運動部に勧誘されている)

124 :Mi☆コアラ:2024/04/04(木) 23:11:10.16 ID:Lv4HJ3L8P
姉妹校のスピンオフを書かせてもらうぞ

125 :Adgjmptw:2024/04/04(木) 23:17:24.85 ID:BBQjcIa/t
>>124別スレにしておくんなまし

126 :Mi☆コアラ:2024/04/04(木) 23:19:06.80 ID:Lv4HJ3L8P
建てたぜ

127 :Adgjmptw:2024/04/04(木) 23:20:38.65 ID:BBQjcIa/t
>>126ウロコダキ「判断が早い!」スパァン

128 :Mi☆コアラ:2024/04/04(木) 23:27:26.59 ID:Lv4HJ3L8P
鈴木山高校の姉妹校だぞ

129 :Adgjmptw:2024/04/04(木) 23:30:31.20 ID:BBQjcIa/t
>>128ここに書かれると混じる危険がある

130 :Mi☆コアラ:2024/04/04(木) 23:39:22.09 ID:Lv4HJ3L8P
安心しろ物語にはほぼ関わらんから

131 :Adgjmptw:2024/04/05(金) 00:01:24.31 ID:/23JTp8TB
学校にて
葵「おはようお二人さん、朝から仲良く登校とは付き合ってからイチャイチャが凄いね」
奈菜「ふえ!?な、何でバレてるの?!」
大和「全部盗み聞きしてたんだと」
奈菜「ふわ?!え!ぷえ?」プシューーー
大和「ほらぁ、エンストした」
賢人「まあよかったじゃねぇか付き合えて」
大和「そーだけどよぉ」
昼休み
リボン「なるほどそんな事がねぇ、ところでその二人(葵と賢人)はどうして唇赤くしてへばってるんだい?」
大和「俺の特製クッキー(タバスコ入り)を食わしただけだ」
リボン「私も欲しいねぇ」
奈菜「わ、私も!」
大和「わかったとびきりのものを用意しよう」
奈菜&リボン「やったー(ねぇ)」
賢人「大和ぉ、わ、悪かったから、み、水…」
葵「わ、私も…」
大和「ほい(賢人はお湯)」
賢人「ぶるあちゃあああ!」
葵「ふぅ…」
リボン「そうえば、もうすぐ夏休みだねぇ」
奈菜「そうだね、何しようか」
葵「海でもどう?」
リボン「大丈夫なのかねぇ」
葵「何とか痛みはひいたわ、でさ!海行かない?海!」
奈菜「いいね!」
リボン「私もいいかねぇ」
葵「いいよいいよ!早速水着買いにいこ!」
奈菜「いついくの?」
葵「今週の土曜日とかどう?」
奈菜「私はいいよ、リボンちゃんは?」
リボン「私もかまわないねぇ」
葵「じゃあ今週の土曜日ね」
大和「賢人ぉ、反省したか?」
賢人「はひ…」
大和「俺らも今週の土曜日ショピングモールに行くぞ、そん時アイス奢ってやる」
賢人「あんがとよぉ…」唇ヒリヒリ
大和「なあ、俺らも付いてっていいか?」
葵「なに?w可愛い彼女の水着姿を見たい?ww」
大和「……いや、俺らも水着新調しようと思ってな」
賢人「お前今一瞬考えたろ」
大和 ゴチン!
賢人「いってぇ!」
葵「じゃあ今週の土曜日ね、あんたらも!」
大和「うい」
賢人「了解…(まだ唇痛い)」

132 :Adgjmptw:2024/04/05(金) 00:02:14.87 ID:/23JTp8TB
土曜日、大和たちは集合時間に現地に到着した
大和「おーい!」(大きく手を振る)
奈菜「あ!来たよ!」(手を振り返す)
葵「奈菜が一番嬉しそう」
賢人「俺も忘れんどいて」
奈菜「あ、賢人くんもおはよう」
賢人「軽く流された」
葵「私は忘れてないよ」
リボン「私もいるよぉ」
賢人「おはよう」
大和「二人ともおはようさん」
奈菜「じゃ、行こっか」
大和「おう」
葵&リボン&賢人「おー」(拳を突き上げる)
全員揃ってショピングモールの中に入る
奈菜「やっぱり友達と来ると楽しい♪」
大和「そっか一緒に来たのは2回目か」
葵「な〜にナチュラルにイチャついてんの」
賢人「大和、アイスの約束忘れんなよ」
大和「わーったよ、最初アイス屋でいいか?」
リボン「私もいいかい」
大和「いいぞ」
5人はアイス屋に移動した
奈菜「わー!沢山種類があります!」
葵「どれにしようかな」
リボン「どれも美味しそうだねぇ」
大和「結局俺が全員分出すのかよ…」
奈菜「大丈夫だよ、自分の分は自分で出すから」
大和「喜んでは払わせて頂きます」
賢人「一番高いの買ったろ」
大和「少しは遠慮しろよ、それと買うなら自分が好きなの買えよ」
賢人「本当お前いいやつだな」
そうして皆アイスを買ったのだが大和だけ買わなかった
奈菜「パク ん〜♪美味しい♪?、大和くん、買わないの?」
大和「水着用の予算越えそうでな」
奈菜「……テコリン!、じゃあ私の半分あげる!」
大和「良いのか?」
奈菜「うん!」
大和「あんがとよ パク うめぇ」
奈菜「よかった パク(はっ!これ間接キスでは?!)」
葵「あ、奈菜が顔真っ赤になった、気づいたのね」パクパク
リボン「けれど、大和くんは顔色変えないねぇ」パク
賢人「いや、耳を見ろ今にも溶けそうなくらい真っ赤だ」バクバク
大和「食べ終わったら水着買いに行くか」
リボン&葵「は〜い」
賢人「はいよ…ああああ頭がぁぁぁ」キーン

133 :Adgjmptw:2024/04/05(金) 22:53:04.50 ID:/23JTp8TB
アイスを食べながら服屋に到着
葵「じゃあ、私たちは選んで来るから」
奈菜「大和くんたちも選んで来て」
大和「りょーかい」
賢人「じ、時間になったらここに集合だな」ズキズキ
リボン「それじゃあねぇ」
各々水着選び
大和「俺は普通のやつで」
賢人「これとかどうよ!」(ブーメランパンツ)
大和「お前モテない理由が凝縮されてるな」
賢人「んだと💢」
大和「普通のやつにしとけ、頼むから」
女性陣
葵「これとかどおよ!」
奈菜「大胆過ぎるよぉ、ていうか決めるの早かったね」
葵「私は最初から欲しいの決まってたしね」
奈菜「ええ…」
リボン「困ったねぇ」
奈菜「リボンちゃんどうしたの?」
リボン「合ったサイズがないんだねぇ」
葵&奈菜「ああ…」
リボン「少しは否定して欲しいねぇ!」
葵「あっちなら合ったサイズあるんじゃない」(中学生コーナーを指差す)
リボン「かなり失礼だねぇ!」
奈菜「まあまあ、見てみるだけでもさ…」
男子側にて…買い物を終え店の外に出てくる
大和「結構種類があったな、奈菜たちはまだか」
賢人「あれダメなの…」
大和「ダメだ」
雑談して待っていると悲鳴か聞こえる
女性「きゃー!ひったくりー!」
ひったくり犯「へっへっへっ、じゃあなぁ!」
大和&賢人「!!」
大和「こっちに向かって走ってくる、変な格好…変身してるのか」
賢人「あれやってみたらどうだ?あの、新能力」
大和「やってみる価値ありだな…『アーマー』」
右腕を横に上げながら黒い結晶形金属を後ろに流す様に纏いひったくり犯に向かって走る
ひったくり犯「は!バカめ!俺の能力『タックル』でぶっ飛ばして…」
大和「ラリアットって知ってるか?」
ひったくり犯「あ?ぶっ!…がっは!」
能力を発動しながら突っ込んでくるひったくり犯に向かって大和はラリアットを当て犯人を地面に押さえつけた
大和「討伐完了っと」
賢人「グレートだな」
警備員「君たち大丈夫かい?!」
大和「はい、大丈夫です、あとこれ持ち主に返しておいて下さい」
賢人「こっちも大丈夫です」
警備員「君たち学生だね、学生証あるかい?」
二人は学生証を渡す
警備員「鈴木山高校の杉山くんと庚塚くん…大和…ああ!あの事件の時の高校生か」
          (すぎやま)(かねつか)
大和「あの事件?」
警備員「?ああ、私の友達に警察官がいてね、女子高校生虐○発覚事件で身を挺して青い髪の女の子を守った赤い目の男の子って警察署で話題になってたからな」
賢人「つくづくお前凄いな」
警備員「おっと今は仕事中だった、確保へのご協力感謝します」
大和「いえいえ」
女性「ありがとうございました」
大和「大丈夫ですので」

134 :Adgjmptw:2024/04/05(金) 23:12:32.08 ID:/23JTp8TB
奈菜「なになに?!何があったの?!」
葵「何の騒ぎ?」
リボン「何かあったのかい?」
騒ぎを聞きつけて奈菜たちが店から出てきた
賢人「ひったくりを大和がぶっ飛ばした」
奈菜「なるほど、だから大和くん変身してたんだ…カッコいいボソ」
大和「?、最後なんか言ったか?」
奈菜「な、何でもない!とりあえず大きな事件じゃなくてよかったよ」
賢人「イチャラブはほっといて、そっちの買い物は終わったのか?」(耳がいい)
葵「もう少し時間が掛かりそうかな、自由に回ってて終わったら連絡するから」
リボン「申し訳ないねぇ」
賢人「わーた、大和とゲーセンでも行ってらぁ」
大和「じゃあ、ゆっくり選んでこいよ」
奈菜「うん!」
男組はゲーセンに来ていた
賢人「色々あるなぁ」
大和「そうだなぁ、!」
あるクレーンゲームの前で大和の足が止まる
賢人「どうした大和?ペアキーホルダーか…」
大和「賢人ぉ、金貸して」
賢人「は?お前自分の金は?」
大和「アイスと水着に溶けた」
賢人「ん〜……後で返せよ」
大和「あんがとよ、一発で成功させてやる…どのキーホルダーがいいかな?」
賢人「それくらい自分で考えやがれ」ポコ
大和「あてっ」
数分後…
奈菜「ごめんなさい、待った?」
葵「おっまたせ〜」
リボン「待たせてすまないねぇ」
賢人「丁度いい暇潰しがあったからな、大和の」
リボン&葵&奈菜「?」
大和「奈菜、これ」
奈菜「なに?…!」
そこには太陽と月のペアキーホルダーがあった
奈菜「へ?ありがとう!嬉しい!♪」
大和「好きな方を取ってくれ」
奈菜「じゃあ…これ!」
月の形のキーホルダーを手に取る奈菜
大和「月の方か」
奈菜「うん!太陽はあなたの瞳みたいだから」
大和「!!、嬉しいこと言うじゃねえか、月のキーホルダーもお前の髪色とあってるぞ」
奈菜「そ、そうかな///」
賢人「ここで一句 キーホルダー 選ぶ時間は 君のため」
葵&リボン「おー!」
葵「なんかぽい!」
リボン「ぽいねぇ」
賢人「お二人さん、俺ら忘れんでな」
大和&奈菜「ご、ごめん!(す、すまねぇ!)」

135 :Adgjmptw:2024/04/05(金) 23:28:04.18 ID:/23JTp8TB
賢人「そういやどこの海に行くんだ?」
葵「あ、決めてない」
賢人「おいおい…」
リボン「多分夏休みは海は混雑しそうだねぇ」
葵「そうだよねぇ、どうしよう」
大和「じゃあ家の実家来るか?田舎だし、人の少なさならトップレベルだぜ!」
リボン「え?お家の人迷惑しないかねぇ?」
大和「家の親は薬品会社の事故でもう居ねぇんだ」
奈菜「な、なんだかごめんねぇ…」
大和「いいよ、名誉あるタヒだからな」
葵「じゃあお邪魔していいかな」
大和「おう!いいぞ!」
賢人「そん時に邪魔するぜ」
大和「というか夏休みの間は居てくれてかまわねぇぞ、夏祭りもあるしな」
賢人「やりぃ!夏休み中はずっとお泊まりだ!」
葵「その間のご飯代は?どうすんの?」
大和「畑あるし、米は沢山貯蔵してあるから困らねぇ、足りない分は俺が出す、川や山があるから狩りに行ける」
リボン「凄いねぇ、狩猟免許持ってるのかい?」
大和「あるぞ」
奈菜「さすがに申し訳ないよぉ!」
葵「それじゃあ各々自分の食事代はある程度持って来るってことで」
賢人「ワクワクするぜ」
大和「夏休みまでまだまだだからな」

136 :Adgjmptw:2024/04/05(金) 23:54:58.08 ID:/23JTp8TB
賢人「うへ〜、そうだった」
リボン「ま、頑張るしかないねぇ、ところで大和くん、その土地は広いのかい?」
大和「家は昔名家?らしくてな、山と川の中流の一部、それと何もないひろ〜い土地」
リボン「とりあえず凄い名家だったのはわかったねぇ、その土地で実験してもかまわないかねぇ」
大和「周りの人の迷惑にならんならいいぞ」
リボン「やったねぇ!」
翌日
担任「え〜、今日は特別授業で車両免許取得と車両開発の2つをやってもらいます」
男子「先生〜、なんでそんな授業があるんですか?時間が掛かりそうですが」
担任「校長先生が『乗り物とかあったら便利じゃろ』とのことで急遽変更になったんです」
5人組(理由あやふやすぎるだろ!)
担任「そういうことで、これからの時間は車両開発と車両免許取得に関する事なら自由!やることないなら自習!解散!」
賢人&大和&奈菜&葵「開発といえば…」
特殊開発室にて…
四人「開発手伝って!リボン(さん、ちゃん)!」
リボン「いいよぉ、手を貸そうじゃないか」
四人「あざす!」

137 :Adgjmptw:2024/04/05(金) 23:55:48.21 ID:/23JTp8TB
キャラクターにやってみて欲しいことやキャラクターに関する質問 受付中

138 :創る名無しに見る名無し:2024/04/06(土) 00:06:15.54 ID:LDhMIgEpl
鈴木海高校みましたか?

139 :Adgjmptw:2024/04/06(土) 02:30:46.66 ID:GMUqP1Pzo
>>138いいえ

140 :Adgjmptw:2024/04/06(土) 11:25:27.77 ID:GMUqP1Pzo
>>139見ました

141 :Adgjmptw:2024/04/07(日) 01:19:33.35 ID:csorD0gyz
リボン「まずは車両のタイプだよねぇ、装甲車や戦車、トラックもあるのかい!?」
5人でカタログ的なものを見る
賢人「そういやこの車両の経費ってどこで落ちるんだ?」
奈菜「校長先生のポケットマネーだって」
賢人「ポケットマネーで全生徒分の乗り物買えるのか」
大和「そう考えると恐ろしいな」
葵「てかいつの間にこんなカタログつくったんだろうね」
大和「どうやら昨晩つくったんだってよ」
賢人「印刷所の皆様お疲れ様です」
リボン「それでどれにするんだい?」
賢人「俺戦車がいいな!」
大和「街中で乗ったりするのに不便だし、維持費すごそうだ、俺バイク」
奈菜「私可愛い軽自動車」
葵「私はキックボード」
賢人「えー、みんな庶民的だな…軽トラとかあるし…」
リボン「私は大型装甲車だねぇ、移動式実験室が欲しかったんだよねぇ」
賢人「なおさら迷うじゃんかよ!…俺軍事軽車!」
翌日…
業者「オーライ!オーライ!はいOK!…それではありがとうございました!」ブロロロ…
大和「スゲー頼んだ翌日に届いた」
奈菜「全員分あるね」
賢人「それじゃあさっそく!」
葵「改造開始!」
リボン「だねぇ!」
大和サイド
大和「う〜ん…レーシングバイクか、しかもこれ高級車…まあそこには気にしない気にしない!(現実逃避)」
リボン「やぁ、改造の方針は決まったかい」
大和「リボンか、そっちは終わったのか?」
リボン「実験室とトラックを融合するだけだから簡単だねぇ」
大和「さらっと凄いこと言ってんな、まあもう少し実用性を上げたいな」
リボン「例えばどんなのだい?」
大和「ん〜…荷物を積みやすくして、頑丈で悪路でも走破できる走破性、あと電気仕様にできないか?」
リボン「できるねぇ、ソーラーパネルも付けるかい?」
大和「ありがてぇ、これある程度の素材だな」
リボン「ふむ、サイズはどうでもいいと言ったがまさかウルトラダッシュモーターをエンジン仕様にするきかい!?」
大和「色々凄そうだろ、あと事故っても俺無傷だし」(アーマーを発動しながら)
リボン「シンプルに危ないんだねぇ!まぁ、始めるよぉ」
改造していく様子を大和は眺める
大和「俺も何か手伝うか?」
リボン「気持ちだけでもありがたいねぇ、でも大丈夫だよぉ」
大和「そっかぁ…」
数十分後…
リボン「ふぅ、完成だねぇ!」
大和「スッゲー!てかほとんどリー○ーストライクじゃねぇか!」
リボン「ふっふっふっ、ウルトラダッシュモーターのおかげで本家の数倍の馬力をしているよぉ!」
大和「とんでもねぇモンスターバイクだぜ」
リボン「ピーキー過ぎて扱えないかもねぇ」
大和「AKI○Aの金田じゃあねぇか」
リボン「そういえば約束は覚えているかねぇ!」
大和「おう、俺に出来ることならなんでもするっていうやつか、いいぞなんだ?」
リボン「君の血を採らせてほしぃねぇ!」
大和「献血か?いいぞ!」
ささっと大和は採血を終わらせる
大和「そんだけで十分か?」
リボン「十分過ぎるんだねぇ!君の能力のルーツを知りたいんだよぉ!」
大和「まあ、お前が満足してるんならよかったぞ!」

142 :Adgjmptw:2024/04/07(日) 01:54:52.63 ID:csorD0gyz
奈菜サイド
奈菜「んー、どんな風に改造しようかな」
リボン「決まってないのかい?」
奈菜「耐久力を上げたいかな、あと馬力も」
リボン「君の彼氏くんはとんでもない馬力してるけどねぇ」
奈菜「その呼び方やめてよぉ、まあ要望はこの位かな」
リボン「かなり無欲だねぇ、では始めるよぁ」
改造をしていく
リボン「そういえば奈菜君は彼の何処に引かれたんだい?」
奈菜「へ?!大和くん?!…逞しさとか勇敢さ、そしてやっぱり優しさかなぁ」
リボン「なるほどねぇ、まあ彼の優しさは魅力だよねぇ」
奈菜「リボンちゃん狙ってる?!」
リボン「人の彼氏を盗るわけないだろぉ、できたよぉ」
奈菜「凄い!見た目そのままで耐久力と馬力が上がってる!」
リボン「ふふん!それと少し隠し機能を着けたよぉ」
奈菜「?、なになに?!」
リボンがハンドルの下のレバーを引くと後ろのトランクが開き謎のエンジンが露出する
奈菜「なにこれ!?」
リボン「独自で開発したニトロターボエンジンだよぉ、ニトロを使って倍の速度と馬力を底上げする機能だよぉ!」
奈菜「ありがたいけど使いこなせるかな…」
リボン「それで、約束覚えているかねぇ!」
奈菜「なんでもするだっけ?なにかな?」
リボン「その胸が育つ理由を教えて欲しいねぇ」
奈菜「へ?な!?む、胸!?」
リボン「そうだねぇ、なにかしてるんだろぉ」
奈菜「と、特に何もしてないよぉ、あう〜…」
リボン「それはとても憎たらしいねぇ」
奈菜「何かごめんね!何か他のお願いある?」
リボン「それじゃあ実験に付き合って欲しいねぇ、大丈夫変なことはしないよぉ彼氏くんがコロしにくるからねぇ」
奈菜「別にそのくらいなら構わないよ、やろっか」
そうして奈菜はリボンが満足するまで実験に付き合った

143 :Adgjmptw:2024/04/07(日) 20:48:23.45 ID:csorD0gyz
賢人サイド
リボン「賢人くん、改造の方針は決まったか…」
賢人「どびきり火力と馬力、そして防御力を上げてくれ!」
リボン「今度はシンプルに欲の塊かねぇ…」
賢人「?、一つ前の奈菜のやつはどんな改造したんだ?」
リボン「馬力と装甲の強化だけだよぉ」
賢人「殆ど無欲!じゃあ大和は?」
リボン「積載量、装甲、燃料改善、馬力、走破性の5つだねぇ」
賢人「欲望的だけどなんかピンポイントだな!」
リボン「にしても火力ねぇ、重火器を積めば十分かねぇ?」
賢人「バルカン積んでくれ!」
リボン「戦闘機や戦艦に積んでる機銃かい!?用意できるのかねぇ?」
賢人「貰ったやつがある、戦艦に付いてたのをじいちゃんが引きちぎって使ってたやつ」
リボン「ほ、本物だねぇ、君のお爺様は軍神か何かかい?まあ始めるねぇ」
改造中
リボン「ふ〜ふ〜ふ〜ん♪」
賢人「リボンちゃんは歌とか好きなのか?」
リボン「歌かい?まあ聴いたりするよぉ、成長に関する実験だけどねぇ」
賢人「んな野菜の成長実験みてぇな…」
リボン「そう言う賢人くんはどうなんだい?」
賢人「俺は聴くぜ、ヘビメタ!」
リボン「近所迷惑してそうだねぇ」
賢人「んな爆音で聴いてねぇ!」
リボン「完成したねぇ」
完成した車両を賢人に見せる
賢人「お〜!本当に殆ど見た目変わってねぇ!弾薬箱が付いた位か、?バルカン砲は何処いった?」
リボン「ふっふっふっ、そこが見所だよぉ、そのハンドルに付いたボタンを押したまえよぉ」
賢人「これか?」カチッ…ウィーン…ガシャン!
ボタンを押すとエンジン部分が開きバルカン砲が現れる
賢人「カッケー!?」
リボン「エンジンの位置を移してバルカン砲を格納したんだよぉ」
賢人「リボンちゃんの能力の前では現実味は意味をなさないんだなぁ、けんと」
リボン「それではお決まりの…約束は覚えているかねぇ!」
賢人「なんでもするって約束だな、なにすんだ?」
リボン「んー、なにしてもらおうかねぇ…」
賢人「決めてねぇのかよ!前の二人はなにしたんだ?」
リボン「大和くんは採血、奈菜くんは実験の助手だねぇ」
賢人「なら俺も実験の手伝いか?」
リボン「そうだねぇ、耐久実験の被験者になって欲しいねぇ」
賢人「まさかの攻撃受ける側!ちなみに何のやつだ?」
リボン「これだねぇ」
奥から巨大な列車砲が出てくる
賢人「大和、わりぃ、俺タヒんだ」
実験に付き合った賢人は、見事に怪我をし、保健室でしばらく寝込んだ

144 :Adgjmptw:2024/04/07(日) 21:18:23.38 ID:csorD0gyz
葵サイド
リボン「来たよぉ〜」
葵「リボンちゃんやっほー、じゃんけんで負けた私が最後だね、昨日すごい爆発音が聞こえたけど何があったの?」
リボン「耐久実験に付き合ってもらったよぉ、列車砲のだけどねぇ」
葵「ええ!大丈夫だったの?賢人」
リボン「今包帯だらけで大和くんたちといるよぉ」
葵「後でお見舞いしよ」
リボン「改造の内容決まってるのかねぇ?」
葵「持ち運びやすさの改善とモーター付けてほしいかな」
リボン「今までの中でも一番無欲だねぇ」
葵「?、何か言った?」
リボン「なんでもないよぉ、それじゃあ始めるねぇ」
改造中…
葵「リボンちゃんはさぁ、オシャレとかしないの?」
リボン「合うサイズがないんだねぇ」
葵「小さいって難儀だね」
リボン「悪気が無いのはわかるよぉ、実験とかする上では便利なんだねぇ」
葵「今度可愛い服屋に連れてってあげるよ」
リボン「ありがたいねぇ、できたよぉ」
出来上がったキックボードを見せる
葵「さすがだね!」
リボン「サイズ的には小さい肩掛けバック位のサイズに収納できるよぉ、それに速度的には原付位は出るよぉ」
葵「凄い!それじゃあ皆と合流しよっか」

145 :Adgjmptw:2024/04/07(日) 22:06:11.77 ID:csorD0gyz
リボンと葵は教室に戻ってきた
奈菜「あ!葵ちゃん来た、リボンちゃんお疲れ様」
大和「お疲れ」
賢人「お疲れさん…」
葵「本当に包帯まみれじゃん、ダイジョブなん?」
賢人「明日には治る…」
リボン「回復力は大和くん以上だねぇ」
賢人「もう、あんな実験ごめんだぜ」
そんな話をしていると教室の扉が乱暴に開かれる
ガラガラ……ピシャン!
カイト「大和ぉ!俺がつくった車と勝負しろ!」
大和「は?」
奈菜「ひっ…」ガタガタ ギュ
葵「諦めな!奈菜は大和と付き合ってんのよ!」
賢人「そうだそうだ!」
カイト「怪我人は黙っててもらおうか」
賢人(シュン…)
リボン「どっちみち嫌われてるんだから意味ないねぇ」
カイト「ならばマイナスを忘れさせるほどプラスを増やせばいい」
大和「そのプラスバ○な頭は尊敬するがとりあえず一発殴らせろや」
賢人「大和、ステイだ、落ち着け、能力を納めてな」
大和を賢人が羽交い締めにしながらなだめる
奈菜「私はあなが嫌いです、近づかないで…」カタカタ
カイト「受ける受けないは大和次第だが?」
大和「くだらねぇ、受けるかそんな勝負」
カイト「そうか、だが俺は諦めないからな!」
早足でカイトは教室から出ていった
大和「ちっ!あいつマジでぇ…ん?」
奈菜 プルプル ギュッ
腕を掴んで離さない奈菜がずっと震えていた
大和「へ?俺はどうすりゃいいの?」
リボン「恐怖による混乱だねぇ、落ち着かせればいいねぇ」
賢人「とりあえず頭撫でたりとかか?」
葵「大和、奈菜の頭撫でてあげて」
大和「お、おう」
ゆっくり奈菜の頭を撫でる
大和「よしよし…」ナデナデ
奈菜「……」コテン
少し頭を大和の方へ傾ける
大和「へぁ?!」
葵 ニヤニヤ
リボン「おやおや」
賢人「恐怖で素直になってる」
もう一度頭を撫でる
大和 ナデナデ
奈菜「……♪…は!」
急に冷静になったのか奈菜は顔を真っ赤にし慌てて大和から離れる
奈菜「……えーと…」
リボン「凄い嬉しそうだったねぇ」
葵「動画に撮ってあるけどみる」
賢人「もう少し場所をわきまえろ、よかったな教室には俺ら意外居ないぞ」
奈菜「や、大和くん?」
大和「嬉しかったが、さすがにはずいぞ…」
奈菜「は、はわわわわぁ////」プシュー
顔を真っ赤にして奈菜は動かなくなった…しばらくして元に戻った

146 :Adgjmptw:2024/04/07(日) 22:07:36.21 ID:csorD0gyz
作者 反応等を書き残してくれると嬉しいです

147 :Mi☆コアラ:2024/04/07(日) 22:31:35.04 ID:WaoyqEVLO
リボンて何歳ですか?

148 :Mi☆コアラ:2024/04/07(日) 22:49:00.80 ID:WaoyqEVLO
あと変身科と普通科の違い

149 :Adgjmptw:2024/04/08(月) 01:44:13.84 ID:P2up3BfOw
>>147リボンは大和たちより一つ年下の15歳

150 :Adgjmptw:2024/04/08(月) 01:51:28.13 ID:P2up3BfOw
>>148普通科は能力の有無に関わらず入れる学科
能力科は能力を使って犯罪をする『能力犯罪』を取り締まる、特殊警察の訓練学科
説明不足失礼いたしました

151 :Adgjmptw:2024/04/08(月) 21:03:52.77 ID:P2up3BfOw
作者 その話のタイトルをいれるべき?

152 :Mi☆コアラ:2024/04/08(月) 21:11:23.63 ID:xkSpzmBDK
入れた方がいいじゃない

153 :Adgjmptw:2024/04/08(月) 21:59:42.37 ID:P2up3BfOw
>>152なるほど了解

154 :Adgjmptw:2024/04/09(火) 00:02:24.27 ID:rX75STYUI
タイトル 体育館でよく見るあいつ

担任「?、お前たちもう開発は終わったのか?」
大和「はい、優秀な開発担当がいたのでね」
リボン「ふっふっふっ♪」
賢人「それで先生はどうしたんすか?」
担任「実は、手が空いている生徒を探していたんだ」
奈菜「なにかあったんですか?」
担任「ちょっと手伝ってほしいんだ」
葵「分かりました〜」
5人組は担任の後に続いて体育館に到着した
大和「それで手伝いって何っすか?」
担任「あれだ」
指差した先を5人組が見る、そこには天井の鉄骨に引っ掛かったボールが
賢人「ありゃりゃりゃ…」
葵「見事に引っ掛かってるね」
担任「あれを回収したいんだ」
奈菜「え?あれを取るだけですか?」
大和「だったら簡単じねぇか?」
そう言うと霧の能力でボールに手を伸ばすが…
ペタッ
大和「?、天井との間に何か張ってあるな…」
リボン「どういうことだねぇ?」
担任「この体育館には、変身して能力を使用しても壊れないように特殊なバリアを張っていて、取ることが出来ない状況なんだ」
賢人「じゃあ電源を切ればいいじゃんか」
担任「そうすると決闘場のバリアも落ちて大変な事になる」
奈菜「じゃあどうするんですか?」
担任「バカな事だが、このバリアを破壊するほどのダメージを与えてボールを取ってほしい」
葵「本当ですか!?」
奈菜「というかあのボールはいつからあそこに?」
担任「校長先生が試しに投げたボールだそうよ」
賢人「え〜…」
大和「校長の能力って聞いた事ないっすけど。何の能力なんすか?」
担任「『貫通』あらゆる防御、攻撃を貫通する能力だそうよ。耐久力テストに投げて貰ったそうで」
葵「とういか初めて聞いた校長の能力」
担任「まあ、校長先生と話す生徒は殆ど居ませんから」
リボン「かなり無茶言ってくるけど、何か見返りあるのかねぇ?」
担任「夏休み終わりのテスト。落ちない自信があるなら夏休みの宿題を免除しよう」
賢人&奈菜&リボン「喜んで(だねぇ)!」
大和「食い付き凄いなぁ…」
葵「貫通の能力がないと壊れないバリアを壊せってなかなか無茶苦茶だね」
色々試してみた
1 鉄球
賢人「取り敢えず鉄球ぶつけるか」
能力で鉄球を出し、勢いよくぶつける
賢人「ふんっ!」
ドグォーン!
賢人「どうだ!」
葵「全然削れてないね」
偵察の能力で葵がバリアを確認する
葵「攻撃力を上げてみようか」

155 :Adgjmptw:2024/04/09(火) 00:18:59.30 ID:rX75STYUI
2 銃火器
バババババ! バキューン!
葵「ダメだね」
奈菜「ゴム製の弾じゃダメそうだね」
大和「あぶねぇから下がってろ」
霧の能力で大量の銃器や重火器をつくり出す
大和「短時間だけなら…フルバースト!」
ギャギャギャギャガガガガガバババババドゥルルルル
リボン「凄い弾幕だねぇ!」
賢人「耳いでぇ…」
葵「もう少しかな…」
大和「それじゃあ仕上げだ!『トレインキャノン』!」
霧が巨大な列車砲の砲身を形成する
大和「吹っ飛べや!ファイア!」
ドッガーーーーーン!!
賢人「うお!」
奈菜「うっ!凄い砂煙」
葵「お!どうなったんだろ!」
大和「ハアハアハア…」バタッ
奈菜「大和くん!」
倒れた大和の元へ奈菜が駆け寄る
葵「大丈夫かな」
奈菜「大丈夫そう、疲れて寝てるだけだよ」
大和「スースースー…」
賢人「他にもないか考えよう」

156 :Adgjmptw:2024/04/09(火) 00:56:09.44 ID:rX75STYUI
3 質量
賢人「俺らの中で一番の火力持ちが寝ちまったな」
奈菜に膝枕されながら寝ている大和を指差す
葵「起きたときにこの話したら大和ぶっ倒れそうw(恥ずかしさで)」
リボン「なら賢人くんが同じ事すればいいんだねぇ」
賢人「は?!俺が?!」
葵「そうそう」
リボン「ほらほらどうせ介抱するの私達だしねぇ」
賢人「なんか押しつけるみたいなの止めてくれ。そんじゃやるか!」
大量の巨大な鉄柱をつくり出す
賢人「オラオラオラァ!!」
ドドドドドドド
リボン「凄いねぇ、質より量で圧倒する寸法だねぇ」
葵「かなり削れてきてるよ!」
賢人「まだまだぁ!」
ドドドドドドド!
葵「そろそろ!」
賢人「これで!…あ」パタリ
飛んでいった鉄柱が消える
葵「ありゃ?賢人、どうしたん?」
リボン「どうやら同じく体力切れで倒れたねぇ」
葵「ええ?!」
結末
大和「ふぁ?…は!」
目を覚ました大和が勢いよく起き上がった
大和「ど、どうなった?」
奈菜「お、おはよう///」
大和「ん?お〜おは…よ…(状況理解)」
奈菜「……////」
大和「あ〜、すまねぇ////」
奈菜「だ、大丈夫///」
葵「は〜い、そこ!イチャイチャしない!」
大和「茶化すのやめろって、なんで賢人は地面で寝てんだ?」
リボン「君と同じく体力切れだねぇ」
大和「そうか、てかバリアは破れたのか?」
葵「全然だよ」
大和「思ったんだけどよ、これバリアを『腐らせ』ばいいじゃん」
葵「?」
リボン「どういう事だねぇ?」
大和「こうする」
バリアに霧を密着さる
大和「『属性追加 腐敗』」
数十分後、バリアが溶けきった
大和「後は空いた穴からボールを取り出せばっと」
ポスッと大和のての上に落ちてくる
葵「凄!」
リボン「あっという間だったねぇ」
奈菜「凄いよ凄いよ!」
大和「奈菜もあんがとよ」
奈菜「や、止めてよぉ〜…」
賢人「は!どうなった?」
葵「たった数十分で終わったわよ」
リボン「一瞬で終わったねぇ」
賢人「えー…」
このボールを担任に届けると「本当にやったんですか?!」と言われた、約束は守ってくれた

157 :Adgjmptw:2024/04/09(火) 01:14:18.60 ID:rX75STYUI
キャラクターに聞きたい事募集中です
ぜひぜひ

158 :Mi☆コアラ:2024/04/09(火) 20:44:24.38 ID:Bcc+8cjVA
悠希「大和君の能力は本当に『霧』何でしょうか?」

159 :Adgjmptw:2024/04/09(火) 22:11:16.57 ID:rX75STYUI
>>158
奈菜「どうだろう?」
賢人「霧を発生させるのは分かるが、身体能力の向上には説明つかないな」
リボン「霧の能力とは別の『何か』があるとしか考えられないねぇ」
葵「『霧』『成形』(武器生成のと)『属性追加』さらに『アーマー』、金属結晶ってなに?わけわかんない」
大和「確かに」ウンウン
賢人「いやいやおいおい」
リボン「ちなみに金属結晶だが、驚きの検査結果が出たよ」
奈菜「なになに?」
リボン「この金属結晶は『霧』と全く同じ粒子だったんだねぇ」
賢人「どういう事だ?」
リボン「彼がいつも出してる霧が凝縮され、粒子同士のつながり…つまり粒子構成が出来上がっていたんだねぇ」
葵「つまり硬くなった意外、大和の霧と変わらないんだ」
リボン「そうなるねぇ、しかも硬度はダイヤ以上ときたんだねぇ」
葵「よっぽど大切な誰かさんを守りたかったんだろうね?」
奈菜「止めてよぉ///、それにしてもますます大和くんの能力って何だろう?」
作者 一応とあるゲームの敵キャラの能力を工夫したものです

160 :Adgjmptw:2024/04/10(水) 20:51:14.05 ID:mtgm4L/nY
夏休み編突入!

161 :Mi☆コアラ:2024/04/10(水) 21:04:00.06 ID:s6CCq/yfl
悠希「?よくわかんないけどありがとこっちの質問もジャンジャンよろしく」

162 :Adgjmptw:2024/04/10(水) 21:51:56.71 ID:mtgm4L/nY
担任「はい!明日から夏休みです、自由に過ごしてかまいませんが、ルールを守り、きちんと課題を仕上げてくるように、それでは皆さん夏休み明けに、さようなら」
クラス一同「さようなら」
ガラガラ…
クラス一同「夏休みだぁー!」
最後のホームルームが終わり、夏休みムード全開な雰囲気が辺りに漂う
賢人「夏休みだー!」
大和「お前楽しみにしてたもんな」
葵「しかも夏休みの課題、私たちは免除だし」
奈菜「予定も沢山だしねー」
リボン「だけど、準備が大変だねぇ」
賢人「なんせ今年の一大イベント…大和実家で夏休み中のお泊まり会だ!」
葵「出発はいつなの?」
大和「できれば明日だ、移動に丸一日掛かるからな」
奈菜「移動手段はどうする?」
大和「田舎過ぎて駅もバス停も無いからな、高速で行く」
リボン「乗り物はどうするねぇ?私のを貸すよぉ?」
大和「俺んちに使ってない大型車があるからそれ使う」
葵「オッケ〜」
大和「集合場所は学校近くのコンビニな!」
賢人&奈菜&リボン&葵「は〜い」
翌日…
奈菜「大和くん!おはよう!」
大和「お!奈菜が一番乗りか」
奈菜「それで、その…どうかな?似合ってる?」
くるっと一回転して青色のワンピースを見せる
大和「か、可愛いと思うぞ」
奈菜「へへへ、よかった…]
葵「な〜に朝からイチャコラ見せつけてんの!」
賢人「お二人さん、お熱いね」
奈菜「あ、葵ちゃん?!賢人くんも!」
大和「賢人!葵!お前らまたぁ…」
賢人「お、落ち着けぇ!」
葵「あっははは!やっぱり二人をいじるの楽しい♪」
リボン「すまないねぇ、遅れてしまったねぇ」
奈菜「り、リボンちゃん、おはよ…え!凄い荷物!」
賢人「殆ど実験道具じゃね」
リボン「敷地の一部で好きに実験して構わないってことだからだねぇ、持てるだけ持ってきたのだねぇ」
葵「この量、積める?」
大和「余裕♪余裕♪」
全員の荷物を積み、車に乗り込む
大和「そんじゃ、出発!」
賢人&奈菜&葵&リボン「お〜!」
高速にのり、車を進める
奈菜「大和くん大丈夫?疲れてない?」
大和「心配すんなって」
賢人「大和は大丈夫さ」

163 :Adgjmptw:2024/04/10(水) 23:14:34.59 ID:mtgm4L/nY
リボン「まあまあ落ち着きたまえよぉ」
車を進めて数分後…
大和「ちっ!全然進まねぇ…」
リボン「見事に渋滞だねぇ」
賢人「この先かなりの距離渋滞が続いてるぞ」
奈菜「はい、飲み物」
大和「おう、ありがとよ」
葵「けど、どうするの?この調子じゃもっと時間が掛かるよ」
大和「面倒だが、こっちを使うか」
車を別のレーンに移す
奈菜「このレーンは何処行きなの?」
大和「ここは『飛行能力専用レーン』でな、飛行能力持ちならここから飛べるんだ」
葵「え?」
賢人「そうか!霧の能力で車を包んで飛ぶのか!」
大和は入り口でナビゲーションヘッドホンを貰い、装着する
大和「こちらは準備OKです。どうぞ」
管制塔「了解、飛行を許可する」
大和「了解、そんじゃ、いくぞ!」
霧が車を被い尽くし、ふんわり浮く
大和「TAKE OFF!」
奈菜「わぁー?」
賢人「スゲェ!マジで飛んでる!」
リボン「君の能力は訳がわからないねぇ」
葵「高い所怖い」((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル
管制塔「無事離陸を確認、どちらまでですか?」
大和「○○までお願いします、どうぞ」
管制塔「了解、ナビゲーションを開始します」
奈菜「?、画面とかないけどどうやって進路を確認するの?」
大和「能力が作用した素材を使って頭の中に進路情報を流し込むって仕組み」
賢人「頭痛くなりそうだなそれ」
リボン「技術も進化してるんだねぇ」」
葵「こ、これは能力のおかげだと思うよ」((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル
奈菜「葵ちゃん高い所苦手だったね」
翌朝…
奈菜「ん〜、大和くんおはよう…」
大和「奈菜、おはよう」
賢人「ぐ〜が〜…」
葵「う〜ん…奈菜、大和、おは」
奈菜「葵ちゃんおはよう」
リボン「す〜…す〜…、ん?おはようだねぇ…」
奈菜「おはようリボンちゃん、はい、飲み物」
リボン「ありがとうだねぇ」
大和「賢人、早く起きろ」
能力で小さな金属結晶をぶつける
賢人「あでっ!いってて、おはよう」
大和「ホラよ、飲み物」
飲み物を投げ渡す
賢人「(パシッ)サンキュ」
大和「おお、ようやく見えてきたぞ」
雲が晴れキレイな畑や小さな建物が見えてくる
大和「そろそろ着陸態勢に入ります、どうぞ」
管制塔「了解、こちらから誘導を開始します、どうぞ」
大和「了解」
車をゆっくり下ろす

164 :Mi☆コアラ:2024/04/11(木) 00:04:01.51 ID:Rlq/aNOiB
天宮「皆さん(いつメン)が変身科に入った理由は何ですか?」

165 :Adgjmptw:2024/04/11(木) 00:12:44.23 ID:kDq9P3+jJ
大和「着陸完了、どうぞ」
管制塔「はい、長旅お疲れ様でした、ナビゲーションヘッドホンを返却して下さい」
大和「了解」
出口でヘッドホンを返却し、田舎道に入る
奈菜「丁寧語の大和くん、何だか新鮮」
葵「格好よかった?」
奈菜「うん、カッコいい」
賢人「大和ぉwお前顔まっ…へぶし!」
リボン「賢人くんの顔にペットボトルがめり込んでるねぇ」
大和「よし、ついたぞ」
二階建ての一軒家の前に止まる
賢人「これが大和の実家か」
奈菜「普通の一軒家だね」
葵「美味しそうな果実がなった木が生えてる、採っていい?」
大和「いいぞ、うちの土地のだし」
リボン「そういえば、土地の範囲はどのくらいなんだねぇ?」
大和「あっちとあっちの柵が見えるか?」
超遠くにある柵を指差す
リボン「遠すぎるけどねぇ、あれかねぇ?」
大和「そっ。あそこまでうちの土地って訳だ」
賢人「へ?ひっろ!」
大和「それとうちの後ろの山、そこから流れてる川の中流が土地」
奈菜「???」
葵「大和、訳が分かり難い言葉をワッと浴びせるのやめたげて」
大和「まぁ、取り敢えず荷物を家の中に置くか、久々に来たから近所に挨拶したいし」
賢人「そうか!そんじゃ、ちゃっちゃと荷物を下ろすか」
各々荷物を持って大和実家の扉を開ける
大和「ただいま」
奈菜「お邪魔します」
賢人「お邪魔するっす」
葵「おっ邪魔しま〜す」
リボン「お邪魔します」
皆で家の中に上がる
賢人「ザ·和式な家の作りだな」
葵「空気が美味しい、畳のいい香り」
大和「その辺でゆっくりしていてくれ、ちょっとじいちゃんとばあちゃんの仏壇に挨拶してくる」
賢人「お〜」
葵「わかったよ」
数分後
大和「戻ってきたぞ、すっげぇリラックスしてんな」
賢人「あー、畳最高」
葵「眠くなる…」
奈菜「も〜、二人とも〜」
大和「頼むから寝るなよ、お隣さんとこに挨拶に行かなきゃならねぇからな」
賢人「え〜」
葵「うへ〜」
お隣のおばちゃん「あ〜、大和ちゃん久しぶり!おや?彼らはお友達かい?」
賢人「はい、友達の賢人っす」
葵「私も〜、葵で〜す」
奈菜「初めまして、大和くんのか、彼女の島風奈菜とも、申します」
お隣のおばちゃん「お、おじいさん!赤飯!赤飯の準備!大和ちゃんが嫁さん連れてきたわ!」
大和「おばちゃん落ち着いて!な!?」
奈菜「お、お嫁さんボソッ」
大和「?、何か言った?」
奈菜「な、何でもない!///」
葵 ニヤニヤ
賢人「??」

166 :Adgjmptw:2024/04/11(木) 00:25:48.13 ID:kDq9P3+jJ
>>164
賢人「特殊警察が戦う姿に憧れたからだぞ」
大和「マジか初めて聞いた」
葵「確かに」
リボン「良い目標だねぇ」
奈菜「しっかりした目標だね」

葵「父が変身して戦う姿を見て、少しでもサポートできるようにってだけ」
奈菜「何でツンデレ的な要素がまじったの」
賢人「良い目標じゃん」
大和「うんうん」
リボン「父親思いだねぇ」

奈菜「困ってる人を助けられる人になりたいからだよ」
大和「いいじゃん」
葵「なんだか涙が…」
賢人「俺も」
リボン「良いねぇ」

大和「じいちゃんみたいに強く、そしてお母さんとお父さんみたいに沢山の人を助けられるように、笑顔を守るって約束を果たすために」
奈菜「カッコいい目標だねぇ」ポロポロ
賢人「うぉぉぉ!大和ぉ!お前良いやつだなぁ!」(ガチ泣き)
葵「うわぁぁぁん」(貰い泣き)
リボン「思いを果たす、か、いいじゃないかねぇ」

167 :Mi☆コアラ:2024/04/11(木) 07:21:54.51 ID:Rlq/aNOiB
シュウ「なんかそっち熱についていけねーや」
悠希「俺もあこがれたなよくシュウはあこがれたりしなかったの?」
シュウ「警察24時のイメージがある」
悠希「あこがれてはなさそうだねシュウの能力は戦闘に使えそうだけど」
シュウ「それは内緒です」

168 :Mi☆コアラ:2024/04/11(木) 15:59:40.53 ID:Rlq/aNOiB
悠希「ちっこいの俺攻撃手段内から武器作ってくれ
   軽くて動きやす剣類がいいな」

169 :Adgjmptw:2024/04/11(木) 21:51:35.92 ID:kDq9P3+jJ
>>168サウジーナ·リボンの開発コーナー
リボン「要望に答え、制作した『レバーコッキングショットガンソードカスタム』だねぇ」
大和「長い!名前!」
リボン「この銃は片手でリロードできるレバーコッキング仕様のショットガンの銃身を切り詰めた下の部分に、刃を付け足したものだねぇ、二挺持って戦う双剣スタイル+ガンカタの要素を組み込んだねぇ」
大和「つまり片手ショットガンに刃付けて、斬り付ける攻撃と近距離射撃を可能な武器だな」
リボン「郵送に時間が掛かるが、届いたら使った感想を教えて欲しいねぇ」

170 :Mi☆コアラ:2024/04/11(木) 22:20:15.85 ID:Rlq/aNOiB
悠希「これかどうやってつけるんだ?…あ、こうか」
シュウ「へー便利だね」
悠希「くらえシュウ」
シャキン 
シュウ「振り回すな」エイ
ボキ
シュウ、悠希「あ」

171 :Mi☆コアラ:2024/04/11(木) 22:27:38.80 ID:Rlq/aNOiB
悠希「えー試そうとしたところ回し蹴りがクリーンヒットし
   跡形もなくバラバラに崩壊しました」
シュウ「すいません」
悠希「まあいいや使えこなせる自信ないし」
シュウ「喧嘩一回も勝ったことないしね」
悠希「おいってことで試せず壊しちゃいましたすいません」
シュウ「すいませんでした」

172 :Adgjmptw:2024/04/11(木) 22:30:33.45 ID:kDq9P3+jJ
夏休み編続き
5人組が田舎道を歩いて買い物に向かう最中
賢人「そういやさっきから警察を見掛けねぇな」
葵「というか交番すら見掛けないけど」
大和「言い忘れてたがこの村には警察は居ねぇぞ」
賢人「は?!治安とかどうなってんだ?」
大和「この村の自衛力が強くてね、殆ど自衛してるんだ」
奈菜「皆強いんだ」
大和「ガキの頃こっちに住んでたとき手合わせしてもらったな、手加減無しだからメッチャ痛かった」
奈菜「強くなった理由が知れたね」
リボン「どうしてそんなに強いのかねぇ?」
大和「殆どの住民が大戦時代の生き残りだから、能力と実力共に衰えてないんだってよ」
賢人「俺も手合わせお願しようかな」
大和「かなり強者だらけだから頑張れ、付いた」
5人組が小さな商店街に到着した、少し廃れているがとても活気がある
肉屋のおじちゃん「おお!大和か!久しぶりだなぁ!お、それが噂の彼女さんか?お前もなかなかやるなぁ」
奈菜「何でその話を知ってるんですか?!」
大和「うちの情報の回りはSNS以上だ」
肉屋「めでたいなぁ、ほい!トンカツ、オマケだ」
行く先々で
八百屋「お?大和ちゃん!久しぶりだな、その彼女さんも、ほらよ!大根オマケだコンチクショォ」
魚屋「あ、大和ちゃん久しぶりだねぇ!あ!彼女さん、これあげる」
奈菜「何ですかこれ?」
魚屋「牡蠣とスッポンエキス!頑張れ!」
奈菜「ふえっ!?///な、ま、まだそこまでの関係では…ゴニョゴニョ///」
魚屋「ハッハッハッ!まあ頑張りなっせな!」
大和「?」
大和実家にて…
賢人「ぷっは〜腹一杯だぁ、?大和、あれなんだ?」
葵「スッゴいサイズのチェーンソー!人どころか車も真っ二つに出来そう」
奈菜「大和くん、これ誰のものなの?」
大和「それか?俺のじいちゃんが使ってたやつ、大戦後も保管してたんだと、燃料入れたらまだ動くぞ」
リボン「大和くんのおじいさんのものねぇ」
大和「大戦時代に大尉をやってたらしくてよ、『大伐者』なんて呼ばれてたらしいぞ」
                     (たいばつしゃ)

173 :Adgjmptw:2024/04/11(木) 22:32:06.16 ID:kDq9P3+jJ
>>171
リボン「まぁ、武器は人に、合う合わないがあるから仕方ないねぇ」

174 :Adgjmptw:2024/04/11(木) 23:25:57.81 ID:kDq9P3+jJ
賢人「大伐者か…異名かぁ…カッコいいな」
大和「夏休み明けして数日後にネーム決めがあるぞ」
賢人「じゃあ早めに考えよぉぜ!」
大和「鉄塊とか?」
賢人「鉄の塊とか嫌だわ!」
奈菜「異名ねぇ…」
葵「ムーンダンサーとかどう?」
奈菜「可愛いね、葵ちゃんは…スカイアイとか」
葵「…悪くないかも!」
リボン「盛り上がってるねぇ」
大和「そろそろ寝るか、明日海へ行くから早めに寝るぞ」
四人「は〜い」
大和「男は一階、女子は二階だ」
賢人「りょ〜かい」
リボン「わかったねぇ」
葵「奈菜は大和と一緒に寝る?」ニヤニヤ
奈菜「ふぁ!?そ、そそそ、それはまだ早いと言いますか!」
大和「ハイハイいじめない、おやすみ」
葵「おやすみ〜」
奈菜「…おやすみなさい」
大和「奈菜」
奈菜「?」
大和「また、明日な…」
奈菜「!、うん!また明日!」
女子二人は二階に上がって行った
賢人「俺ら忘れてイチャコラすんなや」
大和「わ、悪かったって、明日昼飯奢るからよ」
賢人「ま、こんくらい見逃しといてやるよ」
大和「サンキューさん」
布団に入っている女子組
葵「奈菜、ついさっき私たちがいたこと忘れてたよね」ニヤニヤ
リボン「忘れていたねぇ」ニヤニヤ
奈菜「掘り返さないでよぉ、あうぅぅ///」
葵「それよりいよいよ明日決行だよ!」
リボン「『大和悩殺計画』だったかねぇ、アホらしいねぇ」
奈菜「明日は絶対、大和くんをメロメロにするんだから!」
布団に入る男子組
大和「ぶるぁっくしょい!」
賢人「大和、どうした?」
大和「何でもねぇ、埃か?」

175 :Mi☆コアラ:2024/04/11(木) 23:49:29.13 ID:Rlq/aNOiB
天宮「なんてはしたない話を///」ニヤニヤ
シュウ「?」
天宮「そうかシュウくん恋愛無頓着だもんね」
シュウ「悩殺計画って…コワ」
天宮「もう何勘違いしてるのよこれは甘い恋愛の話よ」
悠希(そういう本人も気付いてないんだよなー)

176 :Adgjmptw:2024/04/13(土) 00:37:02.07 ID:ScDDdeYqc
翌朝、5人組で早速海へやってきた
葵「夏だ!」
賢人「日差しだ!」
葵&賢人「海だ〜!!」
大和「お前らうるせぇ」
奈菜「元気でいいじゃない」
リボン「まあまあ、いいじゃあないかねぇ」
葵「それじゃあ互いに水着に着替えた後、更衣室の前で集合ね」
大和「了解」
賢人「は〜い」
リボン「私たちはこっちだねぇ」
奈菜「それじゃあまた後でね!」
大和「はいよ」
数分後…
女性1「ねぇ、あのイケメン二人誰?!俳優?!」
女性2「声かけてきなって〜」
女性1「ムリだよイケメンすぎ〜」
ボディビルダー「お!いい筋肉だ!赤目のほうはガッシリしてそれでいてしなやかな完璧な筋肉、その隣の黒髪の男はまさしく装甲の様なザ·筋肉な感じだ。ん〜グレート!」
大和「あいつら遅いな」
賢人「何だ?イケメンは耳悪いのか?」
大和「?、聴力検査は異常無しだぞ?」
賢人「いや、そうじゃなくてな」
女性1「あのぉ…」
大和「ん?どうしました?」
女性2「お二人だけでしたら一緒に…」
賢人「すいませぇん、俺ら連れがいましてぇ」
女性2「え〜、そんな人たち置いて私たちと…」
大和たちが逆ナンされていると…
男性1「え!美女いる!美女!」
男性2「お!いいね!あの髪青いスタイル良い子誘ってみるか〜?」
葵「ゴメ〜ン、待った?」
奈菜「ちょっと着替えに時間掛かって…む」
男性2「ちっ!連れいんのかよ…」
大和「あ、俺の彼女来たんですいません」
賢人「俺も連れ来たんで、んじゃ!」
女性1「残念、彼女持ちだったね」
女性2「けど彼女さんも美形だったぁ、お似合いってやつだね。間に入る隙ないもん」
奈菜「遅れて来た私たちが悪いんだけど…私そんな魅力ない?」
大和「は?んなわけねぇだろ、魅力の塊ですけど?」
葵「こいつ今とんでもない事言ったよ!?」
奈菜「じゃ、じゃあさ、この水着、どうかな?」
奈菜は恥ずかしがりながら大和に白ビキニを見せる
大和「……………」
リボン「固まったねぇ」
賢人「大和のやつ奈菜を見たままピクリとも動かないぞ」
葵「動くまで、待つ?」
大和は少し目をそらしながら
大和「その……に、似合ってる」
葵「あ、動いた」
賢人「かなり動揺してる!」
リボン「効果はばつぐんだねぇ」
そして奈菜は少し頬を赤くしながら上目遣いで
奈菜「よ、よかったな、頑張ったかいがあった、かな?」
大和「カハッ!」
賢人「俺のボディブロー食らった時位ダメージ受けてる」
葵「軽く吐血してるしw」
リボン「後一押しだねぇ」

177 :Adgjmptw:2024/04/13(土) 01:07:55.76 ID:ScDDdeYqc
そして奈菜は駄目押しと言わんばかりに胸を押し付けながら
奈菜「ねぇ、私だけを見て?」
大和 カクッ プシューーーー…
大和は顔を真っ赤にして気絶してしまった
賢人「あ!大和がオーバーフローして気絶した!」
葵「やっぱりウブだったかぁ」
リボン「取り敢えず大和くんは寝かせておくねぇ」
奈菜「…っは〜!私も真っ赤になるとこだったよ」
賢人「大和のやつどうする?俺は泳いでくるけどよ」
葵「私も!」
リボン「私は浮き輪を膨らませて行くねぇ」
奈菜「自分でやっててなんだけど心配だから、私は大和くんを見てるよ」
葵「互いに愛が深いねぇww」
賢人「イチャイチャしてても俺らは気にしないからな!」グッ
奈菜「な?!///は、早く行ってきなよぉ!!///」
賢人&葵「は〜いwww」
リボン「ふ〜!ふ〜!ふ〜〜!」
奈菜「リボンちゃん手伝うよ」
リボン「す、すまないねぇ…」ハーハー…
数分後…
大和「ん、ん〜…は!」
奈菜「あ、起きた?」
寝起きそうそう大和は奈菜の顔を見上げる
大和「ん?あれ?今って膝まく…」ピーーー
奈菜「わ〜!気絶しないで!」
大和はゆっくり起き上がる
大和「そういえば何であんな事をしたんだ?」
奈菜「大和くん、全然慌てないし、私魅力無いのかなって…」
大和「言っとくが奈菜はあんなことしないでも十分過ぎる位魅力的だ」
奈菜は頬を少し赤くする、これは演技ではない
奈菜「あ、ありがとう///」
大和「あと…」
奈菜「?」
大和が奈菜の耳元に顔を近づける
奈菜「な、何?」
すると大和は小さな声で…
大和「お前は今のままで十分可愛いぞ」コソッ
奈菜「は、はひ!?///」
賢人「大和ぉ!起きたか!?一緒に泳ごうぜ!」
海で泳いでいる賢人が砂浜の大和へ声をかける
大和「ああ!すぐ行く!」
大和は脱いだパーカーを奈菜にそっと被せる
奈菜「?」
大和「日焼けするからよ、それ着とけ」
奈菜「うん、ありがと」
大和は海へ飛び込み賢人の所へ泳いでいった
奈菜「本当にカッコいいな」
そう言い、海で遊ぶ大和たちを見ていた

178 :Mi☆コアラ:2024/04/13(土) 15:29:53.40 ID:gPJsZ3zbS
悠希「リア充〇ねてめーらがこの世の風紀を乱してるんだよ」(非モテ)
シュウ「一番風紀乱してるやつが何言ってる」
悠希「あーあーどっかに水着姿で膝枕してくれる人いないかな」
シュウ「直感で探してみれば」
悠希「勿論試したよ」
シュウ「あ、試したんだ」
悠希「でもうまく発動しないんだよねー」
シュウ「一生非モテか…」
悠希「ぶっ飛ばすぞ」

179 :Adgjmptw:2024/04/14(日) 00:53:19.17 ID:qMSxm+KuY
数分間海を泳いでいた四人が戻ってきた
大和「ふぅ、色々思考がスッキリした」
賢人「数分前まで寝てたやつがよく言うな!」
葵「本当にいいものを見せてもらったぁ、傑作傑作ww」(動画撮ってた)
賢人「だなぁ!」
大和「お前ら早く忘れろ!」
リボン「まあまあ、こうしてる時間も勿体ない、色々しようじゃないかねぇ!」
大和「…今はそうするか」
奈菜「そうだね!」
賢人がクーラーボックスからスイカを持ってきた
葵「それ、どうしたの?」
賢人「うちの実家から届いたんだ、沢山あるから一つ持ってきたんだよ」
大和「これでやることっつったら…」
賢人「そうだよなぁ、大和…」
大和&賢人「スイカ割りだ!!」
葵「確かに面白そう!」
奈菜「なるほどね」
リボン「割れるかねぇ…」
賢人「早速やっていくぞ!」
大和「どっちが先にするか?」
葵「レディファーストであたしたちで!」
大和「いいぞ」
賢人「俺も」
葵「それじゃあスタート!」
リボンVSスイカ
リボン「それでは始めるねぇ」
賢人「よ〜い…始め!」
大和「?、全然動かないぞ」
奈菜「何かブツブツ言ってるよ?」
リボン「あそこにスイカがあるはずならばこの角度この力加減で殴ればキレイに……ブツブツ」
葵「独自で計算してる!」
奈菜「スイカに真っ直ぐ向かっていった!」
リボン「終わりだねぇ!」ブンッ
スイカの前で棒を振り下ろすが…バイ〜ン!という音を立てて振り下ろされた棒は上にはねあ上がった
大和「当たったけど割れなかったな」
奈菜「リボンちゃん大丈夫?!
リボン「力の計算をミスったねぇ」
賢人「というか力足らずな気がするぞ…」
葵「しっ!」
スカイWin

180 :Adgjmptw:2024/04/14(日) 02:18:29.12 ID:qMSxm+KuY
敗因 力足らず
奈菜VSスイカ
奈菜「じゃあ、始めるね!」
大和「頑張れよ」
賢人「よ〜い…始め!」
奈菜「ええっと…こっちかな…」
葵「違うよ、右!右ー!」
奈菜「こっち?」
賢人「違う違う!左だ!左!」
奈菜「あっち?」
大和「遊ぶの止めたれ、そのまま真っ直ぐ…そう」
奈菜「ここ?」
大和「そうそこ」
奈菜「ふん!」
力一杯込めて振ったと思うと、ポコ…そんな情けない音が響く
賢人「お〜い!力足りてないぞ!もう一回!」
奈菜「勿体ないです…」
葵「あらら…」
奈菜「可哀想だし勿体ないから叩けません!」
大和「優しさ出ると思った」
スカイWin
敗因 優しさ
葵VSスカイ
葵「葵、いっきまーす!」
奈菜「よ〜い…始め!」
葵「ふふっ、これで真っ二つにしてやるわ」
すると葵が短い棒を取り出すとブゥンと音を立てて光の棒が出てくる
賢人「ラ○トセーバー!?」
大和「いや、ビー○サーベルだな」
奈菜「何の話してるの?」
リボン「ちなみにつくったのは私だねぇ」
葵「やあぁぁぁ!」
高く飛び上がり、勢いを付けて叩き斬ろうとする…
葵「はあ!」ビぃぃぃン
切った場所は…見事にずれた
奈菜「あー…」
リボン「ずれてるねぇ」
葵「へ?マジ!?」(目隠しを外しながら」
賢人「サーベル当たった砂浜が溶けてるぞ」
大和「なんちゅー温度してんだ」
リボン「火力調整が必要だねぇ」
奈菜「注目する部分が違う気がする!」
スイカWin
敗因 勢い任せ
賢人「これから俺たちの…」
大和「出番だぜ!」

181 :Adgjmptw:2024/04/14(日) 02:32:10.99 ID:qMSxm+KuY
賢人VSスイカ
賢人「準備OKだ」
大和「よ〜い…始め!」
賢人「こっちか」
葵「違うって、左!」
大和「行き過ぎだ!もう少し…」
賢人「ここかぁ!チェストォ!」ブォン!
ドゴォン! 地面が揺れる様な音を響かせた
大和「当たったか?!」
葵「どうなったの…」
賢人「…いってぇえええ!」じ〜ん
どうやら思いっきり叩いたのは地面だったようだ
リボン「叩いた時の衝撃で砂が避けてるねぇ」
賢人 バタッ (ヤムチャ風)
スイカWin
敗因 人の話を聞かない
大和VSスイカ
大和「うっし、やっか」
奈菜「よ〜い…始め!」
大和「どの辺だ?」
リボン「左だねぇ」
大和 トコトコ
奈菜「行き過ぎだよ!少し右!」
大和「この辺か?」
賢人「そうそう」
葵「やっちゃえやっちゃえ!」
大和「ハッ!!」ブンッ
振り下ろされた棒は見事にスイカを捉え、直撃したが…
大和「あだっ!?」
棒が折れ、大和の頭を直撃した、スイカにはヒビも入っていなかった
奈菜「大和くん!?」
賢人「大丈夫か?」
リボン「…………」コンコン(スイカを叩く音)
葵「キレイにバッキリ折れてるね」
大和「いっつつ…」
奈菜「大丈夫?怪我ない?他に痛い所は…」
大和「大丈夫だ、怪我ねぇし、痛い所もねぇ」
リボン「なあ、このスイカ…コンクリスカイかねぇ?」
賢人「ああ、そうだぞ、うちの実家はコンクリスイカ農家」
葵「何それ?」
奈菜「聞いたことないよ?」
リボン「このスイカはコンクリート並みの強度の皮を持っているのが特徴なんだねぇ」
大和「つまり最初から割れることはなかったってことだ」
リボン「そういう事だね」
賢人「一応能力で壊れるぞ」

182 :Adgjmptw:2024/04/14(日) 13:55:00.74 ID:qMSxm+KuY
大和「そんじゃあ俺が習ってた格闘術を…」
賢人「お前格闘術習ってたのかよ」
奈菜「初めて知った!」
大和「アーマー獲得前は賢人との対戦の時殴る瞬間とか、着地考えてなかったけと奈菜を空中で受け止めた時の体制制御で」
葵「汎用性高過ぎない?」
リボン「それで本当に割れるのか試したまえよぉ」
大和「りょ〜かい」
腰を落としスイカの上で拳を構える
大和「『硬式!寸胴!』」

183 :Mi☆コアラ:2024/04/14(日) 17:25:07.93 ID:Bn1pVneJ/
悠希「あれ買ってる人見たことねーよ」
天宮「でもおいしいらしいよ」
シュウ「じいちゃんそこら辺の棒で割ってたけど…」
悠希、天宮「やば」

184 :Adgjmptw:2024/04/14(日) 21:25:31.86 ID:qMSxm+KuY
拳が打ち込まれるとスイカにヒビが入りぱっくり割れてしまった
賢人「スゲェ、割れた」
葵「能力の発動痕跡なし、本当に能力なしで割ったのね」
リボン「手が痛くなりそうだねぇ」
大和「硬式は耐久力をあげる型だから痛くねぇぞ」
奈菜「他にはどんな型があるの?」
大和「硬式、軟式、流式そして使えないけど破式とかあるぞ」
賢人「破式を教えてくれ!なんて言う拳法なんだ?」
大和「『登竜拳』俺の一族が編み出した独自の拳法だ、実家に書物があったはず…明日やってみるか」
賢人「やりぃ」
奈菜「私も教えて」
大和「踏ん張る技が多いし、回避の型の流式は奈菜が覚えても仕方ないし……いや、カウンター技もあったか…いいぞ」
奈菜「やった!」
葵「皆〜、スイカ食べよ!」
リボン「待ちきれないねぇ」ジュルリ
三人「はーい」
皆でスイカを食べて、しばらく遊び
賢人「俺らかき氷買ってくるけど、お前ら何かいるか?」
葵「私も、かき氷食べたい」
リボン「私もほしぃねぇ」
奈菜「じゃあ私も」
大和「量がかなり多いから俺も行ってくる」
三人「いってらっしゃい」
全員分のかき氷を買って元の場所に戻っていると…
賢人「あら、何かいる」
大和「ん?」
男A「なあなあ、俺らと遊ぼうや」
葵「結構です!」
男B「良いじゃねぇか」
奈菜「ごめんなさい、お友達と来てるので」
男C「そんなのほって置いてさぁ」
葵「結構ですから!」
男D「良いだろぉ」
男が奈菜の腕を強く掴む
奈菜「やっ!放して!」
すると男たちの肩に手が置かれる
大和「すみません…」
賢人「俺らの連れに…」
大和&賢人「「何か…ご用意ですか?」」
二人は静かに圧をかけ、男たちを威嚇する
男B「んだと!この…」
大和「軟式…吹っ飛んでろ」
掌底を叩き込むと男たちは軽く吹っ飛ぶ
男A「な、なんだよお前」
大和「こいつの彼氏ですが」(奈菜を親指で指す)
男D「じゃあそこのガキは?」
四人「「「「同級生」」」」
リボン「失礼だねぇ」

185 :Adgjmptw:2024/04/14(日) 22:25:45.85 ID:qMSxm+KuY
男C「ちっ!せっかく女釣れたと思ったのに」
男D「まあ待て、お前ら俺らと勝負しようや、女を掛けて」
賢人「は?」
大和「お前ら人の事バカにしてんのか」
男D「お前らが勝ったら俺らは退散する、俺らが勝ったら女はもらってく、嫌なら逃げても良いんだぜ…腰抜け」
大和「あん?」
賢人「今、なんつった!」
男A「お、乗ったぞ」
男C「まずはこれだ!」
ビールフラッグ勝負
男B「砂浜に寝そべって、この先の旗を取ったやつの勝利だ」
男A「負けたほうが抜けていくルールだぜ」
賢人「上等!」
大和「やってやんよ!」
大和VS男C
寝そべって合図を待つ
男C(俺の能力『瞬間最高速』で瞬○して…)
大和「能力の使用はありか?」
男D「いいぞ」
奈菜「大和くん、頑張れ!」
大和「はいよ」
男A「始め!」
男Cは早速能力を発動して大和を追い抜こうとするが…
大和「煙幕」
男C「うわ!」(視界を遮ったか、だがコースは直線、俺が負ける要素は…)
大和「はい終了」パシッ
男「は?」
大和は能力で霧を出し、身体能力の強化と霧の噴出力で加速して旗を取ったのだ
男A「何やってんだよ」
男C「俺は能力使ったって」
大和「負けたからお前退場な」
男C「はい…」
男A「次!」
気配切り
男B「次は俺だ」
大和「賢人ぉ、やったれ」
賢人「合点」
男D「始めぇ!」
葵「賢人、負けないでよ!」
賢人「ナメんな」
男B(『透視』の能力を持ってる俺に負ける要素は…)
透視能力で賢人を見た俺Bは大量の鉄板が賢人を守る光景を目撃する
男B(打てる気がしないなぁ)
すると周囲の鉄板が男Bを抑え込む
男B「な、なんだ?!」
賢人「!、そこぉ!」キュピーン
見事に賢人のスポンジ剣が男Bの頭を捉えた
賢人「楽勝」
男B「勝てるかぁ!」
大和「自分で決めた約束位守れよ」
男B「うす…」(意気消沈)

186 :Mi☆コアラ:2024/04/14(日) 22:33:34.38 ID:Bn1pVneJ/
櫻木「男の勝負にビーチフラッグってww」
天宮「そういえば私も海に行ったときナンパみたいのされたよ
   その後その人見なかったけど」
櫻木「大石君もしかして‥」(小声)
悠希「はい、圭介がぼっこぼこにしてました」(小声)
櫻木「恋の力って怖いね」

187 :Adgjmptw:2024/04/14(日) 22:56:38.81 ID:qMSxm+KuY
男D「これで最後だ!」
ビーチバレー
男A「2対2で勝負だ、こっからは変身していこうや」
男D「お前ら二人まとめて片付けてやるよ」
賢人「俺らのコンビネーションを見せてやるか」
大和「そうだなぁ」
奈菜「試合始め」
葵「頑張って!」
男A「俺らからだ、オラ!」
大和「!、速い!」
ギリギリでボールを受け止める
賢人「アタック!」ドムッ
男D「遅い遅い」
賢人「な!?」
男A「俺の『一時加速』と…」
男D「俺の『視界スロー』のコンビは…」
男たち「「バレー最強だ!」」
大和「面倒だが、新技試す良い機会だな」
賢人「あんま人の事掛けてる勝負でするのは失礼だがな」
奈菜「私はOKだよ」
葵「私も〜」
大和「許可降りたな」
賢人「やってみるか、奈菜ちゃんも大和への信頼厚くない?、まいっか」
大和「『実態現影』!」
賢人「『移動鉄壁』!」
するとコス姿の大和が増え、賢人から大型の分厚い鉄壁が現れる
男A「一人増えたり鉄板出てきた位で負けるか」
男D「え、勝率ある?君たち」
空中のボールが地面に向かって加速する
賢人「ほい」
そのボールを鉄板で軽々打ち上げる
男A「打ち上げるのはいいが届くか?W」
分身 グッ
大和「オラよっ!」
分身で合体ジャンプをしてボールと同じ高さ辺りまでどび、アタックする
男D「スローで見ても追いつくのがやっとだ!」
男A「クッソ!どうすれば…!」テコリン!
すると男Aは奈菜に向けてボールをアタックする
賢人「なっ!?」
奈菜「え…」
男A「止められるかなぁ?」
賢人「間に合わない!」
すると何かが間に入ってきた
??? バコォン ボフン
奈菜「へ?」
それは大和が出した分身だった
大和「賢人!そのボール思いっきり高く打ち上げろ!」
賢人「がってん!」
ボールを高く打ち上げ、大和はアーマーを纏いながら走る
賢人「大和!これ使え!」
二枚の鉄板を足場にし大和は高く飛ぶ
大和「俺らに勝負吹っ掛けるのはかまわねぇが…俺の女狙ったんはゆるさん、『軟式 平手打ち』」
登竜拳+能力の強化で、エネルギーを得たボールは相手コートに風を切りながら突っ込んで行き、着弾と同時に破裂した
男A「はっ…はっ…」
男D「ひ、ひいぃぃぃ…」

188 :Adgjmptw:2024/04/14(日) 23:24:29.61 ID:qMSxm+KuY
シュタッ
大和「おい」
男たち「は、はいぃぃぃ!」
大和「次、ちょっかいかけたら、○す」
男たち「す、すいませんでしたぁぁぁ」
そうして男たちはダッシュでその場から去って行った
賢人「取り敢えず撃退成功」
葵「いつの間に新技開発してたの?」
賢人「お前たちが買い物に行ってる間とかにな」
大和「まあ怪我がなくてよかっ…おわ?!」
奈菜 ギュッ
大和「あの何故抱きついて…」
奈菜「怖かった…」ポロポロ
大和「…お前に怪我なくて良かったよ」ヨシヨシ
賢人「あ〜甘い!甘い匂いがプンップンするぜぇ!」
葵「止めたげなさい」
大和「落ち着いたか?」
奈菜「うん…」
大和「かき氷落として来ちまったし、改めて買いに行くか」
奈菜「わかった…」
賢人「賛成」
葵「私も賛成」
リボン「私を忘れてもらっては困るねぇ!」
四人「ごめんごめんw」
リボン「むー!とびっきり高いものを注文してやるねぇ!」
賢人「まあ、今回は忘れてた俺らが悪いし、女子組のは俺らが出すからリボンちゃんのは割り勘でいいな?」
三人「オッケー」
そうして皆でかき氷を食べた後、大和の実家に帰った…その夜
奈菜「大和くん寝ないの?」
他の三人は疲れて先に寝てしまって、奈菜は水を飲むため下に降りていた
大和「少し眠れなくてな、軽く運動したら寝るよ」
奈菜「そっか……あ!そうだ、大和くん、こっちきて」
大和「なんだ?」
外にいた大和は、奈菜のいる縁側にむかう
大和「どうし…」
奈菜 チュッ
すると奈菜は大和の顔を両手で寄せて頬にキスをした
大和「な、な?」
奈菜「ふふ、昼間のお礼、守ってくれてありがとう…おやすみ!」
そして奈菜は早足で二階に上がって行った
大和「……余計寝れなくなっちまった///」

189 :Adgjmptw:2024/04/15(月) 22:27:09.37 ID:ez8yjSUSj
大和「ふー…拳法を少しやってみるか」
そうして破式の構えをとりいくつか技を繰り出す
大和「ハッ!…ふぅ、ん?」
技を一通りし、一休みしている時にだだっ広い庭の真ん中に影を見つける
大和「じいちゃんのチェーンソー…何であんな所に?」
チェーンソーの辺りまで歩いて行く、夜の月明かりに大きいチェーンソーが照らされ妙な威圧感がある
大和「持ち出したっけか?まあさっさと回収して…」
???「チガウ…カマエガチガウ…」
大和「な、なんだ?!何処から声が…]
慌てながら周囲を見渡すとチェーンソーの後ろに古いラジカセが置かれていた
大和「ここから声が流れてたのかよ…誤作動か?」
ラジカセ「チガウ…カタガチガウ…」
大和「いつかお祓いに行くとして、さっきから違うってなんだよ」
ラジカセ「チガウ…ザザ カマエガチガウ…」
大和「構え?破式のことか?」
ラジカセ「チガウザザザ カンガエカタガチガウ…」
大和「考え方…拳法か?」
ラジカセ「…ザザ」
大和「合ってるぽいな、にしても拳法の考え方が違う?…ん〜?」
ラジカセ「モッテコイ…ザザ」
大和「拳法の書物か?いいけど…」
家に戻って拳法が記された書物を持ってきた
大和「ほい」
ラジカセ「ハシキ…ザページ…ザザヨメ…」
大和「破式、内破壊の式、相手の鎧意味成さず、また壮大な被害を相手に与えん…」
ラジカセ「ウチガワヲ…ソウゾウセヨ…ザザ」
大和「内側の想像?まあ、試しだ。やってみるか」
近くにあった枯れ木に手を当てる
大和「………」
ラジカセ「カンジロ…ザザミツドヲ…」
大和「感じる…内側……!、『破式』!」
すると枯れ木は割れる音を立てながら、内側から弾けた
大和「スゲェ!出来た!」
ラジカセ「ザザ…タリヌ…キホンガタリヌ…ザザ」
大和「基本?」

190 :Adgjmptw:2024/04/15(月) 23:15:21.14 ID:ez8yjSUSj
拳法の書物を手に取り、ペラペラとページをめくる
大和「あった!この拳法、終わる事なき拳、型にはまらず、型在らず、終わりなきの力を、その身に与えん、永久未完の拳法なり…]
ラジカセ「ソレガ…コノケンポウノ…コトワリ…ザザ」
大和「理か、型在らず…決まった型が存在しない、自由の拳法!それが『登竜拳』!」
ラジカセ「ソレデハ…ザザ…ソウゴウシケンヲ…ザザハジメル…」
大和「総合試験?」
するとチェーンソーにエンジンがかかり、急に浮かび上がる
大和「な、何事?!」
ラジカセ「サンプンカン…ソノヤイバヲ…ザザイナシテミセヨ…」
大和「はぁ!?」
そんなことは関係ないと、大きなチェーンソーが振り下ろされる
大和「うおぁ!?」
避けた先で今度は横振りで迫ってくる
大和「クッソ!『硬式』!」
急遽拳法で防御するが、凄い勢いで吹き飛ばされる
大和「くはっ!けほっ!」
無慈悲と言わんばかりに、チェーンソーが振り下ろされる
大和「ちっ!『流式』!」
チェーンソーを受け流し、横に転がりながら飛び起きる
大和「ラジカセ止んだけど防戦一方か、疲れるぜ」
考える間もなく、追撃がやってくる
大和「『軟式』!吹き飛べ!」
チェーンソーの側面を『軟式』で弾き、距離を取る
大和「はあ…はあ、そろそろ3分だろ」
時間ギリギリまで、追撃は止まない
大和「地面にやって大丈夫か知らないが!『破式』!」
地面に向かって『破式』を放ち、地面を割り目眩ましをする
大和「どうだ?!」
煙の中から一直線にチェーンソーが向かってくる
大和「クッソォ!」
腕で防御体制を取る、チェーンソーが振り下ろされそうになった時…
ラジカセ「サンプンカン…チョウド…ザザ…オミゴト…」
大和「ふぅ…最後はタヒぬかと思った…」
ラジカセ「コノ…ザザブキヲ…サズケル…」
目の前に大きなチェーンソーが降りてくる
大和「これ、くれんのか?」
ラジカセ「セイシキナ…ザザザナヲ…オシエル…」
大和「正式な、名前?」
ラジカセ「ザザ…『大戦大和式 大回転鋸』…ザッザ」
大和「大戦…大和式…」
ラジカセ?「ザザザ…よく、頑張ったな、大和…ザザ…ブツ」
大和「じい、ちゃん?」
その言葉に答えるものはなく、ただ静かな時間が流れた
大和「ありがとう、じいちゃん…俺、頑張る!」
拳を大きく突き上げて、叫ぶ、天に届くといいなと、思いを胸に…そうして大和は布団に戻った、翌朝綺麗に寝坊したのは言うまでもない

191 :Adgjmptw:2024/04/16(火) 21:04:15.84 ID:R7gJ3fTdw
賢人「大和、お前が寝坊とは珍しいな〜」
葵「いつも一番早かったのにね」
大和「昨晩色々あってな…ふあ〜…」
葵 !!
賢人 !!
奈菜 ?
三人の間に猛烈な思い違いが炸裂する
賢人「やったのか!とうとう!」
大和「何の事だよ?」
葵「しらばっくれるなよぉ旦那ぁ、で!感想は?!感想!」
大和「だから何の話だ!」
奈菜「そろそろ朝ごはんできるよー!」
リボン「いい匂いだねぇ…」
大和「あ、匂いに釣られてリボンが起きてきた」
葵「リボンちゃんは相変わらず一番遅いねー」
賢人「まあうまそうな匂いを嗅いだら目が覚めるよなぁ」
奈菜「お皿運ぶの手伝って〜」
四人「はーい」
朝食を食べ終え、5人組はゆったりしていた
大和「あ〜」
賢人「うごきたくねぇ〜」
奈菜「そんなとこ(クーラーの前)で寝そべってたら風邪引くよ」
大和「こっちにくればわかるさ〜」
奈菜「そんなこと言って、早くどきな…ちょ、大和くん掴まないで、何で引き寄せ…あ…」
リボン「皿洗い大変だねぇ」
葵「なかなかの量があるからね…三人揃って寝そべって何してるの?」
大和、奈菜、賢人「うごきたくな〜い」
リボン「私も混ぜたまえ!」
葵「も〜、皆揃って…私も!」
結果的に皆揃って一日中ゴロゴロしてました
翌朝…
大和「今日は比較的に涼しいので、『流式』と最近覚えた『破式』を教えるぞ」
奈菜「やった〜」
賢人「いよいよか」
大和「破式は一つの技、流式はカウンター技をいくつか教える、破式はかなり危険だからな(身を持って実証済)」
賢人「マジかよ、ケチ!」
奈菜「カウンター技いくつかあるんだね」
大和「まずは『破式 甲壊』って言う技だ、相手の防御手段を破壊する技だな」
賢人「おお、スゲェ!戦いやすくなる!」
数分間、賢人に付きっきりで教えこむ
大和「違う違う!内側、破壊対象の中を感じるんだよ!」
賢人「分かるかよ才能マン!」
葵「かなり手間取ってるね」
お茶を片手に奈菜に話掛けてくる
奈菜「本当に仲がいいね、あの二人」

192 :Adgjmptw:2024/04/16(火) 21:54:19.27 ID:R7gJ3fTdw
葵「おやおや、イチャイチャ出来なくて寂しいのかな?w」
奈菜「そ、そんなんじゃないよ!?…ただ、まぁ、寂しいかな」
すると葵は立ち上がり大和に声を掛ける
葵「大和ぉ!奈菜のこと寂しがらせてんじゃないわよ!」
奈菜「あ、葵ちゃん!?」
聞こえた大和は縁側に向かって答える
大和「わかった!」
奈菜「大和くん?!///」
大和「よし、賢人。後十分で全部叩き込むから覚悟しろや」
賢人「ウッソだろ?!難しい要素を十分に詰め込むとか…アアアアア」
十分後、大和は本当に全ての要素を詰め込み教えきり、今は奈菜に流式を教えている
大和「大丈夫か?ゆっくりで良いからな」
奈菜「ありがとう大和くん」
一方、賢人は縁側で葵から治療を受けていた
賢人「チックショウ、イチャイチャのダシにしやがって」
葵「まあ良いじゃん、技使えるようになったんでしょ?」ペタペタ
賢人「そうだけど…イテッ」
葵「ほらほら、我慢我慢」
賢人「本当、あいつは人柄が良いというか、良すぎるというか…どんな人が育てたんだろうな」
葵「親御さんは、幼い頃に亡くなったって言ってたし…おじいさん辺りじゃない?」
賢人「晩飯終わった後に聞いてみるか。そういやリボンちゃんは?」
葵「家の中で新薬の配合を試してたわ」
賢人「なんだか、リボンちゃんらしいな」
夕方、大和は奈菜に流式のカウンター技をある程度教え、晩御飯の時間になった
奈菜「大和くん、ありがとう。これで戦いの幅が広がるよ」
大和「良いってことよ」
賢人「そういえばよ、お前のじいちゃんってどんな人だったんだ?」
リボン「その話、興味あるねぇ」
大和「俺のじいちゃんか?ん〜…仁義に熱い人、だったかな」
賢人「仁義に熱い?」
リボン「恩にはしっかり恩で返す人だったってことだねぇ」
大和「まさしくそう言う人だったな、『恩を仇でかえすな!きっちり恩で返しきれ!』とね」
奈菜「じゃあ、お父さんとお母さんは?」
大和「お父さんは本当の強さを知ってた人、お母さんは優しさを知ってた人ってイメージかな」
葵「どういうこと?」
大和「お父さんは『強くあることも大事だが、真の強さは心で決まる、心が強くあってこそ、真の最強さ!』って言ってたな
お母さんは『優しくする事は良いことです、しかし時には見守ることも大切ですよ。ただし!困ってる人を見つけたら迷わず助けること、自分がケガしない方法でね。』
って今の生き方の方針になった人たちだったな」
奈菜「本当にいい人たちの元で育ったんだね」
賢人「そう言うことか、うぉぉぉぉ!泣けるぜ!」
葵「だけど『自分がケガしない方法でね。』の部分破ってない?」
大和「ははは!そうだな、お母さんが生きてたらどやされちまうな」
曇る雰囲気もなく、賑やかに晩御飯を終えた

193 :Adgjmptw:2024/04/16(火) 21:55:04.05 ID:R7gJ3fTdw
コメントぷりーず

194 :Adgjmptw:2024/04/17(水) 23:04:51.96 ID:4+ApwZAGg
数日後…
奈菜「ふ〜ふふ〜ふふ〜ん♪」
葵「奈菜、上機嫌だね」
奈菜「だってやっと大和くんの好物知れたんだもん♪」
葵「大和の好物ってなんなの?」
奈菜「カレーなんだってさ、特に甘口が好みらしいよ」
葵「意外と子供舌なんだ…」
八百屋「奈菜ちゃん!なんかご機嫌だね!」
奈菜「大和くんにカレー作ってあげようと思いまして」
八百屋「そうかい!大和ちゃんはカレー大好きだからねぇ、彼女さんの作ったものなら尚更喜びさそうだね、福神漬けオマケ!」
魚屋「うちも、オマケだ!」
肉屋「うちも、やるよー
奈菜「ありがとうございます!」
葵「もうすっかり馴染んだね」
???「………」
八百屋「!!、そこにいるのは誰だい?」
???「な!!」
肉屋「俺らを欺こうなんざ、百年早いわ!」
魚屋「この商店街はうちのテリトリーだ、逃げられると思うなや!」
黒いローブに身を包んだ男が現れる
???「ちっ!そこの女どもを頂く!」
肉屋「させるか!『切れ味強化』!」
肉切り包丁を投げつける
???「当たらん」
すると空中からタコ型の巨大ロボが出現し、肉切り包丁を防御する
肉屋「な、なんじゃありゃ?!」
???「杉山 大和に伝えろ、女たちを預かったと!」
謎の男はタコ型の巨大ロボと飛び去った

195 :Adgjmptw:2024/04/18(木) 19:45:04.61 ID:271BpSCMY
肉屋「クソッ!俺のせいで…」
八百屋「あんたのせいじゃない、早く大和ちゃんに伝えに行くよ!」
大和実家にて…
大和「奈菜たちおせぇな…」
賢人「心配性だなぁ…」
奈菜たちの帰りを待っていると八百屋のおばちゃんが駆け込んできた
八百屋のおばちゃん「大変だよ!大和ちゃん!奈菜ちゃんが…」
大和「!!、奈菜たちに何かあったんですか!?」
肉屋のおじちゃん「奈菜ちゃんたちを返して欲しがったらここに来いってよ」
そうして大和たちに目印が付いた地図を渡す
大和「………」
八百屋のおばちゃん「私たちは付いていけないよ、顔がバレてるし奈菜ちゃんたちに危害が加わる可能性がある」
賢人「どうする?」
大和「賢人、準備しろ、リボン!今からすぐに武器作れるか?」
リボン「事情は聞こえていたねぇ!今すぐ作れるねぇ!」
大和「そんじゃあこれ作って貰いたい…」

196 :Adgjmptw:2024/04/20(土) 16:47:42.98 ID:lZxM25n39
リボン「わかったねぇ、早急に用意するねぇ!」
大和「ありったけの武器を持って突入する!」
賢人「おう!」
大和「リボンは留守番な」
リボン「わかったねぇ…」
一方奈菜たちは…
奈菜(ん…何処?ここ?確か謎の男の人に…)
辺りを見渡してみる
奈菜(倉庫みたいなところ…葵ちゃんは隣で気絶してる、能力で縄脱けを…)
能力を発動しようとするが発動しなくなっていた
奈菜(の、能力が…!口元は塞がれて助けも呼べない、どうしよう…)
謎の男「能力が使えなくてとまどっていますね、少し薬で体を痺れさせています」
奈菜(何者?!)
謎の男「名前を知りたそうな顔していますね、私はXともうします。杉山 大和に用がありまして」
奈菜(用?…)
X「まあ、彼が来てから話しますよ」
突然、部屋中に警報音が鳴る
X「どうやら来たよですね、まんまと罠に掛かりおって…」
数分間、ずっと警報音がなり続け、フッと音が鳴りやんだ
X「そろそろ捕まったころで…」
すると目の前のシャッターが叩かれる音が響く、シャッターの向こうから大きなエンジン音が室内へ響き渡る
X「な、なんだ?!」
何かがシャッターをギャリギャリ削るような音と共に回転刃がクロス状に切り込まれる
X「ま、まさか!」
そしてクロス状の切り目の真ん中を蹴破りながら大回転鋸を握りしめた杉山 大和と完全武装の金塚 賢人が入ってくる
X「杉山 大和!」
奈菜(大和くん!)モゴモゴ
大和「おいテメェ…さっさと奈菜たちを離せ」
X「わかりました、私の目的はあなたに来て貰う事ですからね…」

197 :Adgjmptw:2024/04/20(土) 17:37:44.25 ID:lZxM25n39
賢人「どういう事だ?」
男は奈菜たちを解放し、奈菜は葵を抱えながら大和たちの後ろへ…
大和「そんで、俺に話ってなんだ?」
半ばキレながら男に質問する
X「それは…我々が奪われたものを返して貰うためですよ…」
大和「我々?返す?…なんの事だよ」
X「正確には、あなたの親にですが…」
大和「何言ってんだ?俺の両親は十年前に二人ともタヒんだんだぞ!」
X「その話しですよ、私は某製薬企業である薬品を秘密裏に開発していました…」
奈菜「薬品?」
X「能力の追加実験……能力の増強実験…その実験の成果、『戦闘能力追加薬』と『三大理論薬』、『能力増強維持薬』3つを奪われたんですよ!」
怒鳴りつけるように大和にいい放つ
賢人「その実験…大戦時代ですら違法になった人外実験だろ」
X「そしてつい!我々はその2つの実験を完成させ、『戦闘能力追加薬』と『能力増強維持薬』を完成させた…更にそこから『三大理論薬』おもつくりあげた!!」
大和「だけど、その薬品会社は火災事件で焼け落ちたはずだぞ…三大理論薬も製作不可能なはず」
X「ええ、ですが起こったことが真実です、あなたの両親が2つの薬品と三大理論薬の一つを奪うと実験室に火を放ち、会社を焼いたのです、無関係の社員のほとんどを逃してね、立派なものですよ」
大和「はぁ…」
X「しかし!実験の資料を!成果を!夢を奪われた!あの夫婦のせいで!!」
奈菜「夢?」
X「この狂った世界を修正するためです!私の実験を認めない世界に復讐する!」
男は頭に血が昇っていたが、大和は頭に血が昇っていても冷静だった
賢人「つまり、お前の悪巧みを大和の両親は止めたんだろ」
X「違う!粛清だ!…話を戻しましょう、その後、3つの薬品を助けるために誰かに使用した…]
賢人「誰か?」
X「それこそ、杉山 大和!お前だ」
大和「はぁ?!俺?!」
X「そうさ!『能力追加薬 金属結晶』と『能力増強維持薬』、それと『三大理論薬品』の薬を大和に飲ませた、これで能力が発現した」

198 :Mi☆コアラ:2024/04/20(土) 20:26:51.80 ID:XD6DOQP/n
悠希「つまり能力を増やす薬を飲んだってことか道理で強いわけだ」
シュウ「チート?みたいなものか」
悠希「お前の能力も十分チートだけどな、てか黒魔も同じ能力だったよな
   やっぱり黒魔家も一枚かんでるのか?」

199 :Adgjmptw:2024/04/21(日) 00:38:03.78 ID:PohZYSfkM
賢人「ってことは大和は無能力者だったのか?」
X「いや、『身体能力向上』の能力だ、というかこの能力『だけ』だったが正しいかな」
大和「俺が飲んだその『三大理論薬』はどの効能だ」
X「お前が飲んだのは三大理論の一つ『自己進化』の能力!」
奈菜「自己進化…」
賢人「どうりで異様な成長速度だったのか」
大和「そうか、だがこの力は俺の両親からもらった力だ!返す気はない」
X「交渉決裂だ、こい!『アイスオクトパス』!」
叫び声に反応する要に天井からタコ型のロボが現れる
賢人「ナァニコレ」
大和「おばさんの話にあったタコロボか、たこ焼きにしてやるよ!」
チェーンソーで蛸足を切り落としながら本体まで近づく
大和「オラァ!」
斬ろうとするが刃の入りが悪い
大和「硬っ!タコなのに硬った!」
X「刃が通る分凄い武装だな…軟性と硬性を持つ金属だよ、しかも…」
再び切りかかろうとすると蛸足で殴られ吹き飛ぶ
賢人「大和!」
奈菜「大和くん!」
大和「けほっ!なんだ?!切り落としたはず…」
X「その触手は復活するよ」
大和「面倒だな!」
再び触手を切り落としながら本体に近づく
大和「吹っ飛べや!『破式…』、!」
技の発動を止め、後ろに飛び退ける
賢人「大和、何で止めたんだ!?破式で破壊できるだろ?」
大和「あのロボの中に…人がいる!」
X「よかったなぁ、危うく中の能力者ごと粉砕するところだったな」
大和「クズやろうが!」
アーマーの能力を発動し攻撃を受ける

200 :Adgjmptw:2024/04/21(日) 01:14:32.73 ID:PohZYSfkM
X「この能力者は俺の三大理論薬の2つ目、『自己再生』の能力!どんな攻撃で負傷しようと修復する」
大和「クソッタレが!」
この間も攻撃を受け続ける、後ろの奈菜たちに危害が加わる可能性があるからだ
X「この金属は能力を伝播、増幅する」
大和「!!、つまりお前…」
X「そうだよ!自己再生は中にいる人物の能力で後『2つ』ある!」
大和「マジかよ…」
X「能力の多数所持実験…複数の能力を使用できるよ、まあ代わりに能力が劣化して感情に乏しくなってしまったかね」
賢人「だけど大和も複数持ってるぞ?」
X「それは自己進化の副産物、能力が劣化しないよう適応したのだ」
大和「隙がねぇ…」
反撃のタイミングを伺うが多数の触手が隙を潰す
奈菜「隙が、あればいいのね…」
賢人「だな」
二人が立ち上がり、大和の前に立つ
大和「お前ら、何を?」
奈菜「行くよ!」
賢人「ガッテン!」
合図と共に賢人は本体へ突っ込む、そこへ無数の触手が攻撃する
奈菜「潤滑+『流式 水ノ岩避ケ』!」
その攻撃を全て奈菜が受け流す
賢人「『破式 甲壊』!」
そして本体の表面装甲のみを破壊し、表面装甲をこじ開けててるままでキープする
賢人「大和!」
大和「あんがとよ!」
近づき能力者を引きずり出そうとすると目の前から消える
賢人&大和「「!?」」
X「追加能力『音速』の劣化、『亜音速』…追えるかな?更に更に…」
賢人「ブルアックショイ!…何か寒いな」
X「氷結の能力だ、頑張れよ

201 :Adgjmptw:2024/04/21(日) 17:08:08.72 ID:PohZYSfkM
賢人「高速移動に行動制限デバフとか無理ゲーでは?」
大和「それでもやんだよ!」
X「私の意のままに行動するから、頑張って下さいね」
奈菜「くっ!」
賢人「厄介だな!」
大和「お前ら!下がれ!俺がやる」
薬を1錠飲むと霧が立ち込め始めた
X「いくら見えなくしたって無駄ですよ、広範囲攻撃!」
タコ型ロボは広範囲を一気に氷結させる
賢人「うお!寒っ!」
奈菜「夏なのに寒い!
すると辺りの霧が一点に集まる
大和「ふ〜…」
X「!!、何故氷結の効果を受けていない!」
大和「凍ったアーマーを『剥がした』んだよ」
アーマーをよく見ると隙間から霧が煙のように出ていた
大和「霧で人工筋肉を再現した、パワーも装甲も前の倍だ」
X「金属結晶を防御に使うか、考えたな。だがそれだけだ!」
再びタコ型ロボが触手で攻撃するが怯むことなく攻撃を受けながら本体に近づく
X「何故だ!?氷結や質量の触手の攻撃が効かない?!」
大和「人工筋肉と身体強化で受け止めているからな」
さらに大回転鋸を振り回し、触手を切り落としながら進み続ける
大和「ふん!」
本体の装甲をきり、中の能力者を引きずりだす
大和「げっ!?」
賢人「お、女の子?!」
奈菜「けど気絶してるよ?」
X「そいつが能力のコアだよ。能力の過剰使用で気絶したらしいね」

202 :Adgjmptw:2024/04/21(日) 17:48:07.47 ID:PohZYSfkM
大和「お前、ぶっ飛ばす!」
タコ型ロボは停止し、丸腰のXに大回転鋸で切りかかる
奈菜「いや切ったらダメだからね!?」
大和「じゃあ気絶させるか」
容赦なく男の顔を殴って気絶させた
賢人「顔面凹まなくてよかったな」
奈菜「この男の人は警察に突きだすとして、この女の子どうする?」
大和「小学6年位だな」
賢人「大丈夫?誘拐扱いにならない?」
大和「安心しろ、この町に警察はない」
奈菜「じゃあこの男の人はどうするの?」
大和「うちの商店街で晒し首だ」
賢人「生きたまま晒し首とか恐ろし」
大和「俺はこいつ(X)吊るしてくるから先に帰ってな」
賢人は葵を奈菜は女の子を背負って家に戻る
葵「ん…?」
賢人「お、起きたか」
おんぶしてる葵に顔を軽く向ける
葵「私…気絶して…」
賢人「状況把握能力は満点だな」
葵「あれ?大和は…」
賢人「犯人吊し上げしに行った」
葵「気絶位しか情報ないけど何があったの?!」
奈菜「簡単に言うけど、大和くんをキレさせた、かな」
葵「本当何があったの…」
三人と+1は家に到着した
奈菜「あ!リボンちゃんリビングの畳の上で寝ちゃってる」
葵「二階に上がるの面倒くさいから…一階でいい?」
賢人「いいぞ…布団出すわ…」
そうして三人は寝てしまった。数分後……
大和「ふぁ〜…ねっむ!大型の武器を背負いながら男一人運ぶの大変だったな」
玄関を越えて居間に入り、武器を立て掛ける
大和(お、布団敷いてあるな。気が利くじゃん、おやすみさん…)

203 :Adgjmptw:2024/04/22(月) 21:35:01.43 ID:ck3KuHQeC
翌朝…
葵「あらあら♪」
賢人「こりゃまた堂々と…」
リボン「二人は仲がいいねぇ」
大和「ぐ〜が〜」
奈菜「スースー」
大和が大の字で寝ていて、その横で丸まるように奈菜が寝ていた
賢人「そういや大和は何を作ってもらったんだ?」
リボン「ドーパミン増加薬…痛みや疲れを数分間無視できるねぇ、けどその代わり薬の効果が切れたらその間の疲れが一気にくるねぇ」
賢人「新技使ってたけどそんなに体力喰うやつだったのか」
葵「私が知らない話が繰り広げられてる」
賢人「あ、昨晩の女の子は?」
リボン「まだ寝ているねぇ」
賢人「そりゃよかった」
葵「ついでに…」パシャ
賢人「何で写真撮ってんだ?」
葵「交渉材料♪」
リボン「狡猾だねぇ」
すぐ近くにた立て掛けてあった大回転鋸に目をやる
リボン「…これ解体したいねぇ」
賢人「大和にボコされたいならな」
リボン「なら止めるねぇ」
数時間後…
大和「ふぁ〜、いま何時だ…」
奈菜「13時だよ」
大和「そんなに寝てたのか…お、三人ともおはよう」
賢人「お前寝すぎだ」
葵「ま、私はいろいろ良いもの見れたからね」
大和「良いものってなんだ」
リボン「気にしなくて良いねぇ」
大和「ならいっか」
遅めの朝食をとり、しばらくゆっくりしてると…
女の子「ん、ここは…」
賢人「お!起きたぞ!」
葵「おはよ、痛い所とかない?」
女の子「ひっ…」
女の子はササッと大和の後ろへ隠れてしまった
葵「ありゃりゃ」
賢人「こ、怖がらなくていいぞ〜」
女の子「怖い…」
二人 ガーン
奈菜「まあまあ…」
葵「む〜…じゃあさ、そっちの二人は怖くないの?」
奈菜と大和を指差しながら言う
大和「おいコラ」
女の子「この二人からは…いい気配が…する…」
奈菜「じゃあ、お名前教えて?」
女の子「……香保里(かおり)……」

204 :Adgjmptw:2024/04/22(月) 22:06:32.21 ID:ck3KuHQeC
葵「香保里ちゃん、私たちはどういう気配?!」
香保里「お姉ちゃんは…狙ってる気配…」
葵「なんで?!」
大和「まずその服をおろせ、着せようとすな」
葵「ちぇ…」
賢人「じゃあ俺は?」
香保里「そっちのお兄ちゃんは…明るい気配…」
賢人「なのに怖いのか?!」
香保里「明るさと…優しさは…別物…」
賢人 (´・c_・`)
リボン「気配を感じられるのかねぇ」
香保里「そっちの小さ…言葉使いが独特なお姉ちゃんは…好奇心の気配…」
リボン「その気遣いがしみるから止めてほしいねぇ…」
大和「で、こいつを誰かが引き取らなきゃなりまっせん!」
賢人「ここじゃダメなのか?」
大和「老人に苦労させられん」
賢人「優しさかい」
大和「で、どうする?」
四人 キュピーン! キュピーン! キュピーン! テコリン!
葵「私!私が預かる!」
賢人「俺は?!俺!」
リボン「私の研究所で助手にならないかねぇ」
奈菜「じゃあ香保里ちゃんに決めて貰おうか、誰がいい?」
香保里「…………」キュッ
大和の服の裾を静かに掴む
奈菜「じゃあ大和くんだね」
葵「ずるいずるい!」
賢人「ぶーぶー!」
大和「文句言うな。葵はこいつの服選び手伝え、流行りとかわからん。賢人は荷物持ちな」
二人「「やったぁ!」」
リボン(乗せられ安いねぇ)
大和「んじゃぁ、よろしくな」
頭をポンポンと撫でる
香保里「へへへ…」
少し照れくさそうに笑う
葵&奈菜「「可愛いい!」」
賢人「ハモりすごいな」
結局香保里は大和が引き取ることになった

205 :Mi☆コアラ:2024/04/22(月) 22:15:51.00 ID:uCUxAABYK
シュウ「俺も風邪薬使うとしばらく能力使っても動けるようになるよ
    解除した瞬間身体ぶっ壊れるけど」
悠希「なにそのコナンのパイカル飲んで工藤新一に戻るみたいな」
シュウ「あとあれするときにも飲まないと使えないんだよな」
悠希「あれって」
シュウ「内緒」

206 :Adgjmptw:2024/04/24(水) 21:52:37.56 ID:9xh28idlG
数分後…香保里の服を買いに商店街まで来ていた
葵「これ可愛いい〜」
奈菜「これも似合いそう」
店員「こちらもおすすめですよ」
二人「「こっちも可愛いい〜」」
香保里「…………」
店内で盛り上がっている外では
賢人「止めろよ彼氏兼保護者」
大和「だったらお前が行け運搬係」
警察「やだね、リボンちゃん止めに…」
リボン「私はアイス買いに付いてきただけだねぇ」
大和「だってよ、賢人、GO!」
賢人「止められるならとっくに行ってる」
大和「かれこれ45分以上たってるぞ」
リボン「アイス溶けるねぇ」
賢人「ファッション好きと可愛いいもの好きが合わさると止まらん」
大和「確かに、まあ特に葵ならセンスもあるし変なの買わない信頼はあるけど」
賢人「大和は服選びどんくらい掛かるか?」
大和「3分」
賢人「ウッソだろお前!?」
大和「着やすい、洗いやすい、違和感ない、安い、頑丈の観点で服選んでるからな」
賢人「のわりにセンスよくね?」
大和「言ったろ『違和感ない』って」
賢人「それって『外に出ても』も含まれてんのかい、リボンちゃんは?」
リボン「結構時間掛かるねぇ」
賢人「意外だな」
リボン「強度にこだわっているねぇ…」
賢人「すぐにほつれるやつとかあるからな」
リボン「強酸に耐えられる服…」
賢人「それ選ぶ時間より探す時間!てか何処に売ってんだ」
リボン「オーダーメイドだねぇ」
賢人「オリジナルかい!そんで作って貰えるんかい」
大和「スゲェ金取られそう」
リボン「『やったります!』って言っていたねぇ」
賢人「その店向上精神すごいな!?てか届いたの?」
リボン「4日後に届いたねぇ」
賢人「技術もちゃんとある!」

207 :Adgjmptw:2024/04/24(水) 22:22:51.71 ID:9xh28idlG
さらに数分後…
葵「ふ〜、満足満足」ツヤツヤ
奈菜「ごめんね、時間掛かっちゃった」
香保里「…疲れた……」
大和「俺の背中乗るか?」
香保里「!…うん…」
ひょいっと香保里をおんぶする
香保里「…重く…ない?…」
大和「気遣いサンキュ、全然!」
奈菜「………」ムスー
葵「あれぇ?奈菜、妬いてるぅ?ww」
奈菜「へ?い、いや、ち、違くて、いや違わなくてアワワワワ…」
賢人「いじめるの止めたれ」
リボン「プリン♪プリン♪」
↑アイス溶けたお詫びにプリン買って貰った人
夜のお家にて…
大和「なあ」
賢人「どうした?」
テレビを見ていた賢人に話し掛ける
大和「溶けたアイス、勿体無いな」
賢人「だな」
女子たち+少女はプリンを食べていた
大和「オリジナル形アイス…つくらね?」
賢人「いいね」
↑豆知識 コイツら素の頭は良いが二人合わさるとバカになる
大和「俺らが食べたいアイスも買ったんだっけか」
賢人「カリカリ君…アツキバー…メロンバー…バビコ…雪見饅頭…雹(ひょう)…お!ポッキリアイス(ボックス)もあんじゃん!」
大和「早速、色々作って見るか」

208 :Adgjmptw:2024/04/26(金) 23:23:47.72 ID:WWMFDVO/n
二人でアイス作りのプランを色々考えている
大和「うっし、まずはカリカリ君から」
賢人「どうすんだ?」
大和「アイスキャンディーでかき氷だ」
賢人「うまそ」
溶けたカリカリ君をかき氷氷の型に流し込み冷蔵庫にしまう
賢人「アツキバーは雪見饅頭を入れておしるこ風にしよ」
大和「雪見饅頭の中身溶けてね?」
賢人「それもまた一興なのだ」
大和「簡単だから最後だな」
溶けたアツキバーを冷蔵庫で冷やす
賢人「メロンバーは?」
大和「炭酸入れてジュースにすっか」
賢人「スゲ〜甘そう」
大和「バビコどうしよ」
賢人「バビコはチョコミルクみたいだから氷入れよか」
大和「雹(ひょう)は少し冷やしてシャーベットにする」
賢人「ポッキリアイスはかき氷氷にすっか」
各々下準備をしリビングに入る
奈菜「あ、大和くんに賢人くん。台所でなにしてたの?」
大和「アイスつくってた」
葵「えー、羨ましい」
リボン「私たちの分も作ってほしいねぇ」
賢人「ほい」
作っていたチョコミルクジュースを渡す
リボン「気が利くねぇ」
香保里「…美味しい…」
大和と賢人は互いに軽く腕を当てる
奈菜「本当に美味しい」
大和「俺たちは自由に食ってるぞ」
大和は雹のシャーベット、賢人はおしるこ風アイスを持って胡座をかいて座る
香保里「………」
すると香保里が大和の組んだ足の上に座った
奈菜「!!」
葵「微笑まし〜な〜(棒)」
リボン「仲が良いねぇ」
賢人「俺の所がいいと思う」
大和「そこが落ち着くのか?」
香保里「…うん…」

209 :Adgjmptw:2024/04/26(金) 23:53:29.88 ID:WWMFDVO/n
大和「そんじゃあそのままでいいぞ」
大和はそのままアイスを食べながらテレビを見ている
葵「奈菜、大和とられちゃうよw」
奈菜「ムムムム…」
リボン「どうするねぇ?」
奈菜は黙って大和の横に行き肩に頭を置く
大和「!!」
香保里「…?…」
奈菜「………」ムスー
大和(あ、妬いてる)
静かに奈菜の頭を撫でる
香保里「…………フム…」
香保里が不意に立ち上がり奈菜の袖を引っ張る
奈菜「ん?、どうしたの?」
香保里「…こっち……」
そして大和の組んだ足の上まで引っ張ってくる
大和「!?」
奈菜「…座って良いってこと?」
香保里 コクッ
奈菜「じゃ、じゃあ遠慮なく」
大和の上に足を伸ばして座る。二人の顔が少し赤くなる
香保里「………」ストン
香保里は奈菜の膝の上に座る
奈菜「?!、香保里ちゃん?!」
瞬間、香保里が能力で少し冷たくなった
奈菜「あ、涼しい」
大和「涼」
香保里 フンス!
葵「羨ましいな〜」
賢人「イチャイチャしながら涼みやがって…」

210 :Adgjmptw:2024/04/27(土) 20:51:29.50 ID:mx25KipVu
葵「涼しいの?」
奈菜「かなり涼しいよ」
賢人「大和の感覚的にはどうなんだ?」
大和「保冷剤抱いてる感じ」
葵「良いな〜」
大和「てか賢人、かき氷氷どうなった?」
賢人「見てくる」
立ち上がり、台所からかき氷機とかき氷氷を持ってくる
賢人「げ、カリカリ君だけ固まってねぇ」
大和「え〜」
リボン「残念だねぇ」
香保里「…貸して…」
賢人「ん?、ほい」
香保里がケースを握ると変身して、溶けたアイスを一気に凍らせる
賢人「お!凍った」
奈菜「変身した姿スケーターさんみたいで可愛い!」
葵「カワイイ!!」
大和「似合ってんな」
香保里「………」テレ
女子二人「「カワイイ〜!」」
リボン「早くかき氷食べたいねぇ」
大和「はいよ。賢人、かき氷作ってくれ」
賢人「なんで?!」
大和「俺が動けると思うか?」
膝の上の二人に目を向ける
賢人「あ〜…しゃーなし、作るぜ!」
すぐさま全員分のかき氷を作りあげる
大和「サンキュ」
賢人「良いってことよ」
その後各々のかき氷を食べる
賢人「大和はカリカリ君かき氷で、葵ちゃんはポッキリブドウ味、リボンちゃんはブルーハワイだな」
大和「んで、奈菜はイチゴ、香保里はメロン味」
リボン「かなり個性が出るねぇ」
奈菜「自由だし、良いんじゃない?」
みんなでかき氷を食べた後眠りに付いた

211 :Adgjmptw:2024/04/27(土) 21:11:53.81 ID:mx25KipVu
数日後…
賢人「今日は!」
葵「待ちに待った!」
二人「「夏祭りだ〜!!」」
今日はみんなで夏祭りに来ていた
大和「落ち着けや」
奈菜「いいじゃん。楽しも?」
大和「だな」
香保里…花火…初めて…」
この町の花火は他方にも有名であり、かなりの人が集まっていた
奈菜「ね、ねぇ。この浴衣似合ってる?八百屋のおばあさんから着付けてもらったの」
青い川の流れての模様が入った浴衣を着ている奈菜が聞いてくる
大和「…似合ってるぞ//…」
奈菜「う、うん///…えへへ♪」
葵「う〜れ〜し〜そ〜う〜だ〜ね〜w」
奈菜「ふぇ?!」
葵「ほらほら〜、彼氏のことも褒めてやりなってw」
奈菜「や、大和くんも…似合ってるよ…」
大和「…ありがとよ//(うおおお!褒めて貰えた!?うっしゃあああああ)」
賢人「よかったなw」
葵「祭りはこれから本番!行くよ!」
賢人「まずこれやろうぜ!」
葵「射的!」
大和「面白そうだ」
奈菜「色んな景品があるね」
香保里「………」キラキラキラ
大和「ん?」
目線の先には大きなタコのクッションぬいぐるみがあった
大和「あれが欲しいのか?」
香保里「!……うん…」
大和「やってみるか」
賢人「俺も!」
葵「私も!」
おじちゃん「らっしゃい!5発300円、能力あり+200円だぞ!」
大和「能力あり?」
おっちゃん「能力使って射的していいんだ。あのクソデカぬいぐるみはそれようさ」
賢人「マジか。俺能力あり」
葵「同じので」
大和「おっちゃん商売上手だな、俺も」
おっちゃん「彼女さんのためにがんばれよw」

212 :Adgjmptw:2024/04/27(土) 21:46:45.35 ID:mx25KipVu
各々狙いを定めて撃ち落としていく
賢人「金属操作」
金属の粉を付着させ、弾道と威力を操作して当てていく
葵「偵察」
能力で弱点を見抜き的確に当てていく
大和「霧」
霧を操作し、弾の威力を上げて景品を落としてゆく
おっちゃん「おうおう、商売上がったりだな!」
大和「最後にあいつだ!」
大きなタコのぬいぐるみに狙いを定める
大和「賢人、葵手をかせ」
賢人「ガッテン」
葵「了解」
葵は能力で弱点を見抜き、賢人と大和の二人で弱点に向けて景品が壊れない程度に威力を上げ撃ち抜く
おっちゃん「マジ商売上がったりだ。持ってけドロボー!」
大和「ほら、ぬいぐるみ」
香保里「…ありがとう…」
二人((萌え!!))
賢人「ん?」
続いて次の店にやって来た
大和「お!型抜きじゃねぇか!まだ残ってたのか」
賢人「型抜き?」
奈菜「なにそれ?」
大和「ラムネで出来た型を抜いて景品やお金を貰うってやつ」
賢人「面白そうだ」
奈菜「私もやってみよ」
葵「私はいいや。香保里ちゃん見てるね」
香保里「がんばれ…」
奈菜「頑張る!」
大和「熱量抑えな」
型を選んでいく
賢人「色々な型があるな」
大和「難しい程良い景品が貰えるんだ」
奈菜「どれにしようかな」
おばちゃん「いらっしゃい。今最新のゲーム機があるよ」
大和「やります!」
賢人「一瞬で釣られたな。俺これ、提灯」
奈菜「私、ハート」
おばちゃん「じゃあはいこれ」
大和「選べないのか…ナァニコレ?」
おばちゃん「『登り神龍』だよ」
大和「掛け軸とかの絵じゃねえか!」
賢人「スッゲェ目が細けぇ」
大和「おばちゃん、取らせる気ねぇな」ピキーン
おばちゃん「何のことかな、若造」ピキーン
各々型抜きをしていく
奈菜「出来た!」
賢人「もう少し…しゃあ!」
一方大和は…
大和「もう少し…もう少し…あ!」
後数ミリの所で割れてしまった

213 :Adgjmptw:2024/04/27(土) 22:17:25.11 ID:mx25KipVu
おばちゃん「残念だったね」
大和「おばちゃん、他の型ねぇか?」
おばちゃん「それなら、ほれ『ps4機器』の型…」
大和(お!楽そうだ!)
おばちゃん「…の立方体だよ」
ガタッと型を倒すとかなり厚みのある型であった
大和「んだよ立方体って!?」
おばちゃん「できたらやるよ?」
大和「おばちゃん…能力意外なら何やっても良いんだよな?」
おばちゃん「能力意外ならどんな道具を使ってもいいよ」
大和「そんじゃ遠慮なく」
立方体の型の上に拳を置く
おばちゃん「ん?まさか…」
大和「『破式 形壊拳』!」バキン!
次の瞬間型の形に周りの部分が吹き飛ぶ
おばちゃん「ほう。私の負けさ…持っていきな」
大和「サンキュー」
葵「みんなお疲れ〜」
賢人「俺千円貰えた」
奈菜「私せんべい」
大和「勝った」
葵「一人燃え尽きてるけどいっか!」
次の店へ
奈菜「あ!金魚すくい」
大和「やってくか?」
葵「私やる」
賢人「俺も」
金魚すくいをやってみる
葵「あ〜!また破けた!」
賢人「俺もだ」
おじちゃん「ダメだな、コツがあるんだコツが…隣のお嬢ちゃん凄いな!?」
奈菜は黙って次々金魚をどんどん掬い上げる
おじちゃん「そろそろ金魚いなくなるな」
葵「奈菜!掬いすぎ掬いすぎ!!」
奈菜「あ、ごめんね。つい夢中になっちゃって」

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