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☆☆続・平尾誠二の罪と罰 ☆☆

236 :名無し for all, all for 名無し:2024/02/15(木) 10:08:23.49 ID:5x8rvMc0.net
【なぜ平尾は最終戦のNZ戦に出場しなかったのか?】
これは平尾自身の気持ちがよくわからないので、ちょっとした謎のままである

たぶん突っ込んだところで「ボクはもう引退やから、次の大会のために広瀬に経験を積ませた方がいいでしょ」とか何とか優等生的なごまかしが返ってくるのがオチだ
付き合いの長いライターもみんなそれを知ってるから、深く突っ込んだ形跡がない

まず、試合前から一部のジャーナリストに「なんとかNZ戦でのギネスブック更新のような大敗だけは避けて欲しい」と警鐘が鳴らされていたのは事実だ
ラグマガかNumberか忘れたけど、そうした展望記事を読んだ記憶がある
(たぶん中尾がいってたと思う)

そして、平尾の師匠・岡仁詩も1987年W杯前に突然ジャパン監督を辞任
あとを同志社の後輩・宮地克実に尻ぬぐいさせて「敵前逃亡」した過去がある
この時、アメリカ戦のTBSの解説席で、蹴っては外す日本のプレースキッカーを見て、岡は「こんなことではいけませんね、日本はちゃんとキッカーの育成をしなくては」などと、まるで他人事のようなコメントをしていたのが印象的である
オイオイ、このチームを作ったのはお前さんじゃないのかい?と誰しもが思ったことだろう
(しかし、調べれば調べるほど岡と平尾はよく似ていることに苦笑する)

「勝つ見込みがない現場からは逃げる」
これが平尾の人生哲学なんだろうか?
もうちょっと合理的に平尾の心情を深く読み解くカギがあれば・・・と思うのだが、それを解明する前に鬼籍に入ってしまった

しかし、平尾が傷つかなかったわけではない
NZ戦については、ジャパン戦士は皆心に深い傷を負った
みんな強いチームで育っていて、100点とって勝つことには慣れていても、100点取られて負けるなんてことは経験してない
増保・元木などのカジノ組には帰国後に壮絶なマスコミバッシングが待っていた
ラグビーエリートのほとんどがマスコミにチヤホヤされることには慣れていても、批判されることには慣れていない

そして、平尾もまた傷ついていたはずと永田洋光は指摘する

それは、「本来、自分も仲間と一緒にひどい目に遭うところを、自分だけが免れた」というのも傷の原因になるということだ
これは例えば戦場で自分だけが生き残ったとか、父親の家庭内暴力で母と兄だけが殴られたが妹の自分だけは溺愛されて殴られなかったとか、そういう類の話だというのだ

平尾はカジノゴルフ三昧も、敵前逃亡についても生涯公の場でそれを言葉にして反省することはなかった
これは、99年大会において、95NZ戦の出場選手の多くが傷ついた自分と向き合い、その雪辱に燃えていたことの対比として重要な伏線になるので是非記憶にとどめておいて欲しい

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