若者の献血離れが深刻　高齢者様を長生きさせるためにみんな献血してくれ！

　全国最下位の献血率の返上を目指し、県と県赤十字血液センター（津市）が本年度から、献血離れが深刻な若者のてこ入れを本格的に始めた。
採血できる年齢の一部引き下げなどもあり、若いうちからの苦手意識の克服と“献血慣れ”に向け、あの手この手のＰＲを打ち出す。

　日赤によると、二〇一二年に県内で献血をした人は五万九千人。人口の３・２％しかなく、二年続けて全国最下位だった。

　年齢別では、献血できる十六歳以上の十代が１・２％（千百人）、二十代が４・７％（八千六百人）で、いずれも全国最下位と、他の年代より深刻だ。

　県内向けの輸血用血液は、東海北陸六県から集まった献血を調整して配分するため、急に不足することはない。
ただ、県の担当者は「献血に関心がないまま成人すると、将来、大人の献血率も下落する」と懸念する。

　若者の中で高校生の献血率が低下した要因の一つに国の制度変更がある。十六歳以上を対象に二百ミリリットルだけだった採血量に、
十八歳以上を対象にした四百ミリリットル献血が一九八六年に加わった。

　センターは四百ミリリットルを中心に採血する方針に移行。なるべく少人数の血液を使って輸血する方が患者への副作用のリスクを減らせるためだ。

　しかし、高校生で四百ミリリットルの対象になるのは三年生だけ。センターの献血バスが高校を訪問する回数は激減した。
八〇年代は年間四十校以上巡ったが、最近では一～二校しか訪問しない年もあった。

　ただ、三年前から四百ミリリットルの年齢基準が男性のみ十七歳に一歳引き下げられたこともあり、県とセンターは対策を練り直してきた。

　昨年から今年初めにかけて県内の高校や大学八十九校でアンケートを実施。約一万人から得た回答のうち、
献血に行ったことがない理由として「不安」「怖い」「場所や機会がない」が上位を占めていた
http://www.chunichi.co.jp/article/mie/20140516/CK2014051602000024.html

依頼249

若者の献血離れが深刻 高齢者様を長生きさせるためにみんな献血してくれ！

若者の献血離れが深刻　高齢者様を長生きさせるためにみんな献血してくれ！