いじめ１１件第三者委認定、報告書で町教委対応批判 2014年05月30日
２０１２年７月に熊本県和水なごみ町で町立中学３年の男子生徒（当時１４歳）が自殺した問題で、同町は３０日、
第三者調査委員会の報告書全文（１８６ページ）を公開した。
男子生徒に対するいじめと認定した１１件をすべて記載し、「自殺の要因の一つに含まれる可能性がある」と指摘。
町教委が「いじめはなかった」と早々に結論づけたことなど、対応に誤りがあったとしている。
町教育長は「不適切な判断だった」と謝罪した。
報告書によると、１１件のいじめは、「柔道のまねごとで後ろから首を絞められて失神」「数人から制服のズボンを
脱がされそうになった」「女子トイレに上靴を投げ入れられた」など。これまでは４月の概要公表時に、調査委員の会見で
「ネットで交流していた女子の名をはやし立てられた」など１１件のうち２件が明らかにされていた。
自殺の２週間後と翌月に開かれた町教育委員会の記録には、「委員会としては『いじめが原因でなかったことが総意』」
「責任を持って『いじめはなかった』と言えるようにしなければならない」との発言が記されていた。
自殺から８か月後の１３年３月の教育委員会でも、町教育長（当時）の発言として「いじめを窺うかがわせるものは一切ない」
「父親が納得せず、謝罪を求めてきた。『ごめんなさい』と言ったり文書に書いたりすれば、証拠にされると思った」
と議事録に記載されていた。
続きはうぇｂで
http://www.yomiuri.co.jp/kyushu/news/20140530-OYS1T50062.html