中国メディア「愛国主義を商売道具にしてはならない。われわれは日本を教訓にしなくてはいけない」

　中国メディア・海外網は３０日、先日７０００人の中国人観光団が米ロサンゼルスを訪れた際、現地で国旗を掲げるとともに
国家を合唱したことを紹介するとともに、「愛国を商売の道具にしてはならない」とする評論記事を掲載した。

　記事は、７０００人の中国人ツアー一行がロサンゼルスで国歌を歌い、国旗を掲げるツアー旅行を企画した中国国内企業を批判。
その目的が国のためではなく、自らのセールス目的だったことを指摘して「愛国主義への冒涜であり、受け入れられるものではない」、
「国への使命感、社会を前進させる知恵が欠けている」とした。

　また、バブル期の日本人が米国で高級商品や住宅、土地、さらにはロックフェラーセンターまで買収し、現地人を「日本人は
自由の女神像まで買い取りかねない」と驚かせたと紹介。これにより米国各界がさまざまな方法で日本を弱体化させ始め、
最終的に日本経済が衰退したと論じた。

　そのうえで「われわれは日本の教訓をくみ取らなければならない」として、経済発展に対して科学的かつ冷静な心理状態を保ち、
「愛国を名目に豪勢ぶりを煽り立てるようなことがあってはならない」と締めくくった。（編集担当：今関忠馬）

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