欲望って小さければ小さいほどいいの？生きやすい？

旅客船沈没：兪容疑者「私の欲は終わりがない」
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2014/05/26/2014052601067.html

　沈没した旅客船「セウォル号」の実質的なオーナーとされる兪炳彦（ユ・ビョンオン）容疑者（73）
＝前セモ・グループ会長＝が過去に書いた詩に「私の欲には終わりがない。
ブラックホールと似ている」という表現があり、関心を集めている。

　兪容疑者は1980年から90年にかけて書いた詩をまとめた2冊の詩集を発行したが、その内容は
詩というよりも、自分の子どもたちの成長の過程や、身の回りのさまざまな出来事などを日記形式で
記したもので、1冊に約200編が収録されている。インターネットの古本販売サイトでは25日、売り主が
1冊6万5000ウォン（約6500円）で売りに出したが、現在の価格は17万ウォン（約1万7000円）になっている。

　兪容疑者は『大きく広い欲持ち』という詩で「私の目の奥にはあまりにも大きな欲のポケットがあるようだ」
「私が行くことのできない地球の果て、いや、海全体が私の庭の池になったとしても、私の小さな心を
満たすことはできず、宇宙のある場所で何もかも飲み込んでしまうブラックホールと似ている」とつづった。
兪容疑者が率いる宗教団体「キリスト教福音浸礼会（通称：救援派）」の施設「クムスウォン」をはじめ、
営農組合や数々の系列会社を通じ「兪炳彦王国」を築き上げようとした欲を表現した文章といえる。

　一方、兪容疑者は『道路交通法』と題する詩で順法精神を強調した。「どの法律でもそうだろうが、
道路交通法はドライバーたちの良心に基づき、車を走らせる道路の上で守るべき義務だ。交通警官の前に
立つ以前に、まず良心に違反信号が点るだろう」とつづった。現在、法の執行を避けて逃げ回り、
国民を欺いた姿とは正反対の言葉だ。

　兪容疑者はまた、長男の大均（テギュン）容疑者（44）について「弁当を持ってこられない友人を
心配し、弁当を二つ持って（学校に）行っていた」「ひよこがかわいそうだといって、
学校に行きたくないと泣いていた」などといったエピソードを紹介し「男の子なのに心が弱いから心配だ」とつづっていた。