追い越した後も追い越し車線走りつづける奴ってなんなの？

県警、３７人を誤摘発　０３年～０９年能越道の車両通行帯違反
2014年06月04日 00:38

　県警は３日、２００３年５月～０９年１０月に能越自動車道の県内一部区間で道交法の車両通行帯違反を誤って適用し、３７人を摘発していたことを明らかにした。
この区間が、取り締まりに必要な県公安委員会の指定を受けていなかったためで、今後、理由を調べる。
罰則などが未だに取り消されていない３６人に、県警は計２１万６千円の罰金の返還や違反点数の抹消を行う。

　県警によると、誤摘発があったのは、小矢部砺波ジャンクション（砺波市）－高岡インターチェンジ（高岡市）間の約１２・７キロ。

　都道府県の公安委員会が指定した２車線以上の道路では、追い越しが終わったにもかかわらず、追い越し車線をそのまま走り続けると車両通行帯違反で摘発される。
指定やその解除をする際は、県警が県公安委員会に申請し、許可を受ける必要がある。

　県警によると、同区間は２０００年に車両通行帯として指定されたが、０３年５月に解除された。現在も再指定はされていない。
県警は事務手続き上の過失があったか、何らかの理由で解除されたとみて詳しい原因を調べている。

　３６人はいずれも普通乗用車の運転時に摘発されたため、１人６千円の罰金を納付し、違反点数に１点が加算された。
今回の誤摘発によって、免許の取り消しや停止になった人はいなかった。

　この３６人以外の１人については０９年１０月に摘発されたが、行政処分の手続きの完了前に誤りだと分かり、違反点数や罰金を取り消した。
この１人を最後に、現在までの約４年半の間に車両通行帯違反で摘発された人はいない。

　県警は、一部の職員が０９年１０月時点で同区間の指定が解除されている事実を把握していたとみて、今後詳しく調べる。
ことし５月下旬に埼玉県警で車両通行帯違反の誤摘発が発覚したことを受け、富山県警が調査して判明した。
柴田交通部長は「誤って違反の告知を受けた方々にお詫び申し上げる。今後指導を徹底し、再発防止を図る」とコメントした。

http://webun.jp/news/A100/knpnews/20140604/101945