ナベツネ「わかった」清武「承認確認」ナベツネ「そういう意味ではない」

プロ野球・巨人の球団代表兼ゼネラルマネジャー（ＧＭ）を解任された清武英利氏（６３）と
巨人側が互いに損害賠償を求めている訴訟で５日、証人尋問が東京地裁（大竹昭彦裁判長）であり、
親会社の読売新聞グループ本社会長でもある、渡辺恒雄球団会長（８８）が初めて出廷した。

争点のコーチ人事について、清武氏側は２０１１年１０月に渡辺氏に説明し、「分かった」と承認を得たとしているが、
渡辺氏は「（その発言は）早く帰ってもらいたくて言った」と承認の意味は無かったと主張。
「人事権は私にある」とする清武氏に対し、「重要事項は親会社の代表取締役の事前承認が必要」であり、
代表取締役の一人でもある渡辺氏は「この件については僕と読売新聞グループ本社は一体」として、
コーチ人事について渡辺氏の承認が必要だったとした。

訴訟では巨人などが取締役としての忠実義務違反などで清武氏に１億円の損害賠償を求め、
清武氏側は不当に解任されたとして巨人と渡辺会長などに約６０００万円の賠償などを求めている。

http://mainichi.jp/sports/news/20140606k0000m050084000c.html