コマツの工場事故、ＣＯガス急速燃焼が原因か−事故調が中間報告
掲載日 2014年06月13日
コマツは１２日、鋳造子会社のコマツキャステックス（富山県氷見市）鋳鋼工場で４月２５日に発生した溶解炉の爆発事故を受けて
設置した事故調査委員会（木口昭二委員長＝近畿大学教授）の中間報告として、一酸化炭素（ＣＯ）ガスの急速燃焼が原因だった
可能性があると発表した。
報告書では、爆発した炉では通常より炭素濃度が高く、これに炉の壁面に付着したバリが落下したため、大量のＣＯガスが発生。
炉外から流入した大気中の酸素と反応、急速に燃焼して大量の熱風が炉外に吹き出し、作業者が被災したとみている。
これを踏まえ、ＣＯ濃度の監視強化や炉内状況の見える化、炉前作業の無人化など再発防止策を提言。
今後は詳細な原因究明とともに、設備や運転のあり方まで踏み込んで検討を重ねる。
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