真夏の夜の淫夢

野良猫　改め　地域猫
2014年6月19日11時46分

◆不妊去勢し一代の生全う
　「地域猫」が増えている。飼い主がおらず、住民の協力で不妊去勢手術を施された猫のことだ。都内の３分の２の自治体で、一代限りの生を全うさせようとする取り組みが進む。

◇住民協力　７割の自治体取り組む
４月末、立川市上砂町の住宅の庭先で１匹のオス猫がひっそりと息を引き取った。「のん」「トラ」「オーチャコ」「のらたろう」……。家庭ごとに呼び名があった茶色の虎猫だった。

柳瀬みね子さん（６１）がこの地域に引っ越してきたのは１６年前。ほどなく通りを歩く虎猫を見かけるようになった。心地よい季節には民家の軒先で、冬になれば給湯器の上で。

虎猫は柳瀬さん宅の勝手口のそばで大往生した。最盛期には７キロほどあった風格も消え、やせ細り歯は一本もなかった。去勢の跡があった。「そう言えば猫が減りましたね」。柳瀬さんは言う。

環境省によると、全国の自治体で収容される猫は年間約２０万匹。多くが生まれてまもない子猫で殺処分される。各地の住民ボランティアは野良猫を捕まえ、動物病院で不妊去勢手術を受けさせ、元の場所に放している。
２０１３年度には都内６２区市町村のうち、４３で手術代の一部を助成している。
メスは２５００～３万５千円、オスは１５００～１万７千円（利島村は全額負担）。ボランティアは、所定の場所でエサを与えたり、フンの処理や清掃をしたりもしている。

立川市では、０９年にはボランティアは６団体だったが、１３年には３２団体に。手術を施した猫は１２年の３３５匹をピークに減り、１３年は３０９匹だった。

活動に賛同する立川市内の清野獣医科病院の清野光司院長によると、０７年には３００匹を手術したが、１３年は１７２匹に減った。

以下ソース
http://www.asahi.com/articles/CMTW1406191300001.html