秋田・男鹿の水族館:「なまはげダイバー」水槽でえさやり
秋田県男鹿市の男鹿水族館ＧＡＯは１３日で開館１０周年を迎える。１２日��９月３０日、さまざまな記念イベントを企画している。
期間中のメインイベントは企画展「ＧＡＯのいままでとこれから」。
１０周年を記念して「１０」「めでたい」「ハタハタ」のテーマで３個の水槽が用意され、「１０」の水槽には名前に「ジュウ」が入った「マンジュウイシモチ」「ジュウモンジサラサハゼ」などの魚が展示され、
１０周年を祝う。また、魚たちが泳ぐ水槽の背景には、それぞれのテーマに合わせて公募したデザインがあしらわれている。
開館記念日当日の１３日は年末年始のみ登場する「なまはげダイバー」が限定登場。初めての試みとして「なまはげ太鼓」と共演する。
迫力ある演奏に合わせて魚たちにエサをやる「なまはげ」の姿を楽しめる。
１３日は他にも、来館者先着１０００人に記念エコバッグをプレゼント。
またホッキョクグマのエサの時間にくす玉を用意し、ともに１０周年を祝う。
さらに期間中は、毎日、館内を巡りながらクイズに答えるクイズライブラリーや飼育員スタッフのおはなし会もある。【池田一生】
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http://mainichi.jp/select/news/20140706k0000e040148000c.html
従って、遭難した九艘に乗っていた漁民数は、六十三人でした。
がやがやと上陸を始めた漁師達から突然悲鳴が上がりました。
暗闇の中から、鳶口(とびぐち)や鉞(まさかり)を振りかざした大勢の男達が現れて、たちまち漁師を襲(おそ)って来たからです。
抵抗するにも、漁具しか持たない松ヶ崎の漁師達は必至に逃げ回ったのですが、土地不案内の暗闇の中で、次々と打ち殺されていきます。
舟に残っていた神沢(しんのさわ)の由兵衛は、鉞(まさかり)で襲われ、まっ二つになって死んだといいます。
「死人に口なし。一人も逃すな」という頭(かしら)らしい指示の下で、いつの間にか内郷の者も大勢が手道具を持って集まってきて、
物陰に隠れた漁師達もたちまち引き出されて打ち殺されたのです。
男鹿の浜辺は、叫ぶ声、うめく声の大地獄と変わり果て、血の川が流れ、死人の山が築かれました。
この男は、仲間から鬼勘平と呼ばれる屈強(くっきょう)の男で、追いかける男鹿の者達を振り払い、
振り払いして沖に漕ぎだし、地獄の浜から逃げ出すことができたのです。
もう一人、甚兵衛という男は暗闇の中で落ち込んだ肥塚に隠れ、騒ぎが収まってから海伝いに逃げ帰る事ができたといいます。
この二人が逃げ帰った事で事件が露見(ろけん)し、亀田五代藩主隆韶(たかつぐ)公は大いに憤(いきどお)り、
龍門寺・義天(ぎてん)和尚を使者として佐竹表に掛け合いました。
佐竹公もこの騒動を吟味(ぎんみ)の上、男鹿側の首謀者三名を藩境に引き出し、
磔(はりつけ)の処刑を行う事で、この事件は漁師同士の諍(いさか)いとして、ひとまずの決着を見たのです。