プレビュー：ブラジル対オランダ
土曜日のドイツ戦に１−７の屈辱的大敗を喫したブラジルは、土曜日に行われるオランダとの３位決定戦で何がしかのプライドを取り戻さなければならない。
自国開催のワールドカップでタイトル獲得を望んでいたルイス・フェリペ・スコラーリ監督のチームだが、エスタジオ・ミネイロンで行われた
準決勝でヨアヒム・レーブ監督のチームに完膚なきまでに叩きのめされた。少なくとも、ブラジリアでのオランダ戦に勝利を収めてわずかながらも良い形で大会を終えたいところだ。
ドイツに前半だけで５ゴールを献上したディフェンス陣には、出場停止の明けるチアゴ・シウバが復帰。だが準々決勝コロンビア戦で腰椎を骨折したネイマールは戻ってくることができない。
T・シルバはブラジルのファンに向けてサポートを呼びかけるとともに、セレソンは土曜日の試合を決勝戦のつもりで戦うと誓っていた。
スコラーリ監督は、ドイツ戦で自国のファンからブーイングを浴びていたフレッジを先発から外す決断をするかもしれない。
期待を裏切ったベルナルジに代わって、ネイマールの代役にはウィリアンが起用されることになりそうだ。
サイドバックはマイコンとマルセロに代えてダニ・アウベスとマックスウェルが出場する可能性もある。中盤にはエルナネスの先発も予想されている。
ブラジルにとっては誇りを懸けた戦いとなるが、オランダとしては今大会を無敗で終えたいところだ。水曜日の準決勝アルゼンチン戦は、記録上は引き分け扱いとなるPK戦での敗戦だった。
そこまでの戦いでオランダはスペイン、オーストラリア、チリ、メキシコに勝利。準々決勝ではコスタリカをPK戦の末に下した。
ここまで２３名の登録メンバー中２２名を出場させているルイス・ファン・ハール監督は、２３人目となるスウォンジーGKミケル・フォルムにゴールを守らせることになるかもしれない。
コスタリカ戦ではPK戦の直前にティム・クルルを出場させた采配が当たった指揮官は、アルゼンチン戦でも交代枠を使い切っていなければ同じことをするつもりだったと話していた。
ブラジルとの試合がまたも延長戦を同点で終えることになれば、もう一度その手法を採用することもありそうだ。
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