関空・伊丹運営権２・２兆円 国交相、入札条件を承認 2014.7.25 23:07
新関西国際空港会社は２５日、関西国際空港と大阪（伊丹）空港の運営権を売却するための
入札の実施方針を発表した。
最低落札価格を約２兆２千億円、運営期間は平成２７年度からの４５年間とした。
運営会社側は最低落札価格の場合で年平均４９０億円を新関空会社に支払う。
太田昭宏国土交通相は２５日付で実施方針を承認した。
新関空会社は運営権売却で、負債約１兆２千億円を完済できる見込みで、空港の運営権売却では国内最大規模となる。
入札には複数の企業による連合が参加するとみられ、最も有利な条件を示した企業連合に来年６月ごろ、
優先交渉権を与える。
優先交渉権を得た企業連合は空港運営に当たる会社を共同出資で設立、２８年１月ごろから民間による空港の運営が始まる。
最低落札額の２兆２千億円は４５年間にわたって均等払いする場合の利息分を含めた総額。
前払いする「保証金」を多くすれば毎年の支払額は少なくできる。
運営権取得には国内の総合商社や不動産大手、金融機関のほか、海外で空港運営のノウハウをもつ
外国企業が関心を示している。
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http://sankei.jp.msn.com/west/west_economy/news/140725/wec14072523070004-n1.htm