試合開始直前には復帰セレモニー。
左翼席のファンは闘将の「闘」の文字の入った旗を振り、メンバー交換を終えてベンチに戻る指揮官に大きな声
援を送った。
胸椎黄色靭帯骨化症から復帰した楽天の星野仙一監督（６７）が２５日、本拠地の日本ハム戦で２カ月ぶりに指
揮を執った。
病み上がりの指揮官にとって、何よりの良薬は白星。それはナインも百も承知していた。
二回、聖沢のタイムリーで先制。虎の子の１点を守ろうと、バックが気を吐いた。
四回１死から陽の痛烈な三塁線のライナーをキャプテンの松井稼がジャンピングキャッチ。
抜ければ長打の当たりを１メートルも飛び上がって好捕した。
五回２死二塁から飛び出した市川の中前打には聖沢が素早く反応。
本塁へ矢のような返球で、二塁走者のミランダを刺した。
が、六回。状況は一気に暗転した。１死後、先発の塩見が西川、小谷野に連打を浴びて一、二塁。
失点は許されないという気負いで腕が振れなくなったのか、続く陽にストレートの四球で満塁。
ここで佐藤投手コーチがマウンドに向かうも、次打者・中田への初球、カウントを取りに行った高めストレートを右
翼スタンドに放り込まれた。
まさかの逆転満塁弾を浴びて、タガが外れた。終わってみれば１−８の大敗だった。
「ぬるい野球やってるなあ。敗因はフォアボール。（先発の）塩見は良かったんだけどなあ。筋書き通りにはいかん。
一番嫌な負け方。（８失点に）末広がりで出迎えてくれたわ。ふぅ〜」
日刊ゲンダイ[2014年7月26日]
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/sports/152140
「ぬるい野球やってるなあ」と星野監督
http://static.nikkan-gendai.com/img/article/000/152/140/8def49b15a6e124dcbf286c704aa435620140726165943793.jpg
>>1つづき
試合後の星野監督はこう言って、大きなため息をつき、会見場を後にした。
星野監督が手術をしたのは腰だ。体重は７キロ減って、
「オーバーウエートだったからちょうどよかった。（手術前と比べたら）月とスッポン。早く（手術を）しておけばよかった」
とご機嫌だったが、持病の糖尿や高血圧まで完治したわけではない。
楽天は首位オリックスから１６ゲーム離された最下位。
「まだあきらめてない」と体にムチ打って現場復帰したものの、ナインは笛吹けど踊らず。
復帰初戦で、いきなりたたきのめされた。
今度は血圧が上がるんじゃないかと、心配にもなるのだ。
http://fox.2ch.net/test/read.cgi/poverty/1406342034/