【政治】もしかして安倍ちゃんって日本を崩してボロボロにしようとしてんのか [599951212]

村山談話に逆行安倍政権　外遊しても中韓行かず

村山政権が出した「村山談話」では、過去の植民地支配と侵略への謝罪だけでなく、近隣諸国との信頼関係構築、軍縮の積極的推進など、
日本が果たすべき役割をうたった。戦後七十年を来年に控え、安倍政権は談話が掲げた平和国家としての歩みに背を向けている。
村山談話では、アジアや世界の平和に向けて「近隣諸国の人々と手を携えて（中略）深い理解と信頼にもとづいた関係を培っていく」と強調している。
二〇〇六年にできた第一次安倍政権で、安倍晋三首相は関係が冷え込んでいた中国を真っ先に訪問し、戦略的互恵関係の構築で合意した。
だが、第二次政権になると、首相は昨年末に靖国神社を参拝し、中韓両国との関係を悪化させた。毎月のように世界各国を訪問しているが、
近くの中国、韓国には行っておらず、いまだに正式な首脳会談は行われていない。
十一月に北京で開かれるアジア太平洋経済協力会議（ＡＰＥＣ）首脳会議に合わせて、中国の習近平国家主席との首脳会談を模索し始めたが、
関係修復の道筋は見通せないままだ。
村山談話では、戦争の反省から「独善的なナショナリズムを排し、平和の理念と民主主義とを押し広め」るとして、憲法九条の平和主義を生かした外交努力の
必要性をうたっている。
しかし、安倍首相は今年七月、武力で他国を守る集団的自衛権の行使を容認する閣議決定に踏み切った。自衛隊を海外に派遣して
戦地で武力を行使すれば、国際社会の信頼を得てきた平和国家としての看板に傷がつく。
また、村山談話では「核兵器の廃絶を目指し、核不拡散体制の強化など、国際的な軍縮を積極的に推進していく」と誓った。
一方、安倍政権は今年四月、武器の禁輸政策だった武器輸出三原則を撤廃し、輸出容認に転じる防衛装備移転三原則を制定。
軍縮どころか、国際紛争を助長しかねない武器輸出に積極的に乗り出した。
同じ四月に、日本など核兵器を保有しない十二カ国による軍縮・不拡散イニシアチブ（ＮＰＤＩ）が広島で開かれた際、一部の国が核兵器禁止条約締結の
必要性を主張したのに対し、米国の「核の傘」に頼る日本は及び腰だった。首相は原発輸出にも意欲的で、外遊の際に重ねているトップセールスは核拡散を招きかねない。

http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/news/CK2014081502000110.html