富山県、8色のラーメンを観光資源に…食べ物で遊ぶな [158879285]

８色ラーメン…カラーフード多彩　富山、観光資源に期待
2014年08月15日17時04分

　色をテーマにした「カラーフード」が富山県内で盛り上がりを見せている。
ご当地ラーメンとして人気の高い「ブラック」に続け、と「グリーン」「ホワイト」といったラーメンも登場。
来春の北陸新幹線開業を見据え、観光資源として期待が高まっている。
　盛り上がりを引っ張るのは、県内に８色あるとされるカラーラーメン。
「富山ＰＲのために一致団結し、『ブラック』に続こう」と、「レッド」「ブラウン」「グリーン」「ホワイト」の４色が集まり、
「県カラーらーめん協議会」が６月、設立された。
　「レッド」は、入善町産の唐辛子が麺に練り込まれ、「ブラウン」は、入善町産のみそと海洋深層水を使い、ともに善商（入善町入膳）が手がける。
「グリーン」は、高岡市産ほうれんそうを使った豚骨スープが独特の色合い。
「高岡大仏をイメージ」して、グリーンプロダクツ（高岡市長慶寺）が開発した。
おやべ商店（小矢部市清沢）の「ホワイト」は、小矢部市産の鶏卵や豚肉を使っている。
　協議会によると、県内にはウコンや唐辛子が入ったカレー味の「イエロー」（入善高校、入善町商工会青年部）、
エビみそを使った「ゴールド」（有磯海サービスエリア）、ブリやふくらぎでダシを取った「クリア」（魚津商工会青年部など）
といったカラーラーメンもある。
　火付け役は、２００９年１０月に登場したブラウン。
創立５０周年記念で入善町商工会青年部の有志が開発。人気の出たことで、地域の名物にしようと商品化した。
さらに、１１～１３年にレッド、ホワイト、グリーンなどが続いた。
　いずれも、濃いしょうゆ味のスープが特徴のブラックのように広く認知されることを目指し、地元の食材をふんだんに使ってＰＲしている。
協議会の佐田洋代表は「カラーラーメンにはそれぞれ、地元を全国にＰＲするという夢と希望が詰まっている」と力を込める。
http://www.asahi.com/articles/ASG7G4RSFG7GPUZB006.html