アラブ諸国もようやくイスラム原理主義はヤバイと気付く [171929663]

パレスチナ被害拡大でもアラブ世界は沈黙
http://www.nikkei.com/article/DGXNASGM24H0U_U4A720C1000000/

パレスチナの大義がもはや、アラブ人の感情に響かないのではない。
中東全域に混乱が広がっているため、パレスチナ人の死亡者数の急増に対する感覚がまひし、ガザを支配するイスラム原理主義組織「ハマス」などのイスラム勢力は民衆の同情を集めない。
エジプトとサウジアラビアの国営メディアは、非難の矛先をイスラエルだけでなく、イスラム勢力にも向けている。

アラブ諸国、沈黙で米のイラク空爆支持　過激派を敵視　
http://www.nikkei.com/article/DGXLASGM16H0I_W4A810C1FF8000/

サウジアラビアなどアラブ諸国が米軍のイラク空爆に対して沈黙を守っている。各国ともイスラム過激派を敵視しており、
沈黙は攻撃支持を意味するが、米国の軍事介入は地域の反米感情を刺激しかねないリスクもある。
サウジやアラブ首長国連邦（ＵＡＥ）、クウェートなどペルシャ湾岸の君主国は、イスラム過激派の台頭を強く警戒している。過激主義の浸透は王制を脅かしかねないからだ。
それでも米軍の作戦をおおっぴらに歓迎しないのは、過激派に攻撃材料を与えかねないとの判断がある。
イラクで「イスラム国」が支配地域を拡大した背景として、既存の政権に絶望した民衆の一部が過激派を利益代表とみなした点は見逃せない。
宗教的な理念を掲げる過激派が民衆の不満を吸い上げ、勢いを増す構図はイラク以外でも当てはまる可能性がある。放置すれば中東に限らず、世界全体のリスクになる恐れもある。