「欧州ピクニック」２５年記念行事
東西冷戦時代の末期の１９８９年に、旧東ドイツの人たち６００人余りが集団で西側に亡命し、ベルリンの壁の崩壊にも影響を与えた「ヨーロッパ・ピクニック計画」から１９日で２５年を迎え、現地で記念の行事が開かれました。
「ヨーロッパ・ピクニック計画」は１９８９年８月、当時東側陣営だったハンガリーとオーストリアの国境付近で開かれた集会に参加した旧東ドイツの人たち６００人余りが
西側に集団で亡命した出来事で、ベルリンの壁の崩壊にも影響を与えたことで知られています。
１９日に計画から２５年を迎え、舞台となったハンガリーの町ショプロンなどで記念の行事が開かれました。
このうちショプロンの近くにある町の行事に参加したハンガリーのオルバン首相は「この場所から国際社会が変わり、自由を手に入れることになった」と述べて、
歴史の転換点になったこの計画を今後も後世に確実に伝え続けていくべきだと強調しました。
行事にはヨーロッパの各国から多くの人が訪れ、ドイツから息子と一緒に来たという男性は「今のヨーロッパを形づくった出来事なので、東西冷戦時代を知らない息子に伝えたいと思い足を運びました」と話していました。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20140820/k10013931861000.html
参考
汎ヨーロッパ・ピクニック（はんヨーロッパ・ピクニック、ハンガリー語: Páneurópai piknik、ドイツ語: Paneuropäisches Picknick）とは1989年8月19日、
オーストリア共和国ブルゲンラント州に食い込むハンガリー領ショプロンで開かれた政治集会。ピクニック事件、ヨーロッパ・ピクニック計画とも呼ばれる。
この政治集会には西ドイツへの亡命を求める1000人程の東ドイツ市民が参加した。この時彼らは一斉にハンガリー・オーストリア国境を越え亡命を果たした。後にベルリンの壁崩壊へと繋がる歴史的事件である。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B1%8E%E3%83%A8%E3%83%BC%E3%83%AD%E3%83%83%E3%83%91%E3%83%BB%E3%83%94%E3%82%AF%E3%83%8B%E3%83%83%E3%82%AF