広島土砂災害で精通ボランティアを　災害ボランティアセンター窓口を近く設置する方針 [606593752]

＜広島土砂災害＞「行政に精通ボランティア必要」救援始まる

　広島市北部の集中豪雨被害に対し、各地の自治体やボランティア団体が救援、支援に乗り出した。
しかし、被災者のニーズの集約は進んでおらず、対応が急務となっている。専門家は「行政に精通したボランティアらが必要になる」と指摘する。

　広島市と市社会福祉協議会（社協）はボランティア受け入れの窓口となる「災害ボランティアセンター」を近く設置する方針。

　国際医療ＮＧＯ「ＡＭＤＡ」（本部・岡山市）と岡山県総社市は２１日、合同で現地に向け看護師１人を含む５人の先遣隊を派遣。
避難所などにペットボトルのお茶やカップ麺などの救援物資を配るほか、今後の支援活動に向けた調査を開始した。

　岡山県警や鳥取県警など近隣の県警は機動隊員らを派遣。
大阪市消防局も総務省消防庁長官からの要請を受けて特別高度救助隊員ら７人を派遣した。
大阪府は、広島県から支援要請があれば物資援助や職員の派遣を検討している。

　医療スタッフも派遣されており、ＪＡ尾道総合病院などが２０日、医師や看護師らを派遣した。

　ただ、近畿では、今月豪雨災害に襲われた京都府福知山市や兵庫県丹波市の被災地にも多数のボランティアが入っている。
ＮＰＯ「レスキューサポート関西」（東大阪市）の萩政明理事長は
「福知山にも７人派遣しており、すぐには手が回らない。まずは救援物資を送ることを考えたい」と話した。

　関西大の河田恵昭教授（巨大災害）は
「道路の泥掃除、河川のゴミ拾いとやることはたくさんあるが、行方不明者の捜索が最優先」と指摘。
今回の災害は大都市が近く、物資的な不足は少ないとの見立てを示し、
「被災者生活再建支援法の適用など、行政に精通した専門ボランティアが多く必要になるだろう」と話した。
【まとめ・小山由宇】

毎日新聞 8月21日(木)12時11分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140821-00000035-mai-soci

広島土砂災害で精通ボランティアを 災害ボランティアセンター窓口を近く設置する方針 [606593752]

広島土砂災害で精通ボランティアを　災害ボランティアセンター窓口を近く設置する方針 [606593752]