妖怪ウォッチなど妖怪ブームに川崎が便乗　川崎のかわいい妖怪ゆるキャラ４０余りを発信　 [311660226]

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妖怪たちがゲームでアニメで子どもたちに人気だ。川崎市に妖怪はいたのか？　市教育委員会や市民ミュージアムの
調査、作家の故萩坂昇さん（中原区）が集めた民話を調べてみると…いたいた。かっぱに大蛇、一つ目の妖怪ともいわれる
ミカリバアサン、時に不思議な動きをするゆるキャラを現代の妖怪とみる向きもある。　（山本哲正）
　ミカリバアサンは、多摩丘陵の村々に十二月八日の夜にやってきた。たいまつをふり、「目ぇカセー」と村をうろついたのは
、三人の子どもを失い、悲しみ泣き続けて目が見えなくなったからか。
　怖いが、物を大切にしたそうで、村の子どもが家の外に履物を置きっぱなしにすると、履物に一つ目印を描いて「大事にせえ」
と言った。持ち主の子どもは必ず疫病にかかったという。
　麻生区の谷本（やもと）川（鶴見川）にいたかっぱの平六は、キュウリ畑を荒らしていたところを生産者に捕まえられ、
腕が抜けてしまった。腕を返してもらい、「以後、キュウリは盗まない」と誓いの証文を書いたという。
　宮前区には昔、大蛇のすむ池があったという。若い娘が通ると水面に映った影を大蛇にのまれ、死んでしまった、と
うわさされた。夜に確かめに行った娘が大蛇と戦い、亡くなった…。
　　　　◆
　「妖怪はもともと自然への畏怖、心の不安、闇の気配から創造された」と語るのは、元市民ミュージアム学芸員で、
妖怪研究家の湯本豪一さん＝東京都江戸川区。影取り大蛇には水難や夜間に出歩くことへの恐れが重なりそうだ。
　湯本さんによると、怖く遠ざけるイメージだったが、「江戸時代には友達感覚の妖怪が出てくる」という。わび証文を
書いたというかっぱもどこか愛らしい。「かわいらしい、怖くない感覚。これが現代に続いている」と現代の妖怪ブーム
に連続性をみる。

妖怪ウォッチなど妖怪ブームに川崎が便乗 川崎のかわいい妖怪ゆるキャラ４０余りを発信 [311660226]

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