何故人間はいじめをするのか　愛と哀しみを知った者ならば、いじめなどしないはず　 [275723402]

“いじめ”根絶に向けた体制構築を…青森・八戸の女子高校生自殺に思う
産経新聞 8月24日(日)17時45分配信

何とも痛ましい出来事が起こった。青森県立八戸北高２年の女子生徒が７月４日、学校の昼休みに行方不明になり、
８日に八戸沖で遺体が見つかった。両親は１年生の時に同級生数人と無料通信アプリＬＩＮＥ（ライン）をめぐってトラブルがあったとして、
いじめによる自殺の可能性を指摘、学校に調査を求めている。

この出来事をめぐって、県教委の第三者機関「県いじめ防止対策審議会」が学校の聞き取り調査などを基にいじめの有無を調べており、
９月中にも県教委に最終報告をする予定だ。いじめがあったのかどうかは審議会の調査結果を待つしかないが、
いずれにせよ将来のある若者が自ら命を絶ったことは紛れもない事実。両親の悲しみ、悔しさは察するに余りある。
審議会にはぜひ、事の重大性に鑑（かんが）み、詳細な調査と冷静な判断を求めたい。

私事になるが、実は記者も約４０年前の高校生の時にいじめを経験している。青森県の下北半島にある小さな漁村から青森市内の男子高に進学したが、
１年の時にいきなり強烈な“洗礼”を受けた。当時、クラスの中で同市以外からの進学者は自分だけ。風貌、身なりから完全に“アウェー”状態で、
しかもど田舎から出てきたとあって、“都会っ子”にとっては格好のいじめの対象になったのかもしれない。
叔母の家に下宿し、実家からもらっていた小遣いを節約しようと、叔母に頼んで毎日、弁当を作ってもらい持参していたが、
昼休みで食べようとすると何と、中身は空っぽ。休み時間に席を離れたほんの数分の間に食べられていたのだ。

クラスには学校で一、二を争うたちの悪いワルが数人在籍していて、“犯人”はだいだい目星が付いている。だが、田舎者ゆえに相手を問い詰める勇気もなく、
担任の教師にも相談できずじまい。揚げ句の果てに「今日の弁当はうまかった」と、いけしゃあしゃあと言われる始末。それでも歯向かうことはできなかった。
万が一、勇気を振り絞って文句を言おうものなら、暴力はもちろん何をされるか分からない。田舎者の悲しいさがと言えばそれまでだが、帰宅して悔し涙を流す、
そんな日々が１年生の時にほぼ毎日、続いた。
略
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140824-00000532-san-soci

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