福島県、大熊・双葉両町に１５０億円　地権者の生活再建支援 [533895477]

東京電力福島第１原子力発電所事故に伴う除染で出た汚染土壌などを保管する中間貯蔵施設を巡り、福島県の佐藤雄平知事は25日、建設候補地の
大熊、双葉両町の町長と会談し、地権者の生活再建支援や地域振興のための資金として、県が２町に150億円を拠出する方針を伝えた。

佐藤知事は同日夕、同県郡山市で大熊町の渡辺利綱町長、双葉町の伊沢史朗町長と会談。「県独自の財政措置の枠組み」を創設する考えを説明した。
終了後、佐藤知事は取材に対し「国の交付金には（使途の制約など）様々な課題がある。中間貯蔵施設は特別な迷惑施設であり、県として最大限の対応をする」と述べた。

150億円の使途については両町や県の関係部署で今後詰める。地権者の間では、事故による汚染を踏まえ、候補地の土地を事故前より低い価格で買い取る方針の国に対して不満が出ている。
このため県や２町は、何らかの形で地権者に給付する施策を検討するとみられる。
中間貯蔵施設は県内の除染で出た汚染土壌などを最長30年間保管する。搬入する汚染物の量は最大2200万立方メートル（東京ドーム18杯分）、敷地面積は両町の合計で16平方キロメートルに及ぶ。
http://www.nikkei.com/article/DGXLASFB25H3T_V20C14A8000000/

福島県、大熊・双葉両町に１５０億円 地権者の生活再建支援 [533895477]

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