親ロシア派、捕虜のウクライナ軍兵士らに行進強制
TBS系（JNN） 8月25日(月)6時28分配信
ウクライナ東部ドネツクの親ロシア派は２４日、捕虜となっているウクライナ軍兵士らを強制的に行進させました。
捕虜の行進は国際条約で禁止されており、今後、非難が高まりそうです。
ウクライナ東部ドネツク市の中心部にある大通りで、親ロシア派が宣言したドネツク人民共和国は、
ウクライナ軍兵士らの捕虜数十人に後ろ手を組ませたまま強制的に行進させました。
沿道では多数の地元市民が、「ファシスト」「殺人者」と叫んでいました。
ロイター通信は、これが１９４４年に当時ファシスト政権だったドイツの捕虜をモスクワで
行進させたことの再現だと伝えています。
今回の行進を計画した動機について、ドネツク人民共和国の当局者は、ニュース専門サイトのインタビューに対し、
ウクライナ独立記念日に合わせたもので、「反ファシストパレードだ」と語っています。しかし、こうした兵士の行進は、
捕虜の人道的扱いを定めているジュネーブ条約に違反しており、今後、国際的な批判が出ることが予想されます。
（25日07:46）
最終更新:8月25日(月)13時7分TBS News i
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