女の年齢と子供の異常のリスクのグラフがヤバイ　ダウン症児は過去15年で倍増　どうすんのこれ [614796825]

http://apital.asahi.com/S2202/upload/2014090100011_2.jpg

これは、女性の年齢と出産した子供の染色体異常の確率を示しています。
左のグラフはダウン症だけ、右はすべての染色体異常を検討したときの割合を示しています。
ダウン症だけでみると、２０歳代は約１０００人に一人の割合です。それが４０歳を超えると１０倍の約１００人に一人です。４５歳では３０人に一人とさらに増加します。

また、すべての染色体異常について検討すると、異常の割合は２０歳代は約５００人に一人の割合ですが、４０歳を超えると１０倍の約５０人に一人です。
４５歳では２０人に一人とさらに増加します。このように女性の年齢が上昇すると、生まれる児の染色体異常の率が上昇します。

先日、朝日新聞DEGITAL（2014.4.19）に「ダウン症児の出生、過去15年で倍増　全国調査から推計」との記事が掲載されましたが、これは、今日の日本の晩産化からして、
当然の結果であると思います。この原因は日本の環境の悪化というよりは、明らかに女性の出産年齢の高齢化が大きいのです。

これまで、男女の加齢に伴う妊孕性の低下などのリスクについて書いてきました。正しい情報を知って、自ら自分自身の人生設計を立てる際の参考にしていただければ幸いです。
正しい知識を知ることは、自分にとって味方となり、人生を生き抜く武器になります。

世の中には正しくない情報がたくさん蔓延しています。正しくない情報はえてして、自分にとって都合の良い情報に思えることも多いと思います。「良薬は口に苦し」です。よく、考えてみてください。
また、多くの情報が氾濫している中で、国や学会は正しい情報が何なのかを発信していく義務があると思います。国や学会は国民の福祉の観点から、特
にReproductive Health and Rights（性と生殖に関する健康と権利）の観点から、広く情報発信していただきたいと考えています。

http://apital.asahi.com/article/ninkatsu/2014090100011.html

女の年齢と子供の異常のリスクのグラフがヤバイ ダウン症児は過去15年で倍増 どうすんのこれ [614796825]

女の年齢と子供の異常のリスクのグラフがヤバイ　ダウン症児は過去15年で倍増　どうすんのこれ [614796825]