65歳男「糖尿病で求職無理。生活保護継続を…」市職員「甘え。打ち切るから2ヶ月で就職しな」→違法 [965031448]

生活保護停止は違法、静岡市の男性勝訴　静岡地裁
＠S［アットエス］ by 静岡新聞?10月3日(金)7時34分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20141003-00000005-at_s-l22
　糖尿病や腰痛を患っているため求職が困難なのに、生活保護を一時的に停止したのは違法だとして、
静岡市葵区の男性（69）が市に処分の取り消しなどを求めた訴訟の判決が2日、静岡地裁であった。
村野裕二裁判長は原告の主張を認め、処分の取り消しを命じた。

　男性はホームレス生活などを経て2006年から生活保護を受けていた。市は08年12月、
（1）求職活動をして報告する（2）約2カ月以内に就労する―ように指示したが、
男性が守らなかったとして09年5月から7カ月間、生活保護を停止した。
弁護側は「実現困難で、合理性に欠ける指示」と主張していた。

　判決は、男性の就労意欲や能力を認めた上で、市が期限内の就労を指示した点を「違法」と指摘。
「男性がまじめに求職活動していなかった」とする停止理由については、男性が報告を怠りながらも
期限直前には積極的に求職活動をしていたことから「違反の程度は小さい」とし、
「市は再度指示したり、保護を変更したりするなど、男性にとって不利益を抑える対応も取れた」として、
「妥当性を欠く処分」との判断を示した。

　男性が精神的苦痛を受けたとして440万円を求めた国家賠償請求は退けた。
　市は「主張が一部認められず、非常に残念」とコメントした。