【エボラ出血熱】アメリカとカナダが、エボラ出血熱の拡大を懸念 [388233467]

アメリカとカナダの政府関係者が、北米地域でのエボラ出血熱の拡大を強く懸念しています。
ロシア・リアノーボスチ通信によりますと、カナダのアンブローズ保健大臣は８日水曜、

「エボラ出血熱の蔓延により、今後カナダの各空港では西アフリカからの入国者や帰国者に対し、厳しい
　チェックが行われる」

と語りました。また、
「カナダは、エボラ出血熱に対処する準備が出来ており、これに関する予備的な措置も行われるだろう」

と述べています。この日にはさらに、アメリカ・ホワイトハウスのアーネスト報道官が、
「アメリカ国内で初めてエボラ出血熱の死者が出たことから、ニューヨーク、ワシントン、シカゴ、アトランタ
　の５つの空港での入国審査や監視活動がさらに厳格化される」

と表明しました。
エボラ出血熱は、西アフリカのギニアで発生し、その後急速にリベリア、シエラレオネ、ナイジェリア、セネ
ガルに拡大しました。
最近、この病気がアメリカにも達したことは、北米諸国の政府関係者の懸念を引き起こしています。
最近、アメリカ・ネバダ州ラスベガスで看護士による数百名規模の抗議デモが行われ、

「アメリカの病院は、エボラ出血熱の感染に対処する態勢が整っておらず、政府はこの致死率の高い伝染
　病の危険に対する意識を高めるべきである」

と警告しました。
抗議者はまた、アメリカでは検疫施設や機材などが不足しており、教育が不十分であるとして、エボラ出血
熱の患者のように地面に横たわるという抗議行動を行いました。
ＷＨＯ・世界保健機関の統計によりますと、これまでにエボラ出血熱による死亡者の数は３９００人を超えて
いるということです。

Iran Japanese Radio[2014/10/09(木曜) 23:40]　http://japanese.irib.ir/news/latest-news