テスラの電気自動車が売れない©2ch.net [288887143]

電気自動車（EV）メーカーの米テスラ・モーターズは、価格7万1000ドル以上のEVセダン「モデルS」について
リース価格を25％引き下げることや、テスラ車に満足しない買い手が購入後90日以内にこれを返品できる制度を発表した。

こうした措置は低迷する同社の米国販売をてこ入れするのが狙いだ。販売・生産動向を調査する
業界誌WardsAuto.comによると、モデルSの1-9月の販売台数は前年同期比26％減の1万0335台となった。

テスラのイーロン・マスク最高経営責任者（CEO）は25日、買い手が購入後3カ月以内に何らかの理由で
不満を持つ場合、「単に返品すれば残りのリース契約は無効となる。唯一の条件は別のモデルSを
直ちにリースすることはできないということ」とブログに投稿した。

ゼネラル・モーターズ（GM）や他の自動車メーカーも過去に返品方針を試したことがあるものの、
当初の反響が薄れた後はこれを撤回する例も見られた。返品方針は自動車メーカーにとってリスクを伴うもので、
自動車はディーラーの駐車場を出ると価値が急落することが多い。

テスラは直接販売制度を用いることでディーラー制度に依存する大半の競争相手とは一線を画している。
また、中古車販売についても戦略を構築しているところだ。

7万1000ドル以上の自動車のリース価格を25％引き下げるのは、USバンクとの新たな契約の下で
可能になったという。こうした値下げによってテスラの米国販売に弾みがつく可能性がある。
同社は2014年の販売目標を3万5000台に据え置いている。

テスラのウェブサイトによると、60kwhのモデルSのリース価格は1カ月777ドルで、これにはリース契約締結時に
必要な6477ドルが含まれる。同モデルの充電1回当たりの走行距離は208マイル（約330キロ）。

モデルSを別のモデルSに交換するための返品はできない、というマスク氏のコメントは、
購入時には販売されていなかった最新モデルへの乗り換えを狙う消費者に向けられた可能性がある。

一部の顧客は、マスク氏が数週間前、安全性機能を向上して4WD（4輪駆動）機能を装備する
新モデルを発表したことに不満を持っている。こうした顧客はテスラ車を最近購入したばかりで、その新車のアップグレードを望んだ。
http://jp.wsj.com/articles/SB12072851737206304029704580241362733939960