ABCマートの1時間で靴を10足売る凄腕社員の接客術　[転載禁止]©2ch.net [208924962]

ＡＢＣマート、１時間で靴を10足売る社員の接客術

靴小売り最大手、エービーシー・マートで2012、13年と社内売り上げナンバーワンに輝いた幸野隆文さん（28）は新宿本店（東京・新宿）店長。
この２年間、「日本で最も多く靴を売った販売員」と言えるかもしれない。その数、年２万足。
豊富な商品知識に裏打ちされた接客術と、研ぎ澄まされた観察眼で客のニーズを見極め、希望に即した一足を提供し続ける。

■欲しい靴、待たせずピタリ

ＡＢＣマートでは全ての靴の販売データに、誰が接客したかの履歴が残る。
年間の勤務時間から推計すると、単純計算で１時間当たり８～10足は売っている計算になる。店舗はＪＲ新宿駅東口から徒歩すぐ。
常に人通りが絶えない「超」が付く好立地に、独自の接客ノウハウを組み合わせたからこそ、傑出した数字をたたき出すことができた。
原点となるのが09年春からのアルバイト。内定を得ていながら単位不足で大学を卒業できなかった。
留年する１年間、新宿本店から程近い新宿店（現在は閉店）でバイトとして雇ってもらえる恩恵にあずかる。
しかし、あてがわれたのは倉庫係の仕事。来る日も来る日も在庫整理に追われた経験は無駄ではなかった。
靴は種類によってサイズや色のバリエーションが異なる。商品データはもちろん、メーカーやブランドごとに細かく分かれた在庫の場所も頭にたたき込んだ。
在庫の場所を把握し、サイズ違い・色違いを倉庫に探しに戻った際も客を待たせない基本は今も生きている。
客の気分を害さぬよう、むやみやたらに声かけはしない。靴に触れる瞬間を待つ。
「興味のないものを手に取ることはない」からだ。待ち時間は観察のために有効活用。
普段からファッション誌に目を通し、服の流行を覚える努力も欠かさない。
流行に敏感かどうかを見抜くことで、薦めるべき商品を事前にある程度シミュレートしておける。
突然雨が降り始めたさなかに来店したビジネスマンで、足元の革靴も汚れているようなら、替えを必要とする緊急度（＝購買意欲）も高い。
そうでなければ、急きょ出張が決まったのかもしれない。時には探偵のような推理力を働かせる。

http://www.nikkei.com/article/DGXMZO80786290R11C14A2000000/

ABCマートの1時間で靴を10足売る凄腕社員の接客術 [転載禁止]©2ch.net [208924962]

ABCマートの1時間で靴を10足売る凄腕社員の接客術　[転載禁止]©2ch.net [208924962]