真夏の夜の淫夢 [416095206]

下北沢成徳、“正統派サオリン２世”黒後で逆転勝ち！／春高バレー

サンケイスポーツ 1月7日 7時0分配信

　全日本高校選手権第２日（６日、東京体育館）男女の２回戦計３２試合を行い、男子の東福岡、女子の金蘭会（大阪第１）や熊本信愛女学院など優勝候補が初戦を突破した。
２０２０年東京五輪へ向けた日本協会の重点強化選手「チーム・コア」の一員で、大型エースの黒後（くろご）愛（１年）を擁する下北沢成徳（東京第２）は、松山東雲（愛媛）にフルセットの逆転勝ち。
昨年１１月に小磯靖紀前監督（享年５３）が急逝した男子の東亜学園（開催地）も３回戦に進出した。７日には３回戦と準々決勝が行われる。

　モノが違う。下北沢成徳の１年生エース、黒後が相手ブロックをはじき飛ばす強打で、不利な局面を打開した。「試合ごとに良くなっている」と笑顔だ。

　守りの堅い相手に粘られ、ミスが出た第１セットは、１０－８からの９連続失点などで奪われた。
だが「トスをエースに集めろ」という小川良樹監督の指示で攻撃の機会が増えると、期待に応えた。

　第１セット終盤に連続で強打を決めたことで、第２セットは「いい雰囲気で入れた」。
９－１０から相手を突き放した５連続得点のうち４点をマーク。最終第３セットも強打で食い下がる相手を突き放し、「ちょっとずつ調子が出てきました」。

　“正統派”の「木村沙織２世」だ。１メートル８０の高さを誇るが、サーブレシーブを担うなど守備の意識も高い。
日本代表の主将で、“サオリン”の愛称で親しまれている高校の先輩はあこがれであり目標。
生まれ育った宇都宮を離れ、東京の成徳に進んだのも「サオリさんのサインをくれるといわれたので…」。
将来を見据え、今は高いトスをしっかり打たせることで土台作りを進めている小川監督は、その素材について「同じ時期の木村より上」と明言する。

　２年ぶり３度目の優勝を目指す成徳は、３回戦で前回優勝の九州文化学園（長崎）と対戦。
初めて立つ春高の大舞台ながら、２試合目で手応えをつかみつつある大器は、「決めるべきところで１本を決めて、チームを盛り上げたい」。より厳しくなる戦いへ、表情を引き締めた。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150107-00000037-sanspo-spo