船橋市の野口愛永さん（１８）が連れ去られ、芝山町の畑から遺体で見つかった事件で、監禁容疑で逮捕された４人のうち
男２人が「ケイ」「ジョン」と異名で呼び合っていたことが２８日、県警への取材で分かった。事件が発覚した場合に備えて
本名を隠そうとしたとみられる。県警捜査１課と船橋東署の捜査本部は、一連の犯行について男らの供述に食い違いがあることから、
慎重に裏付けを進める。
捜査本部によると、井出裕輝容疑者（２０）らは井出容疑者を「ケイ」、中野翔太容疑者（２０）を「ジョン」と呼ぶことに決めた。
「本名が警察にバレないようにするためだった」などと供述しており、事件前まで面識がなかった少年（１６）は２人の本名を知らなかったという。
野口さん連れ去りに使ったレンタカーは数日前に借り、当日は井出容疑者が運転していたことも判明。助手席には少年が、
後部座席は野口さんを真ん中に運転席側に中野容疑者、助手席側に少女（１８）がそれぞれ座っていた。犯行後、レンタカーは返却されていた。
捜査関係者によると、中野容疑者は「野口さんを埋めた」などと認めているが、井出容疑者は埋めたことへの関与を否定している。
捜査本部は、野口さんが生き埋めにされた可能性もあるとみて、殺人容疑での立件を視野に詳しい捜査を続ける。
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