【悲報】ＪＲ北海道、日高線ほぼ全線不通を放置「復旧の工事費工面できない」 [581118988]

不通５か月、ＪＲ「復旧の工事費工面できない」

ＪＲ日高線の一部区間が、高波による被害で不通となってから５か月がたった。

月内にも国土交通省、北海道、ＪＲ北海道の協議会が設置されることになったが、
ＪＲは本格的な復旧にかかる約２６億円の工事費を工面できない、との姿勢を崩していない。
先行きの不透明感が漂う中、利用者からは早期復旧を求める声が強まっており、沿線の７町は９日、３万１８６５人分の署名をＪＲに提出する。

◆高まる不満

５月下旬の夕方。苫小牧発の普通列車（２両編成）が現在の終着駅である鵡川駅に着くと、降車した高校生約７０人が足早に駅前で待つ代行バスに乗り込んだ。

高波被害の影響で１月８日から鵡川駅以南の運行を休止し、バスに頼らざるを得ない。
日高町富川から苫小牧南高校に通う２年生の女子生徒は「乗り継ぎが大変だし、バスはよく遅れる。早く復旧してほしい」と訴えた。
苫小牧市内からＪＲで通学する同級生も、不通の影響で日高線が減便となり、帰宅が約１時間遅くなったという。

沿線の７町は、高校生の学習に支障が出ているなどとして、４月下旬から署名活動を開始。当初目標の２万人を大きく上回った。

日高線は、波で線路脇の土砂が流出するなどの災害が２００４～１４年度に２６７件発生。
このうち、今回の運休の原因となった厚賀―大狩部間（５・５キロ）が約４割の１０８件に上る。

ＪＲ北はこれまで、被災箇所だけを直して列車を走らせてきた。
だが、１月の被害を受け、安全運行には少なくとも約２６億円をかけた本格的な工事が必要と判断。運行再開は最も早くて１９年夏になる、とした。

問題は資金確保だ。ＪＲ北は保線を巡る不祥事を受け、１８年度までに約２６００億円を投じる計画を３月に策定したが、
車両の更新などが中心で、日高線の工事費は含まれていない。
西野史尚副社長は「地元の思いは受け止めなければならないが、日高線の資金は捻出できない」と語る。

http://www.yomiuri.co.jp/national/20150609-OYT1T50022.html

【悲報】 ＪＲ北海道、日高線ほぼ全線不通を放置 「復旧の工事費工面できない」 [581118988]

【悲報】ＪＲ北海道、日高線ほぼ全線不通を放置「復旧の工事費工面できない」 [581118988]