柏通り魔事件でニコ生主の竹井聖寿（通称：除悪）、明日地裁判決　かたくなに「社会のせい」と力説 [311660226]

http://www.tokyo-np.co.jp/article/chiba/20150611/CK2015061102000141.html
柏市で昨年三月、二人が死傷した連続殺傷事件で、強盗殺人罪などに問われた竹井聖寿被告（２５）の判決が十二日、
千葉地裁で言い渡される。審理では、無差別に通行人を狙った凶行の詳細や、「社会への復讐（ふくしゅう）」との考えに
ついて被告が自ら語った。一方、検察側は妄想めいた犯行理由は後付けで「金目当ての犯行」と結論づけた。公判を振り返る。

■抵抗され怒り
　「すみません、こういう者です」。深夜の住宅街で男性にナイフを突きつけた。もみあいになり、首を刺した。
「こんなところで死んでたまるか」。それが男性の最期の言葉だった。
　竹井被告は法廷で、亡くなった会社員池間博也さん＝当時（３１）＝を襲って現金を奪った際の状況を明かした。
犯行前には向精神薬を酒で飲み、大麻を吸っていた。「抵抗されて怒りを感じた。誰でもよかった」
　ハイジャックしてスカイツリーに突っ込み、社会に報復したかった－。竹井被告は逮捕後、動機をそう話した。
公判では、昔のいじめが原因だとして「悪をもって悪を制す。いじめ取締法をつくるように、アルカイダのまねをして
社会に訴えたかった」と語った。

■「社会が自分変えた」
　竹井被告は小中と友達があまりいなかったと話した。「右耳が聞こえず、障害者とばかにされた」。両親への不満も口にした。
父は一時、競輪にのめり込んだ。団地暮らしになり、母は飼い犬を勝手に捨てた、と嘆いた。兄姉との仲はそう悪くなかったらしい。
　インターネットでいろいろな人と交流する「チャット」は十二歳で始めた。「学校よりチャットの方が面白かった」。ネット上の
通称「除悪」は、神戸の連続児童殺傷事件の犯人に憧れて作った名前という。
　武器にも興味があった。中学ではナイフを試すため、児童を刺したことがあった。高校は途中で辞めた。ほとんど仕事は
せず、最も続いたのはスーパーの清掃で、三カ月だった。「いじめ、社会が自分を異常人格に変えた。家族の教育のせい
でもある」。そう一方的に言い切った。

柏通り魔事件でニコ生主の竹井聖寿（通称：除悪）、明日地裁判決 かたくなに「社会のせい」と力説 [311660226]

柏通り魔事件でニコ生主の竹井聖寿（通称：除悪）、明日地裁判決　かたくなに「社会のせい」と力説 [311660226]