http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2015062402000215.html
日航は二十四日、グループ会社のジェイエア（大阪府池田市）が、五十人乗りの双発ジェット機、
ボンバルディアＣＲＪ２００の三機を、必要な部品点検をしないまま半年間運航していたと明らかにした。
二十四日に緊急点検する。影響で同日の大阪−青森、新千歳−新潟など二十三便が欠航、約八百人に影響した。
日航によると、問題の部品は、機体後部にエンジンを取り付けるための構造部材で、三機は、
内部を調べる「非破壊検査」をしなければならない時期を半年過ぎていた。
一定の飛行回数ごとに実施するよう社内規定で決まっているが、三機は導入から一度も実施
していなかった。本来は導入後約七年で初回点検を行わなければならない。未実施のまま飛行した回数は
千五百八十〜二千百七十八回に上ったという。
ジェイエアが整備システムを更新する際、整備項目をチェックする中で判明した。点検を怠った原因は
調査中という。同社にはＣＲＪ２００がほかに六機あるが、整備状況に問題はなかった。
三機はそれぞれ機体がある新千歳、仙台、大阪の各空港で緊急点検している。