”男はつらいよ”の渥美清さん２０回忌　存命は妹さくらの家族・源公・タコの娘あけみ…年月を感じる [311660226]

http://www.tokyo-np.co.jp/article/tokyo/20150805/CK2015080502000161.html
寅さんは心のなかで永遠に生きています－。国民的人気映画「男はつらいよ」の主人公、車寅（とら）次郎を
演じた俳優渥美清さんが六十八歳で亡くなってから二十年目の四日、「葛飾柴又寅さん記念館」には
幅広い年代のファンが訪れ、献花台の前で作品との思い出に浸った。　（松尾博史）
　献花台には、映画会社の松竹から提供された渥美さんの写真が飾られた。館長の小嶋昌昭さん（７０）は
「きょうは渥美さんの命日ですが、寅さんは永遠に生きています。今はまだ旅に出たまま、柴又に帰って
きていないだけです」と話した。献花用に、青紫色のつぼみをつけたリンドウが用意された。リンドウは
「男はつらいよ」のなかで、寅さんが好きな草花として登場する。
　普段の来館者は六十代以上が多いが、この日は若者も目立った。就職活動中にスーツ姿で立ち寄った
大学四年、板倉大地さん（２１）は、父親がファンだった影響で中学生のころから「男はつらいよ」を見てきた。
「寅さんを見ていると、人間は周囲に支えられて生きていることが分かる。自分も受験や就職活動でつらいとき、
『心配してくれる人がいる』と思うことで気持ちが楽になる」
　家族と一緒に訪れた地元の高校一年、吉村龍希（たつき）さん（１５）はテレビで放映された二十作ほどを見た。
「単なる笑い話ではなく、しんみりと悲しい物語でもない。心が温まり、肩の荷が下りるような作品」と言い表した。
　献花には、寅さんの物まねが得意な芸人の野口寅次郎さん（６５）と、浅丘ルリ子さんが演じたマドンナ「リリー」
のそっくりさん、歌手の絵川ゆうこさんも姿を見せた。二人で映画のシーンを再現し、来場者を喜ばせた。
　野口さんは「天国の渥美さんは、寅さんのようにおせっかいをやきづらくなった今の世の中を嘆いているのでは。
物まねを通じて少しでも世の中を明るくできれば」と誓いを新たにした。絵川さんも「柴又の皆さんから『リリーさん』
と声を掛けられるようになった。渥美さんには感謝の思いしかありません」と話した。

存命は
倍賞千恵子さん(さくら)
前田吟さん(博)
佐藤蛾次郎さん(源公)
吉岡秀隆さん(満男)
美保純さん（あけみ）
です。

”男はつらいよ”の渥美清さん２０回忌 存命は妹さくらの家族・源公・タコの娘あけみ…年月を感じる [311660226]

”男はつらいよ”の渥美清さん２０回忌　存命は妹さくらの家族・源公・タコの娘あけみ…年月を感じる [311660226]