アスパルテーム不使用のダイエットペプシ発売　ペプシ愛飲者「オエッ」「まずい」　販売落ち込み [941924814]

　米炭酸飲料大手ペプシコが業界全体のダイエットソーダ販売急減に対処するため、
人工甘味料のアスパルテームの代わりに、比較的物議を醸すことが少ない甘味料であるスクラロースを入れて、新しいダイエットペプシを販売した。
しかし、この新製品が販売以降、厳しいデビューとなっている。

甘味料を変えたこのダイエットペプシが1カ月以上前に店頭に並び始めて以降も、販売は減少し続けている。
愛飲者の中には、ツイッターやフェイスブックで「オエッ」とか「まずい」とかいう言葉を使って、味の悪さを表現している人もいる。

　ミシガン州アンアーバーに住むデービッド・ジムダースさん（48）は「嫌な後味で、甘ったるい。水でうがいしないといけない」と述べた。
ジムダースさんは、自宅に「買いだめ」してある古いダイエットペプシを2カ月ほどで飲み干したら、ダイエットコークに切り換えると述べている。

　また、この変化を受けて、人工甘味料のスクラロースにスポットライトが当たっている。
通常スプレンダとして知られる甘味料で、消費者の間ではこれまでアスパルテームほどに名が知られておらず、したがって反発も少なかった。
ソーシャルメディアを追跡しているシソモス社によれば、過去3カ月間ツイッター上で、
スクラロースのメンション（寸評）のうち、肯定的だったのはわずか3％で、否定的なのは17％に上った。
アスパルテームでは肯定的が1％、否定的が7％だったという。

　ペプシコのインドラ・ヌーイ最高経営責任者（CEO）は、消費者たちが新しい製品にどう反応しているか判断するのは時期尚早だと述べている。
同CEOは6日の業績に関するアナリスト電話会議で、「継続購入の採用サイクルがどんなものか見極めるためには、数サイクル待つ必要があると考えている」と述べた。

　モルガン・スタンレーが引用しているニールセンの店舗スキャナー調査によれば、
ペプシコの全ダイエット炭酸飲料の米国内販売は9月19日までの4週間で6.6％減少した。
それ以前の52週（1年間）の減少率5.7％よりも落ち込みがひどかった。
これはまた、コカ・コーラ社のダイエット炭酸飲料販売の3.4％減よりも落ち込んでいた。
コカ・コーラはダイエットコークからアスパルテームを排除していない。

http://jp.wsj.com/articles/SB11960010558203503967304581282060020942644

アスパルテーム不使用のダイエットペプシ発売 ペプシ愛飲者「オエッ」「まずい」 販売落ち込み [941924814]

アスパルテーム不使用のダイエットペプシ発売　ペプシ愛飲者「オエッ」「まずい」　販売落ち込み [941924814]