民主党がさっそく引き伸ばし戦術・日程闘争を開始　山井筆頭理事「予算案審議は３日間じゃなくて５日は欲しい！」 [253246518]

予算委審議日程めぐり、早くも与野党攻防激化　野党の引き延ばし戦術に与党焦燥

今国会初の本格論戦となる衆院予算委員会の日程をめぐり、早くも与野党の攻防が激化している。
自民、民主両党の同委筆頭理事は５日、平成２７年度補正予算案の審議日程を協議したが、日程引き延ばしを狙う民主党と早期採決を目指す自民党が折り合わず、平行線のまま終わった。

自民党の金田勝年筆頭理事は協議で、補正予算案について７日に趣旨説明を行って審議入りし、安倍晋三首相が出席する質疑を８、１２両日に行うことを提案。
しかし民主党の山井和則筆頭理事は、政府が昨秋に臨時国会を召集しなかったことを挙げて「通常より審議に時間をかけるべきだ」と主張。５日間の質疑日程を確保するよう求めた。

　野党側は、補正予算案について、低所得の高齢者に一律３万円を配る臨時給付金を「選挙目当てのバラマキ」（民主党の枝野幸男幹事長）と時間をかけて追及する考えだ。
質疑では安全保障関連法や、昨年１０月に大筋合意した環太平洋戦略的経済連携協定（ＴＰＰ）なども取り上げる方針。

　一方、与党側は２８年度予算案の審議日程も考慮し、補正予算案を１４日にも衆院本会議で可決し、参院に送る青写真を描く。
菅義偉（すがよしひで）官房長官は５日の記者会見で予算委の審議について「建設的な議論が進むよう、政府としても丁寧な説明をしていきたい」と語った。

　ただ、「７月１０日投開票」が有力視される参院選を控えて会期の大幅延長は難しく、与党側は長期に及ぶ審議は避けたい。
自民党国対幹部は「落ち着くべきところに落ち着かせなければならない」と野党の要求に気をもむ。

　一方、与野党は５日の参院予算委員会理事懇談会で、７日の委員会開催で合意。ただ衆院側の日程が決まらないため、具体的な審議日程は決まらなかった。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160105-00000566-san-pol

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