スター・ウォーズのゲーム　８歳女児「どうしてレイだけが仲間外れ？主人公なのに」ネットで拡散、女性差別だと大炎上→メーカー修正へ [504884911]

「レイが仲間外れ」ＳＷ玩具炎上　米大手メーカーに女性差別批判

米ＳＦ映画「スター・ウォーズ　フォースの覚醒」が空前のヒットを記録するなか、関連玩具市場も活況を呈しているが、
米玩具大手のハズブロ社が発売したボードゲーム「モノポリー」のスター・ウォーズ（ＳＷ）版が大騒動を巻き起こしている。
シリーズ初の女性主人公、レイがゲームの駒に含まれていないことを悲しむ８歳の女の子の手紙をきっかけに、
ネット上で「女性差別だ」との批判が噴出。“炎上”にあわてた会社側は釈明声明を出し、レイの駒を加えると約束する事態になった

「どうしてレイだけが仲間外れなのですか。彼女がいなければ『フォースの覚醒』はありません。彼女がいないと悪い男たちが勝利します」

米ＣＮＮテレビ（電子版）などによると、炎上のきっかけは、米女性作家のキャリー・ゴールドマンさんが４日にツイッターに投稿した
次女のアニー・ローズちゃんがハズブロ社宛てに書いた手紙。レイは、無名の新人から大抜擢（ばってき）された英国人女優の
デイジー・リドリーさん（２３）が演じるヒロインだ。

１９３０年代に米国で生まれたモノポリーは、盤上で駒を進めて自分の財産を増やしていき、他のプレーヤーを破産させるゲーム。
ハズブロ社は映画が昨年１２月１８日に公開される３カ月前の９月にＳＷ版を発売したが、登場人物の形をした駒は
ルーク・スカイウォーカーとダース・ベイダー、フィン、カイロ・レンの４種類で男性ばかりだった。

「主役がいないゲームなんて」「娘やめいが遊べるゲームを作ってくれ」

ゴールドマンさんが娘の書いた手紙の写真を投稿すると、関連の投稿をまとめる「＃ｗｈｅｒｅｓｒｅｙ（レイはどこ）」というハッシュタグ
が設けられ、世界中から同様の意見が殺到。

さらに米ＳＦドラマ「スター・トレック」シリーズに出演した女優、チェイス・マスターソンさん（５２）ら有名人も賛同。
米国社会で敏感な性差別問題として批判が広がる事態に。

これにあわてたハズブロ社は５日にツイッターに声明を出し、「レイが映画の中で重要な役割を果たすという物語の概要を知られない
ようにするためだった」と釈明した。映画を制作した米ディズニーがネタを極秘にしていたことに配慮したと言わんばかりだが、
同じく新キャラクターで重要な役のフィンの駒はあり、何とも苦しい。

騒ぎは収まらず、６日の声明で、「われわれはみなさんのレイへの情熱を大切に思っているので、これから発売するものには
彼女が含まれます」と約束せざるを得なくなった。

ディズニーは２０１２年にＳＷに関する全権利を生みの親であるジョージ・ルーカス監督（７１）から４０億ドル（約４７３０億円）で買収。
約１０年ぶりの新作となる「フォースの覚醒」では、ディズニーの伝統にのっとり、ヒロインが活躍する物語に設定。
これまで少なかった女性ファンを取り込むとともに、関連玩具も女の子向けを積極展開し市場拡大を図る戦略を打ち出していた。

米経済誌フォーブスは玩具などの関連グッズ市場は全世界で５０億ドル（約５９００億円）に上ると試算している。
玩具メーカー各社も“フォース”にあやかろうと、新商品を次々に発売しているが、女の子とネットを敵に回さないようくれぐれも注意する
必要があるようだ。

http://www.sankei.com/entertainments/news/160122/ent1601220001-n1.html
「スター・ウォーズ　フォースの覚醒」で主人公のレイを演じた英女優のデイジー・リドリーさん。
無名の新人から大抜擢され、人気も急上昇中だ＝２０１５年１２月１１日、東京都内（ロイター）
http://www.sankei.com/images/news/160122/ent1601220001-p1.jpg

スター・ウォーズのゲーム ８歳女児「どうしてレイだけが仲間外れ？主人公なのに」ネットで拡散、女性差別だと大炎上→メーカー修正へ [504884911]

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