１日５分の瞑想がもたらす効果とは？　『疲れない脳をつくる生活習慣』 [718678614]

　次世代のメンタルトレーニングとされ、グローバル企業の経営者やアスリートの間で実践する人が増えている「マインドフルネス」。
その科学的裏付けや効果を高めるための方法を、気鋭の予防医学研究者・石川善樹さんがわかりやすく解説した『疲れない脳をつくる生活習慣』（プレジデント社）が１月末に出版され、ネットを中心に各方面から注目を集めている。
　サブタイトルは「働く人のためのマインドフルネス講座」。従来の自己啓発本が、自分自身や考え方を変えることに重きを置いてきたのに対し、石川さんは「今この瞬間を最大限に味わうこと」の大切さを説く。
マインドフルネスを毎日の生活に取り入れ、呼吸や姿勢、睡眠、食事といった生活習慣を整えていくのが、本書のテーマだ。
　マインドフルネスとは、瞑想（めいそう）によって自己の内面を観察し、「今ここ」に集中すること。宗教的なイメージでとらえられがちな瞑想だが、脳科学をはじめとする最先端の研究によって、その効果が明らかになっていると石川さんは解説する。
グーグルは社員向けのマインドフルネス・プログラムを開発し、社員の１０人に１人が参加。テニスのノバク・ジョコビッチ選手は毎日１５分間瞑想することで集中力を高めているという。
　まずは１日５分間の瞑想。その積み重ねが「疲れない脳」を作り上げる、と石川さん。本書ではそのコツを示したうえで、質の高い睡眠をとる、姿勢を良くする、血糖値に気を使った食事をするための実践方法を丁寧に解説。
劇的な意識改革を行わなくても、これらの生活習慣に「注意を向ける」だけで、満ち足りた一日を送り、夜ぐっすり眠ることができると提唱する。

　石川さんは１９８１年生まれの医学博士で、【東京大学医学部卒、米国ハーバード大学公衆衛生大学院修了】という経歴の持ち主。現在は社会人の健康づくりや、がん検診の受診率向上などに関わる各種プロジェクトに従事している。
ダイエットや健康法の著作があり、テレビ出演も多数。本書でも予防医学の観点から最新の研究成果をひも解き、マインドフルネスの効果をさらに高めるための実用的な手法を説いている。

http://www.asahi.com/sp/and_M/information/SDI2016022599471.html?iref=sptop_fbox_d1_ad

１日５分の瞑想がもたらす効果とは？ 『疲れない脳をつくる生活習慣』 [718678614]

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