環境省は１１日、農作物に深刻な被害を及ぼしているニホンジカの２０１３年度末の生息数は、北海道を除く本州以南で推定３０５万頭だったと発表した。
１９８９年の調査開始以降、増加が続いており、８９年の約３０万頭からほぼ四半世紀で１０倍になった計算になる。
捕獲率が現状と変わらなければ、２０２３年度には４５３万頭に増えると見込まれる。
同省は、２３年度までに１１年度比で半減にすることを目指しているが、目標達成には２倍超のペースで捕獲し続ける必要がある。
生息数は、都府県の捕獲数や狩猟者登録数を基に推計。北海道は独自に計算するため除外した。
http://www.daily.co.jp/society/science/2016/03/11/0008882968.shtml