甘えん坊なヤクルトの姫原樹理ちゃん、開幕ローテ決定開幕3戦目巨人戦デビュー　「小川先輩のことはやっくんって呼んでます♪」 [578353363]

【ヤクルト】原樹、開幕３戦目Ｇ戦デビュー！真中監督がローテ入り明言

◆オープン戦　ソフトバンク４―３ヤクルト（１２日・ヤフオクドーム）

ヤクルトのドラフト１位・原樹理投手が、昨季１２球団トップのチーム打率２割６分７厘を誇るソフトバンク打線を相手に、５回３安打無失点と好投した。
オープン戦３試合で１１イニング連続無失点の右腕は、ローテ入りを確実にした。

デビューは開幕３戦目、２７日の巨人戦（東京Ｄ）で先発する可能性が出てきた。

　最後も“伝家の宝刀”だった。５回１死一塁、原樹は内角の１３８キロシュートで今宮を遊ゴロ併殺打に仕留めた。
「何とか予定の５回を投げ切れて良かったです。ＫＯは常に頭をよぎっていました。次の日（の新聞）に『（プロの）洗礼』って書かれるのが怖かったです」。
初回２死では、２日前に巨人の桜井が本塁打を打たれた場面を見て「できれば対戦したくない。
打たれたら、この後のプロ野球人生、病んでしまう」と恐れていた柳田に対し、内角にカットボールを続け二ゴロに打ち取っていた。

　昨季チーム打率１２球団トップ、日本シリーズで完敗したソフトバンク打線を５回３安打無失点。
最速は１４３キロで奪三振は１つだったが、インサイドを突く度胸の良さでゴロの山を築き、３併殺を奪った。
わずか４４球で料理。「両サイドに広げていくのが自分の投球。左（打者）にも外を引っかけさせる感じでシュートを投げます」と充実した表情だった。

　これで１１イニング連続無失点。大学ではＤＨ制だったため、約４年半ぶりに立った打席ではバントを失敗し、「ボールが消えました」と苦笑いだったが
真中監督は「攻めるところはしっかり攻めている。全部良かった。順番はこれからだけど、当確です」と開幕ローテ入りを明言した。

　強気な投球とは裏腹に、普段は超ネガティブだ。「試合前は、失恋した時より心が痛いです」。
しかし、つらい時こそ、声楽家の父・敏行さん（８２）の「全部自立して生きて行け」という言葉を思い出す。
音楽の道に進まず、野球を選んだのも自分。進路を決めたのも自分。だから、全部自分で決める。
「内を突いてこその外。怖がって内角を攻めないということは絶対にしたくない」。マウンドに立てば、己の信念を貫く。

　次回は２０日の日本ハム戦（札幌Ｄ）に決まった。３１日の阪神戦（神宮）でデビューするプランもあったが、開幕３戦目、２７日の巨人戦での先発が濃厚となった。
「開幕に向けて、日々の積み重ねをしっかりやっていきたいです」と原樹。敵地の注目カードでも、恐れることなく攻めていく。（中村　晃大）

◆原樹理（はら・じゅり）アラカルト

　★生まれとサイズ　１９９３年７月１９日、兵庫・加古川市生まれ。２２歳。１８０センチ、７９キロ。右投右打。

　★球歴　小学１年から野球を始め、加古川中部中では軟式野球部に所属。東洋大姫路高（兵庫）では３年夏に甲子園８強入りした。
　　東洋大を経て、１５年ドラフト１位でヤクルト入団。年俸１５００万円。

　★似ている芸能人　お笑いコンビ「ＮＯＮ　ＳＴＹＬＥ」のボケ担当・石田明。

　★好きな色　ネイビー。高校、大学合わせて７年間の東洋生活で“東洋カラー”に染まる。グラブを始め、私服もネイビーが多い。

　★日課　入寮時に持ち込んだ「１０年日記」。息の長い選手を目指し、２０２５年まで毎日その日の反省などを書くつもりだ。

　★甘えん坊　長男・玲奈（れいな）、次男・理恵（ちさと）に続く３人兄弟の末っ子。「自分からは（ご飯などに）誘えない」という甘えん坊キャラでチームに溶け込んだ。
　　兄のように慕うエース・小川泰弘のことは「やっくん」と呼んでいる。
http://www.hochi.co.jp/baseball/npb/20160313-OHT1T50000.html

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