亀田大毅氏、「世間からバッシングされて寝ないで韓流見ていた、韓流ドラマが俺を励ましてくれた」 [639823192]

亀田大毅氏、しくじりで世界戦後の潜伏生活を告白「寝ないで韓流見ていた」

　プロボクシング元世界２階級王者で、左目の網膜剥離のために引退を決めた亀田３兄弟の次男の亀田大毅氏（２７）が、１４日放送のテレビ朝日系「しくじり先生　俺みたいになるな！！　３時間スペシャル」に出演。
「調子の乗りすぎて、国民から嫌われちゃった先生」として登場した。

　大毅氏はプロデビューから１０連勝で内藤大助との世界タイトルマッチに挑戦したものの、調子に乗りすぎ、前代未聞の反則負けで一転、
世間からの猛バッシングにさらされた経験をもとに、そこから得た教訓を紹介。
当時について「調子に乗りすぎて善悪の見境がつかなくなっていた」と述懐しながら、対戦相手を持ち上げ投げる反則行為に「ボクサーがやることじゃない、最低です。
試合をぶち壊すことをして本当に申し訳ない」と、反省した。

　この反則負けで１年間の出場停止処分を受けた大毅氏は、その後うつ病と診断され、マスコミ取材から逃れる意味もあり、父・史郎氏の親戚の家に身を寄せていたという。潜伏中は韓流ドラマにハマり、
「寝ないで韓流ドラマを見ていた」と午後８時から１２時間ぶっ続けで、１日合計１４時間もドラマ鑑賞をしていたと告白。潜伏中の変装も韓流スターのペ・ヨンジュンのカツラを着用するほどハマっていた過去を明かした。

　タイトルマッチから２カ月後、復帰することとなったが、その会見になぜか毛皮で登場。「当時、好きだった朝青龍さん（元横綱）が着ていた。それで影響された」と理由を説明したが、世間のバッシングがより強まる結果となってしまった。

　それでも父と兄弟との約束である「３兄弟での世界チャンピオン」を達成するため、練習に打ち込み、反則負けから２年後に見事「ＷＢＡ世界フライ級王座」を獲得し、再起を果たした。

　「人生で一番うれしかった。こんなにうれしいことがあるのかと思った」と、当時を振り返った。この後、兄・興毅、弟・和毅とともに「３兄弟での世界チャンピオン」を達成。
ここで大毅氏は密かに「引退しようと思った」と引き際を決意。すると「負けてもいいから観客が喜ぶ、熱狂するような試合をしよう」と心境が変化があったという。

　新たな気持ちで練習に励んでいたその矢先、左目に網膜剥離を発症。１年間で４度の手術を受けるなど過酷な状況に追い込まれたが、なんとか練習を続け試合に出場した。
しかし「生まれてはじめて試合が怖いと思った」と、失明するかも知れない恐怖を感じた当時を思い出し、涙を浮かべた。

　この試合に敗れたことで現役を引退した大毅氏。最後に「絶対に裏切れない家族の存在。父と兄弟がいなかったら、ここまで来れなかった」と家族に感謝。
調子に乗らず地道に努力する必要性を力説して
「死に物狂いで努力できた人、一人一人がチャンピオン」と教訓を残し、「しくじり先生」としての授業を終えた。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160314-00000557-sanspo-fight