高校野球史に残る名勝負として知られる昭和５４年夏の甲子園、箕島高校と星稜高校の対戦をはじめ、
長年、高校野球の名審判として活躍した達摩省一さんが、先月１３日、肝不全のため亡くなりました。７９歳でした。
達摩さんは石川県金沢市の出身で、大阪の寝屋川高校と関西大学でピッチャーとしてプレーしたあと、
昭和４０年から春と夏の甲子園の審判として長年活躍しました。
このうち、昭和５４年夏の３回戦、和歌山の箕島高校と石川の星稜高校が対戦した延長１８回の激戦では三塁塁審を務め、
延長１４回ウラ、星稜が一打サヨナラのピンチで三塁ランナーをアウトにした「隠し球」を冷静に判定するなど、
高校野球史上に残る名勝負として知られる試合の一員としてファンに親しまれました。
また、母校の関西大学では、野球部の監督として、昭和４７年の全日本大学野球選手権で
後に阪急で活躍した山口高志投手を擁してチームを大学日本一に導いたほか、昭和６２年からはＮＨＫの高校野球解説も務めました。
高野連＝日本高校野球連盟などによりますと、達摩さんは、先月１３日、大阪市内の病院で肝不全のため亡くなったということです。
ソース NHK
高校野球の名審判として活躍 達摩省一氏死去
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160418/k10010487331000.html