塩崎大臣「非正規の人の声がないのはフェアじゃない、労動者の代表とは誰を指すのか？」　連合推薦ばかりの労政審組織見直しへ [898359559]

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労政審　委員構成など組織の見直しに着手へ　塩崎厚労相

塩崎恭久厚生労働相は７日の閣議後記者会見で、労働法制などに関する厚労相の諮問機関
「労働政策審議会（労政審）」について「多様な働き方をしている人たちの声を政策に反映できるよう、
どう作り直すか考えないといけない」と述べ、委員構成など組織の見直しに着手する意向を示した。
労働者側委員の大半は連合の推薦で決まっており、夏の参院選を前に民進党を支援する連合側を揺さぶる狙いもありそうだ。

　労政審は公益、労働者、使用者を代表する有識者各１０人で構成され、
労働者側委員は全員が連合本体や連合傘下の組合の代表。
下部組織の分科会などの委員も大半は連合が推薦している。
だが、労働組合の組織率は１７％台で推移し、非正規労働者も大半が加入していない。

　塩崎氏は、労政審で同一労働同一賃金の実現が今後議論されることなどを踏まえ
「非正規の人たちの声が（労政審で）フェアに代弁されているかというと必ずしもそうなっていない。
労働（の代表）というのは誰のことを指しているのか絶えず見直さなければいけない」と指摘した。
自民党の有志議員も今年２月に労政審見直しを提言しており、
厚労省は早期に有識者会議を発足させ、年内にも結論を得たい考えだ。【阿部亮介】

http://mainichi.jp/articles/20160608/k00/00m/010/023000c

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