アップルの新型ロボットが凄い　年間120万台のiPhoneを解体 [594632409]

アップルの新型ロボットはiPhone分解用　IT企業がリサイクル対策
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アップルの新型ロボット「リアム」は年間120万台のアイフォーンを解体できる Photo: Apple
By DAISUKE WAKABAYASHI
2016 年 6 月 9 日 13:47 JST

　米アップルは最近、消費者が全く使わないであろう技術を導入した。それは廃棄された自社製品のいわば「後片付け」をする技術で、リサイクルのためにiPhone（アイフォーン）を分解する解体ロボットだ。

　新型ロボット「リアム」は、ハイテク企業が今日直面している難題へのアップルの対応策だ。リアムは29本のアームを持つロボットで、年間120万台のアイフォーンを解体できる。
ハイテク企業は消費者に既存の端末を手放して新製品を購入してもらうおうと努力しているが、他方で、その結果増え続ける既存端末、つまり、ごみになる運命の製品をどうするべきかについて考える必要に迫られている。

　アップルの環境・政策・社会活動担当バイスプレジデントを務めるリサ・ジャクソン氏は、「われわれは現在、リサイクリングや製品寿命について、製品そのものの設計と同様に深く考えている」と述べる。

　同社は3年以上かけてリアムを開発した。今では2台あるリアムはいずれも、アイフォーンからカメラモジュール、SIMカード、トレイ、ねじ、バッテリーといった部品を慎重に外す。
これまでは端末そのものを裁断機にかけるのが最も一般的な廃棄法だったが、そうはせず、材料ごとに分けてより効率的にリサイクルできるようにするのだ。

　他の電子製品・家電メーカーは、違ったリサイクルのアプローチを取っている。例えば、新製品設計の際に、接着剤やねじの代わりにはめ込み式の部品を使って、製品を簡単に分解できるように設計している。
中には、使うプラスチックの種類を減らし、廃棄を困難にする恐れのある水銀などの有害物質を避けるメーカーもある。

　サムスン電子は2016年式の曲面ディスプレー搭載テレビ（55インチ）を簡単に解体できるように設計した。38本あったねじのうち30本を排除し、スナップ式の留め具に変えたのだ。
同社によれば、このテレビは10分足らずで解体できるという。

いかそ
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アップルの新型ロボットが凄い 年間120万台のiPhoneを解体 [594632409]

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