夏場だと、ルーターや光回線終端装置がものすごい発熱してるんだけど平気なの？ [276156512]

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http://dd.hokkaido-np.co.jp/news/area/doo/1-0281425.html

雪冷熱活用データセンター最初の夏　採算性確保に期待　美唄
06/13 06:54

【美唄】コンピューターの冷却に外気や雪冷熱を利用する「ホワイトデータセンター」構想で、市などが空知工業団地で行っている実証実験が今夏、
初めての夏を迎える。排出される熱を利用したレタスの栽培やアワビの養殖も６月中旬から始まる予定。雪冷熱の効果や、事業としての採算性確保に、市や研究者らの期待が集まっている。
実験は施設が完成した昨年９月に開始。冬に敷地内に約３千トンの雪山を作り、木材チップで表面を覆った。これに配管を通し、
冷やした水を、東京のＩＴ関連企業２社から預かったコンピューターのサーバーを置いたデータセンター棟に循環させて室温を調整。現在、温度変化や電力使用量などのデータを集めている。
事業主体の一つのコンサル会社「雪屋媚山商店」（美唄）によると、データセンターの空調効率を示す値「ＰＵＥ」は、これまでの実験で平均１・０６。１に近いほど良いとされ、「世界でもトップクラス」（同社）の値という。
美唄市の６～８月の最高気温は月間平均で２１～２６度。昨年３０度を越えたのは７日間だけで、最も暑い日でも３２度だった。
サーバーの排熱は３５度前後で、雪冷熱を使わなくてもある程度は冷やせる計算だ。同社は、来冬までの間に必要な雪は１５００トンと試算。「多少暑い日が続いても大丈夫」と、確保した約３千トンで対応可能だと自信を見せる。
また、データセンター棟隣にはビニールハウス１棟を建て、水槽や水耕栽培用の設備を設けた。サーバー棟からの排熱や、
雪冷熱で室内や水槽内の温度を保つ。近く、アワビの稚貝２５００個とリーフレタスなど約１５００株の栽培を始め、成長度合いや収益性などを調べる。
同社の本間弘達社長は「雪冷熱だけで夏を乗り切れると実証したい。厄介者とされる雪に価値があることを知ってほしい」と話す。
実験は市と室工大、同社など民間５社の共同研究事業で、新エネルギー・産業技術総合開発機構（ＮＥＤＯ）の委託を受けている。（堀田昭一）