有名ユーチューバー、著作権侵害で訴えられる [895142347]

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Youtube上での映画評論ビデオで有名なLewis Criswell氏が最近公開したStanley Kubrickの映画「A Clockwork Orange」の評論ビデオ内での楽曲の無断使用による
著作権侵害で裁判を起こされていたことが3日、本人がYoutubeを通じて公開したビデオで明らかとなった。

Lewis Criswell氏はこれまで多数の映画評論ビデオを、評論の対象となる映画のビデオクリップをそのままコピーして使用することで制作して公開してきたが、
これまでこうした映画映像の一部分の使用は、著作権法で定められている「Fair Use（フェアユース）」の範囲内にあるとして認められてきた。

しかし、今回、Lewis Criswell氏に対して著作権侵害訴訟を起こしたのは、映画の版元ではなく、
映画内で使用されていた楽曲の版元となるSerendip LLCという音楽企業となっている点が今回の著作権侵害訴訟の大きな特徴となっている。

映画の映像そのものは、映画の版元が権利を有しているが、映画内では別の版元が権利有している楽曲が使用されているケースも多く、
映画の一部分の映像を映画評論に使用することは著作権上のフェアユースとして許されたとしても、その映像内に映画の版元以外が有してる楽曲が含まれている場合には、フェアユースの範囲を逸脱してしまう可能性があることを今回の訴訟は提起している。

楽曲の無断使用で、著作権者から著作権侵害訴訟を起こされたLewis Criswell氏は「私には裁判を行うだけのお金はほとんどない」と述べ、今回の提訴に途方にくれている。
Youtube上には、Lewis Criswell氏が行ってきたような映画評論ビデオのようなものではなく、他者の楽曲を単純コピーしたものも多数アップロードされており、
このようなケースの場合、著作権者の判断次第では、著作権侵害訴訟につながる可能性もあることとなる。

Lewis Criswell氏の著作権侵害裁判で、版元の音楽企業は、権利侵害1件につき15万ドルの損賠賠償金の支払いを求めている。

http://business.newsln.jp/news/201606150531000000.html