いくら歯磨いても口が臭い。タバコも吸わないしコーヒーも飲まないのに。 [276156512]

?2BP(1000)

http://news.ameba.jp/20160907-899/

タバコを吸っている方もそうでない方も、自分や他人のタバコによる口臭って気になりますよね？　吸わない人からするとタバコの口臭はとても不快なものです。
自分がタバコを吸っていてニオイが気になる人は、禁煙をすれば良いのでしょうがなかなかそうもいかないですよね。
そこで今回は、口臭が気になる方に“タバコの口臭の原因と対策”についてご紹介したいと思います。

■1：タバコの口臭の原因

タバコの口臭を生む3つの成分についてご説明します。
（1）タール
タールとはタバコの煙の小さな粒子に含まれている、水とニコチン以外の複合混合物のことで、発がん性物質を含んでいます。
一般的に“ヤニ”と呼ばれています。タールは体内や口腔内に付着して独特の臭いを発します。歯が茶色くなるのもタールが原因です。
（2）ニコチン
ニコチンはナス科の植物“タバコ”に含まれる天然成分です。タバコに依存性があるのはニコチンによる中枢作用が原因と考えられています。
ニコチンは口腔内で唾液の分泌を抑制し、口腔内の嫌気性細菌を増殖させます。増殖した菌は悪臭成分をつくり、これが口臭につながります。
（3）一酸化炭素
一酸化炭素はタバコが燃える際に発生する気体です。一酸化炭素は血中の酸素運搬能力を低下させて、口腔内の酸素も減らします。
酸素濃度が低下すると嫌気性細菌が活発になり、悪臭成分を発生させます。

■2：コーヒーとの組み合わせは、なぜ口臭を悪化させるのか？

タバコとコーヒーのコラボレーションは最悪です。
コーヒーに含まれる微粒子には舌の表面に付着しやすい性質があります。タバコに含まれるタールもまた口腔内に付着しやすいことをご説明しました。
これらが混ざり合い舌の表面から悪臭を発生していると考えられます。
どうしてもコーヒーを飲みたい場合は、コーヒーの後に水を飲んで舌に微粒子が付着するのを防ぐか、舌を磨くとよいでしょう。

■3：口臭への対処法

次に、タバコを吸っていてもできる口臭対策についてご紹介しましょう。
（1）歯磨き
タールを取り除くことが大切です。歯の表面だけではなく、歯の隙間など汚れが付着しやすい部分を意識して磨くようにしましょう。
（2）舌磨き
タバコによる口臭の大きな原因と考えられる、“舌に付着したタール”はネバネバしており、簡単には除去できません。
舌専用のブラシで舌に傷をつけないように気をつけながら磨くようにしましょう。
（3）うがい・水分を補給する
嫌気性細菌、悪臭物質を排出するためにうがいは効果的です。また口腔内が乾燥すると嫌気性細菌が増殖してしまうので水分補給も大切です。
その際、ジュースやコーヒーは口臭をきつくしてしまう可能性もあるので、水かぬるま湯がいいでしょう。
（4）深呼吸をする
タバコを吸って約5～10分は肺の中に煙が残っていると言われています。有害物質を含んだ煙を深呼吸で少しでも排出することができるのであれば、
取り入れない理由はありませんよね。もちろん原因物質が減るので口臭にも効果的です。

■4：禁煙後口臭は何日くらい続くのか

禁煙すれば今日から口臭がなくなるかというと、そうでもありません。体内に付着しているニコチンやタールなどの有害物質を体から排出する必要があります。
この期間は人によって違いますが5～10日と言われています。デートの予定があり、「1日でも早く排出したい！」という人はサウナや運動で汗をかくことがおすすめです。
しかし、禁煙したら必ず口臭とサヨナラできるわけではありません。喫煙者は歯茎にダメージが蓄積されており歯周病を患っている人が多いと言われています。
禁煙することでタバコの臭いで隠されていた歯周病の臭いが際立つようになり口臭がきつくなることもあります。
歯周病は病気ですので歯科へ行って治療をしてもらわなければなりません。放っておくと歯が抜けてしまいます。

以上、タバコの口臭の原因と対策についてお伝えしました。タバコは副流煙だけではなく、口臭でも周りの人に迷惑をかけている場合があることを心得ておきましょう。
是非ご紹介した対策方法を試してみてください。もちろん禁煙が一番大切だということをお忘れなく。