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暗黒の江戸へようこそ。花村萬月渾身の時代小説が出版 [551517227]
- 1 :番組の途中ですがアフィサイトへの\(^o^)/です (アウアウ Sa25-OGAR):2016/09/26(月) 23:20:00.16 ID:zp+Q8LZpa?2BP(1000)
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流刑、堕胎、村八分…江戸の残酷世界にようこそ 花村萬月、渾身の「暗黒小説」
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/49725
- 2 :番組の途中ですがアフィサイトへの\(^o^)/です (アウアウ Sa25-OGAR):2016/09/26(月) 23:21:58.59 ID:zp+Q8LZpa?2BP(1000)
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救いようがないほど残酷
歴史の表舞台には決して出てこない、江戸の悲惨さを描いた小説『日蝕えつきる』。
登場人物の姿を「救いようがない」ほど凄惨に描いた著者・花村萬月さんの意図とは?
ある日、古文書を眺めていたら「天明六年の元日の昼に皆既日蝕が起こり、
一刻のあまり江戸が闇夜のようになった」という記述が目にとまりました。正月早々の皆既日蝕というのはおもしろいなと思い、
日蝕に収束するいくつかの作品の輪郭が頭に浮かんだんです。
―各短編の題名はいずれも主人公の名前。
「千代」は江戸で夜鷹(売春)をする女、「吉弥」は歌舞伎の役者になることを夢見ながら男相手に体を売る男児です。
二人が生きる世界は悲惨そのもの。江戸の社会はこんなにも厳しい環境だったのかと驚きました。
かなり殺伐としていたようです。最初に頭に浮かんだのが、
冒頭に置いた、唐瘡(梅毒)にかかる千代の物語ですが、当時の吉原で客を取る女郎は性病になるのが当たり前で、
平均寿命は22〜23歳と言われていました。
また、歌舞伎役者として舞台に上がれない少年は「陰間」と呼ばれ、
僧侶や武士を相手に売春を行っていました。江戸は男色が盛んな町。
本書に書いた、男を受け入れるための陰間の「鍛錬」の詳細はすべて史実です。
あまり表立っては口にされませんが、歌舞伎はもともと出雲阿国の時代に
売春の客寄せとして始まりました。つまり、
当時の役者はそういう意味で「売り物」だったのです。
- 3 :番組の途中ですがアフィサイトへの\(^o^)/です (アウアウ Sa25-OGAR):2016/09/26(月) 23:23:44.55 ID:zp+Q8LZpa?2BP(1000)
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―「長十郎」は貧乏長屋に住む浪人で、町芸者に入れ込んで借金を背負った挙げ句、
女房に不義密通されてしまいます。これまた救いようのない話ですが、
最後の壮絶な夫婦喧嘩の場面では腹を抱えて笑いました。
この小説は私の大好きな映画、夭折した山中貞雄監督の『人情紙風船』
へのオマージュとして書きました。映画の主人公の浪人は誇り高い真面目な男でしたが、
長十郎は嫁さんが稼いだ金で芸者を買うようなどうしようもない男です。
しかし実際の江戸時代を生きていた下級武士の多くは、
こういう男だったと思うんですね。
戦争がない時代に軍人として生まれた悲哀と情けなさを描いてみたかった。
現代にも起こり得る話
―続く「登勢」は流刑の島だった八丈島が舞台です。
今は観光地となったこの島で、かつて人々がきわめて厳しい暮らしを営んでいた様子が描かれています。
八丈島の昔の資料を見ていたら、あまりに悲惨で呆然としちゃいましたね。
そもそも火山の島で作物が育たないうえ、たびたび自然の猛威が襲い掛かり、飢饉で何千人も死んでいます。
青ヶ島噴火の時には、何とか生き残ろうと救助船に取りすがる人々の手を、
重量オーバーを防ぐため鉈で切り落とし、その手が幾つも船縁を掴んでいたという記録も残っています。
―そんな環境で生きる村八分の女が、流刑された女犯僧の子どもを身ごもり
自ら堕胎する場面はあまりに生々しく、読むのがつらいほどでした。
最後の作品「次二」に描かれた江戸の牢屋も凄まじい描写の連続。
とくに岡っ引きが人糞を食わされて絶命する場面は凄絶なものがあります。
私もあそこは書いていて嫌になりました(笑)。
でも現実に江戸の牢獄はそういう場所だったのです。犯罪者が自治をしていて、
畳一畳に18人が寿司詰めになることもあるから、賄賂を持たない新入りは殺すしかない。
- 4 :番組の途中ですがアフィサイトへの\(^o^)/です (ワッチョイW d7cf-Vpta):2016/09/26(月) 23:24:43.41 ID:CY39Yg0R0.net
- ゲルマニウムの月で抜いたことあったなそういや
- 5 :番組の途中ですがアフィサイトへの\(^o^)/です (アウアウ Sa25-OGAR):2016/09/26(月) 23:24:54.67 ID:zp+Q8LZpa?2BP(1000)
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―「次二」は東北の飢饉が物語の重要な背景となっています。
本作に登場するのは基本的にすべて無名の人物ですが、
「次二」に出てくる北町奉行、曲淵甲斐守だけは実在します。この男は天明7年の「天明の打ち壊し」の際、
飢えた民に向かって「米がないなら犬を食え」と放言したことで知られています。
しかしそもそも天明の大飢饉は浅間山の噴火による冷害のなか、
東北の各藩の役人が米の値上がりを儲けの機と見て、万一のために農民が蓄えていた米を
強制的に吐き出させたことが要因です。いつの時代も政治家や役人というのは、想像力の欠如によって民衆を殺すんです。
本当は東北出身の作家に、天明の大飢饉のことを小説に書いてもらいたいんですけどね。
- 6 :番組の途中ですがアフィサイトへの\(^o^)/です (ワッチョイ 1398-/dHs):2016/09/26(月) 23:31:58.78 ID:U0BTOfTe0.net
- 大虐殺
- 7 :アザラシ伍長 ◆n3FrWDzmJGlV (ワッチョイW d78c-NeSJ):2016/09/26(月) 23:32:25.63 ID:Q9iW4IFr0?PLT(21018)
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八丈島か
斬新だな
- 8 :番組の途中ですがアフィサイトへの\(^o^)/です (ワッチョイW 32c7-ZwjS):2016/09/26(月) 23:40:01.15 ID:bNwyYRKe0.net
- 江戸の娘が秩父へお詣りっていったら、それは大概堕胎に行くって意味だったんだっけか
- 9 :番組の途中ですがアフィサイトへの\(^o^)/です (ワッチョイ 1c54-UBrL):2016/09/26(月) 23:46:48.30 ID:tGNmjJrd0.net
- 今のコイツはカッスカスの文章書いてる
- 10 :番組の途中ですがアフィサイトへの\(^o^)/です (ワッチョイW 3df8-xdvH):2016/09/26(月) 23:57:43.26 ID:k9wyNKr/0.net
- こういう小説をネトウヨ気味の無教養な人は読んだほうがいいよ
江戸時代はバラ色の時代だったと思ってるだろ
- 11 :番組の途中ですがアフィサイトへの\(^o^)/です (ワッチョイ cdbe-Wh6H):2016/09/26(月) 23:58:37.93 ID:/BOcmdId0.net
- 正しい江戸しぐさ
- 12 :番組の途中ですがアフィサイトへの\(^o^)/です (ワッチョイW 3534-6q6O):2016/09/27(火) 00:15:18.91 ID:NF+RioD00.net
- 萬月ちゃんナイス
江戸時代の日本&日本人はスゴい!教にはウンザリしてんだ
ここいらで冷や水浴びせて目ェ覚ましてやんな
- 13 :番組の途中ですがアフィサイトへの\(^o^)/です (ワッチョイW 6148-Px3x):2016/09/27(火) 00:53:33.06 ID:JOEbjggw0.net
- 最近の花村萬月クソつまらないんだけどこれは面白いの?
面白いなら久しぶりに買う
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