ASKA「パソコン画面から手が出ている！」と捜査員に訴える

覚醒剤取締法違反（使用）の疑いで逮捕され１１月３０日に送検された歌手・ＡＳＫＡ容疑者（本名・宮崎重明＝５８）をめぐり、捜査当局が同容疑者に近い人物をマークしていたこと
が新たにわかった。音楽業界に身を置く２０代後半の男で、同容疑者の“新入手ルート”の可能性が浮上。また、幻覚を見ていたという同容疑者が今回の逮捕前、覚醒剤常習者特有の症状
「勘ぐり」を捜査関係者に電話で頻繁に話していたことも判明した。

　ＡＳＫＡ容疑者は警視庁の取り調べに「自分は前回（２０１４年に）逮捕されて以降、薬なんか見ていない。絶対にやっていない」と供述している。ならばなぜ、尿検査で覚醒剤の陽
性反応が出たのか。そもそも、自ら１１０番通報し、不審な言動から尿検査を受けるハメになり“墓穴逮捕”されたのか。

　実は、今回の逮捕前、警視庁の捜査員はＡＳＫＡ容疑者の電話魔ぶりに困惑しつつ「ＡＳＫＡはまだシャブをやってる」という認識だったという。事件関係者が声を潜める。

「知り合いの刑事にしょっちゅう電話してきて、言ってる内容がおかしかったから、警察も正直困ってた。実は警察がマークしていたのはＡＳＫＡではなく、ＡＳＫＡに近い関係者。
この人物は、おととし、ＡＳＫＡが逮捕された後、刑事事件になりかねない金銭トラブルを抱えており、薬物の噂もあった」

　ここで登場するＡＳＫＡ容疑者に近い人物とは音楽業界に身を置く２０代後半の男。前回の事件でＡＳＫＡ容疑者は薬物入手ルートを断ち切ったはずだが、この男がＡＳＫＡ容疑者の
新たな覚醒剤入手元という“疑惑”も出てきた。

　ＡＳＫＡ容疑者は「盗撮されている」として自ら１１０番通報し、尿検査に応じ、覚醒剤の陽性反応が出て逮捕されても「絶対にやっていない」と容疑を否定した。

　本紙昨報通り、通報で駆けつけた捜査員に「パソコン画面から手が出ている」と訴えたＡＳＫＡ容疑者の一連の不可解な言動で、幻覚、幻聴、盗聴などの被害妄想などを常に抱く
脳になっていたとみられる。これが専門用語で「勘ぐり」と呼ばれる、薬物中毒者特有の症状だ。頭の中が異常にネガティブな妄想で支配され、言動がおかしくなってしまうのだ。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161201-00000002-tospoweb-ent