中高生７人がコンピュータウイルスを不特定多数に感染させ摘発…病院サーバーにも遠隔操作で侵入

岡山、滋賀県警などは２日までに、病院のサーバーに侵入して管理者ＩＤを入手したとして、
不正アクセス禁止法違反容疑で茨城県古河市、高校１年男子（１５）を逮捕した。

不特定多数のパソコンにコンピューターウイルスを感染させたなどとして、不正指令電磁的
記録共用などの疑いで、この男子を含む大阪、香川など７道府県の男子７人（中学生２人、
高校生５人）を摘発した。

岡山県警によると、高１男子は不正アクセス容疑について「金になりそうな患者の個人情報
を盗み出そうと思った」、ウイルス感染容疑について「自分の力を試したかった」と供述している。
７人は直接の面識がないが、インターネット電話・スカイプなどを通じてウイルスの製造方法
や不正侵入先の情報を共有していたとみられる。

高１男子の逮捕容疑は、９月に滋賀県の病院サーバーに６回侵入し、管理者ＩＤなどを手に
入れた疑い。

６月に自宅パソコンから、動画や画像ファイルを共有できるサイトにコンピューターウイルス
を送信。感染したサイト利用者のパソコンを遠隔操作して入手したパスワードなどを使い、
東京の電子マネー発行・販売会社の認証サーバーに不正にアクセスするなどした疑いも持
たれている。

三重県松阪市の中学３年男子（１５）ら他の６人の摘発容疑は、自宅パソコンからウイルスを
不特定多数のパソコンに送信し、ダウンロードさせるなどした疑い。

岡山県警生活環境課によると３～６月、サイバーパトロール中に１００以上のコンピューター
ウイルスを検出。関係する８道県警で合同・共同捜査に乗り出し、中高生を割り出した。

http://www.sanyonews.jp/article/455334/1/